JP3059876U - ニット製インナー - Google Patents

ニット製インナー

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JP3059876U
JP3059876U JP1998010113U JP1011398U JP3059876U JP 3059876 U JP3059876 U JP 3059876U JP 1998010113 U JP1998010113 U JP 1998010113U JP 1011398 U JP1011398 U JP 1011398U JP 3059876 U JP3059876 U JP 3059876U
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JP
Japan
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knitted
yarn
pile
bra
knitting
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JP1998010113U
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English (en)
Inventor
勝 長尾
Original Assignee
サンエース株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラジャ着用時にブラジャの輪郭がインナー
の外面に表れないようにするとともに、二の腕の線を美
しくみせるニット製インナーの提供をする。 【解決手段】 アンダーウェアからなるニット製インナ
ー1において、脇の下の編地内面13を厚地のパイル編
組織16にし、ブラジャB着用時にブラジャBの輪郭B
oがインナー1の外面に表れないようにしたニット製イ
ンナー1と、またアンダーウェアからなるニット製イン
ナー1において、該インナー1が半袖7a,7bを有す
るものからなり、袖の下の編地内面14を厚地のパイル
編組織16にし、二の腕の線が表れるようにたニット製
インナー1を構成するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はニット製インナーに関するものである。ここでインナーとは、ウエス ト丈程度のスリーマーと同様の婦人用シャツからなるアンダーウェアのことであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来婦人用の下着は、スリーマー等のアンダーウェアと、ブラジャ等のファン デーションと、スリップ等のランジェリとの3種類から構成されている。即ちア ンダーウェアは、体温を維持し、汗を吸収し、上着の汚れを防ぐ目的の肌着とし て必要なものである。またファンデーションは、理想的な美しいプロポ−ション の基礎となる体の線を整えるための、婦人にとっては重要な下着である。さらに ランジェリは、上着の滑りをよくしシルエットを助ける下着である。
【0003】 しかしながら、これらの重ね着は、夏場に暑苦しく、又嵩張って各下着の線が 重なるのも体裁が悪いものである。そのため最近は薄着の傾向にあり、手間のか からない一枚もので兼用する傾向にある。その代表的なものが、インナーである 。インナーとはウエスト丈程度の婦人用の薄地のシャツであるが、綿混紡による 衣料にして汗を吸収しやすくし、スリーマーとは違って胸元にギャザーを入れて ブラジャ機能も兼ね備え、ナイロン糸入りで滑りやすいものにしている。
【0004】 そのためバストを潰さない立体設計にして、上半身にフィットさせ薄地で体の 線を出させるように肌に密着する、伸縮性のニット製素材からなっている。従っ て、インナーの下には、ブラジャをつける場合が多く、又インナーの上にはセー ター等を着用する場合があり、薄地のインナーがブラジャに添って体に接触する ので、この時ブラジャの輪郭が外面に表れないかが気がかりになる。
【0005】 一方、女性美を表現する体の線は、バストだけでなく、肩から二の腕に至る滑 らかな線を出させることも重要である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
叙上の事情に鑑み、本考案は、ブラジャ着用時にブラジャの輪郭がインナーの 外面に表れないようにするとともに、二の腕の線を美しくみせるニット製インナ ーの提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため本考案は、アンダーウェアからなるニット製インナーにおいて、脇の 下の編地内面を厚地のパイル編組織にし、ブラジャ着用時にブラジャの輪郭がイ ンナーの外面に表れないようにし、またアンダーウェアからなるニット製インナ ーにおいて、該インナーが半袖を有するものからなり、袖の下の編地内面を厚地 のパイル編組織にし、二の腕の線が表れるようにして上記の課題を解決した。
【0008】
【考案の実施の形態】
次に本考案のニット製インナーを、以下図面に基づいて一実施例をあげて詳細 に説明する。図1は本考案のニット製インナーの一実施例を示す正面からみた一 部切欠断面を含む斜視図である。図2は本考案の一実施例を示す胸元の浮き編組 織図である。図3は本考案の脇の下の編地内面等のパイル編組織図である。
【0009】 本考案に使用される編機は、K式丸編機等の各種編機が広く使用できる。即ち 編目は、横のコース方向Cに編成され、編地は縦のウェール方向Wに巻き取られ る。即ち本考案のインナー1は、図1の如くブラジャ部2からウエスト部3まで を一体にした、伸縮性の丸編ニット製のものからなっている。そしてブラジャ部 2は、ギャザ−部4を設けて、二つの半円状に湾曲したカップ部5a,5bを際 立たせるようにし、着用者の胸の大きさに応じて、伸縮しうるように形成する。
【0010】 このギャザー部4は、ウェール毎に多数コ−スを何回か繰り返した浮き編組織 6に編成している。図2は、ギャザー部4の一実施例を示す組織図である。ウェ ールWaの次のウェールWbというように、一ウェール毎にウェールを浮かかし た浮き編組織6にしている。本実施例の場合、先ずウェールWb,Wd,Wf, Whを最初コース2〜17までの16コースを一回、次からはコース18〜41までの 24コースを九回、連続して飛ばした繰り返しの浮き編組織6にしている。本考 案のギャザー部4の浮き編組織は、少なくとも一ウェール毎に四コース以上は繰 り返し浮かさないとギャザーの効果が得られず、望ましくは実施例のように、1 6コ−スや24コースを連続して繰り返し浮かすのがよい。両カップ部5a,5 b間の胸元に、このようなギャザー部4を入れることにより、二つのカップ部5 a,5bは夫々に独立して際立たせることができ、バストアップに寄与させるこ とができる。
【0011】 インナーは袖なし・半袖・長袖等があるが、本実施例のインナー1は、半袖片 7a,7bを有するものからなっている。従ってインナー1は、筒状の身頃片8 と、衿片9と、半袖片7a,7bとを縫製したものから構成されている。また編 糸は各種のものが使用できるので、特に限定されるわけではないが、本実施例の 場合は、ポリウレタン糸にナイロン糸をカバリングした地糸10に、綿糸からな る添え糸兼パイル糸11を編み込んでいる。
【0012】 インナー1の全体の編地は、地糸10に添え糸11をプレーティングした薄地 の、平の添え糸編組織12からなっている。しかし、脇の下の編地内面13と、 袖の下の編地内面14の編地は、地糸10とともにパイル糸11を編み込み、パ イル糸11のシンカーループを拡大してリング状にパイル15を起立させ、厚地 のパイル編組織16に編成している。
【0013】 本考案でいう脇の下とは、カップ部5a,5bを挟む上下の位置より外側の両 側面のことで、正面から裏面に跨がる部分である。又本考案でいう袖の下とは、 脇の下に続く袖の付け根から袖先に至る、正面から裏面に跨がる部分である。
【0014】 このように脇の下の編地内面13をパイル編組織16にしたため、肌に密着す ることがなくなり、インナー1の下にブラジャBを着用しても、この間に僅かな 間隔が保たれるので、ブラジャBの輪郭Boがインナー1の外面に表れることは ない。また袖の下の編地内面14をパイル編組織16にしたため、インナー1が 腕に密着し、肩から二の腕に至る体の線が表れるようになった。
【0015】
【考案の効果】
本考案のニット製インナーは、脇の下の編地内面を僅かな厚地からなるパイル 編組織にしたので、下にブラジャを着用し、体の線が出るセーター等を着ても、 ブラジャの輪郭がインナーの外面に表れることはなく、ブラジャの段差を消して 外から見えなくすることに成功した新しいインナーである。
【0016】 本考案のニット製インナーは、袖の下の編地内面を厚地からなるパイル編組織 にしたので、インナーが腕に密着しやくなり、そのため肩から二の腕に至る体の 線が、従来より表れやすくなり、二の腕をすっきり見せることができるようにな った。
【0017】 本考案のニット製インナーは、しかもバストを潰さない立体設計にし、ある程 度の年代になると気になる、二の腕・脇の下・背中の弛みをすっきり補正するよ うにし、さわやかな着用感が維持できるようにした、有用且つ実用的なものとな っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のニット製インナーの一実施例を示す正
面からみた一部切欠断面を含む斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示す胸元の浮き編組織図で
ある。
【図3】本考案の脇の下の編地内面等のパイル編組織図
である。
【符号の説明】
1 ニット製インナー 2 ブラジャ部 3 ウエスト部 4 ギャザ−部 5a カップ部 5b カップ部 6 浮き編組織 7a 半袖片 7b 半袖片 8 身頃片 9 衿片 10 地糸 11 添え糸 12 添え糸編組織 13 脇の下の編地内面 14 袖の下の編地内面 15 パイル 16 パイル編組織 1,17,41 コース 2〜16 コース 18〜40 コース B ブラジャ Bo ブラジャの輪郭 C コース方向 W ウェール方向 Wa〜h ウェール

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラジャ部とウエスト部とを一体に編成
    したアンダーウェアからなるニット製インナーにおい
    て、脇の下の編地内面を厚地のパイル編組織にし、ブラ
    ジャ着用時にブラジャの輪郭がインナーの外面に表れな
    いようにしたことを特徴とするニット製インナー。
  2. 【請求項2】 ブラジャ部とウエスト部とを一体に編成
    したアンダーウェアからなるニット製インナーにおい
    て、該インナーが半袖を有するものからなり、袖の下の
    編地内面を厚地のパイル編組織にし、二の腕の線が表れ
    るようにしたことを特徴とするニット製インナー。
  3. 【請求項3】 アンダーウェアからなるニット製インナ
    ーは、袖の下の編地内面を厚地のパイル編組織にし、二
    の腕の線が表れるようにした請求項1記載のニット製イ
    ンナー。
  4. 【請求項4】 ブラジャ部は、ギャザー部をもうけ、ウ
    ェール毎に多数コースを繰り返した浮き編組織に編成し
    てなる請求項1乃至3記載のニット製インナー。
  5. 【請求項5】 ニット製インナーは、ポリウレタン糸に
    ナイロン糸をカバリングした地糸に、綿糸からなる添え
    糸兼パイル糸を編み込んでなる編糸からなる請求項1乃
    至4記載のニット製インナー。
  6. 【請求項6】 ニット製インナーは、地糸に添え糸をプ
    レーティングした薄地の平添え糸編組織からなる請求項
    1乃至5記載のニット製インナー。
  7. 【請求項7】 脇の下の編地内面と袖の下の編地内面の
    編地は、地糸とともにパイル糸を編み込み、該パイル糸
    のシンカーループを拡大してリング状にパイルを起立さ
    せ厚地のパイル編組織に編成してなる請求項1乃至6記
    載のニット製インナー。
JP1998010113U 1998-12-07 1998-12-07 ニット製インナー Expired - Lifetime JP3059876U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003328202A (ja) * 2002-05-02 2003-11-19 Wacoal Corp 袖付き衣類
JP2005113349A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Gunze Ltd 切りっぱなし開口部を有する衣類
US8286268B2 (en) 2005-04-01 2012-10-16 Gunze Limited Freely cuttable garment

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