JP3088858U - 充電等用プラグ接続部に着脱する携帯電話等用スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 充電等を行うために携帯電話等の下端部など
に形成されている充電等用プラグ接続部に該プラグの接
続端部と同様の構造によって着脱させて使用することの
できる新規な携帯電話等用のスタンド材を提供する。 【構成】 携帯電話等２に充電等を行うためのプラグ部
材の接続端部と同様の構造とされた着脱用部材４と該着
脱用部材４に対して自在に屈曲することができ、略９０
°屈曲した際にその状態を維持する固定部８が設けられ
たスタンド部材６とからなる携帯電話等用スタンド１。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯電話等用のスタンド材に関するものであり、充電等を行うため に携帯電話等の下端部などに形成されている充電等用プラグ接続部に該プラグの 接続端部と同様の構造によって着脱させて使用することのできる新規なスタンド 材を提供しようとするものである。

【０００２】

【従来の技術】

広く一般化している携帯電話等に関して、これを机上などに載置する場合に用 いるスタンド部材としては、携帯電話等とは完全に別体とされた専用スタンドや 携帯電話等の裏面側に貼付けるなどして、必要に応じて広げて使用する一体型ス タンドなどが提案されている。

【０００３】 これらのスタンド部材については、それなりに使い勝手に配慮したり、使用者 の美感や趣味性に応えるためのデザイン上の工夫などが相当に行われている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記したような従来の技術では、携帯電話と別体とされ机上などに置 かれる専用スタンドは携帯性がなく何処であっても使えるようなものではない。

【０００５】 また、携帯電話の裏面に貼付けるなどする一体型スタンドは、携帯性はあるが 薄さやコンパクトさが求められる携帯電話としては望ましいものとは言い難い。

【０００６】 一方、携帯電話下端部などに設けられた充電等用プラグの接続部は、特に該部 分を用いて他機器とのデータのやり取りなどを行うために専用プラグを接続する 場合にはそれなりに強固な連結状態が形成される構造となっているが、この構造 を他の目的に使用するような提案は何等なされていないのが現状である。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記したような従来技術における課題を解消することについて、実 験と検討を繰り返し行い創案されたものであって、携帯電話等の充電等用プラグ 接続部を用いて携帯電話等と一体化され適宜に使用することができるスタンド部 材を提案するものであって、具体的には以下に示す如くである。

【０００８】 （１） 携帯電話等に充電等を行うためのプラグ部材の接続端部と同様の構造と された着脱用部材と該着脱用部材に対して自在に屈曲することができ、略９０° 屈曲した際にその状態を維持する固定部が設けられたスタンド部材とからなるこ とを特徴とする充電等用プラグ接続部に着脱する携帯電話等用スタンド。

【０００９】 （２） スタンド部材がキャラクターの立体的形状を利用したものであることを 特徴とする前記（１）項に記載の充電等用プラグ接続部に着脱する携帯電話等用 スタンド。

【００１０】

【考案の実施の形態】

上記した本考案の具体的な実施形態の若干例に関して、添付図面に示すところ を利用して説明すると以下のとおりである。

【００１１】 図１は、本考案による携帯電話等用スタンド１の１例を示した斜視図である。 すなわち、携帯電話等２の下端部に設けられた充電等用プラグ接続部３に対し て着脱し得る構造とされた着脱用部材４と該着脱用部材４の下側に蝶番式構造５ によって屈曲自在となるようにして取付けられているスタンド部材６とによって 本考案の携帯電話等用スタンド１は成り立っているものである。

【００１２】 スタンド部材６において、実質的にスタンド機能を有することになるスタンド 機能部６ａは、図示のものにおいてはクマのぬいぐるみが座った状態を模した立 体的キャラクター形状７とされているが、該部分はスタンド機能が実現されれば 良いものであるから必ずしもキャラクター形状を採用しなくても良く、また、立 体的キャラクター形状７を採用する場合にもスタンド機能が実現されるものであ ればその姿勢等の形状は自由に選択することができる。

【００１３】 上記したように、スタンド部材６は蝶番式構造５の如きを利用して着脱用部材 ４に対して屈曲自在なものとされ、特に携帯電話等用スタンド１として機能させ る場合には図示のように略９０°の屈曲を施した状態で使用するものであるが、 このスタンド機能が実現されている状態を略固定的に維持するために着脱用部材 ４の端部による押圧を受けて固定する固定部８として切欠部の如きが形成される べきである。プラスチック樹脂などの素材で形成される本考案の携帯電話等用ス タンド１であれば、このような固定部８によって略９０°屈曲された着脱用部材 ４が適切に保持固定されることとなり、スタンド機能が維持されるものである。

【００１４】 なお、この際には固定部８である切欠部分に着脱用部材４の端部が嵌まり込む ことになるので、９０°を若干超えた屈曲状態となるが、これによって携帯電話 等２はスタンド部材６側に寄りかかった状態となるので、より安定したスタンド 機能が実現されることになる。但し、固定部８の形態はこのように切欠部分を利 用するものに限定されるわけではなく、公知の様々な手法を採用し得るが、でき る限りシンプルなものを選択すべきである。

【００１５】 また、着脱用部材４には携帯電話等２を適切に保持するための突部９、９が形 成されている。この突部９、９は、携帯電話等２の下端部などに設けられている 充電等用プラグの接続部３に形成されているプラグ挿入部３ａに挿入することで 着脱用部材４に対して携帯電話等２を適確に保持させるものである。このような 突部９、９のサイズや間隔は携帯電話等２の機種などによって若干の相違はある ものの概ねは共通するものとなっている。したがって、すべての機種に共通して 使用することが困難であるとしても、適用可能な機種を明記するなどして製品化 すれば使用者にとって不都合が生じることは防止できるものである。

【００１６】 もちろん、本考案においては充電作業やデータ交換作業などを行うものではな いので、そのための電気的接触関係などは何等形成されていない。充電等用プラ グによる携帯電話等２への略固定的な接続関係の形成手法を携帯電話等用スタン ド１のために応用したことが本考案における技術的特質と理解されるべきである 。

【００１７】 図２は、本考案の携帯電話等用スタンド１への携帯電話等２のスタンド材とし ての接続関係と着脱用部材４とスタンド部材６との相互的屈曲関係を側面図的に 示したものである。

【００１８】 ここに示すように、プラグ挿入部３ａに突部９、９が押圧挿入されることで携 帯電話等２は着脱用部材４に対して略固定的に保持される（本考案のスタンド１ が携帯電話等２の下端部に略固定保持される）ことが理解され、スタンド部材６ を略９０°屈曲させて固定部８によりこの状態を維持させることで適切な携帯電 話等用スタンド１としての使用が可能となるものである。

【００１９】 また、図３は、上記してきたような本考案による携帯電話等用スタンド１を実 際に携帯電話等２の下端部の充電等用プラグ接続部３に取付けてスタンド部材と して使用している状態を示した斜視図である。

【００２０】 スタンド機能を満たすためには図示程度のサイズで十分であり、したがって、 本考案の携帯電話等用スタンド１はこれを携帯電話等２に取付けたままであって もその使用や携行に何等支障を生じるものではないことが理解される。

【００２１】 また、スタンド部材６は略９０°屈曲させることでスタンド機能を果たすよう になれば良いのであるから、前記したように立体的キャラクター形状７を採用す ることは本考案において必須要件ではないが、本考案品の利用者などに採ってそ の美感や趣味性を満足させるために有用であることが理解されるべきである。し たがって、立体的キャラクター形状７は図示のクマのぬいぐるみ形状に限定され るものではなく、美感や趣味性を反映する様々な形状等が選択されるべきである 。

【００２２】

【考案の効果】

以上説明したような本考案によるならば、携帯電話等下端部の充電用等プラグ 接続部において可能な略固定的接続関係を利用した従来にない新しい方式の携帯 電話等用スタンドを提供できるものであり、シンプルな構成で携帯性にも優れし かも利用者などの美感や趣味性をも反映した新商品として提案できるものである から、工業的にその価値が高い考案であると理解される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による携帯電話等用スタンドの１例を示
した斜視図である

【図２】本考案の携帯電話等用スタンドへの携帯電話等
のスタンド材としての接続関係と着脱用部材とスタンド
部材との相互的屈曲関係を側面図的に示した説明図であ
る。

【図３】本考案による携帯電話等用スタンドを実際に携
帯電話等の下端部の充電等用プラグ接続部に取付けてス
タンド部材として使用している状態を示した斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ 携帯電話等スタンド ２ 携帯電話等 ３ 充電等用プラグ接続部 ３ａ プラグ挿入部 ４ 着脱用部材 ５ 蝶番式構造 ６ スタンド部材 ６ａ スタンド機能部 ７ 立体的キャラクター形状 ８ 固定部 ９ 突部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 携帯電話等に充電等を行うためのプラグ
   部材の接続端部と同様の構造とされた着脱用部材と該着
   脱用部材に対して自在に屈曲することができ、略９０°
   屈曲した際にその状態を維持する固定部が設けられたス
   タンド部材とからなることを特徴とする充電等用プラグ
   接続部に着脱する携帯電話等用スタンド。
2. 【請求項２】 スタンド部材がキャラクターの立体的形
   状を利用したものであることを特徴とする請求項１に記
   載の充電等用プラグ接続部に着脱する携帯電話等用スタ
   ンド。