JP3060387U - マトリックスキーボード用入力検出回路 - Google Patents

マトリックスキーボード用入力検出回路

Info

Publication number
JP3060387U
JP3060387U JP1998010072U JP1007298U JP3060387U JP 3060387 U JP3060387 U JP 3060387U JP 1998010072 U JP1998010072 U JP 1998010072U JP 1007298 U JP1007298 U JP 1007298U JP 3060387 U JP3060387 U JP 3060387U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
circuit
capacitor
key
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1998010072U
Other languages
English (en)
Inventor
シー‐ピン・ツ
ツィン‐ユァン・ルー
Original Assignee
ホルテック・セミコンダクター・インク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ホルテック・セミコンダクター・インク filed Critical ホルテック・セミコンダクター・インク
Priority to JP1998010072U priority Critical patent/JP3060387U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3060387U publication Critical patent/JP3060387U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マトリックスキーパッドのための入力検出回
路を提供する。 【解決手段】 回路20は第一スイッチSW1を介して
キャパシタCの正端子へ接続された第一電源と、第二ス
イッチSW2を介して正端子へ接続された第二電源とを
有する。キャパシタ負端子はスイッチSW1を介して接
地されている。第一ポートAは正端子に、第二ポートB
は負端子に形成されている。この回路20のバイアスモ
ードにおいては、スイッチSW1が閉止し、スイッチS
W2が開放すると、ポートAの電位はV1、ポートBの
電位は0であり、キャパシタCの電位VCがV1へ充電
される。一方、走査モードでは、スイッチSW1が開放
し、スイッチSW2が閉止すると、ポートAの電位はV
2になり、キャパシタCの電位は電位V1に維持され、
ポートBの電位はV2−V1である。ポートBの電位レ
ベルは、ポートAとBとの間の接続状態を決定するため
に使用できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】
本考案は入力検出回路に関し、特にタッチトーンテレホンのマトリックスキー パッドまたはキーボードに使用される入力検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常のテレホンキーパッド、即ちタッチトーンモードで使用されているものは 、マトリックス(行列)の形状に構成されている。そのマトリックスは、複数行 R1−R4と複数列C1−C4のマトリックスピンを有する。図1を参照すると 、抵抗器は特定の行と列とを接続して、特定またはオプションの様々なダイヤル をする選択を可能にさせる。図1の通常のキーパッドは以下の方式で操作される 。使用者が電話機の受話器即ち受信器を持ち上げたとき、回路は「走査オプショ ン」モードに入り、このモードでは、特定の抵抗器接続により示される選択され たオプションが走査または検出される。これらのオプションは以下を含むことが できる。即ち、(1)特定の地域コード以外からの呼び出しの遮断と、(2)パ ルスダイアルモードにおける電話の操作と、(3)他機との間で外部回線を得る ために“9”をダイアルする必要性とである。この走査オプションモードは非常 に迅速に実行され、通常は20ミリ秒以内である。この走査オプションモードが 完了すると、電話機は「キー押し下げ」モードに入り、このモードでは電話機は 、ダイヤルすべき電話番号を示すものとして回路が認識している特定のキーを使 用者が押し下げることを待機する。
【0003】 残念ながら、通常のキーパッドは幾つかの欠点を持つ。第一に、オプションが 走査されるとき(即ち、走査オプションモード期間中)にキーが押し下げられる と、エラーが起こり易い。例えば、使用者が受話器を持ち上げる前にキーを押し 下げると、回路は未知のオプションを検出し得るか、或いは既にプログラムされ たオプションを無効にし得る。第二に、従来のキーパッド回路は行を列に接続す る抵抗器を使用し、待機時間期間中(即ち、キーを押し下げる前と押し下げる間 の待機時間)に、抵抗器の電位差が電流を抵抗器に通電させ、電力浪費を生じる 。
【0004】 従って依然として、従来技術の回路の欠点を克服するマトリックスキーパッド のための入力検出回路、即ち、改良された入力検出回路を与え、オプションの走 査期間中のエラーを防止し、使用期間中の電力損失を最小化する回路に対する必 要性がある。
【0005】
【考案の概要】
本考案の目的を達成するために、マトリックスキーパッドのための入力検出回 路が与えられ、これは選択されたオプションの走査についてのキャパシタンスの 特性に依存している。特に、本考案は、キャパシタの二つの端子を交叉する電位 差が直ぐには変化しないという原理に依存しており、更にキャパシタンスの充電 および放電特性に依存している。また、スイッチのスイッチオ−バーモードの利 点をとれば、異なる参照電位が形成され、これは適切な電圧変換点の設定と共も に、決定すべき二つの入力/出力ポートの間の回路接続の状態を可能にする。
【0006】 本考案は特定のキーを交叉するキャパシタを接続することにより上述の原理を 適用する。キャパシタは、その端子を交叉する電位差を発生し、これがキャパシ タの存在の検出に使用される。電位差の結果として発生した信号は、何れのキー がクロスオーバーキャパシタに接続されたかを判断するように処理される。何れ のキーがクロスオーバーキャパシタに接続されたかを知ることにより、電話機の プロセッサは何れの走査オプションがプログラムされているかも知ることになる 。
【0007】 本考案の入力検出回路は、キーの複数列とキーの複数行との交差と、そのキー の一つについて交差する行と列とに交叉して接続されたキャパシタとにより形成 されたキーのマトリックスを含む。この入力検出回路は更に、キャパシタに交叉 する電位差を発生する回路と、キャパシタに交叉する電位差に応答して、キャパ シタの存在を示す信号を発生する回路とを含む。このキャパシタの存在を示す信 号は、更にプログラム可能なオプションを示し得る。
【0008】 本考案の一実施例によれば、キャパシタに交叉する電位差を発生する回路は、 キャパシタの正端子に接続されたバイアス区画回路と、キャパシタの負端子に接 続された走査区画回路とを含む。バイアス区画回路は、正端子に接続された第一 のスイッチと、この第一のスイッチを介して正端子に接続された第一の電源と、 正端子に接続された第二のスイッチと、この第二のスイッチを介して正端子に接 続された第二の電源とを含むことができる。走査区画回路は、負端子に接続され た第一のスイッチと、一つのキーが押し下げられたか否かを示す第一の出力と、 キャパシタの存在を示す信号である第二の出力とを含むことができる。キャパシ タの存在を示す信号を発生する回路は、ラッチを更に含むことができ、このラッ チは、一つのキーが押し下げられたことを示す第一の信号がラッチにより受信さ れたならば、第二の出力の送信を防止するように第一と第二の出力に接続されて いる。
【0009】 本考案の他の実施例によれば、キャパシタにより示されたオプションを使用者 が選択または無効にすることを可能にするように、交差する行と列との間にスイ ッチを接続できる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を実施するための現在の最良な態様について詳細に説明する。こ の説明は限定的なものではなく、単に本考案の実施例の一般的な原理を説明する 目的のためになされる。本考案の目的は添付の実用新案登録請求の範囲に最もよ く規定されている。特定の例においては、細部の不必要な説明によって本考案の 要旨が不明瞭にならないように、公知の回路および部品については、その詳細な 説明を省略する。
【0011】 本考案は、選択されたオプションの走査のためのキャパシタンスの特性に依存 するマトリックスキーパッド用入力検出回路を与える。特に本考案はキャパシタ の二つの端子を交叉する電圧差が直ぐには変化しないという原理に依存しており 、更にキャパシタの充電および放電特性に依存する。更に、スイッチの切換モー ドの利点によれば、異なる参照電位が形成され、適当な電圧変換点の設定と共に 、決定すべき二つの入力/出力ポートの間の回路接続の状態を可能とする。
【0012】 本考案は上述の原理を特定のキーに交叉するキャパシタを接続することにより 適用する。キャパシタは、その存在を検出するために使用されるキャパシタ端子 を交叉する電位差を発生する。電位差に起因して発生した信号は、何れのキーが クロスオーバーキャパシタに接続されたかを決定するように処理される。何れの キーがクロスオーバーキャパシタに接続されたかを知ることにより、電話機のプ ロセッサは、何れの走査オプションがプログラムされているかということも知る 。
【0013】 図2−4は、本考案が基づいている基本的原理を示し、また、これが非限定的 な例の回路にどのように実施できるかを示す。図5は、図2−4に示される回路 を使用する本考案の入力検出回路をマトリックスキーパッドに使用して示す。図 6−8は、図2−5の回路により発生した情報を処理するように使用できる回路 の非限定的な例を示す。
【0014】 図2は単純化された回路20を示し、この回路は第一のスイッチSW1を介し てキャパシタCの正端子へ接続された第一の電源と、第二のスイッチSW2を介 してキャパシタCの正端子へ接続された第二の電源とを有する。キャパシタCの 負端子は第一のスイッチSW1を介して接地されている。第一の入力/出力(I /O)ピン、即ちポートAは、キャパシタCの正端子において規定され、第二の I/Oピン、即ちポートBは、キャパシタCの負端子において規定されている。
【0015】 使用に際しては、回路20についてのタイミングフレームは二つの連続的なウ ィンドまたはモードで操作される。即ち、バイアスウィンドまたはバイアスモー ドと、走査ウィンドまたは走査モードである。バイアスモードにおいては、第一 のスイッチSW1が閉止して、且つ第二のスイッチSW2が開放したならば、キ ャパシタCのポートAにおける負電位VAはV1(これは第一の電源の電位であ る)となり、キャパシタCのポートBにおける電位は(接地されている故に)0 であり、キャパシタCの電位VCはV1へ充電される。回路20はここで走査モ ードへ進む。いま、走査モードにおいて、第一のスイッチSW1がここでは開放 して、且つ第二のスイッチSW2が閉止したならばキャパシタCのポートAにお ける正電位VAはV2(これは第二の電源の電位である)になり、キャパシタC の電位VCは電位V1に維持され、ポートBにおける電位VBはV2−V1であ る。従って電圧電位とは異なるポートBにおける電位VBのレベルは、ポートA とポートBとの間の接続の現状の状態を決定するために使用できる。この状態は 、以下の三つの状態のうちの一つの形態を採ることができる。その三つの形態は 、(1)開放(即ち、ポートAとBとの間の接続が開放)、(2)短絡(即ち、 ポートAとの間の接続が既に短絡している)、(3)ポートAとBとの間のクロ スオーバーキャパシタの存在である。
【0016】 図3は本考案に係る実際の回路30に実施された図2の原理を示す。図2にお けるスイッチSW1およびSW2は、PMOS(Pチャンネル金属酸化半導体電 界効果トランジスタ)およびNMOS(Nチャンネル金属酸化半導体電界効果ト ランジスタ)の形式で設置されており、これらの開放および閉止は、プロセッサ (図示せず)により発生した制御信号により制御される。この回路30は、バイ アス区画32および走査区画34とを含む。バイアス区画32は、二つのPMO S P1およびP2を含み、これらは、電源VDDへ接続されたソース端と、N MOS N1のドレーン端に接続されたドレーン端を有する。NMOS N1の ドレーン端は接地されている。PMOS P1,P2およびNMOS N1のド レーン端は、キャパシタCの正端子においてポートAへ接続されている。走査区 画34は二つのNMOS N2,N3を有し、それらのソース端は接地されてお り、ドレーン端はキャパシタCの負端子においてポートBへ接続されている。N MOS N2およびN3のドレーン端も二つの位相インバータ即ちNOTゲート NOT1およびNOT2へ接続されて、それぞれPKEY出力信号およびOPT OUT出力信号を生成するようにされている。ゲートP1G,P2G,N1G, N2G,およびN3Gは、それぞれP1,P2,N1,N2,およびN3の制御 のための入力端である。
【0017】 図2と図3を比較すると、図3におけるP1G,N1GおよびN2Gは、図2 における第一のスイッチSW1に対応し、図3におけるP2GおよびN3Gは、 図2における第二のスイッチSW2に対応する。従って、バイアスモードにおい てはキャパシタCがポートAとBとの間に接続されている状態と見なし、P1G ,N1GおよびN2G(即ち、第一のスイッチSW1に対応)が閉止して、P2 GおよびN3G(即ち、第二のスイッチSW2に対応)が開放するならば、キャ パシタCのポートAにおける正電位VAは、(1/2)VDDとなり、キャパシ タCのポートBにおける正電位VBは(N2Gを介して接地されている故に)、 0であり、キャパシタCの電位VCは(1/2)VDDに充電される。ここで走 査モードにおいては、P1G,N1GおよびN2Gが開放して、P2GおよびN 3Gが閉止するならば、キャパシタCのポートAにおける正電位VAは、VDD であり、ポートBにおける正電位VBは(1/2)VDDである。表1はポート AとBとの間の接続における三つの状態(短絡、開放、キャパシタ存在)の各々 の期間中の電位を要約する。
【0018】 表1 VA VBスイッチ状態 短絡 開放 キャパシタ 短絡 開放 キャパシタ バイアス 1/2VDD 1/2VDD 1/2VDD 1/2VDD 0V 0V ウィンド 走査 VDD VDD VDD VDD 0V 1/2V DD ウィンド 出力信号PKEYは、特定のキーが押されたかどうかを示すために用いられる 。キーが押されたなら、PKEY=0である。キーが押されていなければ、PK EY=1である。
【0019】 出力信号OPTOUTは、キーが押されていない場合のみに、ポートAとBと の間の接続の現状の状態を決定するために用いられる。従って、キーが押された とすると、OPTOUTが0に等しいにも拘わらず、OPTOUTは無効になる 。キーが押されていなければ、ポートAとBとの間の接続が「開放」の場合には OPTOUT=1であり、ポートAとBとの間のキャパシタが存在する場合には OPTOUT=0である。このようにして、以下の表2にPKEYとOPTOU Tとの間の関係を要約する。
【0020】 表2 開放 短絡 キャパシタ存在 PKEY 1 0 1 OPTOUT 1 0 0
【0021】 図2および図3の操作原理を更に示すために、NOT1のモードシフト点を4 /5VDDに設定し、NOT2のモードシフト点を1/5VDDに設定するもの とする。いま、VDD=5Vであり、NOT1’のモードシフト点が4Vに設定 され、NOT2’のモードシフト点が1Vに設定されるものとする。更に、NO T1とNOT2とへ加えられる電位は同じであり、共にVBに等しい。というわ けで、以下の表3はNOT1およびNOT2についての可能な状態(即ち、VB )に基づいてPKEYとOPTOUTについての可能な値を示す。
【0022】 表3 VB>4V 1V<VB<4V VB<1V (短絡) (キャパシタ) (開放) PKEY(NOT1を介して) 0 1 1 OPTOUT(NOT2を介して) 0 0 1
【0023】 表3に示されるように、ポートBにおける電位VBが走査モード期間中に走査 されたとき、VB>4Vであれば、ポートAとBとの間の接続が「短絡」してい る(即ち、キーが押されている)と判断される。VB<1Vであれば、ポートA とBとの間の接続が「開放」であると判断される。VBが1Vと4Vとの間であ れば、キャパシタCがポートAとBとの間に接続されていると判断される。表3 は事実上、状態(短絡、開放、キャパシタの存在)による表2をVBの値により 示したものであることに留意されたい。
【0024】 本考案においては、ポートAとBとの間が「短絡」である(即ち、キーが押さ れているとき)ならば、OPTOUTが無効になるようにプログラムされている ことは重要である。これは、ポートAとBとの間が「短絡」であるとき、キャパ シタCがポートAとBとの間に存在するとき、キャパシティCがポートAとBと の間に接続されているか否かを決定する他の方式はないためである(図2および 3参照)。従って、以下に詳細に説明される図6および7におけるRCラッチ( RCLATCH)70が、ポートAとBとの間の「短絡」の存在を正確に決定す るために設けられている。
【0025】 更に、図3の回路30は、バイアス区画32回路と走査区画34回路との双方 として操作できるように変更可能である。図4は結果的に組み合わせられた回路 40を示す。回路40がポートAの側でバイアス区画として使用されるとき、N 2,N3,NOT1およびNOT2は使用されていない。回路40がポートBの 側で走査区画34として使用されるとき、P1,P2およびN1は使用されてい ない。
【0026】 従って、図2−4に示されるように、クロスオーバーキャパシタCの端子を交 叉する電位の差は、PKEY信号およびOPTOUT信号を与え、これらの信号 は、キーが押されたか否かを決定するために用いられ、またキーが押されていな いならば、クロスオーバーキャパシタCがキーを交叉して存在しているか否かを 決定するために用いられる。
【0027】 図5は、図4の複数の回路40が、本考案に係るマトリックスキーパッドに関 連して如何にして用いられているかを示す。図5において、Knm(nは列、m は行)のキーの4×4行列(マトリックス)キーパッドが4行R1−R4と四列 C1−C4を有し、キーK11−K14の第一列、キーK21−24の第二列、 キーK31−34の第三列、キーK41−44の第四列を有して設けられている 。本考案に係るクロスオーバーキャパシタCは、キーK42およびK24を交叉 して接続されている。各キーは二つの回路40に接続且つ制御され、その一方の 回路40がバイアス区画32(即ち、ポートA)として操作され、他方の回路4 0が走査区画34(即ち、ポートB)として操作される。更に、各回路40のP 1G,P2G,N1G,N2GおよびN3Gは、回路40への入力を示し、PK EYおよびOPTOUTが回路40の出力を示す。
【0028】 図6における回路55は、図4および図5の回路40の入力と出力との接続を 示す。各回路40への幾つかの入力はパルス発生回路60により与えられ、これ は図7に示されている。各回路40からのPKEY出力およびOPTOUT出力 は、入力としてRCLATCH70へ与えられている。
【0029】 パルス発生回路60はシステムクロックCLK信号およびENABLE信号を 受信し、列回路40C1, 40C2,40C3,および40C4の走査を制御 するCK1信号およびSCANCOL信号を発生する。システムクロックCLK 信号およびENABLE信号も、行回路40R1,40R2,40R3,および 40R4の走査を制御するCK3信号およびSCANROW信号を発生させるた めにパルス発生回路60により用いられる。これらの回路40の走査は、各回路 40についてのRKEY値およびOPTOUT値を決定するために使用され、そ の値は次いでRCLATCH70へ与えられる。
【0030】 図6および図7を参照すると、信号ONOFFBが電話機の受話器が持ち上げ られているか否かを示すために用いられ、ENABLE信号は電話機の「走査オ プション」モードにおけるキーパッドの走査を初期化するように用いられる。O NOFFB=1のとき(即ち、受話器が未だ持ち上げられていないとき)、全て のポートAおよびBにおける電位は浮動レベルに維持され、電話機は外部からの 呼び出しを受信するように待機する。このとき、全ての回路40の全ての第一の スイッチSW1が開放(即ち、NMOSおよびPMOSは全て閉止)し、ポート AおよびBを交叉する電位の欠乏は電流および電力の浪費がないことを意味する ので、回路40は全て電力節約モードになる。
【0031】 いま、ONOFFB=0のとき(即ち、受話器が持ち上げられているとき)、 電話機は外部の電話番号をダイアルするように準備される。このとき、ENAB LE=0であるならば、回路は「走査オプションモード」における全てのキーの 走査か、またはキーを押したかの何れかを可能とする。以下に詳細に説明するよ うに、ONOFFBとENABLEとが共に零に等しいとき、押されたキーがな いならば、回路は「走査オプション」モードにおける全てのキーの走査を後述の 方式で初期化する。しかしながら、キーが押されているならば、「走査オプショ ン」動作は停止する。換言すれば、「キー押し下げ」は任意のオプションの走査 に優先して、「走査オプション」モードの実行期間中にオプションが走査される ときに同時にキーが押し下げられる状況を回避する。
【0032】 しかしながら、このときENABLE=1であるならば、回路40はオプショ ンのためにキーを走査しないが、回路40は待機モードに保持される。換言すれ ば、ENABLE=1のとき、RCLATCH70からの出力RLmおよびCL n(後述)は高レベルに固定され、RCLATCH70からの出力SCnおよび SRm(後述)は低レベルに固定されるが、これは、RCLATCH70への入 力RmPKEY,RmOPT,CnPKEYおよびCnOPT(後述)が出力R Lm,CLn,SCnおよびSRmへ影響しないためである。
【0033】 各回路40からのPKEYおよびOPTOUT出力(RmPKEY,RmOP T,CnPKEYおよびCnOPT)は、入力としてRCLATCH70へ与え られる。RCLATCH70は、四つの信号RLm,SRm,CLnおよびSC nを出力する。図8を参照すると、RCLATCH70は、行回路40R1, 40R2,40R3および40R4からの入力PKEY信号RmPKEYを(フ リップフロップ72を介して)実際にラッチし、これらの信号をRLm信号とし て出力する。同様に、RCLATCH70は、列回路40C1,40C2,40 C3および40C4からの入力PKEY信号CnPKEYを(フリップフロップ 74を介して)ラッチし、これらの信号をCLn信号として出力する。第一の三 つの行回路40R1,40R2,40R3からの入力OPTOUT信号RmOP Tは(フリップフロップ76を介して)ラッチされ、RLmの値が“1111” であれば、以下に説明するように、SRm信号として出力される。同様に、第一 の三つの列回路40C1,40C2,40C3からの入力OPTOUT CnO PT信号は(フリップフロップ78を介して)ラッチされ、CLnの値が“11 11”であれば、以下に説明するように、SCn信号として出力される。図8に おけるラッチは、Dフリップフロップ72,74,76,78の形式で設けられ ているが、他の形式の通常のラッチ機構も使用できる。
【0034】 RLmおよびCLn信号はキーが押し下げられているか否かを示す。押し下げ られたキーがなければ、RLmとCLnとは共に常に“1111”となる。しか しながらキーが押し下げられているならば、RLmおよびCLnの値は、押し下 げられた特定のキーに依存して、図10に記載された値のうちの一つになる。例 えば、キーK34が押し下げられているならば、RLmは“1110”となり、 CLnは“1101”となる。図10に記載されたRLmおよびCLnの値の決 定に使用された原理は、“0”がキー押し下げが起きた行または列を表す。従っ てキーK34の押し下げは、3列、4行におけるキーが押し下げられたことを意 味するので、CLn値の第三桁は“0”であり、RLm値の第四桁は“0”であ る。同様に、キーK11の押し下げは、列と行との双方における第一キーが押し 下げられたことを意味するので、CLn値とRLm値とは共に同じであり、“0 111”である。
【0035】 CLn値とRLm値との双方が“1111”(即ち、押し下げられているキー はない)であるならば、CK1およびCK3クロックと、それぞれCEおよびR E信号(値“1”を有する)は共に、プロセッサへ与えられるSCnおよびSR mの出力を引き起こす。SCnおよびSRmの出力(即ち、OPTOUT値)は 、クロスオーバーキャパシタCが接続されたキーを示し、プロセッサは、この情 報を選択された適切な走査オプションの判断と実行に用いる。しかしながら、C Ln値またはRLm値の何れかが“1111”に等しくない(即ち、キーが押し 下げられている)ならば、RE信号およびCE信号は“0”に等しくなり、これ らはフリップフロップ76と78とをそれぞれ無効にして、SCnおよびSRm が出力を持たないようにする。この機構は、本考案においては、電話機の「走査 オプション」モードの実行期間中、オプションが走査されるときに同時にキーが 押し下げられる状況におけるエラーを回避することを可能にする。このような状 況では、「キー押し下げ」が如何なるオプションの走査にも優先する。
【0036】 ここで図5のマトリックスキーパッド50の操作について図5,6,8および 9を参照して説明する。図9においては、クロック信号CLKで示される各相“ X”がバイアスモードであり、一方、クロック信号CLKで示される各相“Y” が走査モードである。使用者が受話器を持ち上げると、キーパッド50が、電話 機の「走査オプション」モードの実行期間中にプロセッサにより走査される。こ のとき、RLmとCLnは値“1111”を有する。
【0037】 プロセッサは先ず行回路40R1−40R4からPKEYおよびOPTOUT 出力を走査する。そのためには、列回路40C1−40C4がバイアス区画32 回路として働き、行回路40R1−40R4が走査区画34回路として働く。図 9に示されるように、SCANROWが低(low)になると、行の走査が生じる 。このときプロセッサは例えば列に沿ってキーK41−K44における接続を起 こし、同時にバイアスモードに入るようにする。 キーK41,K43およびK 44における接続が「開放」し、クロスオーバーキャパシタがキーK42に存在 するので、列回路40C1−40C4のポートAにおける電位VAは2.5V即 ち(1/2)VDD(再び、VDD=5Vと見倣す)であり、行回路40R1− 40R4のポートBにおける電位VBは0Vである。キーK41−44における 接続が走査モードへ入ったとき、列回路40C1−40C4のポートAにおける 電位VAは5V即ちVDDであり、行回路40R1,40R3および40R4の ポートBにおける電位VBは0Vに維持される。しかしながら、クロスオーバー キャパシタCがK42において存在しているので、回路40R2のポートBにお ける電位VBは2.5V即ち(1/2)VDDになる。これらの結果は上記表1 に示されている。行回路40R1,40R3および40R4については、VB< 1V(VB=0Vの故)であるので、PKEY=1(即ち、キーは押し下げられ ていない)、OPTOUT=1(即ち、接続が「開放」している)である。行回 路40R2については、1V<VB<4V(VB=2.5Vの故)であるので、 PKEY=1(即ち、キーは押し下げられていない)、OPTOUT=0(即ち 、キャパシタが存在)である。上記表3を参照されたい。従って、RLmは、値 “1111”を出力し、SRmは値“101”(即ち、40R1,40R2およ び40R3におけるOPTOUT値は、その順に“101”である)を出力する 。図9を参照すると、走査モードについてのクロック信号CLKの立ち下がり縁 は、CK3を高(high)にし、これはSRmの値を出力させるようにする。
【0038】 ここでプロセッサは列回路40C1−40C4からPKEYおよびOPTOU T出力を走査する。そのためには、行回路40R1−40R4がバイアス区画3 2回路として働き、列回路40C1−40C4が走査区画34回路として働く。 図9に示されるように、SCANCOLが低(low)になると、列の走査が生じ る。このときプロセッサは例えば行に沿ってキーK11−K14における接続を 起こし、同時にバイアスモードに入るようにする。 キーK11−K41におけ る接続が全て「開放」し、行回路40R1−40R4のポートAにおける電位V Aは2.5V即ち(1/2)VDD(再び、VDD=5Vと見倣す)であり、列 回路40C1−40C4のポートBにおける電位VBは0Vである。キーK11 −14における接続が走査モードへ入ったとき、行回路40R1−40R4のポ ートAにおける電位VAは5Vであり、列回路40C1−40C4のポートBに おける電位VBは0Vに維持される。これらの結果も上記表1に示されている。 VB<1V(VB=0Vの故)であるので、PKEY=1(即ち、キーは押し下 げられていない)、OPTOUT=1(即ち、接続が「開放」している)である 。上記表3を参照されたい。従って、CLnは、値“1111”を出力し、SC nは値“111”を出力する。図9を参照すると、走査モードについてのクロッ ク信号CLKの立ち下がり縁は、CK1を高(high)にし、これはSCnの 値を出力させるようにする。
【0039】 図6および8に関連して上記に説明したように、CLn,Rlm,SCnおよ びSRmの出力(これらはPKEYおよびOPTOUT値を示す)は次いでRC LATCH70へ送信され、キーK42における特定のキャパシタ接続により示 されるオプションを決定するように処理される。これらのオプションは以下を含 むことができる。即ち、(1)特定の地域コード以外からの呼び出しの遮断と、 (2)パルスダイアルモードにおける電話の操作と、(3)他機との間で外部回 線を得るために“9”をダイアルする必要性とである。
【0040】 上記に説明した処理は、他の行と列とを上述した方式により交互に走査して、 全てのキーパッドマトリックス50が走査されるまで続けられる。行と列とが走 査される順序は重要ではない。走査の終了において、他のキャパシタ接続がキー K24において検出され、キーK24におけるPKEYおよびOPTOUTの出 力もRCLACH70へ送信され、キーK24における特定のキャパシタ接続に より示されたオプションを決定するようにプロセッサへ送信される。全てのキー パッドマトリックスが走査された後、電話機は、使用者がダイヤルすべき電話番 号を示す特定のキーを押すことを待つ「キー押し下げ」モードへ入る。特に、キ ーパッドマトリックスは、(ダイヤルされた数を示す)何れのキーが押されたか を調べるように走査される。キーパッドマトリックス50の走査期間中、キーが 押し下げられたならば(即ち、CLn値かまたはRLm値かの何れかが“111 1”に等しくないならば)、図8におけるRE信号およびCE信号は“0”に等 しくなり、これはフリップフロップ76と78とをそれぞれ無効にし、上記に説 明したようにTSCnとSRmとが出力を持たないようにする。キーが押し下げ られた後は、プロセッサは「走査オプション」モードへ切換復帰し、押し下げら れたキーが解除された後であって、次のキーが押し下げられる前に、キャパシタ 接続についてキーパッドマトリックスを走査する。
【0041】 本考案は、電話機が「キー押し下げ」モードにあるときに、使用者が特定のオ プションを選択または無効にすることを可能にするように変更することができる 。例えば、図5へ戻ると、キャパシタ接続をKI2に設けることができ、この場 合、スイッチ88もこの接続に設けられる。このスイッチ88が閉止すると、オ プションが「走査オプション」モードで走査されるときに、キーK12における 接続も検出される。逆に、スイッチ88が開放したとき、オプションが「走査オ プション」モードで走査されるときに、キーK12におけるキャパシタ接続は検 出できない。このスイッチ88は電話機のハウジングの横に設けられた機械的ス イッチの形式で実現できる。従って、一例として、キーK12におけるキャパシ タ接続をパルスダイアルモードにおける電話機の操作を示すように使用し得る。 電話機の初期操作期間中には、スイッチ88は初めに開放し得るので、オプショ ンが「走査オプション」モードにおいて初期走査されるときには、操作キーK1 2(およびそれが表示するオプション)におけるキャパシタ接続は検出されない 。使用者が一つの電話番号をダイヤルした後、使用者は次の電話番号をパルスダ イヤルモードでダイヤルしたいと望むことがあり得る。その結果、使用者はスイ ッチ88を閉止し、オプションがいま走査されたときに、キーK12(およびそ れが表示するオプション)におけるキャパシタ接続が、「走査オプション」モー ドで次に走査されたときに検出されるようにする。その後、使用者がこのオプシ ョンを無効にすることを望むなら、スイッチ88は再び開放でき、キーK12( およびそれが表示するオプション)におけるキャパシタ接続は、「走査オプショ ン」モードで次に走査されたときには検出されない。
【0042】 従って、回路55,60および70が上述の原理および必要性に応じて、回路 40からのPKEY信号およびOPTOUT信号に伴う情報を処理するために設 けられている。特定の回路を図6−8に示したが、同様な機能を達成する他の回 路構成を設けることも可能である。
【0043】 各キーは、キャパシタ接続を持つならば、特定のオプションを表すように予め プログラムされているので、各々の特定の電話機キーパッドは、所望のキーにお いてキャパシタ接続を与えることにより、異なるオプションを有するように予め プログラムできる。従って、図5はK12,K42およびK24のみにおけるキ ャパシタ接続を示しているが、この特定の電話機のための所望のオプションを構 築するように何れのキーにおいてもキャパシタ接続を設けることが可能である。
【0044】 更に、本考案はテレホンキーパッドマトリックスに関連して図示されているが 、これに限定されるものではなく、他のマトリックス入力検出回路、例えばキー ボード、エレクトーンまたは電気的番号錠(electrical numbering lock)のため のマトリックス入力検出回路にも使用できる。
【0045】 かくして、本考案の入力検出回路およびマトリックスキーパッドは、通常の電 話機キーパッドおよびそれらの回路では実現されていない幾つかの利点を与える 。クロスオーバーキャパシタの使用により、電話機はオプションをいつでも(電 話機が使用者によるキーの押し下げのために待機しているときでさえも)走査で きる。更に、PKEY信号およびOPTOUT信号のRCラッチ70および論理 は、キーが押し下げられたときに、本考案の入力検出回路が他の全てのオプショ ンを排除することを可能にするので、エラーが回避される。更なる利点は、電力 が節約されることにより実現される。これは、押し下げられているキーがないと き、または走査がなされていない(即ちバイアスモードおよび走査モードにおい て)ときに、全ての回路40を電力節約モードへ開放する第一のスイッチSW1 を設けることによる。
【0046】 上述の説明は本考案の特定の実施例に言及しているが、本考案の要旨から逸脱 することなく、多くの変更をなし得ることは明白である。添付の実用新案登録請 求の範囲は、そのような変更例が本考案の目的と要旨との範囲内に包含するよう に意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常の電話機マトリックスキーパッドに使用さ
れる通常の回路の単純化された回路図である。
【図2】本考案の基本原理を示す回路の単純化された回
路図である。
【図3】図2の原理を使用する本考案の一実施例の単純
化された回路図である。
【図4】図3の回路が如何にしてバイアスモードと走査
モードとの双方に操作変更できるかを説明するための単
純化された回路図である。
【図5】本考案に係るキーパッドマトリックスに関連し
て図4の回路の使用を示す単純化された回路図である。
【図6】図4および図5の回路の入力と出力との接続を
示す回路図である。
【図7】図6の回路を制御するパルス発生回路の回路図
である。
【図8】図6のRCLATCHの回路図である。
【図9】図6の回路図のタイミング図である。
【図10】特定のキーが押し下げられたときのRLmお
よびCLnの出力信号を示すチャートである。
【符号の説明】
20,30,40 回路 32 バイアス区画(バイアス区画回路) 34 走査区画(走査区画回路) 50 マトリックスキーパッド 70 RCラッチ(ラッチ) A 第一ポート B 第二ポート C キャパシタ SW1 第一のスイッチ SW2 第二のスイッチ P1,P2 PMOS N1,N2,N3 NMOS R1,R2,R3,R4 行 C1,C2,C3,C4 列

Claims (20)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーパッドのための入力検出回路であっ
    て、 キーの複数の行とキーの複数の列との交差により形成さ
    れたキーのマトリックスと、 前記キーの一つの前記交差する行と列とに交叉して接続
    されたキャパシタと、 キャパシタに交叉する電位差を発生する電位差発生手段
    と、 前記キャパシタに交叉する前記電位差に応答して、前記
    キャパシタの存在を示す信号を発生する信号発生手段と
    を備える回路。
  2. 【請求項2】 前記キャパシタの存在を示す信号は、プ
    ログラム可能なオプションを更に示す請求項1記載の回
    路。
  3. 【請求項3】 前記キャパシタが正端子と負端子とを含
    み、前記電位差発生手段が、 正端子と負端子とに接続された第一のスイッチと、 この第一のスイッチを介して正端子に接続された第一の
    電源と、 正端子に接続された第二のスイッチと、 この第二のスイッチを介して正端子に接続された第二の
    電源とを含み、 前記負端子が第一のスイッチを介して接地されている請
    求項1または2記載の回路。
  4. 【請求項4】 第一のスイッチが閉止し、且つ第二のス
    イッチが開放し、次いで第一のスイッチが開放し、且つ
    第二のスイッチが閉止して、前記キャパシタの前記負端
    子に電位差を発生させるようにする請求項3記載の回
    路。
  5. 【請求項5】 前記キャパシタが正端子と負端子とを含
    み、前記電位差発生手段が、 前記正端子に接続されたバイアス区画回路と、 前記負端子に接続された走査区画回路とを含む請求項1
    または2記載の回路。
  6. 【請求項6】 前記バイアス区画回路が、 前記正端子に接続された第一のスイッチと、 この第一のスイッチを介して前記正端子に接続された第
    一の電源と、 前記正端子に接続された第二のスイッチと、 この第二のスイッチを介して前記正端子に接続された第
    二の電源とを含む請求項5記載の回路。
  7. 【請求項7】 前記走査区画回路が、 前記負端子に接続された第一のスイッチであり、この第
    一のスイッチを介して前記負端子が接地されている第一
    のスイッチと、 一つのキーが押し下げられたか否かを示す第一の出力
    と、 キャパシタの存在を示す信号である第二の出力とを含む
    請求項5記載の回路。
  8. 【請求項8】 前記信号発生手段が、前記走査区画回路
    を含む請求項7記載の回路。
  9. 【請求項9】 前記信号発生手段が、第一と第二の出力
    に接続されたラッチを更に含む請求項8記載の回路。
  10. 【請求項10】 前記ラッチが、一つのキーが押し下げ
    られたことを示す第一の信号が前記ラッチにより受信さ
    れたならば、第二の出力の送信を防止する請求項9記載
    の回路。
  11. 【請求項11】 第一のスイッチが、ソース端とドレー
    ン端とを有する第一のPMOSと、ソース端とドレーン
    端とを有するNMOSと、電源とを含み、 第二のスイッチが、ソース端とドレーン端とを有する第
    二のPMOSを含み、 第一と第二のPMOSの前記ドレーン端が前記NMOS
    の前記ドレーン端へ接続され、第一と第二のPMOSの
    前記ソース端が前記電源へ接続され、前記NMOSの前
    記ソース端が接地されている請求項6記載の回路。
  12. 【請求項12】 第一のスイッチが、ソース端とドレー
    ン端とを有するPMOSを含み、そのソース端が接地さ
    れ、且つそのドレーン端が前記負端子と第一の出力と第
    二の出力に接続されている請求項7記載の回路。
  13. 【請求項13】 前記交差する行と列との間の前記キャ
    パシタに接続されたスイッチを更に含む請求項1記載の
    回路。
  14. 【請求項14】 キーパッドのための入力検出回路であ
    って、 キーの複数の行とキーの複数の列との交差により形成さ
    れたキーのマトリックスであり、各々のキーが第一のポ
    ートおよび第二のポートを規定する接続を有するマトリ
    ックスと、 複数のバイアス区画回路であり、その各々が異なるキー
    の第一のポートへ接続されたバイアス区画回路と、 複数の走査区画回路であり、その各々が異なるキーの第
    二のポートへ接続された走査区画回路と、 一つの前記キーの第一ポートおよび第二のポートに交叉
    して接続された少なくとも一つのキャパシタとを備える
    回路。
  15. 【請求項15】 前記各バイアス区画回路が、 前記キーの第一ポートに接続された第一のスイッチと、 この第一のスイッチを介して前記キーと同一のキーの第
    一ポートへ接続された第一の電源と、 前記同一のキーの第一ポートへ接続された第二のスイッ
    チと、 この第二のスイッチを介して前記同一のキーへ接続され
    た第二の電源とを含む請求項14記載の回路。
  16. 【請求項16】 前記走査区画回路が、 前記同一のキーの第二ポートへ接続された第三のスイッ
    チと、この第三のスイッチを介して前記同一のキーの第
    二ポートが接地されている第三のスイッチと、 前記同一のキーが押し下げられたか否かを示す第一の出
    力と、 前記キャパシタが前記同一のキーの第一ポートおよび第
    二ポートを交叉して接続されているか否かを示す第二の
    出力と含む請求項15記載の回路。
  17. 【請求項17】 第一と第二の出力に接続されたラッチ
    を更に含む請求項16記載の回路。
  18. 【請求項18】 前記ラッチが、前記キーが押し下げら
    れたことを示す第一出力が前記ラッチにより受信された
    ならば、第二の出力の送信を防止する請求項17記載の
    回路。
  19. 【請求項19】 前記キーの第一と第二のポートを交叉
    するキャパシタへ接続されたスイッチを更に含む請求項
    14記載の回路。
  20. 【請求項20】 キャパシタを交叉する電位差を発生す
    る回路であって、 正端子と負端子とを有するキャパシタと、 前記正端子と負端子とへ接続された第一のスイッチと、 この第一のスイッチを介して前記正端子に接続された第
    一の電源と、 前記正端子に接続された第二のスイッチと、 この第二のスイッチを介して前記正端子に接続された第
    二の電源とを含み、 前記負端子が第一のスイッチを介して接地されている回
    路。
JP1998010072U 1998-12-18 1998-12-18 マトリックスキーボード用入力検出回路 Expired - Fee Related JP3060387U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998010072U JP3060387U (ja) 1998-12-18 1998-12-18 マトリックスキーボード用入力検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998010072U JP3060387U (ja) 1998-12-18 1998-12-18 マトリックスキーボード用入力検出回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3060387U true JP3060387U (ja) 1999-08-31

Family

ID=43194209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998010072U Expired - Fee Related JP3060387U (ja) 1998-12-18 1998-12-18 マトリックスキーボード用入力検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3060387U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0511876A (ja) デイジタル回路装置
US6181179B1 (en) Scan flip-flop circuit
KR20040014160A (ko) 마스터 슬레이브 플립플롭 회로
JP2946658B2 (ja) フリップフロップ回路
EP0477706B1 (en) Asynchronous state machine synchronization circuit
US6104320A (en) Input detection circuit for a matrix keyboard
JP3060387U (ja) マトリックスキーボード用入力検出回路
US3931481A (en) Plural line selector apparatus for enabling selection of one of a plurality of telephone lines
US6693460B2 (en) Scan flip-flop and semiconductor integrated circuit device
JPH0795013A (ja) エッジトリガ型フリップフロップ
US5285495A (en) Push-button telephone dialing device with telephone hold function circuit
JP2828787B2 (ja) キー入力回路及びキー入力回路を有する電話機用集積回路
JP2693762B2 (ja) キーボード回路
US6202166B1 (en) State machine with a dynamic clock gating function
KR910000374B1 (ko) 프로그래머블 콘트롤 전화기용 집적회로
JP2514989B2 (ja) 順序回路
KR940005523B1 (ko) 다이얼러(Dialer) 집적회로
KR930004912B1 (ko) 멜로디회로를 콘트롤하는 다이얼러회로와 그 콘트롤방법
JPS61262346A (ja) 電話機装置
KR100433906B1 (ko) 로타리 다이얼 방식으로 키 입력되는 디지털 키폰전화기 및 그 방법
KR920007695Y1 (ko) 전화기의 레퍼터리 다이알 회로
CN2337721Y (zh) 键盘扫描及选择装置
US6097661A (en) Pointer circuit with low surface requirement high speed and low power loss
JPS5814783B2 (ja) ボタンデンワソウチノ ワチユウヒヨウジカイロ
KR20020015878A (ko) 전화기의 키패드 장치

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees