JP3061022U - シングルレバ―式混合栓 - Google Patents

シングルレバ―式混合栓

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JP3061022U
JP3061022U JP1999000282U JP28299U JP3061022U JP 3061022 U JP3061022 U JP 3061022U JP 1999000282 U JP1999000282 U JP 1999000282U JP 28299 U JP28299 U JP 28299U JP 3061022 U JP3061022 U JP 3061022U
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寿朗 三宅
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株式会社カクダイ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ツーハンドル式混合栓が既に設置されている
場合に、取換え工事の手間および費用が少なくて済むシ
ングルレバー式混合栓を提供する。 【解決手段】 シングルレバー式混合栓は、混合栓本体
12と、ツーハンドル式混合栓本体3 の雌ねじ部10a にね
じ合わされた流路形成部材13と、混合栓本体12の上面に
取り付けられたシングルレバー式混合栓用カートリッジ
14とを備えている。混合栓本体12に、カートリッジ14の
水流入孔に通じかつ下向きに開口した水導入路21、カー
トリッジ14の湯流入孔に通じかつ下向きに開口した湯導
入路22およびカートリッジ14の湯水混合液流出孔に通じ
かつ湯水混合液吐出管16に通じている湯水混合液排出路
23が形成されている。流路形成部材13に、湯導入管5 と
湯導入路22とを連通する湯通路30およびツーハンドル式
混合栓本体3 内と水導入路21とを連通する水通路31b が
形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、シングルレバー式混合栓に関し、特に、既設のツーハンドル式混 合栓の混合栓本体を使用して得られるシングルレバー式混合栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
ツーハンドル式の混合栓およびシングルレバー式の混合栓は、それぞれ従来よ り知られている。
【0003】 図5は、洗面台(1) 等に取り付けられたツーハンドル式混合栓(2) を示すもの で、ツーハンドル式混合栓(2) は、水導入管(4) および湯導入管(5) が下面に接 続された混合栓本体(3) と、各導入管(4)(5)と混合栓本体(3) 内との連通・遮断 を行うケレップ(6) と、混合栓本体(3) のスピンドルねじ合わせ用雌ねじ部(10a ) にねじ込みまたはねじ戻すことによりケレップ(6) を移動させるスピンドル(7 ) と、混合栓本体(3) 上面に上方突出状に設けられたハンドル取付部(10)に取り 付けられて各スピンドル(7) を回転させるハンドル(8) と、混合栓本体(3) に取 り付けられた湯水混合液吐出管(9) とを備えており、水量および湯量をそれぞれ 別個のハンドル(8) によって調整するものである。
【0004】 シングルレバー式湯水混合栓は、図示省略するが、湯水混合液吐出管を有する 混合栓本体と、可動板および固定板を内蔵しかつ水流入孔、湯流入孔および湯水 混合液流出孔を下端に有するカートリッジと、カートリッジを覆うカバーと、上 端部がカバーより上方に突出しておりカートリッジ内の可動ディスクをスライド させる作動シャフトと、作動シャフトの上端部に取り付けられたレバーとを備え たもので、水量および湯量をシングルレバーの操作によって行うことができるた め、2つのハンドルを別々に回転させなければならないツーハンドル式混合栓に 比べて、極めて操作性に優れている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記の操作性の違いのために、既設のツーハンドル式混合栓をシングルレバー 混合栓に交換したいという要求が強いが、既設のツーハンドル式混合栓を解体し てシングルレバー式混合栓を新たに取り付けるには、工事の手間や費用が掛かる という問題があり、ツーハンドル式混合栓が既に設置されている場合に、取換え 工事の手間および費用が少なくて済むシングルレバー式混合栓が求められている 。
【0006】 この考案の目的は、ツーハンドル式混合栓が既に設置されている場合に、取換 え工事の手間および費用が少なくて済むシングルレバー式混合栓を提供すること にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案によるシングルレバー式混合栓は、水導入管(4) および湯導入管(5) が下面に接続された混合栓本体(3) を有し、各導入管(4)(5)から混合栓本体(3) 内に流入する水量および湯量をそれぞれ別個のハンドル(8) によって調整するツ ーハンドル式混合栓(2) の混合栓本体(3) を使用したシングルレバー式混合栓で あって、湯水混合液吐出管(15)を有する円柱状部(19)およびこれの下端に連なり ツーハンドル式混合栓本体(3) のハンドル取付部(10)に被せられた円筒状部(20) よりなるシングルレバー式混合栓本体(12)と、ツーハンドル式混合栓本体(3) の スピンドルねじ合わせ用雌ねじ部(10a) にねじ合わされかつ下端が湯導入管(5) に突き合わされた流路形成部材(13)と、水流入孔、湯流入孔および湯水混合液流 出孔を下面に有しシングルレバー式混合栓本体(12)の上面に取り付けられたシン グルレバー式混合栓用カートリッジ(14)とを備え、シングルレバー式混合栓本体 (12)の円柱状部(19)に、一端がカートリッジ(14)の水流入孔に通じ他端が下向き に開口した水導入路(21)、一端がカートリッジ(14)の湯流入孔に通じ他端が下向 きに開口した湯導入路(22)および一端がカートリッジ(14)の湯水混合液流出孔に 通じ他端が湯水混合液吐出管(16)の基端開口に通じている湯水混合液排出路(23) が形成され、流路形成部材(13)に、湯導入管(5) とシングルレバー式混合栓本体 (12)の湯導入路(22)とを連通する湯通路(30)およびツーハンドル式混合栓本体(3 ) 内とシングルレバー式混合栓本体(12)の水導入路(21)とを連通する水通路(31) が形成されているものである。
【0008】 このシングルレバー式混合栓(11)を既設のツーハンドル式混合栓本体(3) に取 り付けるに際しては、湯導入管(5) 側のケレップ、スピンドルおよびハンドルな どのすべての部品とツーハンドル式混合栓本体(3) 中央部上面に取り付けられた 湯水混合液吐出管とを取り外してから行い、流路形成部材(13)、シングルレバー 式混合栓本体(12)、カートリッジ(14)の順に取り付けていくだけでよい。この場 合に、水導入管側の部品については、そのまま残して、ハンドルを緩めた状態に するだけでも良く、ケレップだけを取り外してその他は残しておいても良く、す べての部品を取り外して、代わりにキャップを被せたり、分水金具を取り付ける ようにしてもよい。また、湯水混合液吐出管を取り外した後は、キャップで塞い でおく。このようにすると、ツーハンドル式混合栓本体(3) 内は、水導入管(4) からの水で満たされることになり、この水が流路形成部材(13)の水通路(31)によ りシングルレバー式混合栓本体(12)に送られる。そして、湯導入管(5) 内の湯は 、ツーハンドル式混合栓本体(3) 内に導入されることなく、流路形成部材(13)の 湯通路(30)によりシングルレバー式混合栓本体(12)に送られる。
【0009】 流路形成部材(13)は、湯通路(30)が内部に形成された管状体であって、ツーハ ンドル式混合栓本体(3) のスピンドルねじ合わせ用雌ねじ部(10a) にねじ合わさ れた雄ねじ部(27a) を有しかつ下端が湯導入管(5) に通じている大径部(27)と、 これの上方に連なり上端がシングルレバー式混合栓本体(12)の湯導入路(22)内に 挿入された小径部(28)とよりなり、大径部(27)の外周部に軸方向切欠き部(32)が 設けられることにより、大径部(27)とスピンドルねじ合わせ用雌ねじ部(10a) と の間に水通路形成用間隙(31b) が形成されていることが好ましい。このようにす ると、流路形成部材(13)のツーハンドル式混合栓本体(3) への取付けが容易とな り、しかも、1つの流路形成部材(13)に湯通路(30)および水通路(31)の両方を簡 単な構成により形成することができる。
【0010】 シングルレバー式混合栓本体(12)の円筒状部(20)の周壁に設けられたねじ孔に ねじ合わされたビス(26)がツーハンドル式混合栓本体(3) のハンドル取付部(10) 基部に当接させられることにより、シングルレバー式混合栓本体(12)がツーハン ドル式混合栓本体(3) に取り付けられていることが好ましい。このようにすると 、シングルレバー式混合栓本体(12)のツーハンドル式混合栓本体(3) への取付け が容易となる。
【0011】 ツーハンドル式混合栓本体(3) のハンドル取付部(10)とシングルレバー式混合 栓本体(12)の円筒状部(20)との間に、環状シール部材(33)が介在させられている ことが好ましい。環状シール部材(33)は、例えば、ツーハンドル式混合栓本体(3 ) のハンドル取付部(10)外周の雄ねじ部にねじ合わされた袋ナット(34)と、袋ナ ット(34)外周面に設けられた凹所内に嵌め入れられてシングルレバー式混合栓本 体(12)の円筒状部(20)の内周面に圧接されるOリング(35)とよりなる構成とされ る。このようにすると、ツーハンドル式混合栓本体(3) とシングルレバー式混合 栓本体(12)との間のシール性が確保される。
【0012】 シングルレバー式混合栓本体(12)の円柱状部(19)の底面とシール部材(33)上面 との間に水通路形成用間隙(31c) が存在するように、シングルレバー式混合栓本 体(12)の円筒状部(20)の高さが決められていることが好ましい。このようにする と、流路形成部材(13)の大径部(27)とスピンドルねじ合わせ用雌ねじ部(10a) と の間の水通路形成用間隙(31b) から流路形成部材(13)の小径部(28)とスピンドル ねじ合わせ用雌ねじ部(10a) との間の水通路形成用間隙(31a) に流れ込んだ水は 、一旦シングルレバー式混合栓本体(12)の円柱状部(19)の底面とシール部材(33) 上面との間の水通路形成用間隙(31c) に放出されることになり、これにより、シ ングルレバー式混合栓本体(12)の湯導入路(21)と流路形成部材(13)の水通路(31) との連通を容易に行うことができる。
【0013】 ツーハンドル式混合栓本体(3) のスピンドルねじ合わせ用雌ねじ部(10a) にね じ合わされた円筒状回り止め(36)の下端面が、流路形成部材(13)の大径部(27)の 上面に当接させられていることが好ましい。このようにすると、流路形成部材(1 3)のねじ合わせ部分が緩むことが防止され、流路形成部材(13)と湯導入管(5) と の間のシール性が確保される。
【0014】 回り止め(36)の上端部に雄ねじ部が設けられて、この雄ねじ部にねじ合わされ たナット(37)の下面が、環状シール部材(33)の上面に当接させられていることが 好ましい。このようにすると、回り止め(36)および環状シール部材(33)のねじ合 わせ部分が緩むことが防止され、増し締めを行う必要がない。
【0015】 なお、上記においては、シングルレバー式混合栓(11)が、湯導入管(5) 側に取 り付けられているが、湯導入管(5) 側ではなく、水導入管(4) 側に取り付けられ ていてもよい。この場合には、上記の水導入管、水通路などを湯導入管、湯通路 などと置き換え、湯導入管、湯通路などを水導入管、水通路などと置き換えるこ とにより、上記と同一の機能を有するシングルレバー式混合栓を得ることができ る。
【0016】
【考案の実施の形態】
この考案の実施の形態を、以下図面を参照して説明する。
【0017】 この考案によるシングルレバー式混合栓(11)は、図5に示した既設のツーハン ドル式混合栓本体(3) を使用したもので、湯水混合液吐出管(15)を有しかつツー ハンドル式混合栓本体(3) のハンドル取付部(10)に取り付けられたシングルレバ ー式混合栓本体(12)と、ツーハンドル式混合栓本体(3) のスピンドルねじ合わせ 用雌ねじ部(10a) にねじ合わされた流路形成部材(13)と、水流入孔、湯流入孔お よび湯水混合液流出孔を下面に有しシングルレバー式混合栓本体(12)の上面に取 り付けられたシングルレバー式混合栓用カートリッジ(14)とを備えている。
【0018】 シングルレバー式湯水混合栓用カートリッジ(14)は、可動板および固定板を内 蔵した公知のものであり、これを覆うカバー(16)、上端部がカバー(16)より上方 に突出しておりカートリッジ(14)内の可動ディスクをスライドさせる作動シャフ ト(17)および作動シャフト(17)の上端部に取り付けられたレバー(18)も公知のシ ングルレバー式湯水混合栓の一般的な構成である。
【0019】 シングルレバー式混合栓本体(12)は、水導入路(21)、湯導入路(22)および湯水 混合液排出路(23)が形成された円柱状部(19)と、これの下端に連なる同心の円筒 状部(20)とよりなる。
【0020】 水導入路(21)、湯導入路(22)および湯水混合液排出路(23)の上端開口は、カー トリッジ(14)の水流入孔、湯流入孔および湯水混合液流出孔にそれぞれ対応する ように、図2に示すように、円柱状部(19)上面における三角形の頂点位置に配置 されている。そして、湯導入路(22)の下端開口は、円柱状部(19)下面の中央部に 、水導入路(21)の下端開口は、それより右方に、それぞれ位置させられ、湯水混 合液排出路(23)の下端開口は、図4に示すように、円柱状部(19)の外周面に位置 させられている。
【0021】 シングルレバー式混合栓本体(12)の円柱状部(19)には、円環状体(24)が回転自 在に嵌め被せられており、湯水混合液吐出管(15)は、この円環状体(24)に固定さ れている。円柱状部(19)の外周面に設けられた環状の凹所と円環状体(24)内周面 に設けられた環状の凹所とが突き合わされることにより、円柱状部(19)と円環状 体(24)との間に、湯水混合液排出路(23)の下端開口に通じている円環状間隙(25) が形成されている。この間隙(25)は、円環状体(24)に設けられた径方向貫通孔(2 4a) を介して湯水混合液吐出管(15)に通じている。これにより、湯水混合液吐出 管(15)を任意の位置に回転させて、湯水混合液を吐出させることができる。
【0022】 シングルレバー式混合栓本体(12)の円柱状部(19)の上面には、カートリッジ(1 4)の下部が嵌め入れられる円筒状突出部(19a) が形成されており、この突出部(1 9a) 外周には、カートリッジカバー(16)の下端部に設けられた雌ねじ部にねじ合 わされる雄ねじ部が設けられている。
【0023】 円筒状部(20)の高さは、ハンドル取付部(10)の高さの略2倍とされており、シ ングルレバー式混合栓本体(12)は、この円筒状部(20)がツーハンドル式混合栓本 体(3) のハンドル取付部(10)を覆うように被せられて、円筒状部(20)に設けられ たねじ孔にねじ合わされたビス(26)がハンドル取付部(10)基部に当接させられる ことにより、ツーハンドル式混合栓本体(3) に取り付けられている。これにより 、シングルレバー式混合栓本体(12)の円柱状部(19)の下面下方には、間隙部(31a ) が形成されている。
【0024】 流路形成部材(13)は、内部に湯通路(30)が形成された管状体とされており、ツ ーハンドル式混合栓本体(3) のスピンドルねじ合せ用雌ねじ部(10a) の下半部に ねじ合わされた雄ねじ部(27a) 付きの大径部(27)と、大径部(27)より外径が小さ くかつその上方に連なる小径部(28)とよりなる。大径部(27)の下端は、パッキン (29)を介してツーハンドル式混合栓本体(3) 内にある湯導入管(5) の先端に突き 合わされている。小径部(28)の上端は、ツーハンドル式混合栓本体(3) のハンド ル取付部(10)よりも上方に突出させられて、シングルレバー式混合栓本体(12)の 湯導入路(22)の下端部に挿入されている。これにより、シングルレバー式混合栓 本体(12)の円柱状部(19)の下面下方の間隙部(31a) は、湯導入路(22)には連通せ ず、水導入路(21)のみに通じる水通路形成用大径間隙部とされている。
【0025】 小径部(28)の外径がスピンドルねじ合せ用雌ねじ部(10a) の径より小さいこと により、スピンドルねじ合せ用雌ねじ部(10a) 上半部と小径部(28)との間には、 水通路形成用の円筒状間隙部(31b) が形成されている。そして、図3および図4 に示すように、大径部(27)外周部に一対の軸方向切欠き(32)が対向状に形成され ることにより、大径部(27)とスピンドルねじ合せ用雌ねじ部(10a) 下半部の内周 面との間には、円筒状間隙部(31b) に通じる平行状間隙部(31c) が形成されてい る。この平行状間隙部(31c) がツーハンドル式混合栓本体(3) 内に通じているこ とにより、水導入管(4) からツーハンドル式混合栓本体(3) 内に流入した水は、 平行状間隙部(31c) および円筒状間隙部(31b) を通って、シングルレバー式混合 栓本体(12)の円柱状部(19)の下面下方の大径間隙部(31a) に放出され、ここから 、シングルレバー式混合栓本体(12)の水導入路(21)に導入される。すなわち、こ れらの平行状間隙部(31c) 、円筒状間隙部(31b) および大径間隙部(31a) によっ て、水通路(31)が形成されている。
【0026】 ツーハンドル式混合栓本体(3) のハンドル取付部(10)とシングルレバー式混合 栓本体(12)の円筒状部(20)との間に、環状シール部材(33)が介在させられている 。環状シール部材(33)は、ツーハンドル式混合栓本体(3) のハンドル取付部(10) 外周の雄ねじ部にねじ合わされた袋ナット(34)と、袋ナット(34)外周面に設けら れた凹所内に嵌め入れられたOリング(35)とよりなり、Oリング(35)がシングル レバー式混合栓本体(12)の円筒状部(20)の内周面に圧接されることにより、ツー ハンドル式混合栓本体(3) とシングルレバー式混合栓本体(12)との間のシール性 が確保されている。
【0027】 袋ナット(34)の頂壁には、ハンドル取付部(10)の内径より若干大きい径の貫通 孔(34a) があけられており、流路形成部材(13)の小径部(27)は、この貫通孔(34a ) に挿通されて、シングルレバー式混合栓本体(12)の円柱状部(19)の下端部に至 っている。
【0028】 ツーハンドル式混合栓本体(3) のスピンドルねじ合わせ用雌ねじ部(10a) の上 半部に、下半部に雄ねじ部を有する円筒状の回り止め(36)がねじ合わされて、そ の下端面が、流路形成部材(13)の大径部(27)の上面に当接させられている。回り 止め(36)の厚みは薄いものであり、その内周と流路形成部材(13)の小径部(28)と の間には、十分な円筒状間隙部(31b) が確保されている。この回り止め(36)によ り、流路形成部材(13)のねじ合わせ部分が緩むことが防止され、流路形成部材(1 3)と湯導入管(5) との間のシール性が確保されている。
【0029】 回り止め(36)の上端部には雄ねじ部が設けられており、この雄ねじ部にねじ合 わされたナット(37)の下面が、環状シール部材(33)の袋ナット(34)の上面に当接 させられている。ナット(37)の厚みは薄いものであり、その上面とシングルレバ ー式混合栓本体(12)の円柱状部(19)の下面との間には、十分な大径間隙部(31a) が確保されている。このナット(37)により、回り止め(36)および環状シール部材 (33)のねじ合わせ部分が緩むことが防止され、増し締めを行う必要がない。
【0030】 この考案によるシングルレバー式混合栓(11)をツーハンドル式混合栓本体(3) に取り付けるには、次のようにする。
【0031】 図5に示すツーハンドル式混合栓(2) からケレップ(6) 、スピンドル(7) およ びハンドル(8) などの部品を取り外してから、まず、大径部(27)の下端にパッキ ン(29)が固定された流路形成部材(13)をツーハンドル式混合栓本体(3) のスピン ドルねじ合せ用雌ねじ部(10a) にねじ合わせ、パッキン(29)を湯導入管(5) の先 端に押し付ける。次いで、環状シール部材(33)をツーハンドル式混合栓本体(3) のハンドル取付部(10)に取り付ける。次いで、回り止め(36)をツーハンドル式混 合栓本体(3) のスピンドルねじ合わせ用雌ねじ部(10a) にねじ合わせて、その下 端面を流路形成部材(13)の大径部(27)の上面に当接させる。次いで、ナット(37) を回り止め(36)の上端部にねじ合わせて、その下面を環状シール部材(33)の上面 に当接させる。次いで、シングルレバー式混合栓本体(12)をビス(26)によりツー ハンドル式混合栓本体(3) のハンドル取付部(10)に取り付ける。この際、シング ルレバー式混合栓本体(12)と湯水混合液吐出管(15)付きの円環状体(24)とは予め 組み立てておいても良く、シングルレバー式混合栓本体(12)を取り付けた後、こ れに円環状体(24)を被せるようにしてもよい。次いで、カートリッジ(14)、作動 シャフト(17)およびレバー(18)が組み込まれたカートリッジカバー(16)をシング ルレバー式混合栓本体(12)の円柱状部(19)取り付ける。このようにして、極めて 簡単にシングルレバー式混合栓(11)を得ることができる。
【0032】
【考案の効果】
この考案のシングルレバー式混合栓によると、これを既設のツーハンドル式混 合栓本体に取り付けるには、流路形成部材、シングルレバー式混合栓本体、カー トリッジの順に取り付けていくだけでよいので、取換え工事の手間および費用が 少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるシングルレバー式混合栓を示す
垂直断面図である。
【図2】図1のII-II 線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII-III 線に沿う断面図である。
【図4】図1の垂直断面に直交する垂直面における断面
図である。
【図5】従来のツーハンドル式混合栓を示す垂直断面図
である。
【符号の説明】
(3) ツーハンドル式混合栓本体 (4) 水導入管 (5) 湯導入管 (8) ハンドル (11) シングルレバー式混合栓 (12) シングルレバー式混合栓本体 (13) 流路形成部材 (14) シングルレバー式混合栓用カートリッジ (15) 湯水混合液吐出管 (16) カートリッジカバー (19) 円柱状部 (20) 円筒状部 (21) 水導入路 (22) 湯導入路 (23) 湯水混合液排出路 (24) 円環状体 (26) ビス (27) 大径部 (28) 小径部 (30) 湯通路 (31) 水通路 (31a) 大径間隙部 (31b) 円筒状間隙部 (31c) 平行状隙部 (32) 軸方向切欠き (33) 環状シール部材 (36) 回り止め (37) ナット

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水導入管(4) および湯導入管(5) が下面
    に接続された混合栓本体(3) を有し、各導入管(4)(5)か
    ら混合栓本体(3) 内に流入する水量および湯量をそれぞ
    れ別個のハンドル(8) によって調整するツーハンドル式
    混合栓(2) の混合栓本体(3) を使用したシングルレバー
    式混合栓であって、 湯水混合液吐出管(15)を有する円柱状部(19)およびこれ
    の下端に連なりツーハンドル式混合栓本体(3) のハンド
    ル取付部(10)に被せられた円筒状部(20)よりなるシング
    ルレバー式混合栓本体(12)と、 ツーハンドル式混合栓本体(3) のスピンドルねじ合わせ
    用雌ねじ部(10a) にねじ合わされかつ下端が湯導入管
    (5) に突き合わされた流路形成部材(13)と、 水流入孔、湯流入孔および湯水混合液流出孔を下面に有
    しシングルレバー式混合栓本体(12)の上面に取り付けら
    れたシングルレバー式混合栓用カートリッジ(14)とを備
    え、 シングルレバー式混合栓本体(12)の円柱状部(19)に、一
    端がカートリッジ(14)の水流入孔に通じ他端が下向きに
    開口した水導入路(21)、一端がカートリッジ(14)の湯流
    入孔に通じ他端が下向きに開口した湯導入路(22)および
    一端がカートリッジ(14)の湯水混合液流出孔に通じ他端
    が湯水混合液吐出管(16)の基端開口に通じている湯水混
    合液排出路(23)が形成され、 流路形成部材(13)に、湯導入管(5) とシングルレバー式
    混合栓本体(12)の湯導入路(22)とを連通する湯通路(30)
    およびツーハンドル式混合栓本体(3) 内とシングルレバ
    ー式混合栓本体(12)の水導入路(21)とを連通する水通路
    (31)が形成されているシングルレバー式混合栓。
  2. 【請求項2】 流路形成部材(13)は、湯通路(30)が内部
    に形成された管状体であって、ツーハンドル式混合栓本
    体(3) のスピンドルねじ合わせ用雌ねじ部(10a) にねじ
    合わされた雄ねじ部(27a) を有しかつ下端が湯導入管
    (5) に通じている大径部(27)と、これの上方に連なり上
    端がシングルレバー式混合栓本体(12)の湯導入路(22)内
    に挿入された小径部(28)とよりなり、大径部(27)の外周
    部に軸方向切欠き部(32)が設けられることにより、大径
    部(27)とスピンドルねじ合わせ用雌ねじ部(10a) との間
    に水通路形成用間隙(31c) が形成されている請求項1記
    載のシングルレバー式混合栓。
  3. 【請求項3】 シングルレバー式混合栓本体(12)の円筒
    状部(20)の周壁に設けられたねじ孔にねじ合わされたビ
    ス(26)がツーハンドル式混合栓本体(3) のハンドル取付
    部(10)基部に当接させられることにより、シングルレバ
    ー式混合栓本体(12)がツーハンドル式混合栓本体(3) に
    取り付けられている請求項1または2記載のシングルレ
    バー式混合栓。
  4. 【請求項4】 ツーハンドル式混合栓本体(3) のハンド
    ル取付部(10)とシングルレバー式混合栓本体(12)の円筒
    状部(20)との間に、環状シール部材(33)が介在させられ
    ている請求項3記載のシングルレバー式混合栓。
  5. 【請求項5】 シングルレバー式混合栓本体(12)の円柱
    状部(19)の底面とシール部材(33)上面との間に水通路形
    成用間隙(31a) が存在するように、シングルレバー式混
    合栓本体(12)の円筒状部(20)の高さが決められている請
    求項4記載のシングルレバー式混合栓。
  6. 【請求項6】 ツーハンドル式混合栓本体(3) のスピン
    ドルねじ合わせ用雌ねじ部(10a) にねじ合わされた円筒
    状回り止め(36)の下端面が、流路形成部材(13)の大径部
    (27)の上面に当接させられている請求項4記載のシング
    ルレバー式混合栓。
  7. 【請求項7】 回り止め(36)の上端部に雄ねじ部が設け
    られて、この雄ねじ部にねじ合わされたナット(37)の下
    面が、環状シール部材(33)の上面に当接させられている
    請求項6記載のシングルレバー式混合栓。
  8. 【請求項8】 シングルレバー式混合栓(11)が、湯導入
    管(5) 側ではなく、水導入管(4) 側に取り付けられてい
    る請求項1から7までに記載のシングルレバー式混合
    栓。
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