JP3059386U - 包装用かご - Google Patents
包装用かごInfo
- Publication number
- JP3059386U JP3059386U JP1998009348U JP934898U JP3059386U JP 3059386 U JP3059386 U JP 3059386U JP 1998009348 U JP1998009348 U JP 1998009348U JP 934898 U JP934898 U JP 934898U JP 3059386 U JP3059386 U JP 3059386U
- Authority
- JP
- Japan
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- car
- bodies
- narrow
- packaging
- basket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】内容物を入れる空間を保って段積みできる複数
個のかご本体を、かご本体同士間に隙間を設けて、横方
向に連設して、この連設部分を手作業で分離できる包装
用かごを提供する。 【解決手段】各かご本体は、その少なくとも一つの側縁
同士の複数箇所が細幅体およびこの細幅体よりも縦方向
に長い板状体よりなる連設体とを介して連設され、この
各側縁の外端部を把持し、ある程度の力を加えてかご本
体同士が分離されるように構成される。
個のかご本体を、かご本体同士間に隙間を設けて、横方
向に連設して、この連設部分を手作業で分離できる包装
用かごを提供する。 【解決手段】各かご本体は、その少なくとも一つの側縁
同士の複数箇所が細幅体およびこの細幅体よりも縦方向
に長い板状体よりなる連設体とを介して連設され、この
各側縁の外端部を把持し、ある程度の力を加えてかご本
体同士が分離されるように構成される。
Description
【0001】
本考案は、内容物を入れる空間を保って段積みできる複数個のかご本体を、か ご本体同士間に隙間を設けて、横方向に連設して、この連設部分を手作業で分離 できるようになされた包装用かごに関する。
【0002】
従来、いかなごのような小魚等を入れて包装する包装用かごとしては、複数個 のかご本体が連設されるものがあった。この包装用かごは、かごの全長にわたっ てつながっている連設部を必要に応じてカッター等により切断して小魚等が収容 された個々のかご本体を販売に供するようになっているものが一般的であった。 また、発砲スチロール製の箱を手の折切力で分離させるものもあったが、連設部 が箱の全長にわたっていた。
【0003】 このように、かごの連設部がかごの全長にわたってつながっているものの他に も、例えば実開平5ー21867号公報に記載されているように、複数個のかご 本体が複数箇所に設けられた細幅体を介して連設されているものや、実開平6ー 85234号公報に記載されているように容器同士を連結する連結部が中央部に 括れ部を有する長方形の板体で破断誘導用の割り口が設けられたものからなるも のがあった。
【0004】
上記した従来例の包装用かごのように、連設部がかごの全長にわたっている場 合は、この連設部を必要に応じてカッターで切断しなければならないため、この 切断作業は危険かつ煩雑なものであった。また、手の折曲力で分離させる発砲ス チロール製の箱においては、箱の全長にわたる連設部に切込みを入れる必要があ った。切込みが入れられていても、箱の全長にわたる連設部を折り曲げて分離さ せると、破片が生じ、この破片が箱内に入り込む衛生上の問題があった。
【0005】 また、複数個のかご本体が複数箇所の細幅体を介して連設されているものでは 、複数個の細幅体のみでかご本体同士をつなぐために、連設部の強度が若干劣る という問題点があった。つまり、複数個のかご本体が連設された状態において小 魚などがかご本体に収容されかご本体の重量が増加すると、細幅体が撓曲するこ とが生じた。
【0006】 さらに、上記細幅体の代わりに、長方形の板体を使用する場合において、長方 形の板体が縦方向に長いときは折切に要する外力が大きくなってしまう。また、 長方形の板体に括れ部や破断誘導用の割り口を設けた場合は、構造が複雑になり 、製造コストが嵩むという問題点があった。
【0007】 本考案は、上記のような問題を解決するためになされたものである。
【0008】
本考案の包装用かごは、内容物を入れる空間を保って段積みできる複数個のか ご本体を、かご本体同士間に隙間を設けて、横方向に連設して、この連設部分を 手作業で分離できるようになされた包装用かごにおいて、各かご本体は、その少 なくとも一つの側縁同士の複数箇所が細幅体およびこの細幅体よりも縦方向に長 い板状体よりなる連設体とを介して連設され、この各側縁の外端部を把持し、あ る程度の力を加えて細幅体および連設体を折切してかご本体同士が分離されるよ うに構成されたものである。
【0009】
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】 図1は、3個のかご本体が三連状に連設された本実施例の包装用かごを示す斜 視図である。図2は、本実施例に適用され、かご本体の側縁同士を細幅体を介し て連設された状態を示し、図3は、同じくかご本体の側縁同士を連設体を介して 連設された状態を示す。
【0011】 本実施例の包装用かご100は、図1に示すように3個のかご本体1が三連状 に連設されたものであって、内部にいかなご等の小魚を収容し、ひもやバンドで 例えば10段に段積み梱包した状態のまま湯通しして出荷されるものである。か ご本体1は、その側縁11同士を細幅体31および連設体32を介することによ り連設されて包装用かご100を構成する。以下、かご本体1、細幅体31、連 設体32について順次説明する。
【0012】 かご本体1は、いかなご等の小魚を収容したまま茹でる作業を行い得る容器で あって、合成樹脂材により形成されているものである。かご本体1の底部17に はかごの目18が、周囲壁19には窓孔20が、いずれも小魚が抜け出さない程 度の大きさ、形状に形成されている。
【0013】 かご本体1の内部四隅には、上に載せるかご本体1の脚部21を載置するコー ナーリブ22が設けられている。したがって、かご本体1あるいは包装用かご1 00は、内容物を入れる空間を保って段積みすることができる。段積みしたかご 本体1あるいは包装用かご100は横ずれすることがなく、荷崩れするおそれも ない。また、かご本体1の周囲壁19の外部の適当な位置には、補強リブ190 が複数設けられている。この補強リブ190は、包装用かご100を段積みした ときにかご本体1が型崩れするのを防止する。
【0014】 かご本体1の側縁11の上端縁外周は折曲されて折り返され、鍔部111と折 り返し部112とされている。
【0015】 かご本体1を連設する例として本実施例では、連設されるかご本体1の一側縁 11において両外端部23、23に近接する二カ所に細幅体31、31を設け、 それら細幅体31、31の内側の二カ所に連設体32、32を設けている。ただ し、細幅体31と連設体32の個数および配置は上記のものに限られるわけでは ない。
【0016】 細幅体31は、隣り合った各側縁11同士をつなぐものであって、かご本体1 と同様に合成樹脂材により形成されている。図2には、折り返し部112の先端 側部112a同士を細幅体31でつないだ形態を示しているが、接続される位置 はこれに限られるものではなく、折り返し部112の先端112c同士を細幅体 31でつないでもよい。細幅体31は、隣り合った各側縁11同士を把持するた め、梱包作業時や運搬時の外力では分離しない強度が必要であると同時に、ある 程度の力を急激に加えることによって容易に分離できるものであることが必要と される。したがって、たとえば円形もしくは矩形断面に形成されている。細幅体 31の横方向長さは、鍔部111の幅と同程度とされ、この距離が連設されたか ご本体1同士間の隙間に相当することになる。なお、細幅体31は、かご本体1 とともに一体成形されるが、かご本体1に接着してもよい。
【0017】 連設体32は、隣り合った各側縁11同士をつなぐ板状体よりなるものであっ て、かご本体1や細幅体31と同様に合成樹脂材により形成されたものである。 連設体32も細幅体31と同様に梱包作業時や運搬時の外力では分離しない強度 が必要とされると同時にある程度の力を急激に加えることによって容易に分離で きるものであることが必要とされる。連設体32は、周囲壁19外部に接着する 接着片321と、この接着片321に連続する連結片322とからなる。すなわ ち、連設体32は、連結片322の両端が接着片321とされ、両接着片321 が隣り合ったかご本体1の周囲壁19外部に接着されるように構成されたもので ある。以下、接着片321と連結片322とについて説明する。
【0018】 接着片321は、かご本体1の周囲壁19の外部19aに接着され連設体21 をかご本体1に固定するものであって、かご本体1と同様に合成樹脂材により一 体に形成されているものである。接着片321は、周囲壁19の外部19aと鍔 部111の下部111aおよび折り返し部112の内部112bとの間に内接さ れ、鍔部下部111a長さを短辺とし、長辺が周囲壁19の高さより若干短い程 度の長さとされた矩形形状の一辺が面取りされたリブ片である。接着辺321は 、周囲壁外部19aと鍔部下部111aおよび折り返し部内部112bに接着さ れるため、かご本体1に強固に固定することができる。なお、接着片321を周 囲壁外部19aに形成された補強リブ190に接着すると一層強固に固定するこ とができる。なお、接着片321は、補強リブ190とともにかご本体1と一体 成形されるが、かご本体1に接着してもよい。
【0019】 連結片322は、接着片321に連続し接着片321同士を連結するものであ って、折り返し部112の先端112cに当接し、折り返し部112の深さと同 程度の縦方向長さで鍔部111の幅と同程度の横方向長さである矩形形状の板状 体である。この横方向長さは、細幅体31の幅と同一長さであって、連設された かご本体1同士間の隙間に相当することになる。この隙間は、小魚等を茹でる作 業のときに熱湯の通り道となって熱湯が均一に行き渡り小魚等を効率よく茹で上 げることができるものである。
【0020】 連結片322の中央には、薄板状の切込み部323が設けられている。この切 込み部323は、連結片322の中央部の上端から下端にわたって縦方向に刻設 されたものであって、かご本体1同士の折切が容易となるようになされている。 連結片322のたて長寸法は、鍔部111の幅あるいは折り返し部112のたて 長寸法とほぼ同じ寸法に形成している。
【0021】 なお、連設体32を補強リブ190に固着する実施の形態では、図4に示すよ うに接着片321と連結片322とがその下部において水平に連続していてもよ い。このときは、連設体32の形状が簡単になり、製造が容易になるとともに製 造コストを低く抑えることができる。
【0022】 本考案実施例の包装用かごを使用する方法は以下のとおりである。 包装用かご100は、かご本体1が三連状に連設され、それぞれのかご本体1 の内部にいかなごのような小魚を入れ、ひもやバンドでたとえば10段に段積み 梱包した状態のまま湯通しをして出荷される。小売り店の店頭では、この出荷さ れた包装用かご100を各かご本体1に分離して販売に供される。
【0023】 包装用かご100を各かご本体1に分離するには、隣り合ったかご本体1の各 側縁11の外端部23を把持し、ある程度の力を急激に加えてかご本体1同士の 連設部を折り曲げる。この急激に加えられた力によって細幅体31が容易に切断 され、連設体32もその中央部に設けられた切込み部323から切断され、かご 本体1同士の連設が解除される。
【0024】 なお、本実施例では、かご本体1を三連状に連設しているが、連設された形態 は三連状に限られるものではなく、例えば二個のかご本体1を並列して連設した ものでもよく、四個のかご本体1を並列もしくは田の字状に連設したものでもよ い。
【0025】
以上説明したように、本考案の包装用かごは、内容物を入れる空間を保って段 積みできる複数個のかご本体を、かご本体同士間に隙間を設けて、横方向に連設 して、この連設部分を手作業で分離できるようになされた包装用かごにおいて、 各かご本体は、その少なくとも一つの側縁同士の複数箇所が細幅体およびこの細 幅体よりも縦方向に長い板状体よりなる連設体とを介して連設してなるものであ るから、上下方向にかなりの外力が加わっても、かご本体が不意に分離すること はない。したがって、包装用かごにいかなご等の小魚を入れ、ひもやバンドで例 えば10段に段積み梱包した状態のまま茹でる作業を安心して行い、出荷するこ とができる。
【0026】 また、かご本体の各側縁の外端部を把持し、ある程度の力を加えて細幅体およ び連設体を折切してかご本体同士が分離されるように構成されているので、小売 店の店頭では包装用かごを各かご本体に分離して販売に供することができる。
【0027】 また、連設部を手の力で折切しかご本体同士を分離することができるので、連 設部を必要に応じてカッターで切断する必要がなく、切断時に破片が生じること もなく、この破片が箱内に入り込むといった衛生上の問題も生じない。
【0028】 また、複数個のかご本体が複数箇所の細幅体および連設体を介して連設されて いるので、複数個の細幅体のみでかご本体同士を連設する場合と比較して連設の 強度が高く、かご本体に内容物を収容してその重量が増加した場合にも連設部が 撓曲することはない。一方、連設体は、細幅体よりも縦方向に長く形成されてい るが、折切されるのに要する外力には微小な差がある程度に形成されているので 連設部を折切するのは容易である。
【0029】 さらに、連設部に括れや破断誘導用の割り口等を設ける必要がないので構造が 簡単であり、製造が容易で製造コストを低く抑えることができる。
【図1】3個のかごを三連状に連設した本実施例の包装
用かごの斜視図である。
用かごの斜視図である。
【図2】かご本体の側縁同士を細幅体で連設した状態を
示す部分拡大断面図である。
示す部分拡大断面図である。
【図3】かご本体の側縁同士を連設体で連設した状態を
示す部分拡大断面図である。
示す部分拡大断面図である。
【図4】かご本体の側縁同士を他の実施態様の連設体で
連設した状態を示す部分拡大断面図である。
連設した状態を示す部分拡大断面図である。
1 かご本体 100 包装用かご 11 側縁 111 鍔部 112 折り返し部 17 かご底 18 かごの目 19 周囲壁 190 補強リブ 20 窓孔 21 脚 22 コーナーリブ 23 外端 31 細幅体 32 連設体 321 接着片 322 連結片 323 切込み部
Claims (1)
- 【請求項1】内容物を入れる空間を保って段積みできる
複数個のかご本体を、かご本体同士間に隙間を設けて、
横方向に連設して、この連設部分を手作業で分離できる
ようになされた包装用かごにおいて、各かご本体は、そ
の少なくとも一つの側縁同士の複数箇所が細幅体および
この細幅体よりも縦方向に長い板状体よりなる連設体と
を介して連設され、この各側縁の外端部を把持し、ある
程度の力を加えて細幅体および連設体を折切してかご本
体同士が分離されるように構成されたことを特徴とする
包装用かご。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009348U JP3059386U (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 包装用かご |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009348U JP3059386U (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 包装用かご |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3059386U true JP3059386U (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=43193244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998009348U Expired - Lifetime JP3059386U (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 包装用かご |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059386U (ja) |
-
1998
- 1998-11-26 JP JP1998009348U patent/JP3059386U/ja not_active Expired - Lifetime
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