JP3077224U - 携帯電話機用スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】携帯電話機Ｐの表面に接着する固定板１
と、この固定板１に連結されて携帯電話機Ｐを支持する
帯板状の支持脚３とを設ける。支持脚３の端部と固定板
１とを連結する連結体２を設ける。この連結体２は、連
結体２の中央に開口した連結穴２Ａに、支持脚３の端部
に設けた略球状の連結端３Ａを嵌合したユニバーサルジ
ョイント構造とする。支持脚３を、携帯電話機Ｐの表面
に重なる重合部３Ｃと、この重合部３Ｃと前記連結端３
Ａを連結する側面略円弧形状を成した連結部３Ｂとで形
成する。支持脚３を販売促進用の商品形状に似せて形成
する。 【効果】携帯電話機を色々な角度で支持することが可能
になる。操作の妨げにならないように装着できる。デザ
イン性に優れ、装飾品や販売促進用の商品としても利用
できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯電話機に貼り付けて、携帯電話機を色々な角度で支持すること ができる携帯電話機用スタンドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の携帯電話機用スタンドとして、実用新案登録第3069651 号公報 に記載された携帯電話スタンド兼用クリップが考案されている。このクリップは 携帯電話機の裏側に基板を固定し、上下に揺動する脚部をこの基板に連結すると 共に、この脚部にクリップ状の屈折部を設けたものである。そして、携帯電話機 用スタンドとして使用する場合は、携帯電話機の裏側下部に重ねていた脚部を、 適当な角度に開くことで携帯電話機自立できるようにしている。また、クリップ として使用する場合は、脚部を180 度開いて携帯電話機の裏側上部に重ね、脚部 の屈折部を任意の場所に係止するものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このような携帯電話機用スタンドによると、スタンドとクリップとの二通りに 使用できる利便性があるものの、携帯電話機を自在な角度で支持することができ ない構造になっている。すなわち、携帯電話機の裏側下部に重ねていた脚部を適 当な角度に開くと、携帯電話機を自立させることは可能であるが、携帯電話機を 横向きに支持することはできない。例えば、自動車等の揺れる車内において携帯 電話機をハンズフリーの状態で支持しようとする場合、横向きで支持すると安定 するが、自立させた状態では極めて安定性が悪くなる不都合があった。従来の携 帯電話機用スタンドでは、このように横向きで支持することはできない。

【０００４】 また、携帯電話機は受信時や送信時の操作性が大事な機能であるから、この種 のスタンドは、操作の妨げになってはいけない。しかも、一般的な傾向として、 携帯電話機にストラップなどを装着して携帯電話機を装飾する使用者も多いので 携帯電話機に装着するこの種の付属品は、デザイン性に優れたものがより好まし い。

【０００５】 そこで本考案は上述の課題を解消すべく案出されたもので、携帯電話機を色々 な角度で支持することが可能になり、操作の妨げにならないように装着でき、デ ザイン性に優れて装飾品や販売促進用の商品としても利用可能な携帯電話機用ス タンドの提供を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成すべく本考案の第１の手段は、携帯電話機Ｐの表面に接着す る固定板１と、この固定板１に連結されて携帯電話機Ｐを支持する支持脚３と、 支持脚３の端部と固定板１とを連結する連結体２とから成り、この連結体２は、 連結体２の中央に開口した連結穴２Ａに、支持脚３の端部に設けた略球状の連結 端３Ａを嵌合したユニバーサルジョイント構造とする。

【０００７】 第２の手段は、支持脚３を、携帯電話機Ｐの表面に重なる帯板状の重合部３Ｃ と、この重合部３Ｃと前記連結端３Ａを連結する側面略円弧形状を成した連結部 ３Ｂとで形成するものである。

【０００８】 更に、第３の手段は、前記連結端３Ａと、連結部３Ｂと、重合部３Ｃとからな る板状の支持脚３を、販売促進用の商品形状に模して形成する。

【０００９】 そして、第４の手段は、支持脚３をペットボトル形状に模して形成したことを 課題解消のための手段とする。

【００１０】 本考案によると、ユニバーサルジョイント構造の連結体２によって携帯電話機 Ｐに連結された支持脚３は、携帯電話機Ｐをあらゆる角度で支持することができ る。また、支持脚３の重合部３Ｃと連結部３Ｂとによって、不使用時の支持脚３ を携帯電話機Ｐの表面に重ねておくと、操作等の妨げにならない。更に、支持脚 ３を販売促進用の商品形状に似せて形成することにより、ユニークなデザインを 有する携帯電話機用スタンドを提供できる。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、図面を参照して本考案の実施の形態を詳細に説明する。本考案の主要構 成は、固定板１、連結体２、支持脚３の各構成から成る。

【００１２】 固定板１は、携帯電話機Ｐの表面、例えば裏側中央等の表面に接着する。図示 例は、固定板１の接着面に接着剤１Ａと剥離紙１Ｂを備えている（図３参照）。 そして、使用の際に、接着剤１Ａから剥離紙１Ｂを除去して携帯電話機Ｐの適位 置に接着するものである。また、固定板１の固定手段は、図示例に限らず、他の 周知手段を選択してもよい。

【００１３】 連結体２は、固定板１と支持脚３とを連結する構造であり、連結体２の中央に 開口した連結穴２Ａに、支持脚３の端部に設けた略球状の連結端３Ａを嵌合した ユニバーサルジョイント構造とする。図示の連結凹部２Ａは、連結体２の中央部 のみを肉厚に形成し、この肉厚部分に連結凹部２Ａを形成しているが、連結体２ 全体を肉厚に形成して連結凹部２Ａを形成してもよい。また、連結体２と別体の 連結体２を形成して固定板１に接着することも可能である（図示せず）。更に、 連結凹部２Ａの形状は、連結凹部２Ａ全体を連結端３Ａに嵌合する凹状に形成す る他、連結凹部２Ａの開口部が連結端３Ａを挟着する構造でもよい。そして、連 結体２や連結端３Ａをプラスチック等で形成すると、略球状の連結端３Ａを連結 凹部２Ａに着脱自在に連結することができる。

【００１４】 支持脚３は、携帯電話機Ｐを支持するもので、連結体２によって固定板１に連 結されている。この支持脚３は更に、連結端３Ａと連結部３Ｂと重合部３Ｃとで 構成されている。連結部３Ｂは、連結端３Ａと重合部３Ｃとを連結する部分で、 携帯電話機Ｐの表面に重なる帯板状の重合部３Ｃから、側面略円弧形状にかけて 略アーチ状に屈曲形成している（図４参照）。このように連結部３Ｂを屈曲する ことで、重合部３Ｃと携帯電話機Ｐとを密接に重ねることができる。

【００１５】 そして、前記連結端３Ａと、連結部３Ｂと、重合部３Ｃとからなる板状の支持 脚３を、販売促進用の商品形状に似せて形成する。図示の支持脚３は、正面から 見るとペットボトル形状に見えるように形成している（図２参照）。すなわち、 連結端３Ａをペットボトルの口部とし、連結部３Ｂと重合部３Ｃをペットボトル の胴部としている。このように支持脚３を商品形状に似せて形成する場合は、支 持脚３の表面に任意の文字図形などを施してもよい（図示せず）。

【００１６】

【考案の効果】

本考案は上述の如く構成したことにより、当初の目的を達成した。

【００１７】 すなわち、携帯電話機Ｐの表面に接着する固定板１と、この固定板１に連結さ れて携帯電話機Ｐを支持する帯板状の支持脚３と、支持脚３の端部と固定板１と を連結する連結体２とから成り、この連結体２は、連結体２の中央に開口した連 結凹部２Ａに、支持脚３の端部に設けた略球状の連結端３Ａを嵌合したユニバー サルジョイント構造としたことで、携帯電話機Ｐをあらゆる角度で支持すること が可能になった。この結果、携帯電話機Ｐを、例えば縦向きや横向きなど好きな 角度で支持できるので、自動車や列車の車内等の揺れる環境でも安定性を保ちな がら携帯電話機Ｐを支持することができる。また、折りたたみタイプの携帯電話 機Ｐのように、異なった形状の携帯電話機Ｐにも利用することが可能であるなど 汎用性にも優れている。

【００１８】 また、支持脚３を、携帯電話機Ｐの表面に重なる重合部３Ｃと、この重合部３ Ｃと前記連結端３Ａを連結する側面略円弧形状を成した連結部３Ｂとで構成して いるから、不使用時の支持脚３を携帯電話機Ｐの表面に重ねておくことができ、 操作等の妨げにならず、使用中も違和感を感じることが少ない。

【００１９】 そして、連結端３Ａと、連結部３Ｂと、重合部３Ｃとからなる板状の支持脚３ を、販売促進用の商品形状に似せて形成したことで、本考案携帯電話機用スタン ドをユニークなデザインに形成することができる。したがって、この優れたデザ イン性が利用者の興味を惹き、本考案携帯電話機用スタンドを販売促進用の商品 として利用することが可能である。

【００２０】 更に、支持脚３をペットボトル形状に模して形成したことで、ユニークで馴染 み易いデザインとなり、アクセサリー等としても好適である。

【００２１】 このように本考案によると、携帯電話機を色々な角度で支持することが可能に なり、操作の妨げにならないように装着でき、デザイン性に優れて装飾品や販売 促進用の商品としても利用可能であるなどといった有益な種々の効果を奏するも のである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す使用状態の側面図であ
る。

【図２】本考案の一実施例を示す使用状態の正面図であ
る。

【図３】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。

【図４】本考案の連結体の一実施例を示す側面図であ
る。

【符号の説明】

Ｐ 携帯電話機 １ 固定板 １Ａ 接着剤 １Ｂ 剥離紙 ２ 連結体 ２Ａ 連結凹部 ３ 支持脚 ３Ａ 連結端 ３Ｂ 連結部 ３Ｃ 重合部

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 携帯電話機の表面に接着する固定板と、
   この固定板に連結されて携帯電話機を支持する支持脚
   と、支持脚の端部と固定板とを連結する連結体とから成
   り、この連結体は、連結体の中央に開口した連結穴に、
   支持脚の端部に設けた略球状の連結端を嵌合したユニバ
   ーサルジョイント構造であることを特徴とする携帯電話
   機用スタンド。
2. 【請求項２】 前記支持脚は、携帯電話機の表面に重な
   る帯板状の重合部と、この重合部と前記連結端を連結す
   る側面略円弧形状を成した連結部とから成る請求項１記
   載の携帯電話機用スタンド。
3. 【請求項３】 前記連結端と、連結部と、重合部とから
   成る支持脚を販売促進用の商品形状に模して形成した請
   求項１又は２記載の携帯電話機用スタンド。
4. 【請求項４】 前記支持脚をペットボトル形状に模して
   形成した請求項１乃至３いずれか記載の携帯電話機用ス
   タンド。