JP3060223U - 減圧弁 - Google Patents

減圧弁

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JP3060223U
JP3060223U JP1998009652U JP965298U JP3060223U JP 3060223 U JP3060223 U JP 3060223U JP 1998009652 U JP1998009652 U JP 1998009652U JP 965298 U JP965298 U JP 965298U JP 3060223 U JP3060223 U JP 3060223U
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Japan
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valve
seat
diaphragm
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valve body
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JP1998009652U
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博美 黒葛
佐々木  実
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Venn Co Ltd
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Venn Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管内の圧力異常上昇や長期間閉弁による弁
座シート面の弁体ディスクへの食い込みで弁体ディスク
が変形、劣化し耐久性を損うことを防止する。 【解決手段】 弁体10に弁体ディスク11を囲んだ立
上り縁32を設けてその先端面33より当り面31を僅
かに突出させるとともに、弁座4のシート面3を当り面
31と先端面33の両方にまたがって向かい合わせた。
通常の閉弁時はシート面3の一部が当り面31に当り、
食い込んだときはシート面3の別の部分が先端面33に
当ることによりそれ以上の食い込みをなくして弁体ディ
スク11の変形、劣化を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は二次側流体圧力を検知するダイヤフラムの変位に連動して弁体が開閉 動作を行なう減圧弁に関し、主に集合住宅の戸別給水、給湯設備において水道水 や温水の減圧に使用される減圧弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
二次側流体圧力をダイヤフラムで検知させ、対抗する調節ばねのばね荷重と不 均衡を生じたときダイヤフラムの変位に応じて弁体を開閉動作させることにより 、一次側流体を所定圧力の二次側流体に減圧調整する減圧弁は広く知られている 。
【0003】 図2は従来から知られている減圧弁の一つを示す断面図であって、弁本体51 の中央部にシート面52を下向きとして設置した弁座53の上方部分が流体の入 口側である一次通路55と連通しているとともに下方部分が流体の出口側である 二次通路56と連通している。弁座53の下方には弁体ディスク57をシート面 52と向かい合わせて装備した弁体58が配備されており、この弁体58の下方 へ突出形成した案内棒59が弁本体51の下蓋体60に設けた受孔61に密嵌し ているとともに、弁体58の上方へ弁座口54を貫通して突設したスピンドル6 2の上端に一体形成されているピストン状の案内体63が弁本体51に設けた上 下開放の案内孔64に液密に嵌装している。
【0004】 弁本体51の上方にはばねケース65が取付けられており、それらに外側周縁 部を挟み固定したダイヤフラム66の下面と弁本体51の上面との間に形成され た二次圧室67と二次通路56とが圧力検出路68によって連通している。また 、ばねケース65にはその頂壁65aを貫通して調節ねじ69が回転可能に挿入 されており、この調節ねじ69の上方突出部分にロックナット70が螺装されて いるとともに、ばねケース65の内部であるダイヤフラム室71に延在する部分 にばね受72が螺装されて回転することなく上下移動可能とされ、ダイヤフラム 66とばね受72との間に圧縮コイルばねからなる調節ばね73が装入されてい る。
【0005】 ダイヤフラム66は案内体63の上面とこれにより突出させた案内部片74と に中心を挟み保持されており、また弁体58と下蓋体60との間に圧縮コイルば ねからなる閉弁ばね75が装入されている。このことにより弁体58とダイヤフ ラム66とは一体に動く。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の減圧弁は、閉弁時に弁座53のシート面52の全面が弁体58の弁 体ディスク57に当たることによって一次通路55と二次通路56とを遮断する ようになっており、流体圧力が異常変動したとき、或いは長期間閉弁したままで あってその間弁体ディスク57が閉弁ばね75のばね力でシート面52に押し付 けられている状態が継続したとき、弁体ディスク57が変形、劣化して耐久性を 損うという問題がある。
【0007】 その対策として、実公昭50−39865号公報に記載されているように弁体 ディスクを耐摩耗性と適度の硬さとを有する層と弾性に富む層とからなる多層構 造とすることが提案されているが、このものは構成が複雑であって安価でなく、 多数個が使用される集合住宅の戸別給水、給湯設備における減圧弁に適するとは 言い難い。
【0008】 本考案はシート面の全面が弁体ディスクに当たることによる弁体ディスクの耐 久性低下という前記従来の減圧弁がもっている課題を解決し、簡単な構造で弁体 ディスクの変形、劣化をなくし耐久性を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案は一次通路、弁座、二次通路を有する弁本 体と、二次側流体圧力および調節ばねのばね荷重を対抗作用させたダイヤフラム と、このダイヤフラムの変位に応じて弁座に対し開閉動作を行なう弁体とを具え た減圧弁について次のようにした。
【0010】 即ち、弁体に弁体ディスクの外側周縁を囲んだ立上り縁を設け、弁体ディスク の当り面を立上り縁の先端面より僅かに突出させるとともに、弁座のシート面を 当り面および先端面の両方にまたがって向かい合わせ、シート面の当り面への食 い込みを先端面によって制限するようにしたものである。
【0011】 このように、シート面の一部が弁体ディスクに当ることにより一次通路と二次 通路とを遮断し、シート面の別の部分が弁座に当ることにより食い込みを制限す るものとしたことにより、簡単な構造で弁体ディスクの耐久性を向上するという 目的が達成される。
【0012】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図1に基いて説明すると、弁本体1の内部に形成された 流路2の中間部にシート面3を下向きとした弁座4が設けられ、その上方である 一次室6は流路2の一次通路7と連通し、下方である二次室8は二次通路9と連 通している。
【0013】 二次室8には弁体10が弁体ディスク11をシート面3と向かい合わせて装入 されており、この弁体10は弁座口5,一次室6を貫通して上方へ延びるスピン ドル12に固着されている。スピンドル12は一次室6とその上方の二次圧室1 9とを連通させて弁本体1に形成した案内孔15に液密に嵌装したピストン状の 案内体13を一体に有しているとともに、弁体10の下方へ突出して弁本体1の 下蓋体16に形成した受孔17に密嵌した案内棒14を一体に有している。また 、弁体10と下蓋体16との間に圧縮コイルばねからなる閉弁ばね18が装入さ れている。
【0014】 弁本体1の上方にはばねケース21が取付けられており、それらの間に外側周 縁部を挟み固定したダイヤフラム22の下面と弁本体1のくぼんだ上面との間に 形成されている二次圧室19は圧力検出路20によって二次通路9と連通してい る。
【0015】 二次圧室19に突出した案内体13の上面はダイヤフラム22の下面に接して おり、ダイヤフラム22およびその上面に重ねたダイヤフラム受23を貫通して 案内体13に嵌装した案内部片24の頭部24aがダイヤフラム22の中心部上 方へ突出している。
【0016】 ばねケース21の中心軸線上にはその頂壁21aを貫通して調節ねじ26が配 置されており、その頂壁21a上方へ突出した部分にロックナット27が螺装さ れているとともに、ばねケース21の内部であるダイヤフラム室28へ突出した 部分にばね受29が螺装されている。このばね受29とダイヤフラム受23との 間に圧縮コイルばねからなる調節ばね30が装入されている。
【0017】 調節ねじ26はフランジ26aを有しており、このフランジ26aとロックナ ット27とが貫通個所の上下両側に位置して頂壁21aを挟み込むことにより上 下方向へ動くことなく回転可能とされている。また、ばねケース21は横断面非 円形であって、調節ねじ26を回したときばね受29が回転することなく上下方 向へ移動して調節ばね30の初期荷重を調節する。更に、案内部片24の頭部2 4aは閉弁位置において調節ねじ26と狭い間隔を有して向かい合っている。
【0018】 このような実施の形態において、二次側流体圧力が低いときは、調節ばね30 のばね荷重が二次圧室19の流体圧力による押上げ力にうち勝ってダイヤフラム 22を下方へ変位させ、スピンドル12を押して弁体10を弁座4から離間させ ることによって一次通路7と二次通路9とを連通する。二次側流体圧力が高くな ると、二次圧室19の流体圧力による押上げ力が調節ばね30のばね荷重にうち 勝ってダイヤフラム22を上方へ変位させ、その一方で閉弁ばね18が弁体10 ,スピンドル12をダイヤフラム22の変位に追従して一体に上方へ移動させ、 弁体10を弁座4に着座させて一次通路7と二次通路9とを遮断する。
【0019】 ダイヤフラム22に作用する二次側流体圧力が供用時の調整圧力範囲内にある 正常時には、流体圧力による押上げ力と調節ばね30のばね荷重とが平衡した位 置にダイヤフラム22が停止し、弁体10は閉弁ばね18によって案内体13の 上面がダイヤフラム22に接した位置に置かれる。尚、配管耐圧試験を行なうと きや一次側流体の漏れを生じたときのように、ダイヤフラム22に作用する二次 側流体圧力が供用時の調整圧力範囲を大幅に越えた場合、ダイヤフラム22は案 内部片24の頭部24aが調節ねじ26の下端面に接した位置で停止させられ、 それ以上のダイヤフラム室28側への変位は阻止される。
【0020】 次に、本考案は閉弁時に弁座4のシート面3が弁体ディスク11の当り面31 に強く押し付けられたとき、必要以上に食い込んで弁体ディスク11を変形、劣 化させて耐久性を損わせる、という不都合を解消することを主な目的としている 。
【0021】 そのために、弁体10の外側周縁部に弁座4へ向かう立上り縁32を設け、弁 体10の弁座4と向かい合った正面10aと立上り縁32の内側周面32aとに 密着させて弁体ディスク11を嵌込んでスピンドル12の肩部12aにより押え 固定し、この弁体ディスク11の当り面31を立上り縁32の弁座4へ向けた先 端面33より僅かに突出させるとともに、弁座4のシート面3を当り面31およ び先端面33の両方にまたがって向かい合わせた。
【0022】 通常の閉弁状態ではシート面3の内周側部分が当り面31に当って一次通路7 と二次通路9とを遮断しており、当り部分の面積と閉弁ばね18のばね荷重とを 適宜に設定することにより水や温水の流れを完全に停止させることができる。
【0023】 開弁状態で配管端末の水栓などを急閉したとき、ウオータハンマによって圧力 が異常上昇し弁体10を弁座4に強く押し付けるように働くとシート面3が当り 面31に深く食い込もうとする。また、長期間閉弁したままであると、その間弁 体ディスク11が閉弁ばね18のばね力でシート面3に押し付けられた状態が続 き、経時的にシート面3が当り面に深く食い込もうとする。
【0024】 これらの事態が生じてシート面3が当り面31に先端面33からの突出分だけ 食い込んだとき、シート面3の外周側部分が立上り縁32の先端面33に当り、 それ以上の食い込みが防止される。従って、当り面31の先端面33からの突出 寸法を適宜に選定することにより、弁体ディスク11に変形、劣化を生じさせる ことがなくなるものである。
【0025】
【考案の効果】
以上のように、本考案によると簡単な構造で弁体ディスクの耐久性を向上し、 長年に亘って使用しても少ないメンテナンス回数で良好な閉弁機能を維持するこ とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示す縦断面図。
【図2】従来例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 弁本体, 3 シート面, 4 弁座, 7 一次
通路, 9 二次通路, 10 弁体, 11 弁体デ
ィスク, 18 閉弁ばね, 22 ダイヤフラム,
30 調節ばね, 31 当り面, 32 立上り縁,
33 先端面,

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次通路、弁座、二次通路を有する弁本
    体と、二次側流体圧力および調節ばねのばね荷重を対抗
    作用させたダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの変位に
    応じて前記弁座に対し開閉動作を行なう弁体とを具えた
    減圧弁において、 前記弁体は弁体ディスクの外側周縁を囲んだ立上り縁を
    有し、前記弁体ディスクの当り面は前記立上り縁の先端
    面より僅かに突出しているとともに、前記弁座のシート
    面が前記当り面および先端面の両方にまたがって向かい
    合っており、前記シート面の前記当り面への食い込みが
    前記先端面によって制限される、ことを特徴とする減圧
    弁。
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