JP3059875B2 - モーター固定装置及びそのモーター固定装置を備えた空気調和機 - Google Patents
モーター固定装置及びそのモーター固定装置を備えた空気調和機Info
- Publication number
- JP3059875B2 JP3059875B2 JP6015987A JP1598794A JP3059875B2 JP 3059875 B2 JP3059875 B2 JP 3059875B2 JP 6015987 A JP6015987 A JP 6015987A JP 1598794 A JP1598794 A JP 1598794A JP 3059875 B2 JP3059875 B2 JP 3059875B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- fixing device
- frame
- air conditioner
- dimension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ACモーター又はDC
モーターを任意に固定できるモーター固定装置及びその
固定装置を有する空気調和機に関する。
モーターを任意に固定できるモーター固定装置及びその
固定装置を有する空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機は、一般に、そのケース内に
熱交換器、送風機等を備えており、このうち送風機は、
クロスフローファンとこのクロスフローファンを駆動す
るモーターとから構成されている。
熱交換器、送風機等を備えており、このうち送風機は、
クロスフローファンとこのクロスフローファンを駆動す
るモーターとから構成されている。
【0003】かかるモーターには、交流電流を用いるA
Cモーターと、直流電流を用いるDCモーターとがあ
り、機種によりACモーターを使用したりDCモーター
を使用することがある。
Cモーターと、直流電流を用いるDCモーターとがあ
り、機種によりACモーターを使用したりDCモーター
を使用することがある。
【0004】例えば、製品価格の高い高級使用にはDC
モーターを使用したり、製品価格の低い低級使用にはA
Cモーターを使用することがある。
モーターを使用したり、製品価格の低い低級使用にはA
Cモーターを使用することがある。
【0005】一方、ACモーターとDCモーターは単に
使用する電流の種類が異なるだけでなく、その寸法や形
状が異なっており、通常、ACモーターはDCモーター
より縦長の寸法を有し、DCモーターはACモーターよ
り幅広の寸法を有している。
使用する電流の種類が異なるだけでなく、その寸法や形
状が異なっており、通常、ACモーターはDCモーター
より縦長の寸法を有し、DCモーターはACモーターよ
り幅広の寸法を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ACモ
ーターとDCモーターの寸法が異なることから、モータ
ーの種類を変えるとモーターの固定部の形状や寸法、モ
ーターカバー等が異なり、これにとともなって、空気調
和機のケース(フレーム)全体の形状も変える必要が生
じ、モーターが異なる毎に異なる空気調和機のフレーム
やカバーを製造しなければならないという不都合があ
る。
ーターとDCモーターの寸法が異なることから、モータ
ーの種類を変えるとモーターの固定部の形状や寸法、モ
ーターカバー等が異なり、これにとともなって、空気調
和機のケース(フレーム)全体の形状も変える必要が生
じ、モーターが異なる毎に異なる空気調和機のフレーム
やカバーを製造しなければならないという不都合があ
る。
【0007】このため、従来の技術においては、異なる
モーターの種類毎に装置全体の構成を変えなければなら
ず、製造に手間がかかるとともに空気調和機の価格も高
価になるという不都合がある。
モーターの種類毎に装置全体の構成を変えなければなら
ず、製造に手間がかかるとともに空気調和機の価格も高
価になるという不都合がある。
【0008】また、モーターカバーも異なることからカ
バーの取り付け方法も異なり、取り付けや取り外しが一
律でなく容易でなかった。
バーの取り付け方法も異なり、取り付けや取り外しが一
律でなく容易でなかった。
【0009】従って、本発明の目的は、共通のモータフ
レームによりいずれの種類のモーターでも固定できるモ
ーター固定装置を提供することにある。
レームによりいずれの種類のモーターでも固定できるモ
ーター固定装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のモーター固定装置は、ACモーターと、D
Cモーターとの両方のモーターのいずれかを任意に固定
するモーター固定装置であって、前記ACモーターと前
記DCモーターとのいずれをも囲うモーターフレーム
と、前記モーターフレームと、前記ACモーター又はD
Cモーターとの間に挿入されて、前記ACモーター又は
DCモーターを固定する弾性部材とを備えることを特徴
とする。
に、本発明のモーター固定装置は、ACモーターと、D
Cモーターとの両方のモーターのいずれかを任意に固定
するモーター固定装置であって、前記ACモーターと前
記DCモーターとのいずれをも囲うモーターフレーム
と、前記モーターフレームと、前記ACモーター又はD
Cモーターとの間に挿入されて、前記ACモーター又は
DCモーターを固定する弾性部材とを備えることを特徴
とする。
【0011】また、他の本発明は、送風機のモーターを
固定するモーター固定装置を有する空気調和機におい
て、前記モーター固定装置は、長手方向の寸法が前記A
Cモーターの長手方向の寸法に略等しい寸法を有し、短
手方向の寸法が前記DCモーターの短手方向の寸法に略
等しい寸法を有しており、前記ACモーターと前記DC
モーターのいずれをも囲うモーターフレームと、前記モ
ーターフレームと前記ACモーター又はDCモーターと
の間に挿入されて、前記ACモーター又はDCモーター
を固定する弾性部材とを備えることを特徴とする。
固定するモーター固定装置を有する空気調和機におい
て、前記モーター固定装置は、長手方向の寸法が前記A
Cモーターの長手方向の寸法に略等しい寸法を有し、短
手方向の寸法が前記DCモーターの短手方向の寸法に略
等しい寸法を有しており、前記ACモーターと前記DC
モーターのいずれをも囲うモーターフレームと、前記モ
ーターフレームと前記ACモーター又はDCモーターと
の間に挿入されて、前記ACモーター又はDCモーター
を固定する弾性部材とを備えることを特徴とする。
【0012】更に、他の発明は、冷媒熱交換器と、温水
熱交換器と、送風機とを有する空気調和機において、前
記送風機のモーターを固定するモーター固定装置は、A
Cモーターと、DCモーターとのいずれかを任意に固定
するものであって、長手方向の寸法が前記ACモーター
の長手方向の寸法に略等しい寸法を有し、短手方向の寸
法が前記DCモーターの短手方向の寸法に略等しい寸法
を有しており、前記ACモーターと前記DCモーターと
のいずれをも囲うモーターフレームと、前記モーターフ
レームと前記ACモーター又はDCモーターとの間に介
在されて、前記ACモーター又はDCモーターを固定す
るクッションゴムとを備えることを特徴とする。
熱交換器と、送風機とを有する空気調和機において、前
記送風機のモーターを固定するモーター固定装置は、A
Cモーターと、DCモーターとのいずれかを任意に固定
するものであって、長手方向の寸法が前記ACモーター
の長手方向の寸法に略等しい寸法を有し、短手方向の寸
法が前記DCモーターの短手方向の寸法に略等しい寸法
を有しており、前記ACモーターと前記DCモーターと
のいずれをも囲うモーターフレームと、前記モーターフ
レームと前記ACモーター又はDCモーターとの間に介
在されて、前記ACモーター又はDCモーターを固定す
るクッションゴムとを備えることを特徴とする。
【0013】
【作用】モーター固定装置にACモーターを固定する場
合には、モーターフレーム内にACモーターを設置し、
ACモーターとモーターフレームとの間に、弾性部材を
挿入してACモーターを弾性部材によりモーターフレー
ム間に押圧固定する。DCモーターを固定する場合に
は、モーターフレーム内にDCモーターを設置し、DC
モーターとモーターフレームとの間に、他種の弾性部材
を介在してDCモーターを弾性部材により押圧固定す
る。従って、モーターフレームはそのままで、弾性部材
を代えるだけでACモーター又はDCモーターのいずれ
もモーターモ固定することができる。
合には、モーターフレーム内にACモーターを設置し、
ACモーターとモーターフレームとの間に、弾性部材を
挿入してACモーターを弾性部材によりモーターフレー
ム間に押圧固定する。DCモーターを固定する場合に
は、モーターフレーム内にDCモーターを設置し、DC
モーターとモーターフレームとの間に、他種の弾性部材
を介在してDCモーターを弾性部材により押圧固定す
る。従って、モーターフレームはそのままで、弾性部材
を代えるだけでACモーター又はDCモーターのいずれ
もモーターモ固定することができる。
【0014】モーター固定装置を空気調和機に用いる場
合には、空気調和機の製造を容易にし、また、安価な空
気調和機を提供することができる。また、モーターカバ
ーもモーターの種類にかかわらず、同じ種類のものを使
用できるから、モーターカバーの取り付け取外しをとも
なうメインテナンスが容易になる。
合には、空気調和機の製造を容易にし、また、安価な空
気調和機を提供することができる。また、モーターカバ
ーもモーターの種類にかかわらず、同じ種類のものを使
用できるから、モーターカバーの取り付け取外しをとも
なうメインテナンスが容易になる。
【0015】長手方向の寸法が前記ACモーターの長手
方向の寸法に略等しい寸法を有し、短手方向の寸法が前
記DCモーターの短手方向の寸法に略等しい寸法を有す
る構成にすれば、フレーム枠の寸法を最小にすることが
できる。
方向の寸法に略等しい寸法を有し、短手方向の寸法が前
記DCモーターの短手方向の寸法に略等しい寸法を有す
る構成にすれば、フレーム枠の寸法を最小にすることが
できる。
【0016】弾性部材としてクッションゴムを用いれ
ば、クッションゴムは弾性変形が容易であるからモータ
の固定が容易になる。また、モーターの振動音の低減を
高めることができる。
ば、クッションゴムは弾性変形が容易であるからモータ
の固定が容易になる。また、モーターの振動音の低減を
高めることができる。
【0017】
【実施例】以下に、添付図面を参照して本発明の一実施
例を詳細に説明する。
例を詳細に説明する。
【0018】図1及び図2に示すように、本発明の実施
例にかかる壁掛け型の空気調和機3は、冷暖房が可能な
一般の家庭用のエアコンであって、室外機に連結された
室内ユニットとして、室内の壁に取り付けられるもので
ある。
例にかかる壁掛け型の空気調和機3は、冷暖房が可能な
一般の家庭用のエアコンであって、室外機に連結された
室内ユニットとして、室内の壁に取り付けられるもので
ある。
【0019】空気調和機3は、図1に示すように、主と
して、冷媒が導入される冷媒熱交換器5と、温水が導入
される温水熱交換器6と、送風機7とをケース4内に収
納している。
して、冷媒が導入される冷媒熱交換器5と、温水が導入
される温水熱交換器6と、送風機7とをケース4内に収
納している。
【0020】ケース4はフレーム10とグリル11とか
ら構成されており、そのグリル11の正面に吸込み口が
形成されている。グリル11の下側には吹出し口17が
形成されており、該吹出し口17には空気の吹出し方向
を案内する案内羽根19が設けられている。
ら構成されており、そのグリル11の正面に吸込み口が
形成されている。グリル11の下側には吹出し口17が
形成されており、該吹出し口17には空気の吹出し方向
を案内する案内羽根19が設けられている。
【0021】フレーム10は、その上側に位置する天板
部23と、下側に位置する底部25と、天板部23と底
部25との間で壁側にある背板27とから構成されてお
り、これらは合成樹脂にて一体に成型されている。
部23と、下側に位置する底部25と、天板部23と底
部25との間で壁側にある背板27とから構成されてお
り、これらは合成樹脂にて一体に成型されている。
【0022】天板部23は、冷媒熱交換器5の上端部5
aと温水熱交換器6の上端部6aとが当接する部分に中
空29が形成されており、その部分における断熱が図ら
れている。
aと温水熱交換器6の上端部6aとが当接する部分に中
空29が形成されており、その部分における断熱が図ら
れている。
【0023】フレーム10には、図2に示すように、熱
交換室103と、モーター固定装置18や電装箱等が配
置される機械室105とに区画されている。
交換室103と、モーター固定装置18や電装箱等が配
置される機械室105とに区画されている。
【0024】冷媒熱交換器5は、室外機31(図6参
照)に接続されており、冷媒回路を介して冷媒が導入さ
れるようになっており、温水熱交換器6は、同様に室外
機31に接続されて、ここに温水回路を介して温水が導
入される。
照)に接続されており、冷媒回路を介して冷媒が導入さ
れるようになっており、温水熱交換器6は、同様に室外
機31に接続されて、ここに温水回路を介して温水が導
入される。
【0025】送風機7は、遠心送風機であり、図4及び
図5に示すように、縦長のクロスフローファン(ファ
ン)20と、このクロスフローファン20を駆動するモ
ーター固定装置18と、クロスフローファンの回転によ
り吹き出される風を案内する風導板22とから構成され
ている。この風導板22は、背面板27に一体に形成さ
れている。
図5に示すように、縦長のクロスフローファン(ファ
ン)20と、このクロスフローファン20を駆動するモ
ーター固定装置18と、クロスフローファンの回転によ
り吹き出される風を案内する風導板22とから構成され
ている。この風導板22は、背面板27に一体に形成さ
れている。
【0026】モーター固定装置18は、図2及び図3に
示すように、モータフレーム110と、モータフレーム
110内に収納されるACモーター112a又はDCモ
ーター112bのいずれかのモーター112(以下、A
Cモーター112aとDCモーター112bとを総称す
るときは単に「モーター112」とする。)と、フレー
ム110とモーター112との間に介在されてモーター
を弾性支持する弾性部材とを備えている。
示すように、モータフレーム110と、モータフレーム
110内に収納されるACモーター112a又はDCモ
ーター112bのいずれかのモーター112(以下、A
Cモーター112aとDCモーター112bとを総称す
るときは単に「モーター112」とする。)と、フレー
ム110とモーター112との間に介在されてモーター
を弾性支持する弾性部材とを備えている。
【0027】モーター112は、図3において実線でA
Cモーター112a及びその弾性部材114aを示し、
二点鎖線でDCモーター112b及びその弾性部材11
4bを示している。ACモーター112aは縦長の寸法
L、幅寸法Mを有しており、DCモーター112bは縦
長の寸法N、幅寸法Dを有している。
Cモーター112a及びその弾性部材114aを示し、
二点鎖線でDCモーター112b及びその弾性部材11
4bを示している。ACモーター112aは縦長の寸法
L、幅寸法Mを有しており、DCモーター112bは縦
長の寸法N、幅寸法Dを有している。
【0028】縦長の寸法では、寸法Lの方が寸法Nより
大きく、即ちL>Nの関係にあり、幅寸法ではD>Mの
関係にある。従って、縦長の寸法にあってはACモータ
ーの寸法Lを採用し、幅寸法にあってはDCモーターの
寸法Dを採用し、モーターフレーム110は、それぞれ
寸法L及び寸法Dより若干広い寸法としている。
大きく、即ちL>Nの関係にあり、幅寸法ではD>Mの
関係にある。従って、縦長の寸法にあってはACモータ
ーの寸法Lを採用し、幅寸法にあってはDCモーターの
寸法Dを採用し、モーターフレーム110は、それぞれ
寸法L及び寸法Dより若干広い寸法としている。
【0029】モーターフレーム110をこのような寸法
にすることによって、ACモーター112a及びDCモ
ーター112bのいずれであってもモーターフレーム1
10が、最小限度の面積でモーター112を囲うことが
できる。
にすることによって、ACモーター112a及びDCモ
ーター112bのいずれであってもモーターフレーム1
10が、最小限度の面積でモーター112を囲うことが
できる。
【0030】尚、寸法L及びMは、モーターの出力等に
より異なるものであり、特に、制限されるものでない。
より異なるものであり、特に、制限されるものでない。
【0031】弾性部材114a、114bは、ACモー
ター112a又はDCモーター112bのいずれか設置
するべきモーターの種類に応じて寸法または形状が異な
って形成されており、モーター112とモーターフレー
ム110との間に挿入されてモーター112を固定して
いる。
ター112a又はDCモーター112bのいずれか設置
するべきモーターの種類に応じて寸法または形状が異な
って形成されており、モーター112とモーターフレー
ム110との間に挿入されてモーター112を固定して
いる。
【0032】弾性部材114a、114bの挿入位置
は、モーターフレーム110のうち長手方向の一対の縦
フレーム部110aと前記ACモーター又はDCモータ
ーとの間に圧入されている。この弾性部材114a、1
14bとしては、好ましくは天然ゴムや合成ゴムのゴム
材料が用いられており、モーターフレーム110とモー
ター112との間に圧入されて、モーターを弾性を持っ
て固定している。このように、弾性部材によりモーター
112を固定することにより、容易に固定でき、且つモ
ーターの振動を緩和し、騒音の低減を図ることができ
る。
は、モーターフレーム110のうち長手方向の一対の縦
フレーム部110aと前記ACモーター又はDCモータ
ーとの間に圧入されている。この弾性部材114a、1
14bとしては、好ましくは天然ゴムや合成ゴムのゴム
材料が用いられており、モーターフレーム110とモー
ター112との間に圧入されて、モーターを弾性を持っ
て固定している。このように、弾性部材によりモーター
112を固定することにより、容易に固定でき、且つモ
ーターの振動を緩和し、騒音の低減を図ることができ
る。
【0033】ACモーター用の弾性部材114aは、図
3及び図4に示すように、ACモーターの首部116a
と側部118とに当接してACモーター112aを保持
しており、弾性部材114aは、概してフランジ形状に
形成されている。このように、弾性部材114aをフラ
ンジ形状に形成して、首部の周囲全体を保持する構成と
することにより、確実な固定を図ることができる。尚、
図2に示すように、弾性部材114aはその上半分をモ
ーターケース115により保持される。
3及び図4に示すように、ACモーターの首部116a
と側部118とに当接してACモーター112aを保持
しており、弾性部材114aは、概してフランジ形状に
形成されている。このように、弾性部材114aをフラ
ンジ形状に形成して、首部の周囲全体を保持する構成と
することにより、確実な固定を図ることができる。尚、
図2に示すように、弾性部材114aはその上半分をモ
ーターケース115により保持される。
【0034】DCモーター用の弾性部材114bは、図
3及び図5に示すように、DCモーターの首部116b
にのみに当接して保持されており、このため概してドー
ナツ形状に形成されている。
3及び図5に示すように、DCモーターの首部116b
にのみに当接して保持されており、このため概してドー
ナツ形状に形成されている。
【0035】ここで、本実施例にかかる空気調和機に使
用される冷媒回路と、温水回路とについて説明する。
用される冷媒回路と、温水回路とについて説明する。
【0036】図7は、冷凍サイクルの回路図である。
【0037】この図において、空気調和機3には、冷媒
熱交換器5及び温水熱交換器6と流量可変弁61とから
なる室内ユニット37が収納されている。冷媒熱交換器
5には、冷媒(フロン)の流れる冷媒配管39が組込ま
れており、温水熱交換器6には温水の流れる温水配管4
1が組込まれており、冷媒熱交換器5は温水熱交換器5
よりも通風路中で風上に配置されている。
熱交換器5及び温水熱交換器6と流量可変弁61とから
なる室内ユニット37が収納されている。冷媒熱交換器
5には、冷媒(フロン)の流れる冷媒配管39が組込ま
れており、温水熱交換器6には温水の流れる温水配管4
1が組込まれており、冷媒熱交換器5は温水熱交換器5
よりも通風路中で風上に配置されている。
【0038】冷媒が冷媒配管39内を循環している時
は、電動膨脹弁43により減圧することにより、冷媒が
冷媒熱交換器5で蒸発して空気を冷やすので(この時に
は、空気中の一部の水分が凝縮して排水される)、被調
和室内は冷房される。また、温水が温水配管41内を循
環している時は、温水熱交換器6で空気を加熱するので
被調和室内は暖房される。
は、電動膨脹弁43により減圧することにより、冷媒が
冷媒熱交換器5で蒸発して空気を冷やすので(この時に
は、空気中の一部の水分が凝縮して排水される)、被調
和室内は冷房される。また、温水が温水配管41内を循
環している時は、温水熱交換器6で空気を加熱するので
被調和室内は暖房される。
【0039】冷媒熱交換器5に冷媒を循環させ同時に温
水熱交換器に温水を循環させる時には、一度冷却された
空気が再び加熱されることになるので、冷却能力と加熱
能力を調整することにより、室内側熱交換器3を通過し
た後の空気の温度を制御することができる。尚、この時
の空気は、冷却時に冷却能力に応じて除湿(水分除去)
される。
水熱交換器に温水を循環させる時には、一度冷却された
空気が再び加熱されることになるので、冷却能力と加熱
能力を調整することにより、室内側熱交換器3を通過し
た後の空気の温度を制御することができる。尚、この時
の空気は、冷却時に冷却能力に応じて除湿(水分除去)
される。
【0040】室外機2には、冷媒の圧縮機45、室外側
熱交換器47、アキュムレータ49などからなる室外側
ユニット31が収納され、これらは冷媒配管により、冷
媒熱交換器5、電動膨脹弁43などにつながれて冷凍サ
イクル(冷媒が実線矢印の方向に循環)を構成してい
る。
熱交換器47、アキュムレータ49などからなる室外側
ユニット31が収納され、これらは冷媒配管により、冷
媒熱交換器5、電動膨脹弁43などにつながれて冷凍サ
イクル(冷媒が実線矢印の方向に循環)を構成してい
る。
【0041】また、室外機2には、加熱器53(例えば
バーナー)、熱交換器55、ポンプ57、プッシャータ
ンク59などからなる熱源ユニット32がさらに収納さ
れ、これらは冷媒熱交換器5と共に、温水配管41で環
状につながれて、温水循環回路を構成している。
バーナー)、熱交換器55、ポンプ57、プッシャータ
ンク59などからなる熱源ユニット32がさらに収納さ
れ、これらは冷媒熱交換器5と共に、温水配管41で環
状につながれて、温水循環回路を構成している。
【0042】これによれば、加熱器53における加熱
量、および流量可変弁61による温水循環量を変えるこ
とにより、室内側熱交換器3での放熱量を制御すること
ができる。63はリザーブタンクであり、温水循環回路
中の余剰温水を蓄え、タンク63からあふれた分はドレ
ンとして排水される。符号65は加圧注水弁、67は加
圧注水装置であり、温水循環回路に温水(水)を注水す
るためのものである。符号69、71は冷媒用のユニッ
ト間配管、73、75は温水用のユニット間配管であ
り、室内機(空気調和機)3と室外機31とをつないで
いる。
量、および流量可変弁61による温水循環量を変えるこ
とにより、室内側熱交換器3での放熱量を制御すること
ができる。63はリザーブタンクであり、温水循環回路
中の余剰温水を蓄え、タンク63からあふれた分はドレ
ンとして排水される。符号65は加圧注水弁、67は加
圧注水装置であり、温水循環回路に温水(水)を注水す
るためのものである。符号69、71は冷媒用のユニッ
ト間配管、73、75は温水用のユニット間配管であ
り、室内機(空気調和機)3と室外機31とをつないで
いる。
【0043】次に、本実施例の作用について説明する。
【0044】空気調和機の製造工程において、送風機の
ファンを駆動するモーターとして、ACモーター112
aを用いる場合には、図3及び図4に示すように、モー
ター112aとモーターフレーム110との間に一対の
ACモーター用の弾性部材114aを圧入し、モーター
フーム110内にACモーター112aを固定する。
ファンを駆動するモーターとして、ACモーター112
aを用いる場合には、図3及び図4に示すように、モー
ター112aとモーターフレーム110との間に一対の
ACモーター用の弾性部材114aを圧入し、モーター
フーム110内にACモーター112aを固定する。
【0045】このようにして、ACモーター112a
は、弾性部材114aにより確実に保持される。また、
弾性部材114bを介在することにより、モーターの振
動による騒音を低減することができる。
は、弾性部材114aにより確実に保持される。また、
弾性部材114bを介在することにより、モーターの振
動による騒音を低減することができる。
【0046】一方、送風機のファンを駆動するモーター
112として、DCモーター112bを用いる場合に
は、図3及び図5に示すように、DCモーター112b
とモーターフレーム110との間に一対のDCモーター
用の弾性部材114bを圧入し、モータフレーム110
内にDCモーター112bを固定する。
112として、DCモーター112bを用いる場合に
は、図3及び図5に示すように、DCモーター112b
とモーターフレーム110との間に一対のDCモーター
用の弾性部材114bを圧入し、モータフレーム110
内にDCモーター112bを固定する。
【0047】従って、送風機のモーター112として、
ACモーター112aまたはDCモーター112bを用
いる場合にも、モーターフレーム110やモーターケー
ス115の形状を変える必要がないから、同一の空気調
和機のケースを用いることができる。
ACモーター112aまたはDCモーター112bを用
いる場合にも、モーターフレーム110やモーターケー
ス115の形状を変える必要がないから、同一の空気調
和機のケースを用いることができる。
【0048】更に、モーターケースも同一であり、その
取り付け、取外しは、モーターの種類に関係なく同じ構
成であるから、モーターケースの取り付け、取外しを伴
なうメンテナンスも容易にできる。
取り付け、取外しは、モーターの種類に関係なく同じ構
成であるから、モーターケースの取り付け、取外しを伴
なうメンテナンスも容易にできる。
【0049】本発明は上述した実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0050】例えば、上述した実施例では、空気調和機
の送風機のモーターとして、ACモーターまたはDCモ
ーターを用いる場合を例に用いて説明したが、これに限
らず、空気調和機でも、他のモーター、例えば吹き出し
口の羽根を駆動するモーターの固定装置であっても同様
な効果を得ることができる。
の送風機のモーターとして、ACモーターまたはDCモ
ーターを用いる場合を例に用いて説明したが、これに限
らず、空気調和機でも、他のモーター、例えば吹き出し
口の羽根を駆動するモーターの固定装置であっても同様
な効果を得ることができる。
【0051】また、本発明は、空気調和機に限らず、モ
ーターをケース内に保持する構成のものであれば、上述
した実施例と同様な効果を得ることができる。
ーターをケース内に保持する構成のものであれば、上述
した実施例と同様な効果を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明のモーター固定装置は、ACモー
ターまたはDCモーターとモーターフレームとの間に、
弾性部材を挿入してモーターを固定する構成であるか
ら、共通のモータフレームによりいずれの種類のモータ
ーでも、弾性部材を代えるだけで、固定できる。
ターまたはDCモーターとモーターフレームとの間に、
弾性部材を挿入してモーターを固定する構成であるか
ら、共通のモータフレームによりいずれの種類のモータ
ーでも、弾性部材を代えるだけで、固定できる。
【0053】また、モーターカバーもモーターの種類に
かかわらず、同じ種類のものを使用できるから、モータ
ーカバーの取り付け取外しをともなうメインテナンスが
容易になる。
かかわらず、同じ種類のものを使用できるから、モータ
ーカバーの取り付け取外しをともなうメインテナンスが
容易になる。
【0054】モーター固定装置を空気調和機に用いる場
合には、空気調和機の製造を容易にし、また、安価な空
気調和機を提供することができる。
合には、空気調和機の製造を容易にし、また、安価な空
気調和機を提供することができる。
【0055】長手方向の寸法が前記ACモーターの長手
方向の寸法に略等しい寸法を有し、短手方向の寸法が前
記DCモーターの短手方向の寸法に略等しい寸法を有す
る構成にすれば、フレーム枠の寸法を最小にすることが
できる。
方向の寸法に略等しい寸法を有し、短手方向の寸法が前
記DCモーターの短手方向の寸法に略等しい寸法を有す
る構成にすれば、フレーム枠の寸法を最小にすることが
できる。
【0056】弾性部材としてクッションゴムを用いれ
ば、クッションゴムは弾性変形が容易であるからモータ
の固定が容易になる。また、モーターの振動音の低減を
高めることができる。
ば、クッションゴムは弾性変形が容易であるからモータ
の固定が容易になる。また、モーターの振動音の低減を
高めることができる。
【図1】本発明の実施例にかかる空気調和機の縦断面図
である。
である。
【図2】本実施例によるモーター固定装置のカバーの取
り付け状態を示す斜視図である。
り付け状態を示す斜視図である。
【図3】モーターの固定状態を示すモーター固定装置の
平面図である。
平面図である。
【図4】ACモーターの固定状態を示すモーター固定装
置の平面図である。
置の平面図である。
【図5】DCモーターの固定状態を示すモーター固定装
置の平面図である。
置の平面図である。
【図6】本実施例の空気調和機の冷媒回路図である。
3 空気調和機 4 ケース 110 モーターフレーム 112 モーター 112a ACモーター 112b DCモーター 114a ACモーター用弾性部材 114b DCモーター用弾性部材
Claims (3)
- 【請求項1】 ACモーターと、DCモーターとの両方
のモーターのいずれかを任意に固定するモーター固定装
置であって、 前記ACモーターと前記DCモーターとのいずれをも囲
うモーターフレームと、 前記モーターフレームと、前記ACモーター又はDCモ
ーターとの間に挿入されて、前記ACモーター又はDC
モーターを固定する弾性部材とを備えることを特徴とす
るモーター固定装置。 - 【請求項2】 送風機のモーターを固定するモーター固
定装置を有する空気調和機において、 前記モーター固定装置は、長手方向の寸法が前記ACモ
ーターの長手方向の寸法に略等しい寸法を有し、短手方
向の寸法が前記DCモーターの短手方向の寸法に略等し
い寸法を有しており、前記ACモーターと前記DCモー
ターのいずれをも囲うモーターフレームと、 前記モーターフレームと前記ACモーター又はDCモー
ターとの間に挿入されて、前記ACモーター又はDCモ
ーターを固定する弾性部材とを備えることを特徴とする
空気調和機。 - 【請求項3】 冷媒熱交換器と、温水熱交換器と、送風
機とを有する空気調和機において、前記送風機のモータ
ーを固定するモーター固定装置は、ACモーターと、D
Cモーターとのいずれかを任意に固定するものであっ
て、 長手方向の寸法が前記ACモーターの長手方向の寸法に
略等しい寸法を有し、短手方向の寸法が前記DCモータ
ーの短手方向の寸法に略等しい寸法を有しており、前記
ACモーターと前記DCモーターとのいずれをも囲うモ
ーターフレームと、 前記モーターフレームと前記ACモーター又はDCモー
ターとの間に介在されて、前記ACモーター又はDCモ
ーターを固定するクッションゴムとを備えることを特徴
とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6015987A JP3059875B2 (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | モーター固定装置及びそのモーター固定装置を備えた空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6015987A JP3059875B2 (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | モーター固定装置及びそのモーター固定装置を備えた空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07208755A JPH07208755A (ja) | 1995-08-11 |
JP3059875B2 true JP3059875B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=11904021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6015987A Expired - Fee Related JP3059875B2 (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | モーター固定装置及びそのモーター固定装置を備えた空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059875B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102810925A (zh) * | 2011-06-03 | 2012-12-05 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 电机壳及具有该电机壳的吸尘器 |
CN102810925B (zh) * | 2011-06-03 | 2016-12-14 | 南京乐金熊猫电器有限公司 | 电机壳及具有该电机壳的吸尘器 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2001282553A1 (en) * | 2000-08-30 | 2002-03-13 | Toshiba Carrier Corporation | Indoor unit of air conditioner |
JP5359297B2 (ja) * | 2009-01-16 | 2013-12-04 | パナソニック株式会社 | 天井埋込形換気扇 |
-
1994
- 1994-01-14 JP JP6015987A patent/JP3059875B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102810925A (zh) * | 2011-06-03 | 2012-12-05 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 电机壳及具有该电机壳的吸尘器 |
CN102810925B (zh) * | 2011-06-03 | 2016-12-14 | 南京乐金熊猫电器有限公司 | 电机壳及具有该电机壳的吸尘器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07208755A (ja) | 1995-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09169211A (ja) | エアコンデショナユニット | |
KR100323515B1 (ko) | 3면 토출형 공기 조화기 | |
US5094089A (en) | Driving system for dual tangential blowers in an air conditioner | |
JPH09188130A (ja) | エアコンデショナユニット | |
JP3059875B2 (ja) | モーター固定装置及びそのモーター固定装置を備えた空気調和機 | |
CN205037436U (zh) | 空调室内机及具有其的空调器 | |
CN207459497U (zh) | 一种散热效果好的配电柜 | |
CN213334689U (zh) | 一种室内空调器 | |
AU762033B2 (en) | Cooling fan guide in refrigerator | |
JP3015648B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP3182371B2 (ja) | 空気調和機 | |
KR100445340B1 (ko) | 토출그릴의 이슬형성 방지구조 | |
JP3071080B2 (ja) | 壁掛け型空気調和機 | |
JPS609624Y2 (ja) | 空気調和機 | |
CN220750256U (zh) | 立式空调 | |
CN216307982U (zh) | 空调室内机 | |
CN209325935U (zh) | 天花机 | |
KR100308382B1 (ko) | 에어콘실외기 | |
KR100327351B1 (ko) | 분리형에어컨디셔너의실내기 | |
KR100443930B1 (ko) | 공기흐름 개선구조의 에어컨 실내기 | |
KR100293707B1 (ko) | 천정형공기조화기의히터설치구조 | |
JP3143305B2 (ja) | 空気調和機 | |
EP1625331A1 (en) | Fan convector assembly | |
JPS5949444A (ja) | 空気調和機の風向変更装置 | |
JPH042340Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |