JP3059733U - マーカーが使用できるスクリーンフイルム - Google Patents

マーカーが使用できるスクリーンフイルム

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JP3059733U
JP3059733U JP1998009771U JP977198U JP3059733U JP 3059733 U JP3059733 U JP 3059733U JP 1998009771 U JP1998009771 U JP 1998009771U JP 977198 U JP977198 U JP 977198U JP 3059733 U JP3059733 U JP 3059733U
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transparent
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JP1998009771U
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English (en)
Inventor
彌一 渡辺
Original Assignee
ワツト株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶プロジエクター、オーバーヘッドプロジ
エクター、スライド映写機等の投影スクリーンとして使
用できると同時に、マーカーではじけずに書け、イレー
ザ等で容易に消去できるいわゆるマーカーボードとして
も使用でき、また、携帯用スクリーン兼マーカーボード
として安価、軽量かつ小型にできるスクリーンフイルム
を提供する。 【解決手段】 透明非粘着性弗素樹脂系フイルム10A
と、裏面に微細凹凸面31Aを形成した透明のポリエチ
レンテレフタレートフイルム(以下、PETフイルムと
いう。)30Aの表面と、白色のPETフイルム、又
は、表面にアルミ蒸着面50Aを形成したPETフイル
ム60Aとを順次積層した積層フイルムと、前記積層フ
イルムの裏面に取りつけた剥離可能の粘着テープ80A
とを備えて、壁等の垂直面に貼着して使用するもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、液晶プロジエクター、オーバーヘッドプロジエクター、スライド映 写機等の投影スクリーンに使用される、マーカーが使用できるスクリーンフイル ムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の上記スクリーンは、映写前後は勿論、映写中に、マーカーではじけずに 書け、イレーザ等で容易に消去できる、いわゆる、マーカーボードとして使用す ることができなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、液晶プロジエクター、オーバーヘッドプロジエクター、スライド映 写機等の投影スクリーンとして壁等の垂直面に貼着して使用できると同時に、マ ーカーではじけずに書け、イレーザ等で容易に消去できるいわゆるマーカーボー ドとしても使用できる、マーカーが使用できるスクリーンフイルムを提供するも のである。 また、本考案は、携帯用スクリーン兼マーカーボードとして、安価、軽量かつ 小型にできるマーカーが使用できるスクリーンフイルムを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のマーカーが使用できるスクリーンフイルムは、上記課題を達成するた め、図示するように、透明非粘着性弗素樹脂系フイルム10Aと、裏面に微細凹 凸面31Aを形成した透明のポリエチレンテレフタレートフイルム(以下、PE Tフイルムという。)30Aの表面と、白色のPETフイルム、又は、表面にア ルミ蒸着面50Aを形成したPETフイルム60Aの表面とを順次積層した積層 フイルムと、前記積層フイルムの裏面に取りつけた剥離可能の粘着テープ80A とを備えて、壁等の垂直面に貼着して使用するものである。 また、本考案のマーカーが使用できるスクリーンフイルムは、上記課題を達成 するため、図示するように、透明非粘着性弗素樹脂系フイルム10Bと、裏面に 微細凹凸面31Bを形成した透明のPETフイルム30Bの表面と、偏光フイル ム70Bと、表面にアルミ蒸着面50Bを形成したPETフイルム60Bの表面 とを順次積層した積層フイルムと、前記積層フイルムの裏面に取りつけた剥離可 能の粘着テープ80Bとを備えて、壁等の垂直面に貼着して使用するものである 。 また、本考案のマーカーが使用できるスクリーンフイルムは、上記課題を達成 するため、図示するように、上記各スクリーンフイルムにおいて、前記の裏面に 微細凹凸面31A又は31Bを形成した透明のPETフイルム30A又は30B と、前記白色のPETフイルム60A、又は、前記の表面にアルミ蒸着面50A を形成したPETフイルム60Aの表面、又は、前記偏光フイルム70Bとが、 前記透明のPETフイルム30A又は30Bの微細凹凸面31A又は31Bを平 面化する透明の粘着剤層40A又は40Bを介して積層されているものである。
【0005】 本考案において、透明非粘着性弗素樹脂系フイルムは、マーカーではじけずに 書け、イレーザ等で容易に消去できる透明フイルムであって、主として、いわゆ るETFEフイルム、商品名サイトップ(旭硝子株式会社製)、商品名テフロン AF(デユポン社製)等(これらのラミネートフイルムを含む。)である。 また、透明非粘着性弗素樹脂系フイルムは、PETフイルムと熱融着、粘着又 は接着により積層される。 透明のPETフイルムの裏面の微細凹凸面加工には、フイルムに砂、硬質微粒 等を吹き付けるサンドブラスト法、二酸化ケイ素、アルミナ、ガラスビーズ等の 微粒子のマット剤をコーテイング用透明合成樹脂等に混入して塗布するコーテイ ング法などの公知の方法がある。 偏光フイルムとアルミ蒸着フイルムとの積層は、液晶プロジエクター用のスク リーンとして公知であるので、詳細説明は省略する。 粘着テープは、片面を積層フイルムの裏面に固着し、他の片面を剥離可能に壁 等の垂直面に粘着できるもの、又は、両面が剥離可能に粘着できるものが使用さ れる。
【0006】
【考案の実施の形態1】 本考案の実施の形態1が図1に示されている。 本実施例のマーカーが使用できるスクリーンフイルムは、裏面に透明粘着剤層 20Aを塗布した透明非粘着性弗素樹脂系フイルム10Aと、裏面に微細凹凸面 31Aを形成した透明PETフイルム30Aと、透明粘着剤層40Aと、表面に 金属蒸着面50Aを形成した透明又は白色のPETフイルム60Aと、粘着テー プ80Aとを備えている。 透明非粘着性弗素樹脂系フイルム10Aは、厚み25ミクロンのETFEフイ ルムで、裏面は、透明粘着剤が薄く塗布された透明粘着剤層20Aを形成してい る。 透明PETフイルム30Aは、厚み100ミクロンで、裏面にサンドブラスト 法等により微細凹凸面31Aを形成している。 透明粘着剤層40Aは、透明PETフイルム30Aの裏面の微細凹凸面31A を平面化できる厚みに塗布されたものである。 PETフイルム60Aは、表面にアルミニウム金属蒸着面50Aを形成した透 明のもので、金属蒸着面50Aの光線透過率が大きいときは、白色のPETフイ ルムが使用される。 粘着テープ80Aは、両面が剥離可能に粘着できる粘着層81A及び81Aを 設けたテープ82Aからなる両面粘着テープで、PETフイルム60Aの裏面に 取りつけられる。 従つて、OHP又は液晶プロジエクター等の投射光は、壁等の垂直面に貼着さ れた積層フイルムのフイルム10A、透明粘着剤層20A、透明PETフイルム 30Aに入るが、室内光は微細凹凸面31Aで大半がカットされ、プロジエクタ ー投射光は、透明粘着剤層40Aから更に進んで、金属蒸着面50Aで反射され るので、ある程度明るい部屋でも見えやすい投影スクリーンとすることができる 。 なお、金属蒸着面50Aの光線透過率が大きいときは、PETフイルム60A を白色にするか、更に白色フイルムを透明フイルム60Aの裏面に貼着すればよ い。 本考案品は、プロジエクター等の投影前後は勿論、プロジエクター等の投影中 でも、投影面のフイルム10Aの表面に、自由にマーカーではじけずに書け、イ レーザ等で容易に消去できる、いわゆるマーカーボードのスクリーンとして使用 できる。
【0007】
【考案の実施の形態2】 本考案の実施の形態2が図2に示されている。 本実施例のマーカーが使用できるスクリーンフイルムは、透明非粘着性弗素樹 脂系フイルム10Bと、裏面に微細凹凸面31Bを形成したコーテイング層32 Bが塗布された透明PETフイルム30Bと、透明粘着剤層40Bと、偏光フイ ルム70Bと、表面に金属蒸着面50Bを形成した透明又は白色のPETフイル ム60Bと、粘着テープ80Bとを備えている。 透明非粘着性弗素樹脂系フイルム10Bは、厚み25ミクロンの商品名サイト ップ(旭硝子株式会社製)、商品名テフロンAF(デユポン社製)などの熱可塑 性フイルムである。 透明PETフイルム30Bは、厚み70ミクロンで、裏面に、シリカ、アルミ ナ、ガラスビーズ等の微粒子からなるマット剤をコーテイング用透明樹脂液に混 入して塗布してコーテイング層32Bとし、微細凹凸面31Bを形成したもので ある。 フイルム10Bとフイルム30Bとの積層は熱融着される。 透明粘着剤層40Bは、透明PETフイルム30Bの裏面の微細凹凸面31B を平面化できる厚みに塗布されたものである。 偏光フイルム70Bは、液晶プロジエクター用スクリーンに使用されるもので 、公知であるので、詳細説明は省略する。 PETフイルム60Bは、表面にアルミニウム金属蒸着面50Bを形成した透 明色のもので、金属蒸着面50Bの光線透過率が大きいときは、白色のPETフ イルムが使用される。 粘着テープ80Bは、考案の実施の形態1で述べた80Aと同じであるので、 詳細説明は省略する。 従つて、液晶プロジエクターの投射光は、壁等の垂直面に貼着された積層フイ ルムのフイルム10B、透明PETフイルム30Bに入るが、室内光はコーテイ ング層の微細凹凸面31Bで大半がカットされ、液晶プロジエクター投射光は、 透明粘着剤層40Bから偏光フイルム70Bに進んで、金属蒸着面50Bで反射 されるので、ある程度明るい部屋でも見えやすい投影スクリーンとすることがで きる。 本考案品は、液晶プロジエクターの投影前後は勿論、液晶プロジエクター投影 中でも、投影面のフイルム10Bの表面に、自由にマーカーではじけずに書け、 イレーザ等で容易に消去できる、いわゆるマーカーボードのスクリーンとして使 用できる。
【0008】
【考案の効果】
本考案によれば、映写機、OHP、液晶プロジエクター等の投影スクリーンと して比較的明るい室でも使用でき、投影スクリーンとして使用前後は勿論、使用 中にマーカーではじけずに書き、イレーザ等で容易に消去できるいわゆるマーカ ーボードとしても使用できる投影スクリーンが得られることになった。 また、本考案によれば、携帯用スクリーン兼マーカーボードとして、極めて安 価、軽量かつ小型にできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示す一部を切り欠いた拡
大断面図である。
【図2】本考案の別の実施の形態を示す一部を切り欠い
た拡大断面図である。
【符号の説明】
10A、10B 透明非粘着性弗素樹脂系フイルム 30A、30B PETフイルム 31A、31B 微細凹凸面 40A、40B 透明粘着剤層 50A、50B 金属蒸着面 60A、60B PETフイルム 70B 偏光フイルム 80A、80B 粘着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/74 H04N 5/74 C

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明非粘着性弗素樹脂系フイルム10A
    と、裏面に微細凹凸面31Aを形成した透明のポリエチ
    レンテレフタレートフイルム(以下、PETフイルムと
    いう。)30Aの表面と、白色のPETフイルム、又
    は、表面にアルミ蒸着面50Aを形成したPETフイル
    ム60Aの表面とを順次積層した積層フイルムと、前記
    積層フイルムの裏面に取りつけた剥離可能の粘着テープ
    80Aとを備えて、壁等の垂直面に貼着して使用するこ
    とを特徴としたマーカーが使用できるスクリーンフイル
    ム。
  2. 【請求項2】 透明非粘着性弗素樹脂系フイルム10B
    と、裏面に微細凹凸面31Bを形成した透明のPETフ
    イルム30Bの表面と、偏光フイルム70Bと、表面に
    アルミ蒸着面50Bを形成したPETフイルム60Bの
    表面とを順次積層した積層フイルムと、前記積層フイル
    ムの裏面に取りつけた剥離可能の粘着テープ80Bとを
    備えて、壁等の垂直面に貼着して使用することを特徴と
    したマーカーが使用できるスクリーンフイルム。
  3. 【請求項3】 前記の裏面に微細凹凸面31A又は31
    Bを形成した透明のPETフイルム30A又は30B
    と、前記白色のPETフイルム60A、又は、前記の表
    面にアルミ蒸着面50Aを形成したPETフイルム60
    Aの表面、又は、前記偏光フイルム70Bとが、前記透
    明のPETフイルム30A又は30Bの微細凹凸面31
    A又は31Bを平面化する透明の粘着剤層40A又は4
    0Bを介して積層されていることを特徴とした請求項1
    又は2記載のマーカーが使用できるスクリーンフイル
    ム。
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