JP3059438U - ピップ(登録商標)及びそのセット - Google Patents

ピップ(登録商標)及びそのセット

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JP3059438U
JP3059438U JP1998009415U JP941598U JP3059438U JP 3059438 U JP3059438 U JP 3059438U JP 1998009415 U JP1998009415 U JP 1998009415U JP 941598 U JP941598 U JP 941598U JP 3059438 U JP3059438 U JP 3059438U
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filling
pipe
capsule
section
suction
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JP1998009415U
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Inventor
久悦 津田
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久悦 津田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 違和感のない自然な感じで、使必要なときに
好みの匂いを楽しむ。 【解決手段】 味覚用の吸入剤を含んだフィルタ30を
充填部14に充填し、臭覚用の吸入剤を含んだフィルタ
32を充填部16に充填する。すると、充填部14,1
6の底に設けられているバネ26,28によってカプセ
ル側の弁が押されて開く。この状態で、下側の吸入部1
8の吸入口22を口で銜えて、矢印FBで示すように吸
入する。このとき、上側の吸入部20の先端吸入口がち
ょうど鼻の近傍に位置するので、矢印F2で示すように
鼻からも吸入する。すると、カプセル内の吸入剤は、開
いた弁から移動し、吸入部18,20から吸入される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、喫煙以外の用途に好適なパイプ(ピップ)と、それを使用するため のセットに関するものである。
【0002】
【背景技術と考案が解決しようとする課題】
喫煙以外の目的で使用されるパイプとしては、すでに各種のものが知られてお り、禁煙用のものを中心に商品化されている。例えば、実開昭63−24000 号公報には、複数の室に匂いの異なる芳香剤を内在させ、いずれか一方を吸い口 に連通させることで匂いを変化させることが可能なパイプが開示されている。ま た、実開昭63−127400号公報には、パイプに装着するカプセルを相互に 連通した複数の内カプセルに分割することで、複数の吸入剤を同時に吸入できる ようにした健康パイプが開示されている。これらのように、多くのパイプは、口 からの吸入という主として味覚を利用する方法で禁煙効果を得るようにしている が、臭覚も利用すればより禁煙に効果的であろうと思われる。このような臭覚を 利用したものとして、特開昭57−8773号公報に開示された禁煙用具がある 。これは、タバコの煙を鼻から吸入して喫煙意欲を消失させるようにしたもので ある。
【0003】 ところで、最近、匂いが持つ精神作用が注目されており、精神的な治療に匂い を用いる試みがアロマテラピーとして知られている。本考案は、このような点に 着目したもので、その目的は、必要なときに好みの匂いを楽しむことである。他 の目的は、味覚及び臭覚の両方を利用して、心地よい感覚を楽しむことである。 他の目的は、使用時に自然な印象を与えることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案のパイプは、口から吸入する吸入剤を含む第 1のカプセルを充填する第1の充填部;この第1の充填部に連通する第1の吸入 部;鼻で吸入する吸入剤を含む第2のカプセルを充填する第2の充填部;この第 2の充填部に連通する第2の吸入部;をそれぞれ備えており、前記第1の吸入部 を口で銜えたときに、前記第2の吸入部の先端が鼻の近傍に位置する形状とした ことを特徴とする。
【0005】 主要な形態の一つは、前記記第1及び第2の充填部をパイプ本体に設けるとと もに、前記第1及び第2の吸入部をパイプ本体から延設し、かつ、前記カプセル を押さえるための蓋をパイプ本体に設けたことを特徴とする。他の形態は、前記 カプセルに弁を設けるとともに、この弁を充填時に開くためのバネ機構を該カプ セル及び前記充填部の底部に設けたことを特徴とする。更に他の形態は、前記第 2の充填部と第2の吸入部とを連通する通路を、前記第1の充填部と第1の吸入 部とを連通する通路よりも大きくしたことを特徴とする。
【0006】 本考案のパイプセットは、前記いずれかのパイプをポーチに収納するとともに 、このポーチを吊下げるための吊下具を設け、前記カプセルをケースに収納した ことを特徴とする。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態について詳細に説明する。図1には、本考案にかか るパイプの主要断面(長手方向断面)が示されている。同図において、パイプ1 0の本体12には、2つの充填部14,16が設けられている。充填部14は下 側の吸入部18に連通しており、充填部16は上側の吸入部20に連通している 。下側の吸入部18は、通常のパイプと同様の吸入部であり、その吸入口22を 口で銜える構造となっている。一方、上側の吸入部20は、匂い用の吸入部で、 下側の吸入部18を口で銜えたときに、上側の吸入部20の吸入口24が鼻の近 傍位置となるように設計されている。
【0008】 充填部14,16には、その底部にバネ26,28がそれぞれ設けられており 、各々カプセル30,32が充填されるようになっている。カプセル30には、 味覚用の吸入剤が充填され、カプセル32には、臭覚用の吸入剤が充填される。 吸入剤としては、例えばペパーミント,シナモン,ハーブ,ラベンダー,などの 適宜のエッセンスが用いられる。これらは、液体のまま直接もしくはフィルタに 含浸するなどの適宜の方法でカプセル30,32に注入される。本体12の上部 には、蓋34が設けられている。
【0009】 次に、カプセル30,32の構成について、図2を参照しながら説明する。な お、カプセル30,32は、大きさが異なるのみで構造は同じであるので、以下 カプセル30を代表して説明する。図2(A)において、カプセル30の底には、 穴40が設けられており、この穴40には、弁42が設けられている。この弁4 2の略中央には軸44が穴40を挿通して設けられており、軸44の先端には止 部46が設けられている。そして、この軸44にバネ48が取り付けられている 。通常は、図2(A)に示すように、バネ48の作用によって、弁42が穴40側 に押し付けられている。これにより、カプセル30の充填剤が穴40から外部に 出ないように封止されている。そして、この弁42が閉じた状態を保つため、キ ャップ50が取り付けられている。
【0010】 次に、以上のようなパイプ10を使用するときは、まず、図1に矢印FAで示 すように、味覚用の吸入剤を含んだカプセル30を、キャップ50を取って充填 部14に充填する。また、矢印F1で示すように、臭覚用の吸入剤を含んだカプ セル32を,キャップ50を取って充填部16に充填する。すると、充填部14 ,16の底に設けられているバネ26,28によってカプセル側の止部46が押 され、バネ48が縮んで弁42が移動し、図2(B)に示すような状態となる。す なわち、弁42が開いた状態となる。ここで、本体12の蓋34を閉めると、図 2(B)の状態が維持される。
【0011】 この状態で、下側の吸入部18の吸入口22を口で銜えて、矢印FBで示すよ うに吸入する。このとき、上側の吸入部20の先端吸入口がちょうど鼻の近傍に 位置するので、矢印F2で示すように鼻からも吸入する。すると、カプセル内の 吸入剤は、穴40と弁42及び軸44の間のわずかな隙間から矢印FQ(図2参 照)で示すように移動し、吸入部18,20から吸入される。
【0012】 このように、本形態によれば、口と鼻の両方を利用して吸入が行われる。しか も、吸入の方法は、いわゆるパイプを利用した喫煙と同じ要領であるため、周囲 に違和感を与えることなく、匂いを楽しむことができる。更には、精神的な治療 や安定などのために簡便に芳香を利用して、爽快感,清涼感を得ることができる 。
【0013】 図3(A)には、上述したパイプの携帯例が示されている。この例では、ポーチ (袋)51に紐,ワイヤ,チェーンなどの吊下具52が取り付けられており、ポ ーチ51を首などに吊下げられるようになっている。そして、このポーチ51内 に、上述したパイプ10が収納されている。一方、上述したカプセル30,32 は、図3(B)に示すように、ケース60に収納する。ケース60には、複数のカ プセル30,32が収納可能となっており、好みに応じて適宜のものを収納する 。このように、パイプ10をポーチ51に収納するとともに、カプセル30,3 2をケース60に収納して携帯することで、好きな時にパイプ10を取り出して 使用することができる。また、ポーチ51やケース60に、十二支,キャラクタ ,風景,動物など各種の図柄を表示することで、デザイン的にも優れたものとな る。
【0014】 本考案には数多くの実施形態があり、以上の開示に基づいて多様に改変するこ とが可能である。例えば、吸入部18,20のうち、下側の吸入部18は口で直 接吸入するものの、上側の吸入部20は鼻で吸入を行うため、吸入の程度が低い 。このため、吸入部20の通路を、吸入部18よりも大きくするとよい。充填部 14,16の大きさも、必要に応じて適宜変更してよい。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、次のような効果がある。 携帯に便利で、必要な時に好みの匂いを楽しむことができる。 味覚及び臭覚の両方で、心地よい感覚を楽しむことができる。 通常のパイプと近似した形状となっているため、使用時に自然な印象を与え、 違和感なく使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一形態の主要断面を示す図である。
【図2】カプセル底部の構成と使用状態を示す図であ
る。
【図3】本考案にかかるセットの一形態を示す図であ
る。
【符号の説明】
10…パイプ 12…本体 14,16…充填部 18,20…吸入部 22,24…吸入口 26,28,48…バネ 30,32…カプセル 34…蓋 40…穴 42…弁 44…軸 46…止部 50…キャップ 51…ポーチ 52…吊下具 60…ケース

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口から吸入する吸入剤を含む第1のカプ
    セルを充填する第1の充填部;この第1の充填部に連通
    する第1の吸入部;鼻で吸入する吸入剤を含む第2のカ
    プセルを充填する第2の充填部;この第2の充填部に連
    通する第2の吸入部;をそれぞれ備えており、 前記第1の吸入部を口で銜えたときに、前記第2の吸入
    部の先端が鼻の近傍に位置する形状としたことを特徴と
    するパイプ。
  2. 【請求項2】 前記記第1及び第2の充填部をパイプ本
    体に設けるとともに、前記第1及び第2の吸入部をパイ
    プ本体から延設し、かつ、前記カプセルを押さえるため
    の蓋をパイプ本体に設けたことを特徴とする請求項1記
    載のパイプ。
  3. 【請求項3】 前記カプセルに弁を設けるとともに、こ
    の弁を充填時に開くためのバネ機構を該カプセル及び前
    記充填部の底部に設けたことを特徴とする請求項1又は
    2記載のパイプ。
  4. 【請求項4】 前記第2の充填部と第2の吸入部とを連
    通する通路を、前記第1の充填部と第1の吸入部とを連
    通する通路よりも大きくしたことを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載のパイプ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のパ
    イプをポーチに収納するとともに、このポーチを吊下げ
    るための吊下具を設け、前記カプセルをケースに収納し
    たことを特徴とするパイプセット。
JP1998009415U 1998-11-30 1998-11-30 ピップ(登録商標)及びそのセット Expired - Lifetime JP3059438U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012117935A1 (ja) * 2011-03-01 2012-09-07 日本たばこ産業株式会社 刺激提示装置
JP2012249854A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Japan Tobacco Inc 香味発生装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012117935A1 (ja) * 2011-03-01 2012-09-07 日本たばこ産業株式会社 刺激提示装置
JPWO2012117935A1 (ja) * 2011-03-01 2014-07-07 日本たばこ産業株式会社 刺激提示装置
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