JP3061212B2 - アダプタ装置 - Google Patents
アダプタ装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、アダプタ装置に関し、
特に電話回線と電話機等の電話回線終端装置間に設置さ
れるアダプタ装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】電話回線と電話機等の端末装置間に設置
され、端末装置側からのダイヤル信号を受けて最もコス
トの安い通信回線を選択し、選択された通信回線への接
続のためのダイヤル信号に変換して電話回線に送出する
アダプタ装置や、端末装置からのダイヤル信号を、特定
のサービスセンターへのダイヤル信号に置換して電話回
線に送出するアダプタ装置は、現在、事務用も含め広く
普及している。かかるアダプタ装置では、電話回線とア
ダプタ装置および電話機とアダプタ装置間をモジュラー
ジャックとプラグによって接続している。図３には従来
のアダプタ装置の構成が電話回線および電話回線終端装
置との接続関係とともに示されている。 【０００３】図３において、アダプタ装置１と電話回線
４との接続は、ラインコード２のラインの一端側に設け
られたプラグ２１をアダプタ装置１のモジュラージャッ
ク１１と電気的に嵌合させ、他端側のプラグ２２を電話
回線４のモジュラージャック４１に電気的に嵌合させる
ことにより為される。また、アダプタ装置１と電話回線
終端装置５のモジュラージャック５１間の接続も同様
に、ラインコード３の一端側のプラグ３１とアダプタ装
置１のモジュラージャック１２間および他端側のプラグ
３２と電気回線終端装置５のモジューラージャック５１
間の電気的嵌合により為されている。アダプタ装置１に
は、電話回線４と終端装置５間にアダプタ装置１を介し
て流れる電流を検出する電流検出回路１３と、電流検出
回路１３からの出力に応じてリレードライブ回路１５を
動作させて、リレーＲＬ１とＲＬ２を駆動させるととも
に、ダイヤル情報の変換等のアダプタ装置本来の各種機
能処理を行うＣＰＵ１７と、電話回線を終端させる電話
回線終端回路１４と、内部直流電源１６とを備える。 【０００４】アダプタ装置１が電話回線４および終端装
置５と適切に接続され、終端装置５が動作して電話回線
を補促すると、電流検出回路１３が電流を検出し、ＣＰ
Ｕ１７を介してリレードライブ回路１５に制御信号を送
出する。すると、リレードライブ回路１５は、リレーＲ
Ｌ１とＲＬ２を図示の状態から点線位置に切り替え、内
部直流電源１６からの直流電源をリレーＲＬ２およびラ
インコード３を介して終端装置５に供給するとともに、
電話回線終端回路１４により電話回線を終端する。その
後、終端装置５、例えば電話機からのダイヤル情報をＣ
ＰＵ１７が受けて所定のダイヤル変換処理を施してモジ
ュラージャック１１を介して電話回線４側に送出する。 【０００５】以上のような構成のアダプタ装置において
は、アダプタ装置１を電話回線４と終端装置５に正確に
接続する必要がある。この接続に誤りがあると、後述す
る種々問題が生ずる。誤接続を回避させるために、従来
は、ラインコードのプラグとアダプタ装置１、電話回線
４および終端装置５のモジュラージャックの嵌合形状状
態を異ならせることで対応している。すなわち、図３に
示すように、電話回線４のモジュラージャック４１と嵌
合されるラインコード２のプラグ２２を６ピン構成と
し、アダプタ装置１のモジューラージャック１１と嵌合
するプラグ２１を４ピン構成としている。また、ライン
コード３の両側のプラグ３１と３２は同一の６ピン構成
としてアダプタ装置１と終端装置５に接続される。この
ように従来のアダプタ装置では、アダプタ装置の嵌合側
となるモジュラージャックの差込口を２種類の形状で構
成しているので、プラグ２１のモジュラージャック１２
への、またプラグ３１のモジュラージャック１１への誤
接続を不可能としている。 【０００６】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
アダプタ装置は、電話回線４とアダプタ装置１間を接続
するモジュラージャックとプラグの形状を異ならせるこ
とによって誤接続を防止している。しかしながら、かか
る構成のアダプタ装置では、電話回線４と終端装置５側
と接続されるモジュラージャックとプラグは同一形状で
あるため、プラグ２２をモジュラージャック５１に、プ
ラグ３２をモジュラージャック４１に誤接続してしまう
可能性は排除できず、また、それを検出することができ
ず、以下に述べるような問題が生ずる。 【０００７】図３に示す従来のアダプタ装置で上述のよ
うな誤接続が行われてしまうと、終端装置５が動作し
（つまり、端末装置が電話機であれば、オフフックした
とき）、電話回線を補促した時点で電流検出回路１３が
動作するので、リレーＲＬ１とＲＬ２が動作する。リレ
ーＲＬ２が動作すると、内部直流電源１６からの直流電
源が電話回線４に供給されてしまい、電話回線と内部直
流電源の衝突が発生してしまう。この場合、アダプタ装
置１では、通常、タイマーを設けておき、終端装置５か
らの発信（ダイヤル情報等）が予め定めた時間到来しな
いときにはリレーＲＬ１とＲＬ２を復旧させるように構
成しているが、タイマー時間の間は、上記衝突が発生し
てしまうという問題がある。また、形状の異なるモジュ
ラージャックとプラグを用いなければならないため経済
性の面でも問題がある。 【０００８】そこで、本発明の目的は、アダプタ装置と
電話回線および電話回線終端装置との誤接続の検知を可
能とし、電話回線と内部直流電源との衝突を回避できる
とともに経済的なアダプタ装置を提供することにある。 【０００９】 【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明によるアダプタ装置は、電話回線および前記
電話回線に接続される端末装置が、第１と第２の接続部
を介して接続され、所定のインピーダンス値を有し、前
記第１の接続部を介して接続される終端手段と、前記第
２の接続部に所定の直流電源を供給する直流電源部とを
有するアダプタ装置において、 前記第１と第２の接続部
間に流れる電流を検出する電流検出手段と、 前記電流検
出手段が電流を検出したとき、前記第１の接続部と前記
終端手段だけを接続し、前記電流検出手段がその後も継
続して電流を検出したときに前記直流電源部を前記第２
の接続部に接続する切り替え手段と、を備えて構成され
ている。 【００１０】 【作用】本発明では、電話回線の電流を検出した時点で
電話回線の終端回路のみを動作させるとともに、直流電
源の外部への出力を停止せしめ、その後においても電流
を検出したときのみ直流電源の外部への供給を行わせる
ように構成しているので、誤接続に伴う直流電源の電話
回線への送出を阻止でき、誤接続状態を迅速にユーザに
認知せしめることができる。 【００１１】 【実施例】次に、本発明について図面を参照しながら説
明する。図１は、本発明によるアダプタ装置の構成と、
電話回線および電話回線終端装置間の接続構成を示す図
である。図１において、図３に示す構成要素と同一符号
が付与されている要素は同様機能を有する構成部であ
る。図１に示す実施例では、ラインコード２と３のプラ
グ２１，２２，３１，３２およびモジュラージャック１
１，１２，４１，５１はすべて同一の６ピン構成として
いる。図１において、アダプタ装置１が電話回線４およ
び終端装置５と適正に接続されると、電流検出回路１３
が動作し、ＣＰＵ１７がリレードライブ回路１５に制御
信号を送出してリレーＲＬ１とＲＬ２を駆動する。その
結果、リレーＲＬ１とＲＬ２が点線位置に変化し、電話
回線終端回路１４がリレーＲＬ１を介して電話回線を終
端するとともに、内部直流電源１６から直流電源がリレ
ーＲＬ２を介して電話回線終端装置５に供給される。そ
して、電話回線終端装置５からのダイヤル情報をＣＰＵ
１７で受信、変換処理して電話回線４側に送出する。 【００１２】一方、誤接続が生じたときには、この誤接
続を迅速に検知し、ユーザに告知せしめるとともに、適
宜不適切な誤動作を停止せしめる。例えば、電話回線４
のモジュラージャック４１にラインコード３のプラグ３
２が、終端装置５のモジュラージャック５１にラインコ
ード２のプラグ２２が接続される誤接続状態においては
以下に説明するような動作を行う。この誤接続状態にお
いて、終端装置５が動作して電話回線を補促すると、電
流検出回路１３が動作し、リレーＲＬ１だけを動作させ
る。このとき、リレーＲＬ２は動作していないから内部
直流電源１６からの直流電源はリレーＲＬ２の“ｏｆ
ｆ”により阻止される。リレーＲＬ１動作によりリレー
ＲＬ１の動作後において、リレーＲＬ２は“ｏｆｆ”で
あるから電流検出回路１３は電流を検出せず、ＣＰＵ１
７は誤動作と判断して、リレーＲＬ１を復旧するととも
に、ＬＥＤ等の表示阻止１８に駆動信号を供給して点灯
せしめ、ユーザに誤接続を告知せしめる。ここで、表示
阻止１８等の視覚的手段に代えてブザー等の聴覚的手段
を用いることもできる。 【００１３】本実施例における動作処理手順のフローチ
ャートが図２に示されている。図２において、接続時、
先ず、アダプタ装置１の電流検出回路１３が電流を検出
しているか否かを判断し（ステップＳ１）、電流が検出
されるとリレーＲＬ１を“ｏｎ”動作させて（ステップ
Ｓ２）、電話回線終端回路１４を動作させた後、再び電
流検出回路１３の電流検出の有無を判断する（ステップ
Ｓ３）。ここで、電流検出が有りと判断されると、正し
い接続状態にあると判断して、リレーＲＬ２を“ｏｎ”
動作させ（ステップＳ４）、続いて通常のアダプタ装置
１の処理（ダイヤル情報受信、変換処理、送出等）を行
う。一方、ステップＳ３において、電流検出が無いとき
には、誤接続であるとリレーＲＬ１を“ｏｆｆ”動作さ
せた後（ステップＳ５）、ＬＥＤ等の表示素子１８を点
灯させて（ステップＳ６）、ユーザに誤接続を告知せし
めるとともにステップＳ１の処理に戻る（待機状態とす
る）。 【００１４】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によるアダ
プタ装置は、電話回線の電流を検出した時点で電話回線
の終端回路のみを動作させ、直流電源の外部への出力を
停止せしめ、その後においても電流を検出したときのみ
直流電源の外部への供給を行わせているので、誤接続に
伴う直流電源の電話回線への送出を阻止できる。また、
誤接続状態を迅速にユーザに告知して、認知せしめるこ
とができる。更に本発明においては、一般的に使用され
ているラインコードをそのまま使用できるので経済的で
もある。
特に電話回線と電話機等の電話回線終端装置間に設置さ
れるアダプタ装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】電話回線と電話機等の端末装置間に設置
され、端末装置側からのダイヤル信号を受けて最もコス
トの安い通信回線を選択し、選択された通信回線への接
続のためのダイヤル信号に変換して電話回線に送出する
アダプタ装置や、端末装置からのダイヤル信号を、特定
のサービスセンターへのダイヤル信号に置換して電話回
線に送出するアダプタ装置は、現在、事務用も含め広く
普及している。かかるアダプタ装置では、電話回線とア
ダプタ装置および電話機とアダプタ装置間をモジュラー
ジャックとプラグによって接続している。図３には従来
のアダプタ装置の構成が電話回線および電話回線終端装
置との接続関係とともに示されている。 【０００３】図３において、アダプタ装置１と電話回線
４との接続は、ラインコード２のラインの一端側に設け
られたプラグ２１をアダプタ装置１のモジュラージャッ
ク１１と電気的に嵌合させ、他端側のプラグ２２を電話
回線４のモジュラージャック４１に電気的に嵌合させる
ことにより為される。また、アダプタ装置１と電話回線
終端装置５のモジュラージャック５１間の接続も同様
に、ラインコード３の一端側のプラグ３１とアダプタ装
置１のモジュラージャック１２間および他端側のプラグ
３２と電気回線終端装置５のモジューラージャック５１
間の電気的嵌合により為されている。アダプタ装置１に
は、電話回線４と終端装置５間にアダプタ装置１を介し
て流れる電流を検出する電流検出回路１３と、電流検出
回路１３からの出力に応じてリレードライブ回路１５を
動作させて、リレーＲＬ１とＲＬ２を駆動させるととも
に、ダイヤル情報の変換等のアダプタ装置本来の各種機
能処理を行うＣＰＵ１７と、電話回線を終端させる電話
回線終端回路１４と、内部直流電源１６とを備える。 【０００４】アダプタ装置１が電話回線４および終端装
置５と適切に接続され、終端装置５が動作して電話回線
を補促すると、電流検出回路１３が電流を検出し、ＣＰ
Ｕ１７を介してリレードライブ回路１５に制御信号を送
出する。すると、リレードライブ回路１５は、リレーＲ
Ｌ１とＲＬ２を図示の状態から点線位置に切り替え、内
部直流電源１６からの直流電源をリレーＲＬ２およびラ
インコード３を介して終端装置５に供給するとともに、
電話回線終端回路１４により電話回線を終端する。その
後、終端装置５、例えば電話機からのダイヤル情報をＣ
ＰＵ１７が受けて所定のダイヤル変換処理を施してモジ
ュラージャック１１を介して電話回線４側に送出する。 【０００５】以上のような構成のアダプタ装置において
は、アダプタ装置１を電話回線４と終端装置５に正確に
接続する必要がある。この接続に誤りがあると、後述す
る種々問題が生ずる。誤接続を回避させるために、従来
は、ラインコードのプラグとアダプタ装置１、電話回線
４および終端装置５のモジュラージャックの嵌合形状状
態を異ならせることで対応している。すなわち、図３に
示すように、電話回線４のモジュラージャック４１と嵌
合されるラインコード２のプラグ２２を６ピン構成と
し、アダプタ装置１のモジューラージャック１１と嵌合
するプラグ２１を４ピン構成としている。また、ライン
コード３の両側のプラグ３１と３２は同一の６ピン構成
としてアダプタ装置１と終端装置５に接続される。この
ように従来のアダプタ装置では、アダプタ装置の嵌合側
となるモジュラージャックの差込口を２種類の形状で構
成しているので、プラグ２１のモジュラージャック１２
への、またプラグ３１のモジュラージャック１１への誤
接続を不可能としている。 【０００６】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
アダプタ装置は、電話回線４とアダプタ装置１間を接続
するモジュラージャックとプラグの形状を異ならせるこ
とによって誤接続を防止している。しかしながら、かか
る構成のアダプタ装置では、電話回線４と終端装置５側
と接続されるモジュラージャックとプラグは同一形状で
あるため、プラグ２２をモジュラージャック５１に、プ
ラグ３２をモジュラージャック４１に誤接続してしまう
可能性は排除できず、また、それを検出することができ
ず、以下に述べるような問題が生ずる。 【０００７】図３に示す従来のアダプタ装置で上述のよ
うな誤接続が行われてしまうと、終端装置５が動作し
（つまり、端末装置が電話機であれば、オフフックした
とき）、電話回線を補促した時点で電流検出回路１３が
動作するので、リレーＲＬ１とＲＬ２が動作する。リレ
ーＲＬ２が動作すると、内部直流電源１６からの直流電
源が電話回線４に供給されてしまい、電話回線と内部直
流電源の衝突が発生してしまう。この場合、アダプタ装
置１では、通常、タイマーを設けておき、終端装置５か
らの発信（ダイヤル情報等）が予め定めた時間到来しな
いときにはリレーＲＬ１とＲＬ２を復旧させるように構
成しているが、タイマー時間の間は、上記衝突が発生し
てしまうという問題がある。また、形状の異なるモジュ
ラージャックとプラグを用いなければならないため経済
性の面でも問題がある。 【０００８】そこで、本発明の目的は、アダプタ装置と
電話回線および電話回線終端装置との誤接続の検知を可
能とし、電話回線と内部直流電源との衝突を回避できる
とともに経済的なアダプタ装置を提供することにある。 【０００９】 【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明によるアダプタ装置は、電話回線および前記
電話回線に接続される端末装置が、第１と第２の接続部
を介して接続され、所定のインピーダンス値を有し、前
記第１の接続部を介して接続される終端手段と、前記第
２の接続部に所定の直流電源を供給する直流電源部とを
有するアダプタ装置において、 前記第１と第２の接続部
間に流れる電流を検出する電流検出手段と、 前記電流検
出手段が電流を検出したとき、前記第１の接続部と前記
終端手段だけを接続し、前記電流検出手段がその後も継
続して電流を検出したときに前記直流電源部を前記第２
の接続部に接続する切り替え手段と、を備えて構成され
ている。 【００１０】 【作用】本発明では、電話回線の電流を検出した時点で
電話回線の終端回路のみを動作させるとともに、直流電
源の外部への出力を停止せしめ、その後においても電流
を検出したときのみ直流電源の外部への供給を行わせる
ように構成しているので、誤接続に伴う直流電源の電話
回線への送出を阻止でき、誤接続状態を迅速にユーザに
認知せしめることができる。 【００１１】 【実施例】次に、本発明について図面を参照しながら説
明する。図１は、本発明によるアダプタ装置の構成と、
電話回線および電話回線終端装置間の接続構成を示す図
である。図１において、図３に示す構成要素と同一符号
が付与されている要素は同様機能を有する構成部であ
る。図１に示す実施例では、ラインコード２と３のプラ
グ２１，２２，３１，３２およびモジュラージャック１
１，１２，４１，５１はすべて同一の６ピン構成として
いる。図１において、アダプタ装置１が電話回線４およ
び終端装置５と適正に接続されると、電流検出回路１３
が動作し、ＣＰＵ１７がリレードライブ回路１５に制御
信号を送出してリレーＲＬ１とＲＬ２を駆動する。その
結果、リレーＲＬ１とＲＬ２が点線位置に変化し、電話
回線終端回路１４がリレーＲＬ１を介して電話回線を終
端するとともに、内部直流電源１６から直流電源がリレ
ーＲＬ２を介して電話回線終端装置５に供給される。そ
して、電話回線終端装置５からのダイヤル情報をＣＰＵ
１７で受信、変換処理して電話回線４側に送出する。 【００１２】一方、誤接続が生じたときには、この誤接
続を迅速に検知し、ユーザに告知せしめるとともに、適
宜不適切な誤動作を停止せしめる。例えば、電話回線４
のモジュラージャック４１にラインコード３のプラグ３
２が、終端装置５のモジュラージャック５１にラインコ
ード２のプラグ２２が接続される誤接続状態においては
以下に説明するような動作を行う。この誤接続状態にお
いて、終端装置５が動作して電話回線を補促すると、電
流検出回路１３が動作し、リレーＲＬ１だけを動作させ
る。このとき、リレーＲＬ２は動作していないから内部
直流電源１６からの直流電源はリレーＲＬ２の“ｏｆ
ｆ”により阻止される。リレーＲＬ１動作によりリレー
ＲＬ１の動作後において、リレーＲＬ２は“ｏｆｆ”で
あるから電流検出回路１３は電流を検出せず、ＣＰＵ１
７は誤動作と判断して、リレーＲＬ１を復旧するととも
に、ＬＥＤ等の表示阻止１８に駆動信号を供給して点灯
せしめ、ユーザに誤接続を告知せしめる。ここで、表示
阻止１８等の視覚的手段に代えてブザー等の聴覚的手段
を用いることもできる。 【００１３】本実施例における動作処理手順のフローチ
ャートが図２に示されている。図２において、接続時、
先ず、アダプタ装置１の電流検出回路１３が電流を検出
しているか否かを判断し（ステップＳ１）、電流が検出
されるとリレーＲＬ１を“ｏｎ”動作させて（ステップ
Ｓ２）、電話回線終端回路１４を動作させた後、再び電
流検出回路１３の電流検出の有無を判断する（ステップ
Ｓ３）。ここで、電流検出が有りと判断されると、正し
い接続状態にあると判断して、リレーＲＬ２を“ｏｎ”
動作させ（ステップＳ４）、続いて通常のアダプタ装置
１の処理（ダイヤル情報受信、変換処理、送出等）を行
う。一方、ステップＳ３において、電流検出が無いとき
には、誤接続であるとリレーＲＬ１を“ｏｆｆ”動作さ
せた後（ステップＳ５）、ＬＥＤ等の表示素子１８を点
灯させて（ステップＳ６）、ユーザに誤接続を告知せし
めるとともにステップＳ１の処理に戻る（待機状態とす
る）。 【００１４】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によるアダ
プタ装置は、電話回線の電流を検出した時点で電話回線
の終端回路のみを動作させ、直流電源の外部への出力を
停止せしめ、その後においても電流を検出したときのみ
直流電源の外部への供給を行わせているので、誤接続に
伴う直流電源の電話回線への送出を阻止できる。また、
誤接続状態を迅速にユーザに告知して、認知せしめるこ
とができる。更に本発明においては、一般的に使用され
ているラインコードをそのまま使用できるので経済的で
もある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるアダプタ装置の一実施例の構成
と、電話回線および電話回線終端装置に対する接続構成
を示す図である。 【図２】本発明によるアダプタ装置の一実施における動
作処理手順を示すフローチャートである。 【図３】従来のアダプタ装置の構成と、電話回線および
電話回線終端装置に対する接続構成を示す図である。 【符号の説明】 １ アダプタ装置 ２，３ ライン
コード ４ 電話回線 ５ 電話回
線終端装置 １１，１２，４１，５１ モジュラージャック １３ 電流検出回路 １４ 電話回
線終端回路 １５ リレードライブ回路 １６ 内部直
流電源 １７ ＣＰＵ １８ 表示素
子 ２１，２２，３１，３２ プラグ
と、電話回線および電話回線終端装置に対する接続構成
を示す図である。 【図２】本発明によるアダプタ装置の一実施における動
作処理手順を示すフローチャートである。 【図３】従来のアダプタ装置の構成と、電話回線および
電話回線終端装置に対する接続構成を示す図である。 【符号の説明】 １ アダプタ装置 ２，３ ライン
コード ４ 電話回線 ５ 電話回
線終端装置 １１，１２，４１，５１ モジュラージャック １３ 電流検出回路 １４ 電話回
線終端回路 １５ リレードライブ回路 １６ 内部直
流電源 １７ ＣＰＵ １８ 表示素
子 ２１，２２，３１，３２ プラグ
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(56)参考文献 特開 平３−143146（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−167946（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−244254（ＪＰ，Ａ)
特開 昭64−81564（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−260955（ＪＰ，Ａ)
実開 平１−64252（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04M 1/00
H04M 1/72 - 1/82
H04M 11/00 - 11/10
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】電話回線および前記電話回線に接続される端末装置が、
第１と第２の接続部を介して接続され、所定のインピー
ダンス値を有し、前記第１の接続部を介して接続される
終端手段と、前記第２の接続部に所定の直流電源を供給
する直流電源部とを有するアダプタ装置において、 前記第１と第２の接続部間に流れる電流を検出する電流
検出手段と、 前記電流検出手段が電流を検出したとき、前記第１の接
続部と前記終端手段だけを接続し、前記電流検出手段が
その後も継続して電流を検出したときに前記直流電源部
を前記第２の接続部に接続する切り替え手段と、 を備えて成ることを特徴とするアダプタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3221087A JP3061212B2 (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | アダプタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3221087A JP3061212B2 (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | アダプタ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0541727A JPH0541727A (ja) | 1993-02-19 |
| JP3061212B2 true JP3061212B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=16761288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3221087A Expired - Fee Related JP3061212B2 (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | アダプタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3061212B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08214084A (ja) * | 1995-02-03 | 1996-08-20 | Micro Sogo Kenkyusho:Kk | 回線インタフェース装置 |
-
1991
- 1991-08-06 JP JP3221087A patent/JP3061212B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH0541727A (ja) | 1993-02-19 |
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