JP3060404U - 小型鉄道におけるレールと線路と軌道 - Google Patents

小型鉄道におけるレールと線路と軌道

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通雄 川島
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株式会社モデルニクス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、小型鉄道におけるレールと、レ
ールと枕木を固定した線路と、線路と基礎を固定した軌
道に関するものである。 【構成】 断面形状に特徴のあるレールと、レールを枕
木に溶接した線路と、線路を基礎に固定した軌道。

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、小型鉄道におけるレールと、レールを枕木に溶接した線路と、線 路を固定した軌道に関するものである。
従来のレールは四角又は長方形の断面の帯板を使用したもので、レール継ぎ目 の段差が出易く、乗り心地が悪く、車輪の摩耗が多く、走行音がうるさいなどの 欠点があり、資源の有効活用でも問題があった。また、枕木の形状が悪く脱線し たときの車両の損傷が大きかったり、枕木の取り付け方法や地面への固定方法も 手間がかかったり、耐久性がないといった欠点があった。この考案は、これらの 問題をすべて解決するものである。
まず、レールから説明する。このレールは図1のように50kgレールを1/ 8.4に正確に縮尺した断面をもち、車輪と接触する部分に適切な曲面がついて いる。このため従来角が当たって車輪が摩耗し易かったり、走行音が大きいとい った帯板を使用したレールの欠点を改良するものである。また、必要な強度に対 して断面係数を大きくする形状により材料のむだを省き、資源を有効活用するこ とができる。
次に線路について説明する。前項のレールを図2のように帯板の枕木に溶接す る。枕木は強度に問題のない平板を使用する。従来枕木は高さの高いものが使用 されていた。そのため脱線すると枕木を乗り越えるのに大きな衝撃が加わり、車 両を破損する場合があった。また、レールと枕木がねじで固定されたものは強度 が弱く、曲がり易いといった欠点があった。この線路はこれらの欠点を無くすも のである。また、線路は組み立て治具によって工場で製造されるため、寸法精度 が高く交換が容易である。また、線路は図3のようにレールの溝の部分を挟んで 固定する線路継ぎ目をもつ。このため従来線路継ぎ目に上下左右の段差があった ものがなくなり、乗り心地や安全性が向上し、走行音が静かで車輪の摩耗も減る 。
最後に上記の線路と基礎への固定方法に特長がある軌道について説明する。図 4のようにコンクリートあるいはそれに準ずる(アンカーボルトによる取り付け が可能な)基礎に適当な間隔でアンカーボルトで固定する。枕木中心を固定する のが特徴で、枕木の弾力性で温度差による線路の伸縮を吸収し、線路の曲がりを 防止できる。従来線路の基礎への固定方法は大量のアンカーボルトで熱影響を封 じ込めるか、モルタルで固定するなどの工法が取られていた。これらは工事に手 間がかかるうえ、伸縮力を押さえ切れずに線路が曲がってしまったり、モルタル がはがれるなどの欠点があり、施工費用も高価だった。この軌道はこれらの欠点 を改良するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のレールの断面図である。
【図2】 本考案の線路である。
【図3】 線路の継ぎ目部分である。
【図4】 本考案の軌道である。
【符号の説明】
(1)はレール (2)は枕木 (3)は溶接箇所 (4)はレール継ぎ目板 (5)はボルト (6)はナ
ット (7)はアンカーボルト (8)は基礎
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月18日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 50kgレールを1/8.4に精密に
    縮尺した断面をもつレール のレールを帯板の枕木に溶接した線路と線路継ぎ
    目 の線路を固定した軌道
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