JP3059327U - 紙筒を本体とする組み立て式包装箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】錠剤形の粒などの小固形物をガラスやプラスチ
ックの瓶に入れて、それを紙製の箱に入れて商品として
いるものが多いが、これらの包装形態から瓶を使わずに
箱のみでその機能を果たす包装箱を提供する。 【解決手段】 厚紙製の紙筒（２）にプラスチック製の
底（３）を差し込み、中身となる製品を入れた後、蓋
（１）を差し込む。紙筒（２）は普通の紙箱と同様に印
刷、型抜き、糊付けでつくる。底（３）、蓋（１）はプ
ラスチックの成型物とし、底（３）は一度差し込めば二
度と抜けない構造にする。蓋（１）は適当な抵抗を保ち
ながらながら抜き差しできる構造にする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、折り畳みができる非円筒形の紙筒を容器の本体とし、使用時に底 と蓋を取り付けることで組み立てられる包装箱に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、丸形の紙製筒に底と蓋を取り付けた容器が既に普及している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには、次のような欠点があった。 （イ）丸い筒形であるため、折り畳むことができず、使用時までの保管に場 所をとる。 （ロ）専用の機械装置を用いないと底・蓋とも取り付けることができない。 （ハ）大量生産向きで少量短期製造には対応できない。 本考案はこれらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ）底（３）と、蓋（１）はプラスチック類の成型品とし、規格を定めてあ らかじめ製造しておく。 （ロ）紙筒（２）は高さを変えることで内容量に対応し、必要に応じて製造す る。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本案の実施の形態について説明する。 （イ）底（３）は、紙筒（２）に差し込むだけでジゴクに固定される形状にす る。 （ロ）蓋（１）は、適度な抵抗を保ちながら抜き差しできる形状にする。 （ハ）紙筒（２）は、平たく押しつぶしたものを立体に復元できる形状にする 。

【０００６】

【考案の効果】

本案は以上のような構造で、紙筒（２）は押しつぶした状態で保管でき、使用 時に立体に起こして底（３）と蓋（１）を取り付ける。底と蓋は規格品として事 前に作っておけるので、必要に応じて紙筒のみを製造するだけでよく、組み立て は手作業だけで行える。 これにより、小ロットの製品や急場の要求に応じやすくなる。また、包装箱の 形は、紙筒（２）が押しつぶしと復元が可能な形であればよく、多様な形が考え られるため、パッケージデザインの多様性が実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の斜視図である。

【符号の説明】

（１）は蓋 （２）は紙筒 （３）は底

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】非円筒形の紙筒（２）を本体とし、それに
   底（３）と蓋（１）を差し込むだけで組み立てられる包
   装箱。