JP3058658B2 - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JP3058658B2
JP3058658B2 JP2163741A JP16374190A JP3058658B2 JP 3058658 B2 JP3058658 B2 JP 3058658B2 JP 2163741 A JP2163741 A JP 2163741A JP 16374190 A JP16374190 A JP 16374190A JP 3058658 B2 JP3058658 B2 JP 3058658B2
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reaction chamber
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久志 野村
秀夫 小林
行雄 三津山
克己 森田
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国際電気株式会社
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は半導体製造装置、特に半導体製造装置の1つ
であるCVD(化学蒸着)装置、特に枚葉式CVD装置に関す
るものである。
[従来の技術] 半導体製造工程の1つに、シリコンウェーハを低圧反
応ガス雰囲気中で加熱し、ウェーハ表面に反応生成物を
蒸着させる工程(CVD)がある。
この反応生成物を蒸着させる半導体製造装置として、
ウェーハを一枚ずつ処理する枚葉式のCVD装置がある。
この種の、従来のCVD装置を第3図に於いて説明す
る。
第3図中、1は反応室であり、該反応室1の下方には
ウェーハ加熱用のヒータ2が設けられ、該ヒータ2は石
英製のヒータカバー3で覆われている。該ヒータカバー
3を介してヒータ2にウェーハ置台4が設けられ、該ウ
ェーハ置台4にウェーハ搬送口5からウェーハ6が搬入
され、又処理後のウェーハ6が搬出され。該ウェーハ搬
送口5には処理室を気密にする為のゲートバルブ7が設
けられている。又、前記処理室1には排気口8が設けら
れている。
前記反応室1の天井側には、反応ガスを供給する水冷
式のガス供給ノズル9が設けられている。
反応室1内を真空引し、前記ノズル9より反応ガスを
供給した状態で、前記ヒータ2によってウェーハ6を加
熱し、CVD処理が行われる。
CVD処理に於いて反応生成物蒸着によって生成される
膜は、ウェーハ表面の温度によって異なってくる。従っ
て、均一且所望の膜厚とする為にウェーハ6の温度制御
が行われる。
上記した従来のCVD装置では、ヒータ2を加熱すると
ヒータ2の熱は、ウェーハ置台4を経てウェーハ6に伝
達される。而して、ヒータ2に供給する電力を制御する
ことで、ウェーハの温度制御を行っている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、ヒータ2が発熱する熱が、全て熱伝達によ
りヒータ置台4を経てウェーハ6に伝達される訳ではな
く、ヒータ2が発熱する熱の一部はヒータカバー3を通
して熱輻射で放熱される。この輻射熱の一部は、反応室
1の内面で反射されてウェーハ6に至る。従って、ウェ
ーハ6の温度は、輻射熱の分だけ、予定した温度より高
くなる。
このウェーハ6に至る輻射熱の量は、反応室1の内壁
の汚れ、表面の粗さ等によって変化する為、予期するこ
とが難しく、又経時的に変化するので一定値とはならな
い。
この為、ウェーハ表面の温度を制御することができな
く、ひいては膜成長速度を制御することができなくな
る。
而して、CVD処理の度に条件が変わり、一定品質のも
のができないという問題があった。
本発明は斯かる実情に鑑み、ヒータからの輻射熱を遮
断し、ウェーハ温度制御に於ける不確定要因を除去し、
ウェーハの温度制御の精度を向上させ、高品質のCVD処
理を行おうとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、反応室内にウェーハ置台が設けられ、該ウ
ェーハ置台下側にヒータが設けられ、該ウェーハ置台を
介してウェーハが加熱される様になっている半導体製造
装置に於いて、該ウェーハ置台の周囲に反応室内をウェ
ーハ収納側とヒータ収納側とに区画する着脱可能な遮蔽
板を設けたことを特徴とするものである。
[作用] ヒータからの輻射熱は、遮蔽板によって遮断され、ウ
ェーハには入熱しない。従って、ウェーハはヒータから
の熱伝導によってのみ加熱され、ヒータによるウェーハ
の温度制御が容易になる。又、前記遮蔽板は着脱可能で
あるので洗浄作業が容易になる。
[実 施 例] 以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例を説明す
る。
尚、第1図に於いて第3図中で示したものと同一のも
のには同符号を付してある。
反応室1は、容器本体10と蓋11から成っており、該蓋
11はガス供給ノズル9と共に取外しができる様になって
いる。
ヒータカバー3は、ウェーハ置台4よりも大きく、該
ヒータカバー3の周縁に係合する輻射熱遮蔽リング12を
該ヒータカバー3に載置する。
該遮蔽リング12は、前記ウェーハ置台4と干渉しない
様中心部が刳貫かれていると共に裏面側にはヒータカバ
ー3が嵌合する凹部13が形成されている。又、該遮蔽リ
ング12の外形形状は反応室1内部の形状に略等しくし、
反応室1の内部形状が円形であれば円形に、矩形であれ
ば矩形とし、遮蔽リング12の周縁と反応室1の内壁との
間には排気に支障のない様、若干の間隙14を形成する。
又、該遮蔽リング12の材質は耐高温材質で且輻射熱を
遮断する様、不透明又は、半透明であるものとし、例え
ば乳白色の石英板、或はセラミック板等を用いる。
更に、遮蔽リング12は着脱可能とし、反応生成物によ
り汚れた場合、取出して洗浄が可能である様にする。
該遮蔽リング12を用いることにより、ヒータ2からの
輻射熱は遮断されているので反応室内壁で反射され、ウ
ェーハに入熱することがない。従って、ウェーハ6への
入熱はヒータ2からの熱伝導のみとなる為、ウェーハ6
の温度はヒータ2への電力供給量と対応し、ヒータ2の
電力制御によりウェーハの温度制御を精度よく行える。
又、ヒータ2を同心状に複数配設したヒータユニット
から構成し、個々のヒータユニットを独立して制御し得
る様にすれば、ウェーハ載置台の温度分布制御、即ちウ
ェーハの温度分布制御を行うことがができ、ウェーハの
温度制御を更に緻密に行える。
第2図は他の実施例を示すものであり、反応室1の内
壁に沿ってヒータカバー3と同じ高さの遮蔽リング支持
材15を設け、前記遮蔽リング12を該遮蔽リング支持材15
とヒータカバー3に掛渡して載置する様にしたものであ
る。
尚、遮蔽リング支持材15は石英製であり、排気口8と
合致する通気孔16が穿設されており、又前記遮蔽リング
12の所要位置、数箇所には排気孔17が穿設してある。
該第2の実施例では遮蔽リング12は反応室1の内壁に
よって位置決めされるので、該遮蔽リング12にはヒータ
カバー3が嵌合する凹部を形成する必要はない。又、、
該遮蔽リング12は容易に取外し得ることは勿論である。
尚、遮蔽リングについてはカーボングラファイト製と
すること、更にカーボングラファイト製とし表面を炭化
硅素(S1C)又はポリシリコンでコーティングし洗浄を
容易にしたもの。更に又、遮蔽リングを3層構造とし、
表面、裏面を石英材等の洗浄可能な材料、中間層をカー
ボングラファイト製等の不透明材料としたものでもよ
い。又該3層構造の場合各層を接合して一体化してもよ
く、単に重合わせたものでもよい。
[発明の効果] 以上述べた如く本発明によれば、ヒータからの輻射熱
がウェーハに入熱するのを遮断するので、CVD膜成長速
度(膜厚分布等)がヒータ温度を変化させることにより
忠実な制御を行うことができる、又遮蔽リングを容易に
取外すことができる様にすることで遮蔽リングの洗浄が
可能となる等、種々の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す説明図、第2図は同前
他の実施例を示す説明図、第3図は従来例を示す説明図
である。 1は反応室、2はヒータ、4はウェーハ置台、6はウェ
ーハ、12は遮蔽リング、15は遮蔽リング支持材を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 克己 東京都西多摩郡羽村町神明台2―1―1 国際電気株式会社羽村工場内 (56)参考文献 特開 昭63−70512(JP,A) 特開 平2−39422(JP,A) 特開 昭60−27691(JP,A) 特開 昭59−151418(JP,A) 特開 平3−287769(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205 H01L 21/31 H01L 21/365 C23C 16/00 - 16/56

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応室内にウェーハ置台が設けられ、該ウ
    ェーハ置台下側にヒータが設けられ、該ウェーハ置台を
    介してウェーハが加熱される様になっている半導体製造
    装置に於いて、該ウェーハ置台の周囲に反応室内をウェ
    ーハ収納側とヒータ収納側とに区画する着脱可能な遮蔽
    板を設けたことを特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】前記遮蔽板の上方はガス供給口を含む反応
    空間を有し、前記遮蔽板の下方には排気口を含む排気空
    間を有する請求項1の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】前記遮蔽板と反応室内壁との間に間隙を形
    成した請求項2の半導体製造装置。
  4. 【請求項4】前記遮蔽板に排気孔を設けた請求項2の半
    導体製造装置。
  5. 【請求項5】前記遮蔽板は反応室内部形状と略等しい形
    状である請求項1の半導体製造装置。
  6. 【請求項6】前記遮蔽板をカーボングラファイトから構
    成し、遮蔽板表面をSiCでコーティングした請求項1の
    半導体製造装置。
JP2163741A 1990-06-21 1990-06-21 半導体製造装置 Expired - Lifetime JP3058658B2 (ja)

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