JP3060076U - ペット用首輪 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 犬、猫等ペットの安全確保および迷子防止等
のための工夫を施した新規のペット用首輪を提供する。 【解決手段】 蓄光料を用いて得た線やマーク、絵、文
字等の蓄光表示部と、反射料を用いて得た線やマーク、
絵、文字等の反射表示部を全長もしくは部分長に亘って
可及的に全方向から見える目立つ状態として交互に設け
たものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、犬、猫等ペットの安全確保および迷子防止等のための工夫を施した ペット用首輪に関する。

【０００２】

【従来の技術】

犬等ペットの散歩のときには交通事故を始めとする種々の事故の発生率が高く 、中でも暗い所や目立たない所での発生が多くなって来ていてこれが逓増する傾 向にあり、また犬等のペットが迷子になってしまう事故も多い。

【０００３】 これ等の事故を解消するために目立つように点滅ライトを点滅させる形式や断 続音を出す形式、信号を発する形式の首輪が既に提供されているが、これ等は電 池交換や故障修理等があってランニングコストが嵩む不都合があり、また日中は 外しておき暗くなったときは装着するという使い方の煩しさがある等のことから 継続的に使用されていない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記現状に鑑み、事故の回避に有効に機能し、電池交換や故障修理 が不必要で長期使用が可能な新規のペット用首輪を提供することを目的とするも のである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係るペット用首輪は、蓄光料を用いて得た 線やマーク、絵、文字等の蓄光表示部と、反射料を用いて得た線やマーク、絵、 文字等の反射表示部を全長もしくは部分長に亘って可及的に全方向から見える目 立つ状態として交互に設けたものである。

【０００６】

【実施例】 図に示す実施例は、締金１付き首輪２のベルト部における表側面の全長に亘る 個所に後述する蓄光料（蓄光インク）を用いて得た太幅帯状の蓄光表示部３と反 射材料を用いて得た太幅帯状の反射表示部４とを交互配置として且つ可及的に全 方向から覗認できる目立つ状態として設けたものである。

【０００７】 蓄光料（蓄光インク）は、光を受けたときに光を蓄えそしてこの蓄えた光を光 の当らない暗やみで放光するもので、６時間以上も電源等無しで発光し続けるも の等であって、ポリメチルメタアクレート、ポリカーボネート等透明樹脂に夜光 蛍光染料等波長変換材料を均一に分散してからこれを微細なガラスビーズ等極小 粒体の表面に被覆することにより得た蓄光型粉体がビヒクルに混入されたもの等 である。

【０００８】 反射料は、ガラスビーズ等透明ビーズを透明樹脂に対して混入することによっ て得た透明塗料等であって、白い色や明るい薄い色等基層に塗布するようにされ た再帰反射性のものである。

【０００９】 本考案は、たとえば、加熱されたときに収縮する熱収縮性合成樹脂製チューブ の全長に亘る外表面に上記蓄光表示部および反射表示部を印刷したものを首輪の ベルトに対して被着することにより完成したり、蓄光料の表面に再起反射性のガ ラスビーズを半分まで埋ったバラ撒き状態に固定したり、このガラスビーズ固定 の蓄光料で蓄光表示部を設けたことにより反射表示部を省略したり、蓄光料もし くは反射料として上記実施例と異なるものを用いたりする等のように、本考案の 精神を逸脱しない限りにおいて種々の改変をすることができ、そして本考案が当 該改変されたものに及ぶことは当然である。

【００１０】

【作用】

即ち、上記のような構成であるので、これをペットに着用させたままの状態に おいて蓄光表示部３が日中の明るい光や蛍光灯の光を受けているときには光を蓄 え、そしてペットに着用させた状態で薄暗い所や暗やみの所を散歩させている等 のときには上記の蓄えた光を放光し、また反射表示部４が同散歩中等において車 のライトの光を受けたときには発光するものであって、蓄えた光の放光と反射部 の発光とによってペットの存在を運転者や探す人等に知らせるものである。

【００１１】

【考案の効果】

本考案に係るペット用首輪は、これによる場合には上記したように日中等に蓄 えた光の放光と反射部の発光とによって夜間に散歩中のペットの存在を運転者や 探す人等に効果的に認知させることができ、事故の回避に極めて有効でペットの 安全確保に役立つものであるのみならず上記したような電池交換は全くいらなく 、時には洗浄をする程度で故障修理もいらないものであって、上記ランニングコ ストが嵩む等の不都合を完全に解消する著効を奏するものであり、しかも本考案 における蓄光表示部も反射表示部も可及的に全方向から覗認し易いように、つま り盲点をつくらないように広範囲に設ける場合には、材料、工程、経費の面にお いて差ほどむずかしいことではなく盲点の少ない製品の提供に向いているもので あり、また蓄光表示部、反射表示部は模様としても機能するので普段の着用品と しても好ましいものであり、更に日中であっても着用したままでよいので極めて 使い勝手が良いものである等の優れた実用的効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を使用状態で示す全体の斜視図
である。

【符号の説明】

１ 締金 ２ 首輪 ３ 蓄光表示部 ４ 反射表示部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 蓄光料を用いて得た線やマーク、絵、文
   字等の蓄光表示部と、反射料を用いて得た線やマーク、
   絵、文字等の反射表示部を全長もしくは部分長に亘って
   可及的に全方向から見える目立つ状態として交互に設け
   たことを特徴とするペット用首輪。