JP3058884U - 書見台 - Google Patents

書見台

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JP3058884U
JP3058884U JP1998009149U JP914998U JP3058884U JP 3058884 U JP3058884 U JP 3058884U JP 1998009149 U JP1998009149 U JP 1998009149U JP 914998 U JP914998 U JP 914998U JP 3058884 U JP3058884 U JP 3058884U
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富雄 森下
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富雄 森下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、簡単な構造でありながら操作性
に優れて使いやすい書見台に関する。 【解決手段】 この考案の書見台1は、固定手段10を
背面に有する本載せ基板2の前面において、上下端縁部
に横長のレール溝3,4が形成され、該各レール溝3,
4に横摺動可能な左右一対の上下押え片5,6が嵌装さ
れ、該上下押え片5,6は、レール溝3,4に沿って横
摺動自在に本載せ基板2に嵌め込まれた縦長基部5a,
6aと、該縦長基部から前方へ直角に突出する主部5
b,6bと、該主部から直角に突出する前当板5c,6
cからなり、上位置のレール溝3に嵌装された一対の上
下押え片5,5は前当板5c,5cを下向けとし、下位
置のレール溝4に嵌装された一対の上下押え片6,6の
前当板6c,6cは上向きに設定され、本の見開き幅に
合わせて左右の上下押え片を横摺動調節して、本載せ基
板2と上下押え片5,6の間に見開き状の本を収納し、
左右に開いた頁の縁部側が上下押え片の前当板5c,6
cによって掛止められる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、簡単な構造でありながら操作性に優れて使いやすい書見台の改良 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、書見台は種々の構造が提案されており、例えば実開昭60−97023 号では、棒状の金具を用いて、見開き状の本の上下左右を拘束して、本を保持し ている。 また、実公平5−11773号では、頁押え具として回転自在な頁押え板を用 いて、開いた本の左右の頁を押さえている。 しかし、上記構成では、書見台上の本の頁をめくる際には、煩雑な操作が必要 であって、簡単に片手で操作することができなかった。 また、いずれも、頁押えが頁と重なる部分は文字などが見えなくなり、いちい ち本をずらして見る必要があり、また、本の頁を左右に見開いた場合でも、その 一部で拘束されるだけであるので、他の部分が撓んだり、曲がったりして読みづ らくなる欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記問題点を解決するために創案されたものであって、その主たる 課題は、本載せ基板に摺動自在に装着した押え片によって本の見開きの長さに合 わせると共に、頁をめくる際は、左右一方の押え片に上から押し込むだけでよく 簡単な構造でありながら操作性に優れて使いやすい書見台を提供することにある 。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の考案では、 固定手段を背面に有するプレート状の本載せ基板と、 該本載せ基板の前面上部で横方向に延びる上部レール溝と、下部でこれと平行 に延びる下部レール溝と、 上部レール溝に沿って横方向に摺動可能な基部と、該基部から前方へ突出し先 端で下向きに延びる略L状の受片とからなって、上部レール溝に左右一対に設け られる上部押え片と、 下部レール溝に沿って横方向に摺動可能な基部と、該基部から前方へ突出し先 端で上向きに延びる略L状の受片とからなって、下部レール溝に左右一対に設け られる下部押え片と、 上記本載せ基板の略中央に設けられて、本載せ基板に載置された見開き状の本 の中央を押さえる押え部材とからなって、 本載せ基板と上部押え片および下部押え片の間に見開き状の本を収納し、本の 中央が押え部材によって拘束されると共に、左右に開いた頁の縁部側が上部押え 片および下部押え片によって掛止められる、という技術的手段を講じている。
【0005】 また、請求項2の考案では、 前記上部レール溝が本載せ基板の左端から右端まで連続して延びずに中央で分 断されて二分されており、この二分された上部レール溝にそれぞれ1つの上部押 え片が摺動可能に取り付けられ、 下部レール溝が前記上部レール溝と同じく中央で分断されて二分されており、 この二分された下部レール溝にそれぞれ1つの下部押え片が摺動可能に取り付け られている、という技術的手段を講じている。
【0006】 更に、請求項3の考案では、 前記本載せ基板が、上下二段に分割されて上下に高さ調整可能に形成されてお り、 本載せ基板の分割された上方の片に上部レール溝が形成され、該上部レール溝 が本載せ基板の左端から右端まで連続して延びずに中央で分断されて二分されて おり、この二分された上部レール溝にそれぞれ1つの上部押え片が摺動可能に取 り付けられ、 本載せ基板の分割された下方の片に下部レール溝が形成され、該下部レール溝 が前記上部レール溝と同じく中央で分断されて二分されており、この二分された 下部レール溝にそれぞれ1つの下部押え片が摺動可能に取り付けられている、と いう技術的手段を講じている。
【0007】 また、請求項4の考案では、 固定手段を背面に有するプレート状の本載せ基板と、 該本載せ基板の前面の上部または下部の一方で横方向に延びるレール溝と、 該レール溝に沿って横方向に摺動可能な基部を有し、該基部から前方へ突出し 先端で本載せ基板の上下方向の中央へ向かって延びる略L状の受片とからなって 、上記レール溝に左右一対に設けられる押え片と、 該本載せ基板の前面上部または下部の他方で前記レール溝と上下に対向する側 から前方へ突設された台板と、 該台板の左右両側に設けられて、前記押え片と上下に対向すると共に本載せ基 板の左右方向に沿って摺動可能な一対の頁押え板と、 該本載せ基板の略中央に設けられて、載置された見開き状の本の中央を押さえ る押え部材とからなって、 該本載せ基板と押え片および頁押え板の間に見開き状の本を収納し、本の中央 が押え部材によって拘束されると共に、左右に開いた頁の縁部側が押え片および 頁押え板によって掛止められる、という技術的手段を講じている。
【0008】 更に、この考案では、前記実施例の書見台に架台を含めた構成を広義の書見台 とする。 請求項5の考案では、 書見台が、本載せ基板を着脱可能に取り付けてこれを支持する架台を有してお り、 該架台が設置面上に載置される脚台部と、該脚台部から立ちあがる高さ調整可 能な支柱とを備えてなり、 該支柱に掛止られる嵌着部と、該嵌着部から左右一対で外方へ延び、左右外方 へ開く方向に付勢される付勢軸部と、該付勢軸部の先端でベッド等の頭部側の板 部またはパイプに掛止められる掛止部とからなる固定バネを設け、 該固定バネを用いて、架台の支柱をベッド等の頭部側の板部またはパイプへ拘 束して架台を安定して使用することができる、という技術的手段を講じている。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下に、この考案の書見台の好適実施例について図面を参照しながら説明する 。 図1ないし図4に示す書見台1は、一例として示す架台21(図5参照)に固 定するための固定手段10(図4参照)を背部に有する本載せ基板2の前面上下 端縁部に横長に上部レール溝3と下部レール溝4が形成されている。 該上部レール溝3と下部レール溝4には、それぞれ上部押え片5と下部押え片 6が水平方向への摺動自在に嵌装されている。
【0010】 即ち、本実施例で書見台1の本載せ基板2は矩形の木質合板(例えば三層)か らなっており、前記上部レール溝3と下部レール溝4は図4に側面を示すように 縦長の内部空間3a,4aと表向きの外表溝3b,4bとで側面で略Lまたは横 倒T状に構成されている。 該上部レール溝3と下部レール溝4は、本載せ基板2の左右方向へ連続した一 本であってもよいが、図示のように、左右に分離形成することができる。 これによって、左右の上部押え片5および下部押え片6が内側に寄ったときに 不必要な接近をすることがない。
【0011】 次に、上部押え片5と下部押え片6は、アクリル板などの透明体からなる左右 一対で、図4に側面を示すように、前記上下のレール溝3,4の内部空間3a, 4aに嵌装される縦長の基部5a,6aと、基部から直角に外表溝3b,4bを 通って前方へ突出する主部5b,6bと、主部5b,6bから前記基部5a,6 aに平行に突出する前当部5c,6cとから構成されている。 前記上部押え片5と下部押え片6の主部5b,6bの長さは、本の厚さによる が、例えば40ミリ程度に設定される。 上部の前当部5cは下向きとし、その長さは、本の高さの変化に対応するため に下のそれよりも長く、例えば40ミリ程度に設定され、下部の前当部6cは上 向きとして、その長さは本が離脱しない程度、例えば15ミリ程度に設定されて いる。
【0012】 次に本載せ基板2に載置された見開き状の本の中央を押さえる押え部材は、見 開いた本の中央を押さえる紐や銅線または棒材であり、伸縮性や弾性を有するも のであっても無くてもよく、本の中央の厚みに応じて調整し、隙間無く押さえる ことができればよい。 この固定方法は特に限定しないが、図示例においては、紐孔7の裏面で先端が 係止された押え紐8からなり、本載せ基板2の下端中央に複数条(図示例では3 )の挟持溝9が切り欠かれており、前記押え紐8の端部を挟持して拘束しうるよ うになっている。 なお、押え部材8が設けられる個所の本載せ基板2には、本の見開いた際に中 央となる綴じられた厚み部分が嵌合しうるような凹溝部(図示せず)を形成して もよい。 また、上記構成において、図4に仮想線33で示すように、レール溝を上下に 所望の間隔をあけて複数形成することができる。 すなわち、本のサイズの大小に合わせて、小判(例えば文庫本サイズ)の場合 は仮想線33の位置に上部の上部押え片5を嵌装させるようにしてもよい。
【0013】 次に固定手段10は適宜公知の構成を用いることができる。 本図示例では、図3および図5に示すように、垂直とした本載せ基板11の表 面基部に台部12が形成されている。 該台部12の表面中央部に、後記する架台21に対する取付ネジ13が螺着さ れ、台部12の左右両側部に脚体14の両基端部が回転自在に嵌装され、脚体1 4の先端部は、基部の幅よりも幅広に設定されて垂下されている。 前記固定手段の本載せ基板11の先端部には、一対の支持片15,15が突設 され、該支持片15,15に固定ピン16を介してアーム17が枢着されている 。該アーム17には副アーム18が長手先端方向に摺動自在に嵌装されており、 副アーム18の先端部は前記脚体14の先端部に巻着されている。該副アーム1 8は固定ネジ19の締緩によって、副アーム18をアーム17に対して固定又は 可摺動にすることができる。図中符号20は脚体14の遊びを止める固定片であ る。
【0014】 前記固定手段10は、前記固定ネジ19をゆるめて副アーム18を摺動自在と した状態で、先端部を本載せ基板2から遠ざかる方向へ開くことができ、固定ネ ジ19の締付によって、その状態を固定させることができる。これによって、例 えば机などの上に立てかけるようにすることができる。 図5は架台の一例を示すもので、書見台1は架台21によって所定の角度に保 持することができる。 ここで書見台1の本載せ基板2の背面を架台21に取り付ける。 図5に示すように、架台21は支柱22の上部に二股アーム23が装着されて いる。該二股アーム23の先端部は図示するように下側に鈎部24が形成されて いる。 これによって、図示するように、書見台1の本載せ基板2の背面を上にして、 固定手段10の取付ネジ13を二股アーム23の幅の広い下方から幅の狭い上方 へと挿入させて、本載せ基板2を鈎部24に掛ける。位置を整えて、前記取付ネ ジ13を締め付けると、書見台1は架台21の二股アーム23に固定される。 これにより仰向けに寝ころんだ状態で書見台1を使用することができる。
【0015】 その他、所定あるいは所望の角度に傾斜した状態で書見台1を支持する架台2 1の構造は公知のスタンド構造であればよく、この考案では特に限定されるもの ではない。 これにより、この架台21は、所望の角度で書見台1を保持することができ、 寝ながらは勿論、種々の姿勢での読書を可能とする。
【0016】 次に、図6ないし図9に基づいて第2実施例の書見台1を説明する。 前記第1実施例と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。 この第2形態例の書見台1は、本載せ基板2が、上部基板2Aと下部基板2B とに上下二部に分割されて可動状に構成されて、高さが伸縮自在に調節すること ができる。
【0017】 前記下部基板2Bには左右一対のガイド孔25,25が縦長に、かつ図9に底 面を示すように本載せ基板2の厚み中間に横長孔として形成されている。 該ガイド孔25,25には高さ調節手段としての昇降杆27,27が遊嵌され ている。 またガイド孔25,25の横幅中間部に背面に表出するガイド溝26,26が 形成され、昇降杆27,27に螺着下止めネジ28,28がガイドされる。
【0018】 前記昇降杆27,27の上端部は下部基板2Bの上部に突出され、該両昇降杆 27,27の先端部は上部基板2Aに圧入固定されている。 該昇降杆27,27の下縁部には、ガイド溝26,26を摺動可能に止めネジ 28,28が螺着され、止めネジ28,28の締付によって昇降杆27,27は 下部基板2Bに固定され、止めネジ28,28の弛緩によって、昇降杆27,2 7が摺動可能となり、上部基板2Aを上下動させて高さを伸縮自在に構成されて いる。 この高さ調整手段の構造は特に限定されるものではなく、公知の他の高さ調整 構造を用いることができる。
【0019】 図10は第3実施例を示す書見台の側面図である。 前期実施例と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。 この実施例の書見台1は、第2実施例の上部基板2Aを使用しないで、高さ調 整が可能な構成となっている。 図において、昇降杆27の上部には、前方へ直角に突出した主部29aと、主 部29aから直角に垂下した前当部29bとで上部押え片29が構成されている 。 図中符号30は左右の昇降杆27,27を連結している連結体である。
【0020】 上記のように構成されたこの実施例においては、昇降杆27を下げて前記上部 押え片29の主部29aを本載せ基板2の上に接触させた状態では文庫版など背 の低い本を係止保持させることができる。 背の高い本を保持するときは、止めネジ28をゆるめ昇降杆27を上昇させて から、止めネジ28を締付けることによって、上部上下押え片29の高さを調節 することができる。
【0021】 図11および図12は第4実施例の書見台1を示す。 この書見台1は、本載せ基板2が、上部基板2Aと下部基板2Bとに上下二段 に分割されて構成されており、高さ調整手段40により本載せ台5が上下方向に 伸縮自在となっている。 高さ調整手段40は、図示例の場合に下部基板2Bに固着された調整片41と 、該調整片41の先端に設けられたネジ部42と、上部背板2Aで高さ方向に多 段階に形成されて上記ネジ部42に螺着されるネジ孔群43、43、・・とから なっており、上記ネジ部42をネジ孔群43、43、・・のいずれか1つを選ん で螺着することにより、上部基板2Aと下部基板2Bとの離間長さを調整するこ とができるようになっている(図12参照)。 この高さ調整手段40の構造は特に限定されるものではなく、公知の他の高さ 調整構造を用いることができる。
【0022】 そして、上部基板2Aの上部には天板となる台板53が一体突設されている。 上記台板53には、その左右両側に上部基板2Aと対向すると共に台板53の 長手方向に沿って摺動可能な上部頁押え板70を一対に有している。 本実施例の場合、図12に示すように台板53にガイドレール部45、45が 形成されている。 このガイドレール部45、45は、断面略横倒J状の溝からなって開口側を内 側に向けて配置されている。 そして、台板53の上記ガイドレール部45、45には該ガイドレールより長 さを短く設定してガイドレール内を摺動自在とした上部頁押え板70を嵌合して いる。
【0023】 この上部頁押え板70は、上記ガイドレールの溝に摺動自在に嵌合する基部7 1と、基部71の先端側から垂下する押え板本体75とからなっており、前記基 部71の先端72が断面半円状となってガイドレール45の先端の横倒U字溝4 5’に嵌合し基部71の基端73が台板53と本載せ基板2の連結個所にできた 凹部に嵌合してガイドレール45に前後方向に拘束されている。 そして、ガイドレール部45、45の上部には、摺動方向に延びる長溝47内 にそれぞれ内向きに固定用のネジ48が螺合している。 また、上部頁押え板70には孔49が穿設されており、ネジ48を止めて固定 しうるようになっている。
【0024】 従って、使用に際してはガイドレール部45,45内の上部頁押え板70を使 用位置まで摺動させて最適位置にセットし上記ネジ48で固定して使用に供する ことができる。 一方、本載せ基板2の前面下方には、前記実施例で説明した下部レール溝4と 、これに摺動自在に嵌装された下部押え片6とが設けられている。 この場合に、上下に二分割された上部頁押え板70および下部押え片6が、前 記実施例の頁押え部に相当し、めくられた頁の上下の部分がスムーズに嵌め込ま れるようになる。
【0025】 上記実施例では、本載せ基板の上部に天板となる台板を固設した場合を例示し たが、これに代えて下部に底板となる台板を固設してもよい。 この場合は上部頁押え板に代えて、基部の先端側から上方に立ち上がる押え板 本体を有する下部頁押え板が摺動可能に取り付けられ、また本載せ基板2の前面 上方には、前記実施例で説明した上部レール溝3と、これに摺動自在に嵌装され た上部押え片5とが設けられていればよい。
【0026】 更に、この考案では、架台21は、書見台1を着脱可能に取り付けることがで きるが、ベッドなどの頭部側の板部またはパイプに拘束して使用することもでき る。 即ち、架台21は、脚台部20上に高さ調整可能な支柱22を立設している。 この架台21は、布団などでは、その下に脚台部20を差し込むことにより、 着座者の体重が錘りとなって架台21を安定することができる。 しかし、ベッドの場合には、架台21の設置面とベッドの台の下端との間に隙 間があいているので、そのままでは架台21は安定せず、傾いたり倒れてしまう おそれがあった。 そこで、本考案では固定バネ80を用いて架台21をベッドなどに拘束させて 安定して書見台を使用しうるようにした。
【0027】 ここで、固定バネ80は、支柱22に掛止られる環状の一端が切りかかれた略 平面C形状の嵌着部81と、該嵌着部81の端部から左右一対で上方へ延び上端 から外方へ延びて左右外方へ開く方向に付勢可能な付勢軸部と82と、該付勢軸 部82の先端で折れ曲がりベッド等の頭部側の板部またはパイプに掛止められる 掛止部83とからなっている。 なお、84は掛止部83の先端に嵌着される安全キャップである。 ここで付勢軸部82は、(a)で示すように直線状であっても、あるいは(b )で示すように円弧形状であってもよい。 前者は、木製ベッドの断面矩形の木枠に掛止めるのに適し、後者は頭部側の上 端が面取りされた幕板やパイプ製ベッドの頭部側の断面円形のパイプに掛止める のに適する。
【0028】 上記構成からなるので、使用に際しては、ベッドBの頭部側の被掛止部材(木 枠、幕板またはパイプなど)B1に架台21の支柱22を接するように配置し、 固定バネ80の嵌着部81を外側から支柱21に嵌込み、左右一対の付勢軸部8 2を閉じるようにして被掛止部材B1に嵌込み、手を離して付勢軸部82の開く 方向への付勢力で被掛止部材B1に掛止部83を掛止めることができる。 この際に脚台部20はベッドBの下の隙間に入って拘束されないが、支柱22 が拘束されるので、書見台1は、安定して支持されることになる。 なおこの考案は、前記実施例に限定されるものではなく、要旨を変更しない範 囲で適宜設計変更をすることができる。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案の書見台は、次のような優れた効果を有している 。 本載せ基板表面の上下にレール溝を横長に形成して、該各レール溝にそれぞれ 左右から上下押え片を横摺動可能に装着したので、構造が簡単で軽く、扱いやす い効果がある。 本の大きさが大小の差があっても、上下押え片を左右に摺動させるだけで、容 易に装着させることができる効果がある。 めくった頁を上下押え片の前当板の後ろに差し入れるようにして操作を片手で 迅速に且つ簡便に行えるようにしたので、誰でも手軽に利用することができる効 果がある。 更に、本載せ基板を上下に二分割して、上部本載せ基板を上方へ伸縮自在の構 造としたときは、小さい本や大きな本の高さに合わせて書見台を調整することが できる効果がある。 また、架台に固定バネを用いることにより、書見台を安定してベッドなどに固 定することもできる。 更に、簡単な構造からなっているので、工業的量産に適すると共にコストダウ ンを図ることができ信頼性も高いので、極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例に係る書見台の斜視図であ
る。
【図2】同正面図である。
【図3】同背面図である。
【図4】同側面図である。
【図5】固定手段に書見台を装着した状態を示す側面図
である。
【図6】書見台の第2実施例を示す正面図である。
【図7】同背面図である。
【図8】同側面図である。
【図9】同底面図である。
【図10】書見台の第3実施例を示す側面図である。
【図11】書見台の第4実施例を示す正面図である。
【図12】同側方から見た断面図である。
【図13】固定バネを示す斜視図で(a)は付勢軸部が
直線のもの(b)は湾曲したものである。
【図14】固定バネの取付状態を示す平面図である。
【図15】固定バネの取付状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1…書見台 2…本載せ基板 2A…本載せ基板上段部 2B…本載せ基板下段部 3,4…レール溝 33…レール溝 3a,4a…内空間 3b,4b…外表溝 5,6…上下押え片 5a,6a…基部 5b,6b…主部 5c,6c…前当部 7…紐孔 8…押え紐 9…挟持溝 10…固定手段 11…本載せ基板 12…台部 21…架台 80…固定バネ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定手段を背面に有するプレート状の本
    載せ基板と、 該本載せ基板の前面上部で横方向に延びる上部レール溝
    と、下部でこれと平行に延びる下部レール溝と、 上部レール溝に沿って横方向に摺動可能な基部と、該基
    部から前方へ突出し先端で下向きに延びる略L状の受片
    とからなって、上部レール溝に左右一対に設けられる上
    部押え片と、 下部レール溝に沿って横方向に摺動可能な基部と、該基
    部から前方へ突出し先端で上向きに延びる略L状の受片
    とからなって、下部レール溝に左右一対に設けられる下
    部押え片と、 上記本載せ基板の略中央に設けられて、本載せ基板に載
    置された見開き状の本の中央を押さえる押え部材とから
    なって、 本載せ基板と上部押え片および下部押え片の間に見開き
    状の本を収納し、本の中央が押え部材によって拘束され
    ると共に、左右に開いた頁の縁部側が上部押え片および
    下部押え片によって掛止められることを特徴とする書見
    台。
  2. 【請求項2】 上部レール溝が本載せ基板の左端から右
    端まで連続して延びずに中央で分断されて二分されてお
    り、この二分された上部レール溝にそれぞれ1つの上部
    押え片が摺動可能に取り付けられ、 下部レール溝が前記上部レール溝と同じく中央で分断さ
    れて二分されており、この二分された下部レール溝にそ
    れぞれ1つの下部押え片が摺動可能に取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の書見台。
  3. 【請求項3】 本載せ基板が、上下二段に分割されて上
    下に高さ調整可能に形成されており、 本載せ基板の分割された上方の片に上部レール溝が形成
    され、該上部レール溝が本載せ基板の左端から右端まで
    連続して延びずに中央で分断されて二分されており、こ
    の二分された上部レール溝にそれぞれ1つの上部押え片
    が摺動可能に取り付けられ、 本載せ基板の分割された下方の片に下部レール溝が形成
    され、該下部レール溝が前記上部レール溝と同じく中央
    で分断されて二分されており、この二分された下部レー
    ル溝にそれぞれ1つの下部押え片が摺動可能に取り付け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の書見台。
  4. 【請求項4】 固定手段を背面に有するプレート状の本
    載せ基板と、 該本載せ基板の前面の上部または下部の一方で横方向に
    延びるレール溝と、 該レール溝に沿って横方向に摺動可能な基部を有し、該
    基部から前方へ突出し先端で本載せ基板の上下方向の中
    央へ向かって延びる略L状の受片とからなって、上記レ
    ール溝に左右一対に設けられる押え片と、 該本載せ基板の前面上部または下部の他方で前記レール
    溝と上下に対向する側から前方へ突設された台板と、 該台板の左右両側に設けられて、前記押え片と上下に対
    向すると共に本載せ基板の左右方向に沿って摺動可能な
    一対の頁押え板と、 該本載せ基板の略中央に設けられて、載置された見開き
    状の本の中央を押さえる押え部材とからなって、 該本載せ基板と押え片および頁押え板の間に見開き状の
    本を収納し、本の中央が押え部材によって拘束されると
    共に、左右に開いた頁の縁部側が押え片および頁押え板
    によって掛止められることを特徴とする書見台。
  5. 【請求項5】 書見台が、本載せ基板を着脱可能に取り
    付けてこれを支持する架台を有しており、 該架台が設置面上に載置される脚台部と、該脚台部から
    立ちあがる高さ調整可能な支柱とを備えてなり、 該支柱に掛止られる嵌着部と、該嵌着部から左右一対で
    外方へ延び、左右外方へ開く方向に付勢される付勢軸部
    と、該付勢軸部の先端でベッド等の頭部側の板部または
    パイプに掛止められる掛止部とからなる固定バネを設
    け、 該固定バネを用いて、架台の支柱をベッド等の頭部側の
    板部またはパイプへ拘束して架台を安定して使用するこ
    とができることを特徴とする書見台。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200472232Y1 (ko) * 2012-06-29 2014-04-10 정홍철 차량용 노트북 거치대

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