JP3059408U - 据付け用具 - Google Patents
据付け用具Info
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- JP3059408U JP3059408U JP1998009377U JP937798U JP3059408U JP 3059408 U JP3059408 U JP 3059408U JP 1998009377 U JP1998009377 U JP 1998009377U JP 937798 U JP937798 U JP 937798U JP 3059408 U JP3059408 U JP 3059408U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電灯用ソケットなどの器具をベッドの囲い枠
などの被取付体に据え付けるときのビス止め作業を不要
にする。 【解決手段】 据付け用具Aが、取付孔10を備えた被
取付体Bに重なり合う板状のベース1と、ベース1から
突設した取付片群2及び器具の据付け台3とを一体に備
える合成樹脂成形体でなる。取付片群2を形成している
複数の取付片21…が取付孔10に合う形状を形作るよ
うに並んでいる。所定の取付片21a,21bに外向き
に突き出た係合突起3a,3bを設ける。据付け台3に
は、たとえば電灯用ソケットを据え付け、そのソケット
から引き出した電気コードを取付孔10を通して引き廻
す。
などの被取付体に据え付けるときのビス止め作業を不要
にする。 【解決手段】 据付け用具Aが、取付孔10を備えた被
取付体Bに重なり合う板状のベース1と、ベース1から
突設した取付片群2及び器具の据付け台3とを一体に備
える合成樹脂成形体でなる。取付片群2を形成している
複数の取付片21…が取付孔10に合う形状を形作るよ
うに並んでいる。所定の取付片21a,21bに外向き
に突き出た係合突起3a,3bを設ける。据付け台3に
は、たとえば電灯用ソケットを据え付け、そのソケット
から引き出した電気コードを取付孔10を通して引き廻
す。
Description
【0001】
本考案は、据付け用具、詳しくは電灯用ソケットやその他の器具を、ベッドの 囲い枠や室内壁、その他の箇所に据え付けたいようなときに用いられる据付け用 具に関する。
【0002】
従来、電灯用ソケットなどの器具をベッドの囲い枠や室内壁などの被取付体に 据え付けたいという要望があるときには、器具を据え付けることのできる取付金 具をビス止めによって被取付体に固定するようにしていた。また、取付金具を用 いずに器具を直接に被取付体にビス止めによって固定することもあった。さらに 、上記器具が電灯用ソケットである場合には、そのソケットから引き出されてい る電気コードを被取付体に開設した孔を通して引き廻す必要があった。
【0003】
しかしながら、取付金具や器具を被取付体にビス止めする作業は煩わしく、特 に、器具が電灯用ソケットである場合には、煩わしいビス止め作業に加えて電気 コードを通す孔を被取付体に開設する作業を行わねばならないので取付作業に手 間がかかるという問題があった。
【0004】 本考案は以上の状況に鑑みてなされたものであり、電灯用ソケットなどの器具 を被取付体に据え付けるときに、ビス止め作業が不要になる据付け用具を提供す ることを目的とする。
【0005】 また、本考案は、器具が電灯用ソケットである場合に特に有益な据付け用具を 提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案に係る据付け用具は、長孔でなる取付孔を備えた被取付体に重ね合わさ れる板状のベースと、このベースからその後方に突設されて上記取付孔に挿入さ れる複数の弾性を備えた取付片でなる取付片群と、上記ベースからその前方に突 設されて器具が据え付けられる据付け台と、を一体に備える合成樹脂成形体でな り、上記取付片群を形成している複数の上記取付片が上記取付孔に合う形状を形 作るように並んでおり、それらの取付片のうちの所定の取付片の上記ベースから 離れた箇所に、上記取付片群が上記取付孔に挿入されたときに上記被取付体に係 合される係合突起が外向きに突き出して設けられている、というものである。
【0007】 このような据付け用具において、ベースが被取付体に重なり合う位置まで取付 片群を被取付体の取付孔に挿入すると、その取付片群の所定の取付片に設けられ ている係合突起が被取付体に係合して取付孔からの取付片群の抜出しが防止され るので、ビス止めを行わなくても当該据付け用具が被取付体に取り付けられる。 また、取付片群を形成している複数の取付片が長孔でなる取付孔に合う形状を形 作るように並んでいるので、その取付孔に取付片群を挿入するだけで当該据付け 用具が回り止めされて適正な取付姿勢が保たれる。当該据付け用具には据付け台 が備わっているので、その据付け台に器具を据え付けるようにすれば、当該据付 け用具を介して器具が被取付体に据え付けられる。
【0008】 この考案において、係合突起は、所定の取付片のベースから離れた箇所に設け られている。そのため、ベースが被取付体に重なり合う位置まで取付片群を取付 孔に挿入した場合、被取付体の厚さが厚いときには、係合突起が取付孔の孔壁面 に当たって取付片を撓み変形させると共に、その取付片の弾性復帰力によって係 合突起が孔壁面に係合するのに対し、被取付体の厚さが薄いときには、係合突起 が取付孔から突き出て被取付体の裏面に係合する。
【0009】 この考案において、上記取付孔が長円形状の長孔でなり、上記取付片群を形成 している複数の上記取付片が、その取付孔に合う長円形状を形作るように並んで いることが望ましい。このようになっていると、上述したように取付孔に取付片 群を挿入するだけで当該据付け用具が回り止めされて適正な取付姿勢が保たれる 。このような回り止め作用は、取付孔が長孔でありさえすれば長四角などの形状 であっても発揮されるのであるが、この考案のように特にその取付孔の形状を長 円形状にしておくと、被取付体に取付孔を開設する作業が、長四角の取付孔を開 設する場合よりも容易である。また、取付孔を長円形状の長孔によって形成して おくことによって、取付片群を形成している複数の取付片の並び方を長円形状に すればよいので、それらの取付片の並び方を四角形状にする場合に比べ、当該据 付け用具を合成樹脂で成形するときに用いる成形型の取付片群の成形面の製作が 容易になるという利点もある。
【0010】 本考案に係る据付け用具は、特に、上記器具が電灯用ソケットであり、上記据 付け台が、その電灯用ソケットを据え付け可能になっているものである場合に顕 著な作用が発揮される。すなわち、このような据付け用具であると、取付片群を 挿入するために被取付体に設けられる長孔状の取付孔を通して電灯用ソケットか ら引き出された電気コードを引き廻すことができるので、電気コードを通す孔を 被取付体に別途設ける必要がなくなる。
【0011】
図1は本考案の実施形態による据付け用具Aと被取付体Bに開設された取付孔 10とを示す概略斜視図、図2は据付け用具Aに備わっている取付片群2の説明 図、図3は取付片群2と取付孔10との寸法の関係を示した説明図、図4は据付 け用具Aを被取付体Bに取り付けた使用状態の一部破断側面図、図5は据付け用 具Aを被取付体Bに取り付けた他の使用状態の一部破断側面図である。
【0012】 図1に示した据付け用具Aは合成樹脂の一体成形体でなり、縦長矩形に形成さ れた板状のベース1と、取付片群2と、据付け台3とを備えている。ベース1は 、図示していないカバー体を取り付けるための係合孔12…を有するほか、ビス 止めが必要なときに活用されるビス挿通孔13などを有している。
【0013】 取付片群2は、ベース1からその後方に突設された複数の取付片21…によっ て形成されている。取付片群2には幅広や幅狭の複数の取付片21…が含まれて いて、それらの取付片21…が、図1に示した被取付体Bに備わっている長円形 状の長孔でなる取付孔10に合う形状を形作るように並んでいる。すなわち、図 1のように取付孔10が縦長の長円形状に開設されていると共に、図3のように 取付孔10の縦長さL1に対して複数の取付片21…によって形作られた長円形 の縦長さL2が同等かわずかに短くなっており、しかも、図1に示した取付孔1 0の横長さH1に対して複数の取付片21…によって形作られた長円形の図2に 示した横長さH2が同等かわずかに短くなっている。このように複数の取付片2 1…が被取付体Bの取付孔10に合う形状を形作るように並んでいると、複数の 取付片21によって形成されている取付片群2を、取付孔10に楽に挿入するこ とが可能である。
【0014】 図2に示したように、長円形を形作るように並んでいる複数の取付片21…の うち、上下方向で対向する一対の取付片21a,21aのベース1から離れた箇 所に外向きに突き出た係合突起3a,3aが設けられており、同様に、左右方向 で対向する一対ずつの取付片21b,21bのベース1から離れた箇所に外向き に突き出た係合突起3b,3bが設けられている。また、図3に示したように、 係合突起3a,3aとベース1との間隔D1は、係合突起3b,3bとベース1 との間隔D2よりも狭くなっている。さらに、係合突起3a,3aの頂部間の長 さMは取付孔10の縦長さL1よりも少し長くなっている。同様に、図2に示し た係合突起3b,3bの頂部間の長さNは、図1に示した取付孔10の横長さH 1よりも少し長くなっている。
【0015】 図1に示した据付け用具Aの据付け台3はベース1からその前方に突設されて いて、電灯用ソケットをがたつきなく嵌め込んで据え付けることができる構造に なっている。なお、図4及び図5には据付け台3に電灯用ソケットSを据え付け た状態が示されている。
【0016】 次に、図4又は図5を参照して、被取付体Bに据付け用具Aを取り付ける場合 を説明する。図4は厚さの厚い被取付体Bに据付け用具Aを取り付けた場合を示 している。この場合には、被取付体Bにベース1が重なり合う位置まで取付片群 2を取付孔10に挿入すると、所定の取付片21a…,21b…に設けられてい る係合突起3a,3bが取付孔10の孔壁面に当たって取付片21a…,21b …を撓み変形させると共に、その取付片21a…,21b…の弾性復帰力によっ て係合突起3a,3bが孔壁面に係合し、取付孔10からの取付片群2の抜出し が防止される。図5は厚さの薄い被取付体Bに据付け用具Aを取り付けた場合を 示している。この場合には、被取付体Bにベース1が重なり合う位置まで取付片 群2を取付孔10に挿入すると、その取付片群2の所定の取付片21a…,21 b…に設けられている係合突起3a,3bのいずれかが取付孔10から突き出て 被取付体Bの裏面に係合する。したがって、図4及び図5のいずれの場合におい ても、ビス止めを行わずに据付け用具Aが被取付体Bに取り付けられる。また、 取付片群2を形成している複数の取付片21が長孔でなる取付孔10に合う形状 を形作るように並んでいるので、その取付孔10に取付片群2を挿入するだけで 据付け用具Aが回り止めされて適正な取付姿勢が保たれる。
【0017】 なお、上述したように、この実施形態では、係合突起3a,3aとベース1と の間隔D1と、係合突起3b,3bとベース1との間隔D2とを異ならせてある ので、被取付体Bの厚さに応じて、係合突起3a,3aを被取付体Bの裏面に係 合させたり、係合突起3b,3bを被取付体Bの裏面に係合させたりすることが できる利点がある。
【0018】 この実施形態のように、据付け用具Aの据付け台3が電灯用ソケットSを据え 付け可能になっていると、取付片群2を挿入するために被取付体Bに設けられて いる取付孔10を通して電灯用ソケットSから引き出された電気コード(不図示 )を引き廻すことができる。そのため、電気コードを通す孔を被取付体Bに別途 設ける必要はない。
【0019】 この実施形態では、据付け台3が電灯用ソケットSを据え付け可能になってい るけれども、この点は、据付け台3が他の器具、たとえば花差し用の容器や、水 差しや湯飲みなどを置くために用いられるものであってもよい。
【0020】
以上のように、本考案に係る据付け用具によれば、電灯用ソケットなどの器具 をベッドの囲い枠や室内壁などの被取付体に据え付けるときに、煩わしいビス止 め作業が不要になるという効果がある。また、器具が電灯用ソケットである場合 には、取付片群を挿入するために被取付体に設けられる長孔状の取付孔を電気コ ードを通すことにも利用することができるので、電気コードを通す孔を被取付体 に別途設ける必要がなくなるという卓越した効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態による据付け用具と被取付体
に開設された取付孔とを示す概略斜視図である。
に開設された取付孔とを示す概略斜視図である。
【図2】据付け用具に備わっている取付片群の説明図で
ある。
ある。
【図3】取付片群と取付孔との寸法の関係を示した説明
図である。
図である。
【図4】据付け用具を被取付体に取り付けた使用状態の
一部破断側面図である。
一部破断側面図である。
【図5】据付け用具を被取付体に取り付けた他の使用状
態の一部破断側面図である。
態の一部破断側面図である。
A 据付け用具 B 被取付体 S 電灯用ソケット(器具) 1 ベース 2 取付片群 3 据付け台 3a,3b 係合突起 21 取付片 21a,21b 所定の取付片 10 取付孔
Claims (3)
- 【請求項1】 長孔でなる取付孔を備えた被取付体に重
ね合わされる板状のベースと、このベースからその後方
に突設されて上記取付孔に挿入される複数の弾性を備え
た取付片でなる取付片群と、上記ベースからその前方に
突設されて器具が据え付けられる据付け台と、を一体に
備える合成樹脂成形体でなり、 上記取付片群を形成している複数の上記取付片が上記取
付孔に合う形状を形作るように並んでおり、それらの取
付片のうちの所定の取付片の上記ベースから離れた箇所
に、上記取付片群が上記取付孔に挿入されたときに上記
被取付体に係合される係合突起が外向きに突き出して設
けられていることを特徴とする据付け用具。 - 【請求項2】 上記取付孔が長円形状の長孔でなり、上
記取付片群を形成している複数の上記取付片が、その取
付孔に合う長円形状を形作るように並んでいる請求項1
に記載した据付け用具。 - 【請求項3】 上記器具が電灯用ソケットであり、上記
据付け台が、その電灯用ソケットを据え付け可能になっ
ている請求項1又は請求項2に記載した据付け用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009377U JP3059408U (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 据付け用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009377U JP3059408U (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 据付け用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3059408U true JP3059408U (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=43193266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998009377U Expired - Lifetime JP3059408U (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 据付け用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059408U (ja) |
-
1998
- 1998-11-27 JP JP1998009377U patent/JP3059408U/ja not_active Expired - Lifetime
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