JP3061710U

JP3061710U - 多連棟型温室の天窓開閉装置

Info

Publication number: JP3061710U
Application number: JP1999000996U
Authority: JP
Inventors: 正行山城
Original assignee: 渡辺パイプ株式会社
Priority date: 1999-02-26
Filing date: 1999-02-26
Publication date: 1999-09-24
Anticipated expiration: 2005-02-26

Abstract

(57)【要約】【目的】多連棟型温室に換気用回転天窓を多数装備し、
トラス梁に駆動モーターや駆動シャフトなどを設置して
採光をよくし、簡単な操作によって全ての天窓が一斉に
開閉でき、多連棟型温室内の微妙な温度調節や湿度調節
を確実に行える換気用天窓開閉装置を提供する。【構成】多連棟型温室の各屋根片面に多数の回転天窓枠
を連続して設け、その多数の天窓を１つの駆動モーター
によって一斉に開閉できる多連棟型温室の天窓開閉装置
において、前記温室の構造材であるトラス梁上に設置さ
れた前記駆動モーターによって駆動される回転駆動シャ
フトに多数のピニオンを間隔をおいて取付け、そのピニ
オンと噛み合うラックを備えたスライド棒を前記回転駆
動シャフトに直交するように多数配設し、前記各スライ
ド棒に回転天窓枠を開閉できる突き上げ棒を間隔をおい
て多数回動可能に取り付け、さらに前記回転駆動シャフ
トおよび全てのスライド棒は前記トラス梁上に設置し
た。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は多連棟型温室の多数の天窓枠を一斉に開閉する多連棟型温室の天窓開閉装置に係り、特に多連棟型温室の各屋根片面に天窓枠を連続して設けた多連棟型温室の多数の天窓を１つの駆動モーターによって一斉に開閉できるようにした多連棟型温室の換気用天窓開閉装置に関する。

【０００２】

【従来技術】

近年、各種野菜、果物などの促成栽培が盛んに行なわれるようになり、ビニールハウスの必要性が一段と増しており、このようなビニールハウス建設のために種々の現場における作業性の向上に注目したものが考案されるようになった。最近では栽培植物の成育をよくするために屋根に採光のよいポリオレフィン系フィルムなどの材料を使用したり、ハウス内の温度調節や湿度調節を可能とする装置が開発されている。例えば、ビニールハウス内の温度調節や湿度調節を行なうために登録実用新案第３０１５３０１号公報によって提案されたビニールハウス妻面用窓装置１は、外枠２と回転窓枠３とからなっており、外枠２は上方裏側に一対の細溝６Ｂにより形成された係止用の膨出縁部６Ａが長手方向に形成され、下方に弯曲縁５を有する上部材６と、下方裏側に一対の細溝９Ｂにより形成された係止用の突出縁９Ａが長手方向に設けられ、上方に回転窓枠３の下部を係止する折曲縁８を有する下部材９と、両側縦部材１１とからなっている。

【０００３】一方、回転窓枠３は上方に弯曲縁１２を有し、下方に折曲縁１４をそれぞれ具備した上部材１５と、上方に折曲縁１６を有する下部材１８と、両側縦部材２０とからなっている。なお、上記上部材１５と下部材１８および両側縦部材２０にはビニールシート取付け溝１３，１７，１９が表面にそれぞれ形成されている。したがって、外枠２の弯曲縁５と回転窓枠３の弯曲縁１２とを係合して外枠２に回転窓枠３を容易に回動可能に取り付けることができるというものであり、ビニールハウス妻面の妻柱の任意の位置に窓装置を容易に取り付けることができ、かつ鉤つき操作棒の簡単な操作によって開閉の微妙な調整ができるから、ビニールハウス内空気の繊細な温度調節や湿度調節が容易に行うことができるというものである。

【０００４】一方、実公平４−１７６９９号公報によって提案された天窓の開閉装置は、母屋材１がアーチ状パイプ２に架設され、母屋材１にヒンジ部たる蝶番３を介して天窓枠Ａが回転自在に結合されている。この天窓枠Ａは天窓枠本体４と天窓枠本体４に一体に結合したアーム５からなっており、天窓枠本体４にはアーム５が設けられ、このアーム５の一端は天窓枠本体４と反対方向に延びている。このアーム５には任意の間隔を置いて緩衝部材たる二つのばね部材、すなわち、コイルスプリング６，７が設けられ、各コイルスプリング６，７には動力伝達部材たるチェーン８の端部がそれぞれ結合されている。チェーン８は駆動部材たる回転自在なシャフト９に設けたスプロケット１０に支持されている。

【０００５】そして、上記回転シャフト９を時計方向に回転するとチェーン８がスプロケット１０に支持されながら時計方向に移動し、アーム５の右端部と天窓枠本体４が時計方向に引張られ、蝶番３を支点にして天窓枠本体４が閉じる。また、回転シャフト９を反時計方向に回転するとチェーン８が反時計方向に移動し、アーム５の左端部が引張られ、天窓枠本体４が蝶番３を支点にして開くというものである。

【０００６】また、登録実用新案第３０２９７８１号公報によって提案されたビニールハウス用スライド窓装置は、図４に示すようにビニールハウスにおける天井部Ａの構造材であるアーチ状パイプ１にローラ２を介して摺動可能に下桟ガイド金具３が設けられ、その下桟ガイド金具３にシート固定用下桟４が固定されている。このシート固定用下桟４の一端には幅広の連結部５を介して蟻溝状下桟部６が設けられている。そして上記アーチ状パイプ１の天井部に固定金具により取り付けた上側シート受け材７に波形線材８によって定着された換気用シート９の下縁部を前記シート固定用下桟４の蟻溝状下桟部６に波形線材８によって定着させ、そのシート固定用下桟４には換気用シート９を整然とたくし上げるための針金状の外側シート寄せ金具１０と内側シート寄せ金具１１とが上記幅広の連結部５の前後に向かい合うように取付けられている。

【０００７】そして、シート固定用下桟４の他端にはブラケット１２にラック棒１３の一端を枢着し、そのラック棒１３のラック１３Ａは駆動用シャフト１４に固定されたピニオンギア１５と噛み合わせ、この駆動用シャフト１４には端部にチェーン駆動装置１６を具備させてある。そして、このチェーン駆動装置１６には減速用のギアが内蔵され、そのギアを介してチェーン１７の操作により上記ピニオンギア１５を回転させることができ、これと噛み合うラック１３Ａを前後方向に移動させることができる。

【０００８】したがって、前記上側シート受け材７とハウスの下側シート受け材１８との間に差し渡されたシート押え紐１９によって換気用シート９およびシート固定用下桟４が常に規制される状態にされているためチェーン１７の操作により上記ラック棒１３が斜め前方に押し出された場合には、シート固定用下桟４がアーチ状パイプ１に沿うて斜め前方に押し出されるが、その際シート押え紐１９によって規制されているためにラック１３に枢着されたシート固定用下桟４が必然的にハウスの下側シート受け材１８に乗り上げ、さらに押されるとシート押え紐１９によって下側シート受け材１８に密着した全閉塞位置で停止する。その際ラック棒１３が下方に曲がっていると、シート固定用下桟４の下側シート受け材１８への乗り上げ、押し付けがより円滑となり、相互の密閉度が一層よくなるというものである。

【０００９】一方、従来の多連棟型温室の天窓開閉装置には、短枠の開閉窓枠を温室の屋根両側に１つおきにチドリ状に配置してそれぞれの天窓枠の開閉装置を設けた温室の合掌部分に減速機、駆動シャフト、ラックとピニオンをセットにしてそれぞれ設置したものもある。

【００１０】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来の多連棟型温室の天窓開閉装置では合掌部分に設けた駆動装置の影によって採光の減少という大きな問題があり、それぞれの開閉窓枠に駆動装置をそれぞれセットにして設置しなければならないため、その設置作業と設置コストも多大な負担となる。一方、実公平４−１７６９９号公報によって提案された天窓の開閉装置は、天井部分に母屋材からなる枠体と天窓枠とが必要であり、構造とその取付けが複雑で、しかも重量も大きく、さらに重量の大きい天窓枠はチェーン操作によっても構造上正確に開閉できず、特に全閉塞時に隙間があって密閉度がわるく、そのためビニールハウス内の温度調節や湿度調節を確実に行なえないという欠点があった。

【００１１】また、登録実用新案第３０２９７８１号公報によって提案されたビニールハウス用スライド窓装置は、ビニールハウスを構成する構造材であるアーチ状パイプの任意の場所にはスライド窓装置を容易に装着できるが、多連棟型温室の換気用回転天窓には適用できるものではなかった。そこで、多連棟型温室は日光の透過量や保温効果がよく植物の促成栽培に非常に効果的なために最近になって盛んに使用されるようになったが、この多連棟型温室において簡単な操作によって全ての天窓が一斉に開閉でき、しかも多連棟型温室内の微妙な温度調節や湿度調節を確実に行える換気用回転天窓開閉装置の開発が特に要望されている。

【００１２】本考案は上記の事情に鑑みてなされたものであり、多連棟型温室に換気用回転天窓を多数装備し、特に多連棟型温室を構成する構造材であるトラス梁に駆動モーターや駆動シャフトなどを設置して採光をよくし、全閉塞時の密閉度がよい回転式天窓に容易に装着でき、かつ簡単な操作によって全ての天窓を一斉に開閉でき、しかも多連棟型温室内の微妙な温度調節や湿度調節を確実に行える多連棟型温室の換気用天窓開閉装置を提供することを目的としている。

【００１３】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記の目的を達成するために、多連棟型温室の屋根に多数の回転天窓枠を連続して設け、その多数の天窓を１つの駆動モーターによって一斉に開閉できる多連棟型温室の天窓開閉装置において、前記駆動モーターによって駆動される回転駆動シャフトに多数のピニオンを間隔をおいて取付け、そのピニオンと噛み合うラックを備えたスライド棒を前記回転駆動シャフトに直交するように多数配設し、前記スライド棒に回転天窓枠を開閉させる突き上げ棒を間隔をおいて多数取り付けたことを特徴としている。

【００１４】また、多連棟型温室の各屋根片面に多数の回転天窓枠を連続して設け、その多数の天窓を１つの駆動モーターによって一斉に開閉できる多連棟型温室の天窓開閉装置において、前記温室の構造材であるトラス梁上に設置された前記駆動モーターによって駆動される回転駆動シャフトに多数のピニオンを間隔をおいて取付け、そのピニオンと噛み合うラックを備えたスライド棒を前記回転駆動シャフトに直交するように多数配設し、前記各スライド棒に回転天窓枠を開閉させる突き上げ棒を間隔をおいて多数回動可能に取り付けたことを特徴としている。

【００１５】さらに、多連棟型温室の各屋根片面に多数の回転天窓枠を連続して設け、その多数の天窓を１つの駆動モーターによって一斉に開閉できる多連棟型温室の天窓開閉装置において、前記温室の構造材であるトラス梁上に設置された前記駆動モーターによって駆動される回転駆動シャフトに多数のピニオンを間隔をおいて取付け、そのピニオンと噛み合うラックを備えたスライド棒を前記回転駆動シャフトに直交するように多数配設し、前記各スライド棒に回転天窓枠を開閉できる突き上げ棒を間隔をおいて多数回動可能に取り付け、さらに前記回転駆動シャフトおよび全てのスライド棒は前記トラス梁上に設置したことを特徴としている。

【００１６】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の実施の形態について説明すると、多連棟型温室の各屋根片面に多数の回転天窓枠を連続して設け、その多数の天窓を１つの駆動モーターによって一斉に開閉させるために温室の構造材であるトラス梁上に駆動モーターを設置し、その駆動モーターによって駆動される回転駆動シャフトに多数のピニオンを各回転天窓枠に対応するように間隔をおいて取付け、そのピニオンと噛み合うラックを備えたスライド棒を前記回転駆動シャフトに直交するように多数配設し、前記各スライド棒に各回転天窓枠を開閉できる突き上げ棒をそれぞれの天窓枠に対応する間隔で多数回動可能に取り付けてあるから、前記駆動モーターを駆動させると回転駆動シャフトが一方向に回転し、同時に駆動シャフトの多数のピニオンが一斉に回転する。

【００１７】そのためこの回転する各ピニオンと噛み合うラックを備えたスライド棒が一方向に摺動するから、このスライド棒の摺動によって突き上げ棒が各回転天窓枠を一斉に突き上げて各回転天窓枠を一斉に開かせる。また、前記駆動モーターを逆回転させると回転駆動シャフトが反対方向に回転し、同時に駆動シャフトの多数のピニオンが一斉に反対方向に回転する。したがって、この逆回転する各ピニオンと噛み合うラックを備えたスライド棒が反対方向に摺動するから、このスライド棒の摺動によって突き上げ棒が各回転天窓枠を一斉に引下げて各回転天窓枠を一斉に閉じる。

【００１８】そして、上記回転天窓枠の開閉は回転するピニオンと噛み合うラックとによって行なわれるから、回転式天窓の全閉塞時の密閉度がよく、かつ駆動モーターの簡単な操作によって全ての天窓が一斉に開閉でき、しかも開き度の微妙な調節が可能であるから、多連棟型温室内の微妙な温度調節や湿度調節を確実に行える。さらに、前記回転駆動シャフトおよび全てのスライド棒は前記トラス梁上に設置したから、広い温室内に余分な影ができず採光がよくなり栽培植物の成育をよくする。

【００１９】

【実施例】

次に、本考案に係る多連棟型温室の天窓開閉装置の一実施例について図面を参照して説明すると、図１は本実施例の正面図、図２は本実施例の斜視図、図３は本実施例の一部拡大正面図である。図において、多連棟型温室Ｐの各屋根を構成する垂木２０の各合掌部２１の片面に沿って多数の回転天窓枠２２を連続して前記合掌部２１に回動可能に設け、その多数の天窓枠２２を一斉に開閉するための駆動モーター２３と減速機２３Ａを温室Ｐの構造材であるトラス梁２４上に設置し、その駆動モーター２３によって駆動されるトラス梁２４上に設置した回転駆動シャフト２５に多数のピニオン２６を各回転天窓枠２２に対応するように間隔をおいて取付ける。

【００２０】そして、ピニオン箱２６Ａ内のピニオン２６と噛み合うラック２７を備えたスライド棒２８を前記回転駆動シャフト２５に直交するようにトラス梁２４上に摺動可能に多数配設し、前記各スライド棒２８に各回転天窓枠２２を開閉できる突き上げ棒２９をそれぞれの天窓枠２２に対応する間隔で多数回動可能に取り付けてあるから、前記駆動モーター２３を駆動させると回転駆動シャフト２５が一方向に回転し、同時に駆動シャフト２５の多数のピニオン２６が一斉に回転する。したがって、この回転する各ピニオン２６と噛み合うラック２７を備えたスライド棒２８が一方向に摺動するから、このスライド棒２８の摺動によって突き上げ棒２９が各回転天窓枠２２を一斉に突き上げて各回転天窓枠２２を一斉に開かせる。

【００２１】また、前記駆動モーター２３を逆回転させると回転駆動シャフト２５が反対方向に回転し、同時に駆動シャフト２５の多数のピニオン２６が一斉に反対方向に回転する。したがって、この逆回転する各ピニオン２６と噛み合うラック２７を備えたスライド棒２８が反対方向に摺動するから、このスライド棒２８の摺動によって突き上げ棒２９が各回転天窓枠２２を一斉に引下げて各回転天窓枠２２を一斉に閉じる。

【００２２】したがって、本実施例によれば回転天窓枠２２の開閉は１つの駆動モーター２３によって回転するピニオン２６と噛み合うラック２７とによって行なわれるから、回転式天窓の全閉塞時の密閉度がよく、かつ１つの駆動モーターの簡単な操作によって全ての天窓が一斉に開閉でき、しかも開き度の微妙な調節が可能であるから、多連棟型温室Ｐ内の必要な温度調節や湿度調節が確実に行える。また、多連棟型温室Ｐの各屋根片面に多数の回転天窓枠を連続して設け、その多数の天窓を１つの駆動モーターによって一斉に開閉できるようにしたから雨天時にも多少の開閉が可能である。

【００２３】

【考案の効果】

上述した本考案によれば、多連棟型温室の各屋根片面に多数の回転天窓枠を連続して設け、その多数の天窓を１つの駆動モーターによって一斉に開閉する駆動モーターを温室の構造材であるトラス梁上に設置し、その駆動モーターによって駆動される回転駆動シャフトに多数のピニオンを各回転天窓枠に対応するように間隔をおいて取付け、そのピニオンと噛み合うラックを備えたスライド棒を前記回転駆動シャフトに直交するように多数配設し、前記各スライド棒に各回転天窓枠を開閉できる突き上げ棒をそれぞれの天窓枠に対応する間隔で多数回動可能に取り付けてあるから、前記駆動モーターを駆動させることによって回転駆動シャフトを正逆回転させることができ、同時に駆動シャフトの多数のピニオンも一斉に正逆回転させることができる。

【００２４】したがって、この正回転する各ピニオンと噛み合うラックを備えたスライド棒が一方向に摺動するから、このスライド棒の摺動によって突き上げ棒が各回転天窓枠を一斉に突き上げて各回転天窓枠を一斉に開かせることができるとともに、反対に前記駆動モーターを逆回転させると回転駆動シャフトが反対方向に回転し、同時に駆動シャフトの多数のピニオンを一斉に反対方向に回転させるから、この逆回転する各ピニオンと噛み合うラックを備えたスライド棒が反対方向に摺動し、このスライド棒の摺動によって突き上げ棒が各回転天窓枠を一斉に引下げて各回転天窓枠を一斉に閉じることができる。

【００２５】さらに、上記回転天窓枠の開閉は１つの駆動モーターによって回転するピニオンと噛み合うラックとによって行なわれるから、回転式天窓の全閉塞時の密閉度がよく、かつ１つの駆動モーターの簡単な操作によって全ての天窓が一斉に開閉でき、しかも開き度の微妙な調節が可能であるから、多連棟型温室内の必要な温度調節や湿度調節が確実に行える。また、多連棟型温室の各屋根片面に多数の回転天窓枠を連続して設け、その多数の天窓を１つの駆動モーターによって一斉に開閉できるようにしたから雨天時にも多少の開閉が可能である。しかも、前記回転駆動シャフトおよび全てのスライド棒は前記トラス梁上に設置したから、広い温室内に余分な影ができず採光がよくなり栽培植物の成育を向上させる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例の正面図である。

【図２】本実施例の斜視図である。

【図３】本実施例の一部拡大正面図である。

【図４】従来例の斜視図である。

【符号の説明】

２０垂木２１合掌部２２天窓枠２３駆動モーター２３Ａ減速機２４トラス梁２５回転駆動シャフト２６ピニオン２６Ａピニオン箱２７ラック２８スライド棒２９突き上げ棒Ｐ多連棟型温室

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】多連棟型温室の屋根に多数の回転天窓枠
を連続して設け、その多数の天窓を１つの駆動モーター
によって一斉に開閉できる多連棟型温室の天窓開閉装置
において、前記駆動モーターによって駆動される回転駆
動シャフトに多数のピニオンを間隔をおいて取付け、そ
のピニオンと噛み合うラックを備えたスライド棒を前記
回転駆動シャフトに直交するように多数配設し、前記ス
ライド棒に回転天窓枠を開閉させる突き上げ棒を間隔を
おいて多数取り付けたことを特徴とする多連棟型温室の
天窓開閉装置。
【請求項２】多連棟型温室の各屋根片面に多数の回転
天窓枠を連続して設け、その多数の天窓を１つの駆動モ
ーターによって一斉に開閉できる多連棟型温室の天窓開
閉装置において、前記温室の構造材であるトラス梁上に
設置された前記駆動モーターによって駆動される回転駆
動シャフトに多数のピニオンを間隔をおいて取付け、そ
のピニオンと噛み合うラックを備えたスライド棒を前記
回転駆動シャフトに直交するように多数配設し、前記各
スライド棒に回転天窓枠を開閉させる突き上げ棒を間隔
をおいて多数回動可能に取り付けたことを特徴とする多
連棟型温室の天窓開閉装置。
【請求項３】多連棟型温室の各屋根片面に多数の回転
天窓枠を連続して設け、その多数の天窓を１つの駆動モ
ーターによって一斉に開閉できる多連棟型温室の天窓開
閉装置において、前記温室の構造材であるトラス梁上に
設置された前記駆動モーターによって駆動される回転駆
動シャフトに多数のピニオンを間隔をおいて取付け、そ
のピニオンと噛み合うラックを備えたスライド棒を前記
回転駆動シャフトに直交するように多数配設し、前記各
スライド棒に回転天窓枠を開閉できる突き上げ棒を間隔
をおいて多数回動可能に取り付け、さらに前記回転駆動
シャフトおよび全てのスライド棒は前記トラス梁上に設
置したことを特徴とする多連棟型温室の天窓開閉装置。