JP3059824U - 飲料の自動販売機におけるダミー容器 - Google Patents

飲料の自動販売機におけるダミー容器

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JP3059824U
JP3059824U JP1998009935U JP993598U JP3059824U JP 3059824 U JP3059824 U JP 3059824U JP 1998009935 U JP1998009935 U JP 1998009935U JP 993598 U JP993598 U JP 993598U JP 3059824 U JP3059824 U JP 3059824U
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dummy container
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dummy
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JP1998009935U
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Inventor
英司 藤井
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株式会社マルイチ藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダミー容器を安定した取付け状態が維持でき
るようにする。 【解決手段】 ダミー容器本体1の下部外周全周に取付
け溝11を形成し、この取付け溝にリング状のホルダ2
を嵌め込んであり、ホルダ下面を陳列部の取付け板3の
上面に当接可能としてあり、ダミー容器本体にはホルダ
より下方部が取付け挿入部12となっており、この取付
け挿入部は、取付け板の厚さ方向から上記取付け穴内に
挿脱可能であって、外周部に係止突条部12aを設け、
係止突条部は、取付け穴に設けてある差入用切欠部に挿
脱可能であり、ホルダ下面との間で上記取付け穴の内周
縁部を挟持可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、容器入り清涼飲料などの飲料の自動販売機におけるダミー容器に 関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、アルコール飲料や清涼飲料等の自動販売機には、その上部又は中間部 の位置に商品見本の陳列部が設けられている。陳列される商品見本となるダミー 容器には丸い缶状のダミー容器や例えば「ファイブミニ」(商品名)のような細 長い瓶状のダミー容器などがある。上記陳列部は、ステーションと称する取付け 板に見本数に対応する数だけの取付け穴を開け、丸い缶状のダミー容器では各取 付け穴にその下部を差入れて起立状態にして、また細長い瓶状のダミー容器は取 付け板に乗せて、ダミー容器の下方から光線を照射するものである。 缶状のダミー容器の取付け板への取付け方法として、例えば一方の取付け板側 の取付け穴の内周縁に切欠部を設け、他方のダミー容器の下部外周にこの切欠部 に挿脱可能な係止突条部を設け、取付け時にダミー容器を回して係止突条部とダ ミー容器の底面とで取付け穴の内周縁部を挟持させてダミー容器を固定させるも のであった。 細長い瓶状のダミー容器は取付け板上に簡単に設置するものにすぎなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の長い瓶状のダミー容器の取付方法によれば、取付け状態が不安定で振動 の影響を受けやすく、取付け位置の確実な固定方法の提案が期待されていた。 この考案の目的は、安定した取付け状態が維持できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、ダミー容器本体と、陳列部の取付け板に当接可能のホルダとから なる。上記ダミー容器本体は、その下部外周に設けた取付け溝などの保持手段を 通じて上記ホルダがダミー容器本体に対してつば状に取付けられていると共に、 上記ホルダより下方部が取付け挿入部となっているものである。上記取付け挿入 部は、上記取付け板の厚さ方向から上記取付け穴内に挿脱可能であって、外周部 に係止突条部を設けてある。上記係止突条部は、上記取付け穴に設けてある差入 用切欠部に挿脱可能であり、上記ホルダ下面との間で上記取付け穴の内周縁部を 挟持可能である。ホルダは、例えばリング状に形成されており、ダミー容器本体 への取付けを容易にするために、互いに分離可能に接合している接合部を有する ものや、二分割できるようなものなどを採用することが望しい。
【0005】
【考案の実施の形態】
この考案のダミー容器は、図1乃至図5に示すようにダミー容器本体1、この ダミー容器本体の位置保持をするためのホルダ2とからなり、取付け板3上に取 付けられるものである。 ダミー容器本体1はプラスチック部材により下端開口で内部が中空の細い瓶形 に成形されているものである。ダミー容器本体1の下部外周には、全周に亘って 取付け溝11を形成してある。ダミー容器本体1の下部であって、取付け溝11 の下方部分が取付け挿入部12となっている。この取付け挿入部は、その外周面 の複数個所(図5では対向する二個所)には円周方向に長い係止突条部12aを 突設してある。係止突条部12aは、ダミー容器本体1の回転方向の一端が他端 より低く傾斜されかついずれも傾斜方向が一致して設けられている。係止突条部 12aは図2では右肩上りに傾斜されている。取付け挿入部12の外周面に位置 決め突部12bを設けている。位置決め突部12bは、係止突条部12aの上部 に設けられている(図2及び図5)。 ホルダ2は、遮光性を有するプラスチック部材によって、図4乃至図8に示す ように保持穴21を有するリング状に形成されている。ホルダ2は、容易に変形 できるように一個所が分離された接合部22となっている。接合部22の一端に 凹状の受け部22aを、他端にこの受け部に掛け止め可能である止め部22bを 形成してある。ホルダ2は、保持穴21を図6の左右方向に広げることにより接 合部22が分割され、受け部22aと止め部22bとの掛け止め状態が解かれて (図8)、広げる操作を解くと、そのばね性により元位置すなわち、受け部22 aと止め部22bとが掛け止め状態に戻る。 ホルダ2とダミー容器本体1との関係を説明する。 ダミー容器本体1は、ホルダ2の保持穴21内を挿入可能である。ホルダ2は 、保持穴21の内周縁がダミー容器本体1の取付け溝11に係合可能であって、 係合状態ではダミー容器本体1の下部につば部を形成することになる(図1及び 図4)。 取付け板3は図9及び図10に示すように長板状に形成され、その長さ方向( 図9左右方向)に間隔を置いてほぼ平面円形状の取付け穴31を開けてある。各 取付け穴31の内周縁には、対向してほぼ平面扇形の差入用切欠部32を切欠い てある。取付け穴31の内周縁には、差入用切欠部32に図9反時計方向で隣接 して位置決め凹部33を設けてある。 ここで、取付け挿入部12と取付け穴31との関係を説明する。係止突条部1 2aは、差入用切欠部32に上方から下方へ差込み可能である(図9参照)。そ して係止突条部12aはホルダ2の下面との間に取付け穴31の内周縁部が挿入 できる隙間があけられている(図1)。このため、係止突条部12aを差入用切 欠部32に差入れた状態でダミー容器本体1を軸心を中心として例えば図9反時 計方向に回わすと、係止突条部は、取付け穴31の内周縁部の下方(裏面側)に 移行可能となる。そして各係止突条部12aは、ホルダ2下面との間で次第に内 周縁部を挟持して行く。位置決め突部12bは、位置決め凹部33と係止可能で あり、ダミー容器本体1の位置決めと離脱の防止との両機能を発揮する。 次に取付け操作を説明する。 予め、図1に示すようにダミー容器本体1の取付け溝11にホルダ2を水平状 態に取付けておく。このようにすることで、ダミー容器本体の下部にはホルダ2 によりつばが形成される。 そこでまず、ダミー容器本体1の取付け挿入部12を取付け板3の取付け穴3 1に対向させ、かつ係止突条部12aを差入用切欠部32に対向させつつ、差入 れると(図9)、ホルダ2の下面が取付け穴31の内周縁上部に当り、この段階 で係止突条部が取付け板3の裏面側に位置する。そして、ダミー容器本体1を図 9反時計方向に回わすと、相対的に取付け穴31の縁辺が係止突条部12aとホ ルダの下面との隙間に入り、やがて係止突条部と下面とで挟持されて行き回転操 作が重くなった時点で、位置決め突部12bは取付け穴31の縁部裏側から位置 決め凹部33と係合し(図5)、このためダミー容器はその位置が固定されると 共に、離脱防止が図られる。そして係合した段階で取付け操作を終える。 ダミー容器本体1を外すには、これを図5の位置から時計方向に回転させ、係 止突条部12aが差入用切欠部32に対応した時点でダミー容器本体を持ち上げ ればよい。
【0006】 図11乃至図14にホルダの他の実施の形態を示す。 図11及び図12に示すホルダ102では接合部122の受け部122aと止 め部122bとが互いに厚み方向(図上下方向)で互いに係合可能となっている 。受け部122aと止め部122bとの係合面は階段状に、すなわち複数の段差 を設けて、径方向の力がホルダに作用しても接合状態が容易に解除できない構成 となっている。接合部122における接合の解除は、厚み方向に力をかけること により、受け部122aと止め部122bと掛け止め状態が解かれる。121は 保持穴である。 また図13及び図14に示すホルダ202では、径方向に二等分割されており 、図上下2個所に接合部222を設けている。両接合部222は受け部222a と止め部222bとからなり、前記した接合部22の受け部22a及び止め部2 2bと実質的に同一構成である。221は保持穴である。
【0007】
【考案の効果】
この考案によれば、ダミー容器本体にホルダを取付けているので、陳列部にお ける位置が確実に保持され、ダミー容器の位置決めと離脱防止が図られるので、 安定した状態で取付けられ、運搬時にもガタ付きがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るダミー容器の一部切欠正面図で
ある。
【図2】この考案に係るダミー容器におけるダミー容器
本体の正面図である。
【図3】図2III−III線断面図である。
【図4】図1IV−IV線断面図である。
【図5】図2V−V線断面図である。
【図6】この考案に係るダミー容器における位置決めリ
ングを示す平面図である。
【図7】図6VII−VII線断面図である。
【図8】この考案に係るダミー容器における位置決めリ
ングの接合部を開いた状態を示す平面図である。
【図9】取付け板の一部の平面図である。
【図10】図9X−X線拡大断面図である。
【図11】ホルダの他の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図12】図11の正面図である。
【図13】ホルダのさらに他の実施の形態を示す平面図
である。
【図14】図13に示すホルダを分解した状態を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 ダミー容器本体 11 取付け溝(保持手段) 12 取付け挿入部 12a 係止突条部 12b 位置決め突部 2 ホルダ 21 保持穴 22 接合部 3 取付け板 31 取付け穴 32 差入用切欠部 33 位置決め凹部 102 ホルダ 121 保持穴 122 接合部 202 ホルダ 221 保持穴 222 接合部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダミー容器本体と、陳列部の取付け板に
    当接可能のホルダとからなり、 上記ダミー容器本体は、その下部外周に保持手段を通じ
    て上記ホルダがダミー容器本体に対してつば状に取付け
    られていると共に、上記ホルダより下方部が取付け挿入
    部となっており、 上記取付け挿入部は、上記取付け板の厚さ方向から上記
    取付け穴内に挿脱可能であって、外周部に係止突条部を
    設けてあり、 上記係止突条部は、上記取付け穴に設けてある差入用切
    欠部に挿脱可能であり、上記ホルダ下面との間で上記取
    付け穴の内周縁部を挟持可能であることを特徴とする飲
    料の自動販売機におけるダミー容器。
  2. 【請求項2】 ホルダは、リング状に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の飲料の自動販売機におけ
    るダミー容器。
  3. 【請求項3】 ホルダは、互いに分離可能に接合してい
    る接合部を有するリング状に形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の飲料の自動販売機におけるダミー
    容器。
  4. 【請求項4】 ホルダはリング状に形成され、かつ径方
    向に二分割可能であることを特徴とする請求項1記載の
    飲料の自動販売機におけるダミー容器。
  5. 【請求項5】 保持手段は、ダミー容器本体に設けてあ
    る取付け溝で構成されており、この取付け溝にホルダが
    取付けられるものであることを特徴とする請求項1、請
    求項2、請求項3または請求項4記載の飲料の自動販売
    機におけるダミー容器。
JP1998009935U 1998-12-14 1998-12-14 飲料の自動販売機におけるダミー容器 Expired - Lifetime JP3059824U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021211448A1 (en) * 2020-04-14 2021-10-21 Milwaukee Electric Tool Corporation Drinking container with modular coupling component

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