JP3061774U - 携帯電話機型キ―ホルダ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立部材の一部が取換え可能になっていて、
いつも新鮮味を漂わせることができる携帯電話機型キー
ホルダーを提供する。 【解決手段】 上、下半ケーシング11,12を対向接合し
て、外観が携帯電話機に類似する本体10を形成し、該本
体10前端縁に接合部材20及び携帯電話機のアンテナに似
た飾付け部材30を設けて、該飾付け部材30を他の形態、
模様の飾付け部材30’と取換え得るようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はキーホルダーに関し、特に携帯電話型キーホルダーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

製品の販路を押し広めてより良い販売業績を上げるため、従来から製品につい て絶え間なく設計を更新して、新規性や特殊造型を保たせて消費者の注意を惹く ようにしている。キーホルダーもその例に漏れず、もしも今までの固定不変の形 態・模様を随時変え得るものなら、いつも新鮮味を漂わせて人目を引き、飽きら れることなく何時までも使い続けることができる筈である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

即ち、本考案は、組立部材の一部が取換え可能になっていて、いつも新鮮味を 漂わせることができる携帯電話機型キーホルダーを提供することを目的とする。 上記目的を達成するため、本考案は、上半ケーシングと下半ケーシングを対向 接合してなり、該上半ケーシングが携帯電話機の二分割された表半部形状を呈し て、その前端縁に嵌接部を設けられ、該下半ケーシングが携帯電話機の二分割さ れた裏半部形状を呈して、その前端縁にも上記上半ケーシングの嵌接部と対応す る嵌接部を形成された本体と、 中空管状を呈して、その下半部が上記上、下半ケーシングの両嵌接部を一体螺合 して固接させることができ、その上半部に内向きに両係止つめを対応凸設した接 合部材と、 その上半部が特殊形状のヘッド部を具えて、その下半部が上記接合部材の上半 部内に押入れることができ、該下半部の外周面に互いに対応する軸向き沿いの両 ガイド溝を凹設し、該ガイド溝上端にそれぞれ横向きの係止溝を連接させる飾付 け部材と、 上記本体にリンクされる吊り輪と、 を含んで、適時に該飾付け部材を取換え得るように構成される。

【０００４】 そして、上記上、下半ケーシングの各嵌接部がそれぞれ外周面にねじ山を具え た半筒体を呈して、該上、下半ケーシングを対向接合した際に、該両嵌接部が外 周面に雄ねじ部を具えた一個の完璧な筒状体を呈し、且つ上記接合部材の下半部 内周面に設けられた雌ねじ部が該雄ねじ部に螺定できるようにしたり、上記上半 ケーシングの底面周縁沿いに多数の固定ピンを凸設して、上記下半ケーシングの 上端面周縁沿いに上記上半ケーシングの固定ピンと相対して同数の固定孔を設け 、該固定ピンを該固定孔に嵌挿することにより該上、下半ケーシングをより牢固 に対向接合させるようにしたり、上記下半ケーシングの底面外部にフック部を固 設したり、上記接合部材の外周面に刻付け部を形成したり、上記吊り輪に複数の 嵌着桿を掛設して、各嵌着桿に着脱自在に嵌接座を嵌設させ、該嵌接座に異なる 造型の飾付け部材を嵌着保持させ得るようにしたり、すると一層好ましい。

【０００５】 上記のように構成された本考案は、上半ケーシングの固定ピンなどをそれぞれ 下半ケーシングの固定孔に嵌挿させて、該上、下半ケーシングを係合させ、次に 該上、下半ケーシングの対向接合した両嵌接部が形成する完璧な筒状体の雄ねじ 部に接合部材の雌ねじ部を螺定して、該上、下半ケーシングを離脱不能に牢固に 保持することができる。そして、飾付け部材の両ガイド溝をそれぞれ接合部材の 両係止つめに照準対応させて、該飾付け部材下半部を該接合部上半部内に押込み 、且つ該飾付け部材を所定角度回して、該係止つめを該係止溝内に離脱不能に係 止させて該飾付け部材を取付けることができる。また、本体の飾付け部材を逆向 きに回動して取外し、次に吊り輪に掛設した異なる飾付け部材を取外して、互い に取り換えることができる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を実施の形態に基づいて具体的に説明するが、本考案はこの例だ けに限定されない。

【０００７】 本考案の携帯電話機型キーホルダーは、第1、2図に示す如く、本体10、接合部 材20、飾付け部材30及び吊り輪40により組立てられて、そのうち、 該本体10は、上半ケーシング11と下半ケーシング12を互いに対向接合してなり 、該上半ケーシング11の外観が第1図に示す携帯電話機の表半部形状を呈して、 疑似蛍光表示パネル及び複数の押ボタンなどを具え、その前端縁に嵌接部111を 設けて、該上半ケーシングの底面周縁沿いに多数の固定ピン112及び係止ピン113 を凸設する。該下半ケーシング12の外観は第1図に示す携帯電話機の裏半部形状 を呈して、その前端縁にも上記上半ケーシング11の嵌接部111と対応する嵌接部1 21を形成し、且つその上端面周縁沿いに上記上半ケーシング11の固定ピン112及 び係止ピン113と相対して同数の固定孔122及び挿着孔123を設け、更に該下半ケ ーシング12底面外部にフック部124を固設して、該本体10をより実体の携帯電話 機に類似させる。本実施例において、それら嵌接部111、121はそれぞれ外周面に ねじ山を具えた半筒体を呈して、該上、下半ケーシング11,12を対向接合した際 に、該両嵌接部111,121が外周面に雄ねじ部を具えた一個の完璧な筒状体を形成 する。

【０００８】 該接合部材20は中空管状を呈して、その下半部内周面に丁度該上、下半ケーシ ング11,12の両嵌接部111,121が形成する雄ねじ部と螺合して該上、下半ケーシン グ11,12を牢固に対向接合させる雌ねじ部21を設け、且つその上半部内周面に内 向きに両係止つめ22を対応凸設して、該接合部材20外周面に刻付け部23を形成し て回動するに便利であるようにする。

【０００９】 該飾付け部材30は、その上半部が特殊形状、例えば象頭造型(第3図参照)のよ うなヘッド部31を具えて、本実施例では、恰も携帯電話機のアンテナの如くに半 球面に設計し、その下半部は上記接合部材20の上半部内に押入れることができて 、該下半部の外周面に互いに対応する軸向き沿いの両ガイド溝32を凹設し、該ガ イド溝32上端にそれぞれ横向きの係止溝33を連接させる。

【００１０】 該吊り輪40は、その連結チェーンの環41を上記上半ケーシング11の係止ピン11 3に引掛けて、該上、下半ケーシング11,12の対向接合により該本体10にリンクさ れ、上記フック部124を介してウエストベルトなどの適当な部位に吊掛けること ができる。

【００１１】 以上、本考案の比較的好ましい実施例の各部材の構造及びそれぞれの関連位置 について述べたが、次に、その使用態様を述べるとする。

【００１２】 組立てる時は、第1図に示すように、該吊り輪40の環41を該上半ケーシング11 の係止ピン113と該下半ケーシング12の挿着孔123の間に置いて、次に、上、下半 ケーシング11,12を対向照準して互いに接合させ、この際、上半ケーシング11の 複数の固定ピン112及び係止ピン113をそれぞれ下半ケーシング12の固定孔122及 び挿着孔123に嵌挿させて、該上、下半ケーシング11,12が係合すれば滑り外れな いようにし、且つ該両嵌接部111,121が対向接合して完璧な筒状体の雄ねじ部を 形成すると同時に、該吊り輪40を該本体10に固接させる。続いて、該接合部材20 の雌ねじ部21を本体10の雄ねじ部に螺定して、該上、下半ケーシング11,12を離 脱不能に密接保持し、該接合部材20の刻付け部23が該接合部材20の回動の便を図 る。最後に、該飾付け部材30の両ガイド溝32をそれぞれ接合部材20の両係止つめ 22に照準対応させて、該飾付け部材30下半部を該接合部20上半部内に押込み、且 つ該飾付け部材30を所定角度回して、該係止つめ22を該係止溝33内に離脱不能に 係止させれば組立を完成する。他方、該吊り輪40に同時に複数の嵌着桿42を掛設 して、各嵌着桿42にほぼ短い筒状の嵌接座43を着脱自在に嵌設し、該嵌接座43内 周面に上記係止つめ22と同様な作用を務める係止凸起431を形成して、異なる造 型の飾付け部材30’を嵌着保持させ(第3図参照)、異なる飾付け部材を取換える 場合は、本体10の飾付け部材30を逆向きに回動して取外し、次に吊り輪40に掛設 した異なる飾付け部材30’を取外して、第4図に示すように、互いに取り換えれ ば良い。

【００１３】

【考案の効果】

上記のように構成された本考案は、新規な設計の現代風な携帯電話機型キーホ ルダーであって、随時にアンテナ部位の飾付け部材を取換えることができるので 、従来のキーホルダーにおける固定形態や模様による融通がきかない印象を一掃 できて、いつも新鮮味を漂わせて消費者の注意を引くことができる。また、本考 案は固定ピン及び係止ピンと各固定孔及び挿着孔との対応嵌挿により結合して、 該接合部材を上、下半ケーシングの嵌接部に螺定して該上、下半ケーシングを牢 固に対向接合させているので、取外しが容易で迅速に部材を取換え得る優点を具 えており、例えば、上半ケーシングを適時に色々な異なるカラーに取換え得るよ うにすれば、一層新しい変化を求める潮流に合せることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案における比較的好ましい実施例の立体分
解図。

【図２】上記実施例の側面図。

【図３】上記実施例の応用態様表示図。

【図４】上記実施例が飾付け部材を取換える形態表示
図。

【符号の説明】

10 本体 11 上半ケーシング 12 下半ケーシング 111 嵌接部 20 接合部材 21 雌ねじ部 22 係止つめ 23 刻付け部 30(30') 飾付け部材 31 ヘッド部 32 ガイド溝 40 吊り輪 41 環 42 嵌着桿 43 嵌接座 112 固定ピン 113 係止ピン 121 嵌接部 122 固定孔 123 挿着孔 124 フック部 431 係止凸起

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】上半ケーシングと下半ケーシングを対向接
   合してなり、該上半ケーシングが携帯電話機の二分割さ
   れた表半部形状を呈して、その前端縁に嵌接部を設けら
   れ、該下半ケーシングが携帯電話機の二分割された裏半
   部形状を呈して、その前端縁にも上記上半ケーシングの
   嵌接部と対応する嵌接部を形成された本体と、中空管状
   を呈して、その下半部が上記上、下半ケーシングの両嵌
   接部を一体螺合して固接させることができ、その上半部
   に内向きに両係止つめを対応凸設した接合部材と、 その上半部が特殊形状のヘッド部を具えて、その下半部
   が上記接合部材の上半部内に押入れることができ、該下
   半部の外周面に互いに対応する軸向き沿いの両ガイド溝
   を凹設し、該ガイド溝上端にそれぞれ横向きの係止溝を
   連接させる飾付け部材と、 上記本体にリンクされる吊り輪と、を含んで、適時に該
   飾付け部材を取換え得るようにしてなる携帯電話機型キ
   ーホルダー。
2. 【請求項２】上記上、下半ケーシングの各嵌接部がそれ
   ぞれ外周面にねじ山を具えた半筒体を呈して、該上、下
   半ケーシングを対向接合した際に、該両嵌接部が外周面
   に雄ねじ部を具えた一個の完璧な筒状体を呈し、且つ上
   記接合部材の下半部内周面に設けられた雌ねじ部が該雄
   ねじ部に螺定できるようにしてなる請求項1に記載の携
   帯電話機型キーホルダー。
3. 【請求項３】上記上半ケーシングの底面周縁沿いに多数
   の固定ピンを凸設して、上記下半ケーシングの上端面周
   縁沿いに上記上半ケーシングの固定ピンと相対して同数
   の固定孔を設け、該固定ピンを該固定孔に嵌挿すること
   により該上、下半ケーシングをより牢固に対向接合させ
   るようにしてなる請求項1に記載の携帯電話機型キーホ
   ルダー。
4. 【請求項４】上記下半ケーシングの底面外部にフック部
   を固設してなる請求項１に記載の携帯電話機型キーホル
   ダー。
5. 【請求項５】上記接合部材の外周面に刻付け部を形成し
   てなる請求項1に記載の携帯電話機型キーホルダー。
6. 【請求項６】上記吊り輪に複数の嵌着桿を掛設して、各
   嵌着桿に着脱自在に嵌接座を嵌設させ、該嵌接座に異な
   る造型の飾付け部材を嵌着保持させ得るようにしてなる
   請求項1に記載の携帯電話機型キーホルダー。