JP3059874B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents
冷却貯蔵庫Info
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- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Description
敷を設けた冷却貯蔵庫に関するものである。
ケースと称される冷却貯蔵庫は、例えば実開昭63−1
59175号公報(F25D19/00)に示されるよ
うに、透明ガラスにて囲繞された横長の貯蔵室を構成
し、この貯蔵室内に寿司ネタを陳列保存するよう構成さ
れており、この場合、貯蔵室底部のドレンパン上には簀
の子状の底敷を設け、この底敷の載置面上に寿司ネタを
陳列していた。
寿司ネタケース100の構造を説明する。ケース100
の横長のベース101上にはお客側となる前面から上面
に渡る透明な曲げガラス102が取り付けられ、この曲
げガラス102内を仕切板103にて左右に仕切ること
により、貯蔵室104とその側方に機械室105とを構
成している。そして、この曲げガラス102の上後端は
上部パネル115の前端に接続されており、前下端はベ
ース101の前壁101A上端に接続されている。ま
た、上部パネル115の後端とベース101の後壁10
1B上端間には、貯蔵室104の後面に位置して引き戸
式の透明ガラス製扉Dが左右方向に摺動自在に取り付け
られており、これによって貯蔵室104後面は開閉自在
に閉塞される。
壁106が介設されており、この断熱壁106の上面に
は中央部が凹陥したドレンパン107が設けられてい
る。このドレンパン107は例えばステンレス板を折曲
して構成されており、周囲の高位部107Aと中央部の
低位部107Bとが形成されている。このドレンパン1
07の低位部107B上には冷媒配管から成る冷却器1
08が固定部材120により固定されており、更に、貯
蔵室104の上後部の上部パネル115下面にも同様の
冷却器109が貯蔵室104内上後部に位置して固定部
材120により固定されている。
07B上には、簀の子状の底敷125、125が並設さ
れている。この底敷125は例えば硬質樹脂製であり、
複数の透孔が形成された水平な載置面125Aと、この
載置面125Aの縁部から垂下した脚部125B、12
5Bとを有している。そして、底敷125はドレンパン
107の低位部107B内に収納され、その脚部125
Bの下端を低位部107Bの上面縁部に当接した状態で
載置される。このとき、載置面125Aは冷却器108
の上方に離間しており、それによって、載置面125A
上に陳列されることになる寿司ネタが直接冷却器108
に接触することを防止している。
にて開放した空洞状となっており、下面は設置面にて閉
塞される。それによって、ベース101内部には機械室
105から貯蔵室104の下方に渡り、左右端の吸気口
112及び排気口113にてそれぞれ開口した排気通路
114が構成されている。
を構成する圧縮機116及び凝縮器117と、凝縮器用
送風機118とが設置されている。これら圧縮機11
6、凝縮器117及び前記冷却器108、109は図示
しないキャピラリチューブ等と共に配管接続されて周知
の冷凍サイクルを構成するものであるが、凝縮器117
は圧縮機116の仕切板103側において凝縮器ダクト
119内に収納され、凝縮器用送風機118はこの凝縮
器ダクト119の圧縮機116側の吸込口119A内に
位置している。凝縮器ダクト119は排気通路114内
に落ち込んでおり、その仕切板103側の吐出口119
Bは仕切板103下方の排気通路114内において排気
口113方向に開口している。
び機械室105の吸気口112側はサイドキャップ12
1、122にて閉塞されており、機械室105のサイド
キャップ122には複数のスリット123が穿設されて
いる。更に、ドレンパン107の低位部107Bの仕切
板103側には、排水口131が形成されており、この
排水口131には下方から排水ソケット132が接続さ
れている。この排水ソケット132は貯蔵室104下方
に位置する排気通路114内に引き出されて排水ホース
133に接続される。この排水ホース133はまっすぐ
後方に向かって前記扉Dの下方に位置するベース101
後壁101Bを貫通し、外部に引き出されている。尚、
機械室105の前面に位置する曲げガラス102は、内
部の圧縮機116等が見えないようにシェード状とされ
ている。
上には寿司ネタを陳列し、圧縮機116及び凝縮器用送
風機118を運転すると、圧縮機116より吐出された
高温高圧のガス冷媒は凝縮器117に流入し、凝縮器用
送風機118により空冷されて図示しないキャピラリチ
ューブにて減圧された後、冷却器108、109に流入
して蒸発する。そのときに生ずる冷却作用により冷却器
108、109周囲の空気が冷やされ、貯蔵室104内
を自然対流することにより、貯蔵室104内は上下から
所定の冷蔵温度に冷却される。
と、図中矢印の如く吸気口112及びスリット123よ
り外気が機械室105内に吸引され、圧縮機116周囲
を通過した後、凝縮器カバー119の吸込口119Aよ
り凝縮器117に通風される。凝縮器117を空冷した
後の暖気、即ち排気は凝縮器カバー119の吐出口11
9Bより貯蔵室104下方の排気通路114に吐出さ
れ、排気通路114内を通過して図中矢印の如く排気口
113より外部に排出される。
位部107B上に滴下した結露水や寿司ネタからの水分
(以下、排水と総称する)は、排水口131から排水ソ
ケット132内に流入し、排水ホース133より外部に
排出される。
前面、上面及び後面は曲げガラス102及びガラス製の
扉Dが位置しているために、それらからの熱侵入は極め
て大きい。また、上部の冷却器109は扉Dの開閉時の
外気侵入を考慮して貯蔵室104内後上部に配置されて
いるが、当該冷却器109により冷却された冷気は底敷
125の載置面125A後部に降下する。
く、且つ、載置面125Aは水平で、降下冷気の自然対
流が起こり難いため、底敷125の載置面125A上で
の温度のばらつきが極めて大きくなり、底敷125の載
置面125A上に陳列された寿司ネタを均一に冷却でき
ない問題があった。
B下端はドレンパン107の低位部107B上面に当接
しているため、低位部107Bに集まる排水が脚部12
5Bと低位部107B間で凍結し、底敷125をドレン
パン107から取り外せなくなる問題もあった。
るために成されたものであり、貯蔵室の底部に底敷を設
けた冷却貯蔵庫において、簡単な構成により貯蔵室内を
均一に冷却できるようにすると共に、排水の凍結により
底敷がドレンパンから取り外せなくなる不都合を解消す
ることを目的とする。
貯蔵室の底部に凹陥したドレンパンを備え、このドレン
パンの低位部に対応して冷却器を配置すると共に、貯蔵
室の後面には扉を設け、貯蔵室の前面には透明ガラスを
配置して成るものであって、貯蔵室内の後上部に冷却器
を設けると共に、ドレンパンの縁部に位置した高位部間
に渡り、冷却器と離間した状態で熱良導性の底敷を架設
し、且つ、この底敷の載置面を後部が高く、前部が低い
傾斜面としたことを特徴とする。
導性としたので、底敷上における温度のばらつきが緩和
され、それによって、底敷上に陳列される寿司ネタ等の
貯蔵物品を均一に冷却することが可能となる。特に、底
敷はドレンパンの縁部に位置した高位部間に渡って架設
したので、ドレンパンの低位部に集まる排水によって底
敷がドレンパンに凍り付き、取り外せなくなる不都合を
解消することができる。
が低い傾斜面としたので、貯蔵室内の後上部に設けた冷
却器から底敷の載置面後部に降下する冷気は、載置面の
傾斜に沿って円滑に前方に流れるようになる。従って、
貯蔵室内には後部で降下し、前部で上昇する規則的な冷
気の自然対流が形成されるようになり、それによって、
貯蔵室内は一層均一に冷却されるようになると共に、冷
却速度も速まる。また、底敷の載置面の前部が低く傾斜
していることにより、前面の透明ガラスからの視認性が
良くなり、お客への寿司ネタ等の物品の陳列効果を向上
させることが可能となる。
例を詳述する。図1は本発明の冷却貯蔵庫の実施例とし
ての寿司ネタケースCの斜視図、図2は図1のA−A線
断面図、図3は図1のB−B線断面図、図4は寿司ネタ
ケースCの貯蔵室4部分の縦断側面図である。
タ奥に設置されるものであり、ケースCの横長のベース
1上にはお客側となる前面から上面に渡る透明な曲げガ
ラス2が取り付けられ、この曲げガラス2内を仕切板3
にて左右に仕切ることにより、貯蔵室4とその側方に機
械室5とを構成している。そして、この曲げガラス2の
上後端は上部パネル15の前端に接続されており、前下
端はベース1の前壁1A上端に接続されている。また、
上部パネル15の後端とベース1の後壁1B上端間に
は、貯蔵室4の後面に位置して引き戸式の透明ガラス製
扉Dが左右方向に摺動自在に取り付けられており、これ
によって貯蔵室4後面は開閉自在に閉塞される。
設されており、この断熱壁6の上面には中央部が凹陥し
たドレンパン7が設けられている。このドレンパン7は
例えばステンレス板を折曲して構成されており、周縁部
の高位部7Aと中央部の低位部7Bとが形成されてい
る。このドレンパン7の低位部7B上には冷媒配管から
成る冷却器8が固定部材20により固定されており、更
に、貯蔵室4の上後部の上部パネル15下面にも同様の
冷却器9が貯蔵室4内上後部に位置して固定部材20に
より固定されている。
には、簀の子状の底敷25、25が並設されている。こ
の底敷25は例えばステンレス等の熱良導板を折曲して
形成されており、複数の透孔が形成された載置面25A
と、この載置面25Aの縁部から垂下した脚部25B、
25Bとを有している。このとき、底敷25の後部の脚
部25Bの上下寸法は長く、前部の脚部25Bの上下寸
法は短くなっており(従って、側面の脚部25Bは三角
形状を呈している。)、それによって、底敷25の載置
面25Aは図4に示す如く後部が高く、前部が低い傾斜
面とされている。
7A間に渡って低位部7B上方に架設される。その状態
で、載置面25Aは冷却器8の上方に離間しており、そ
れによって、載置面25A上に陳列されることになる寿
司ネタが直接冷却器8に接触することを防止している。
開放した空洞状となっており、下面は設置面にて閉塞さ
れる。それによって、ベース1内部には機械室5から貯
蔵室4の下方に渡り、左右端の吸気口12及び排気口1
3にてそれぞれ開口した排気通路14が構成されてい
る。
する圧縮機16及び凝縮器17と、凝縮器用送風機18
とが設置されている。これら圧縮機16、凝縮器17及
び前記冷却器8、9は図示しないキャピラリチューブ等
と共に配管接続されて周知の冷凍サイクルを構成するも
のであるが、凝縮器17は圧縮機16の仕切板3側にお
いて凝縮器ダクト19内に収納され、凝縮器用送風機1
8はこの凝縮器ダクト19の圧縮機16側の吸込口19
A内に位置している。凝縮器ダクト19は排気通路14
内に落ち込んでおり、その仕切板3側の吐出口19Bは
仕切板3下方の排気通路14内において排気口13方向
に開口している。
室5の吸気口12側はサイドキャップ21、22にて閉
塞されており、機械室5のサイドキャップ22には複数
のスリット23が穿設され、機械室5の後壁24にも同
様のスリット26が穿設されている。更に、ドレンパン
7の低位部7Bの仕切板3側には、排水口31が形成さ
れており、この排水口31には下方から排水ソケット3
2が接続されている。この排水ソケット32は貯蔵室4
下方に位置する排気通路14内に引き出されて排水ホー
ス33に接続される。そして、排水ホース33はまっす
ぐ後方に向かって前記扉Dの下方に位置するベース1後
壁1Bを貫通し、外部に引き出されている。尚、機械室
5の前面に位置する曲げガラス2は、内部の圧縮機16
等が見えないようにシェード状とされている。
を説明する。先ず、底敷25の載置面25A上には寿司
ネタを陳列する。このとき、載置面25Aは後部が高
く、前部が低い傾斜面となっているので、後部の寿司ネ
タも前方から見易くなる。従って、曲げガラス2からの
視認性が向上し、寿司ネタの陳列効果が向上する。
8が運転されると、圧縮機16より吐出された高温高圧
のガス冷媒は凝縮器17に流入し、凝縮器用送風機18
により空冷されて図示しないキャピラリチューブにて減
圧された後、冷却器8、9に流入して蒸発する。そのと
きに生ずる吸熱作用により冷却器8、9周囲の空気は冷
やされる。この内、冷却器8にて冷やされた低位部7B
内の冷気は、上方の底敷25上の寿司ネタを下方から冷
却する。
9にて冷やされた冷気は、底敷25の載置面25A後部
に降下し、扉Dの開閉による外気の流入によって温度が
上がり易い貯蔵室4内後部を先に冷却するが、このと
き、底敷25の載置面25Aは、その後部が高く、前部
が低い傾斜面とされているので、冷却器9から底敷25
の載置面25A後部に降下する冷気は、載置面25Aの
傾斜に沿って円滑に前方に流れるようになる。従って、
貯蔵室4内には図4に矢印で示す如く後部で降下し、前
部で上昇する規則的な冷気の自然対流が形成されるよう
になり、それによって、貯蔵室4内は所定の冷蔵温度に
均一に冷却され、且つ、その冷却速度も速くなる。
にて構成されているので、底敷25の載置面25A上に
おける温度のばらつきが緩和され、それによって、載置
面25A上に陳列される寿司ネタを均一、且つ、迅速に
冷却することが可能となる。特に、底敷25はドレンパ
ン7の高位部7A間に渡って架設したので、ドレンパン
7の低位部7Bに集まる排水によって底敷25がドレン
パン7に凍り付く、ことも無くなり、それによって、底
敷25をドレンパン7から取り外せなくなる不都合を解
消することができる。
と、図中矢印の如く吸気口12及びスリット23、26
より外気が機械室5内に吸引され、圧縮機16周囲を通
過した後、凝縮器カバー19の吸込口19Aより凝縮器
17に通風される。凝縮器17を空冷した後の暖気、即
ち排気は凝縮器カバー19の吐出口19Bより貯蔵室4
下方の排気通路14に吐出され、排気通路14内を通過
して図中矢印の如く排気口13より外部に排出される。
上に滴下した排水は、排水口31から排水ソケット32
内に流入し、排水ホース33より外部に排出されること
になる。
上に冷却器8を設けたが、それに限らず、低位部7B裏
面に冷却器8を添設しても差し支えない。また、実施例
では寿司ネタケースに本発明を提供したが、それに限ら
ず、貯蔵室の底部に底敷を設けた構造の種々の冷却貯蔵
庫に本発明は有効である。
を熱良導性としたので、底敷上における温度のばらつき
が緩和され、それによって、底敷上に陳列される寿司ネ
タ等の貯蔵物品を均一に冷却することが可能となる。特
に、底敷はドレンパンの縁部に位置した高位部間に渡っ
て架設したので、ドレンパンの低位部に集まる排水によ
って底敷がドレンパンに凍り付き、取り外せなくなる不
都合を解消することができる。
が低い傾斜面としたので、貯蔵室内の後上部に設けた冷
却器から底敷の載置面後部に降下する冷気は、載置面の
傾斜 に沿って円滑に前方に流れるようになる。従って、
貯蔵室内には後部で降下し、前部で上昇する規則的な冷
気の自然対流が形成されるようになり、それによって、
貯蔵室内は一層均一に冷却されるようになると共に、冷
却速度も速まる。また、底敷の載置面の前部が低く傾斜
していることにより、前面の透明ガラスからの視認性が
良くなり、お客への寿司ネタ等の物品の陳列効果を向上
させることが可能となる。
ケースの斜視図である。
面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 貯蔵室の底部に凹陥したドレンパンを備
え、このドレンパンの低位部に対応して冷却器を配置す
ると共に、前記貯蔵室の後面には扉を設け、前記貯蔵室
の前面には透明ガラスを配置して成る冷却貯蔵庫におい
て、 前記貯蔵室内の後上部に冷却器を設けると共に、前記ド
レンパンの縁部に位置した高位部間に渡り、前記冷却器
と離間した状態で熱良導性の底敷を架設し、且つ、この
底敷の載置面を後部が高く、前部が低い傾斜面としたこ
とを特徴とする冷却貯蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34797293A JP3059874B2 (ja) | 1993-12-23 | 1993-12-23 | 冷却貯蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34797293A JP3059874B2 (ja) | 1993-12-23 | 1993-12-23 | 冷却貯蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07180937A JPH07180937A (ja) | 1995-07-18 |
JP3059874B2 true JP3059874B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=18393867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34797293A Expired - Fee Related JP3059874B2 (ja) | 1993-12-23 | 1993-12-23 | 冷却貯蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059874B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-23 JP JP34797293A patent/JP3059874B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07180937A (ja) | 1995-07-18 |
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