JP3059132U - 梳き鋏の自動目切装置 - Google Patents

梳き鋏の自動目切装置

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JP3059132U JP1998009528U JP952898U JP3059132U JP 3059132 U JP3059132 U JP 3059132U JP 1998009528 U JP1998009528 U JP 1998009528U JP 952898 U JP952898 U JP 952898U JP 3059132 U JP3059132 U JP 3059132U
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博和 徳島
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株式会社サントク
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 梳き鋏の目切り加工を自動化する。 【解決手段】 基台Aの上に、加工装置Bと治具装置C
を設置する。加工装置Bは、切削りカッター12を取り付
けた刃物台3が案内レール2に載って移動、停止自在に
設けられている。また、治具装置Cは、加工する鋏片を
所定位置に固定する手段を設けた取付治具30が高さ調節
自在に設けられた治具台22を、上記の案内レール2と直
交方向の案内レール21に載せて移動、停止自在に設けた
ものとなっている。目切り作業は、切削りカッター12の
前後動と鋏片の一目づつの移動を繰り返して自動的に行
われる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、理髪用等梳き鋏の自動目切装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
理髪用等梳き鋏は、毛髪を間引くように切断するもので、一般に、図8に示す ように、直刃形の切断刃41を設けた鋏片40と、多数の櫛刃44, 44を並列した梳刃 43を設けた鋏片42とを回動自在に枢着45した構造のもので、各櫛刃44の先端には 、V形に切れ込んだ刃部46が形成されている。
【0003】 ところで、梳き鋏において、その梳刃43のある鋏片42の制作は、その種類も多 いため、従来、各櫛刃の目切り加工とその先端刃の加工を市販機を使っての手作 業により行っている状態である。そのため、加工は非能率的で多くの労力と熟練 を要しコスト高になるとともに、製品が不揃いになったり、精度上にも問題があ った。
【0004】 本考案は、上述のような問題点を解決するためになされたもので、梳刃加工用 の新規な治具を使用して、専用機により、櫛刃成形のための目切りと、各櫛刃の 先端刃の加工とを自動的に能率よく、かつ精度高く行うことのできるようにし、 梳鋏の加工が熟練を要さず、能率よくでき、コストの低減と精度の向上を図ろう とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の構成について、実施例に対応する図面を 参照して説明すると、請求項1の装置は、切削カッター12を取り付けた刃物台3 を、案内レール2に沿って移動、停止調節自在に設けた加工装置Bと、切削カッ ター12により加工する鋏片を載置固定する治具台22を、上記案内レール12と直交 する方向の案内レール21に沿って移動、停止調節自在に設けた治具装置Cを備え ており、上記治具台22には、鋏片42を所定の位置、状態に固定する手段32、33、 34を有する取付治具30を、取換え自在かつ取付高さ調節自在に載設したことを特 徴とするものである。
【0006】 また、請求項2の装置は、請求項1の装置において、刃物台3及び治具台22の 移動及び停止動作が、設定したプログラムによって自動的に行われ、各櫛刃を形 成する目切りの切削加工または櫛刃の先端刃部の切削加工が連続して行えるよう にしたことを特徴とするものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。図1 、図2 は本 考案装置の全体を示し、図3 〜図5 は梳刃鋏片の取付治具を示したものである。 図1 、図2 において、Aは基台、Bは基台A上に設置された加工機、Cは加工機 Bに対向して基台A上に設置された治具装置である。
【0008】 加工機Bは、箱枠状に形成された支持台1の上に平行する案内レール2,2が 架設され、案内レール2,2上には案内レール2,2に沿って移動する箱状の刃 物台3 が設けられており、刃物台3の上面には駆動モータ4が載置され、同前面 には刃物支持体5が取り付けられている。そして、支持台1内には、案内レール 2と平行に、モータ6の正逆回転により回動するネジ杆7が設けられ、他方、刃 物台3の下面には、このネジ杆7と螺合したナット部材8が垂設されており、ネ ジ杆7の正逆回転によって、刃物台3は案内レール2上を矢印のようにその前後 方向に往復移動されるようになっている。
【0009】 刃物支持体5には刃物の回転軸10が案内レール2と直交する水平方向に設けら れており、その一端には、締付ナット11の着脱により円板形の切削カッター12が 取り換え自在に装着されるようになっている。また、他端にはプーリ13が取り付 けられ、駆動モータ4の回転がベルト14を介し伝達されるようになっている。
【0010】 治具装置Cは、箱枠状に形成された支持台20の上に、加工機Bの案内レール12 と直交する方向に平行する案内レール21, 21が架設され、その案内レール21, 21 上には、案内レール21に沿って移動する治具台22が設けられている。そして、支 持台20内には、案内レール21と平行に、モータ23の正逆回転によって回動するネ ジ杆24が設けられ、他方、治具台22の下面には、このネジ杆24と螺合したナット 部材25が垂設され、ネジ杆24の正逆回転によって、治具台22は案内レール21上を 矢印のように往復の送り移動がされるようになっている。
【0011】 治具台22の上には、台板27と薄板のスペーサ28との積み重ねによる高さの調整 台26が、図示を略したボルト類によって着脱自在に設けられ、その調整台26の上 に鋏片42の取付治具30が、ボルト類31により着脱自在に装着されるようになって いる。したがって、取付治具30は、スペーサ28の積み重ね数を変えることにより 、装着位置の高さが自在に変更できることになる。
【0012】 取付治具30は、上面が平らに形成されており、その上面の前後方向(図3にお ける左右方向)中央部で、加工機Bの切削カッター12と対向する側の縁部には、 鋏片42の軸孔に挿通できる軸ピン32が立設されているとともに、その軸ピン32よ り先側に所要距離隔てた位置に、鋏片42先端部の背部を当て付ける止ピン33が、 着脱自在に立設されている。また、取付治具30の上には、鋏片42の軸孔より指掛 部寄りの個所を抑えて鋏片42を固定するための圧着具34が取り付けられている。
【0013】 この圧着具34は、例えば図3〜図5に示すように、取付板35の上に、先端部に 圧接子36を下方に向け突接した押圧杆37を軸着するとともに、操作レバー38の先 端部を押圧杆37の上記軸着位置より上部の位置に軸着し、そして、操作レバー38 の先端部軸着位置より後部寄りの位置と取付板35の後部とを短杆39により連結し 、また、押圧杆37は図示を略したバネにより常時は圧接子36が押し下げられる方 向に付勢された構造となっている。したがって、操作レバー38を持ち上げれば、 図4に示すように押圧杆37が上向きに傾動して圧接子36が持ち上げられ、反対に 操作レバー38を押し下げれば、図5に示すように、押圧杆37が下向きに傾動して 、バネ力との共同で圧接子36が圧下されることになる。なお、圧着具34は上述構 造のものに限るものではない。
【0014】 上記取付治具30への鋏片42の取り付けは、図3〜図5に示すように、圧接子36 が治具30より上方に離れた状態(図4)において、図3、図4に示すように、鋏 片42の軸孔を軸ピン32に係合して、先端部の背を止ピン33に係接させた後、圧着 具34の操作レバー38を押し下げ、圧接子36を鋏片42に圧着(図3、図5)して行 われる。その際、鋏片42の刃部43を形成する前縁が加工機Aの切削カッター12に 対して直交する方向となるように固定できるように止ピン33の位置を設定するこ とが必要である。
【0015】 鋏片42に櫛刃44を形成する切削加工は、上記のように鋏片42を取付治具30に固 定して行われる。櫛刃44の切削加工では、鋏片42を切削カッター12の軸心の高さ と一致させる。その調整はスペーサ28の積み重ね数よって行う。そして、治具装 置Cのモータ23の駆動(正転)により治具台22を移動させ、形成する梳刃43の先 端部を切削カッター12の延長線上に合せる。
【0016】 切削は、切削カッター12を回転させながら、モータ6を正転して刃物台3を前 進して行い、所定の深さまでの切削後はモータ6を逆転して刃物台3を後退させ る。次に、治具装置Cのモータ23を駆動(逆転)して、治具台22を櫛刃44の一目 分だけ後退させ、再び切削を開始する。上記作業を繰り返すことにより梳刃43部 分の全部の目切りを終え、櫛刃44,44が形成されることになる。切削加工を終え た後は、圧着具34の操作レバー38を押し上げて圧接子36を持ち上げ、加工した鋏 片42を切り取り、加工する新たな鋏片42を取り付け、上記同様にして加工を行う のである。
【0017】 切削加工を行うについての加工機Aの刃物台3の前進、後退及び治具台22の前 進、後退は、あらかじめ設定したプログラムにより制御して行うことにより、全 櫛刃44の自動目切り加工ができる。
【0018】 梳き鋏は、各種の大きさのものがあるが、本考案の装置では、加工する鋏片42 の大きさに合わせた各種の取付治具30を用意しておき、それらを取り換えて使用 することにより対処することができる。また、梳き鋏の種類により、櫛刃44の長 さ、相互間隔も種々変化するが、これに対しても、各目毎の切削カッター12の前 進移動の量の調整と、櫛刃間隔に適合した厚さの切削りカッター12の取り付けと 、治具台22の1目づつの送り長さを設定し、プログラムによって、その作動を行 うことにより、自動目切りが行える。
【0019】 また、本考案の装置は、上記のような自動目切りばかりでもなく、図6、図7 に示すような、櫛刃44の先端のV形に切れ込んだ刃部46の切削形成加工にも使用 できる。また刃部46はその切れ込み角度θも各種あるが、それに対しては、治具 の高さ調整台26の高さを調節して、切削カッター12に対する当たりの高さを変え てやることで容易に対応できる。なお、この場合においても、プログラムの設定 により自動化した切削加工の行えることはいうまでもない。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、切削加工する鋏片を所定の位置に固定 して、櫛刃の目切りを、切削りカッターの進退と鋏片の一目づつの送りによって 自動的に形成することができるとともに、鋏片の大小や櫛刃の間隔、深さ等の違 いに対して、使用する切削りカッターの厚さや切削りカッターの進退動作を調整 することと鋏片の取付治具の取換えとその高さ調整によって広く適用することが 可能である。また、櫛刃の先端刃の切り込み加工にも使用でき、しかも、鋏片の 取付治具の高さ調整により、鋏片の切削りカッターに対する当りの高さが変えら れるので、切り込み角度を異にした各種先端刃の加工も行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一実施例を示した全体側面図であ
る。
【図2】同平面図である。
【図3】取付治具に鋏片を固定した状態を示す平面図で
ある。
【図4】鋏片を固定する圧着具を示す側面図である。
【図5】同圧着具による鋏片の固定状態を示す側面図で
ある。
【図6】櫛刃の先端刃部の斜視図である。
【図7】同縦断面図である。
【図8】梳き鋏を示した平面図である。
【符号の説明】
A 基台 B 加工機 C 治具装置 1 支持台 2 案内レール 3 刃物台 4 駆動モータ 5 刃物支持体 6 モータ 7 ネジ杆 8 ナット部材 10 回転軸 11 取付ナット 12 回転切削カッター 20 支持台 21 案内レール 22 治具台 23 モータ 24 ネジ杆 25 ナット部材 26 高さ調整台 27 台板 28 スペーサ 30 取付治具 32 軸ピン 33 止ピン 34 圧着具 36 圧接子 40、42 鋏片 43 梳刃 44 櫛刃 46 先端刃部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削カッターを取り付けた刃物台を、案
    内レールに沿って移動、停止調節自在に設けた加工装置
    と、切削カッターにより加工する鋏片を載置固定する治
    具台を、上記案内レールと直交する方向の案内レールに
    沿って移動、停止調節自在に設けた治具装置を備えてお
    り、上記治具台には、鋏片を所定の位置、状態に固定す
    る手段を有する取付治具を、取換え自在かつ取付高さ調
    節自在に載設したことを特徴とする、梳き鋏の自動目切
    装置。
  2. 【請求項2】 刃物台及び治具台の移動及び停止動作
    が、設定したプログラムによって自動的に行われ、各櫛
    刃を形成する目切りの切削加工または櫛刃の先端刃部の
    切削加工が連続して行えるようにしたことを特徴とす
    る、請求項1記載の梳き鋏の自動目切装置。
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