JP3060309B2 - インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方法

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JP3060309B2
JP3060309B2 JP1328288A JP32828889A JP3060309B2 JP 3060309 B2 JP3060309 B2 JP 3060309B2 JP 1328288 A JP1328288 A JP 1328288A JP 32828889 A JP32828889 A JP 32828889A JP 3060309 B2 JP3060309 B2 JP 3060309B2
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茂夫 野々山
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 コート層を有する記録紙を用いた、インクジェット式
プリンタにおけるインクジェット記録方法に関し、 記録密度に応じて記録紙を変えることにより画質の良
い記録を行うことを目的とし、 コート層の厚さを1ドットのインク量及びドットピッ
チに関する所定の関係式を満たすように選定した記録紙
を構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明はノンインパクト記録方法に係わり、時にイン
クジェットヘッドからインク液滴を噴射する形式のイン
クジェット式プリンタに使用されるコート層を有する記
録紙に関する。
インクジェット式プリンタにおいて、鮮明な印字や画
像を得るために、表面にシリカ系等のコート層を有する
記録紙が使用される。このようなコート層を有する記録
紙はインクが記録紙内部にまで滲み込まずコートされた
層にのみインクが保持され、鮮明な印字や画像が得られ
る。この場合において、プリンタ側の記録条件と記録紙
側のコート層との関係を適切なものとし、画質の良い記
録を行うことのできる記録紙が要求される。
〔従来の技術〕
インクジェット記録方式は、インクを直接、インクジ
ェットヘッドから紙に噴射させ、記録を行う方式であ
り、コート紙を使用した場合、インク量が多いと、滲み
が著しくなり、逆に、インク量が少ないと隣接するドッ
ト同士が繋がらず、表現しようとする線にならない。従
来は、インクジェット記録に適した紙(コート紙)の条
件について、明らかにされていなく、そのために、常に
高画像の印字品質を表現できるとは限らなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のように、従来は、インクジェット記録により、
記録を行った場合、記録紙によっては、滲みが著しく、
隣合う色同士が混ざり合ったり、またインク量が少なく
線を表現しようとしても、ドットが小さく隣接するドッ
ト同士が繋がらず、画質を大きく低下させている。
そこで本発明は、上記の欠点を解決するため、画質の
良い記録を行うことのできるインクジェットプリンタ用
コート層を有する記録紙を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 本発明の発明者らは、上記の課題を解決するために、
記録紙のコート層とプリンタの記録装置の記録密度及び
インクジェットヘッドより噴射するインク量との間に次
の関係があることを見出した。
第1図において、コート層2を有する記録紙1のコー
ト層2の厚さをl、コート層2の吸水率をα、記録紙1
上のインク3のドット径をD、インク体積をVとする
と、 V=απ(0.5D)2l ……(1) と表わされる。即ち、インク3の滲みた部分の面積がπ
(0.5D)2、体積がπ(0.5D)2lである。
また、コート量mc〔g/m2〕とコート層の厚さl
〔m〕、密度ρ〔g/m3〕の間には、次の関係があること
を見出した。
l=mc/ρ ……(2) また、シリカ系のコート層では密度ρは、ρ≒0.3×1
06g/m3(ρ≒0.3g/cm3)であることを明らかにした。
また、コート層の吸水率αは、一般に約0.4〜0.5と言
われている。
以上より、上記式(1),(2)を変形すると、 なお、V〔m3〕、mc〔g/m2〕 インクジェット記録において、ドット径の条件は、第
2図から明らかなように、ドットピッチをPとすると となる。下限は斜め線が繋がる条件であり、上限は1ド
ット離れたドット同士が繋がらないことである。
したがって、 の関係が導かれる。
〔作用〕
本発明に従って、上記のように記録密度、1ドットの
インク量に基づいたコート層を有する記録紙を選択・使
用することにより、良好な印字が得られることが確認さ
れた。
〔実施例〕
第3図はインク量を一定(0.2μcc)とした場合にお
ける記録紙のコート層の厚さ(コート層mc〔g/m2〕)
とドット径D〔μm〕との関係を示したものである。コ
ート層の厚さが異なる数種類の記録紙を使用し、ドット
径を実測した値をプロット(・)で示している。一方、
上記の(4)式を使用して計算により求めた値を曲線で
示した。第3図より明らかなように、実験結果と上記解
析の結果がよく一致していることがわかる。
第4図は1ドットのインク量と〔μcc/ドット〕ドッ
ト径〔μm〕との関係を示す。所定の厚さのコート層を
有する一定の記録紙を使用し、インク量を変化させた場
合、ドット径はインク量の1/2乗に比例(ドット面積が
インク量に比例)していることが判り、やはり上記の解
析の結果を良く説明していることが明らかとなった。
以上のように第3図及び第4図の実験結果を得るにつ
いて、記録紙としてはシリカ系のコート材を塗工したコ
ート紙を使用した。
記録紙のコート量(mc〔g/m2〕)とドット径〔μ
m〕との関係及びインク量〔μcc/ドット〕とドット径
〔μm〕との関係が第3図及び第4図のように規定され
ることから、上述の解析結果を使用し、結局、 の条件を満たすようにドットピットP、インク量V、記
録紙のコート量mcを選定することにより良好な印字結
果が得られることとなる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、記録密度(解像度)、1ドットの
インク量により本発明で特定される所定の条件に適合す
るコート層を有する記録紙を使用することによりインク
ジェット方式で記録を行なった場合に好適な印字品質が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で使用するコート層を有する記録紙の断
面図、第2図はドット径(D)とピッチ(P)の関係を
示す図、第3図はコート量mc〔g/m2〕とドット径D
〔μm〕との関係を示す図、第4図はインク量(体積)
〔μcc/ドット〕とドット径D〔μm〕との関係を示す
図である。 1……記録紙、mc……コート量、2……コート層、3…
…インク、D……ドット径、P……ドットピッチ。
フロントページの続き (72)発明者 谷口 修 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 中澤 明 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−242585(JP,A) 特開 平1−93390(JP,A) 特開 平1−264886(JP,A) 特開 昭63−151477(JP,A) 特開 昭63−102974(JP,A) 特開 昭63−315284(JP,A) 特開 昭63−159081(JP,A) 特開 平1−148586(JP,A) 特開 平2−113985(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コート層を塗工した記録紙を使用し、コー
    ト層は下記条件を満たすことを特徴とする、インクジェ
    ット式プリンタにおけるインクジェット記録方法。 ただし、V:1ドットのインク量〔m3〕 mc:コート層の塗工量〔g/m2〕 P:ドットピッチ〔m〕
JP1328288A 1989-12-20 1989-12-20 インクジェット記録方法 Expired - Lifetime JP3060309B2 (ja)

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