JP3058635U - スクロール圧縮機の固定スクロール位置決め装置 - Google Patents

スクロール圧縮機の固定スクロール位置決め装置

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JP3058635U
JP3058635U JP1998008324U JP832498U JP3058635U JP 3058635 U JP3058635 U JP 3058635U JP 1998008324 U JP1998008324 U JP 1998008324U JP 832498 U JP832498 U JP 832498U JP 3058635 U JP3058635 U JP 3058635U
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JP1998008324U
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English (en)
Inventor
光徳 唐
龍財 張
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瑞智精密股▲ふん▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工コストと組立不良率を低減し位置決めブ
ロックが衝撃を受け移動することがないスクロール圧縮
機の固定スクロール位置決め装置の提供。 【解決手段】 共同で圧縮室を形成する固定スクロール
と旋回スクロールがフレームの上方に設けられ、フレー
ムに所定の数の第1位置決めブロックと第2位置決めブ
ロックが設けられ、第1位置決めブロック上にネジで弾
性片が固定され、弾性片のもう一端がネジで固定スクロ
ールの肩部上に固定され、第2位置決めブロック上にネ
ジで背隙止め片が固定され、背隙止め片のもう一つの端
部が固定スクロールの肩部の上に位置して固定スクロー
ルの上ストップ点を形成しており、以上の構造から自動
軸揃え機能を有して、固定スクロールの浮動背隙を増大
可能で、加工コストと組立不良率を低減し位置決めブロ
ックが衝撃を受け移動することがないようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種のスクロール圧縮機の固定スクロール位置決め装置に係り、特に 、自動軸揃え機能を有して、固定スクロールの浮動背隙を増大可能で、加工コス トと組立不良率を低減し位置決めブロックが衝撃を受け移動することがない固定 スクロールの位置決め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
スクロール圧縮機は、一つの固定スクロールと一つの旋回スクロールが相互に 噛み合って形成する複数の密閉空間を有するが、組合せ不良による間隙があると 、圧縮される作業流体が漏洩して、大幅に圧縮機の容積効率が低下し、一方、作 業流体が圧縮室で圧縮される時に、圧縮不可の異物が進入した場合、圧縮室内に 過大な圧力の作業流体が形成されるため、弾性的に間隙を発生させて過度に高圧 の作業流体を排出させることがなければ、圧縮機全体が破損する恐れがある。
【0003】 図1には従来の一種のスクロール圧縮機が示されている。このスクロール圧縮 機は、旋回スクロール1、固定スクロール2及び隔離ブロック3及びフレーム4 を具え、旋回スクロール1が固定スクロール2に相対して公転駆動されて低圧流 体を進入させてそれを圧縮し、さらに旋回スクロール1の連続公転により作業流 体を固定スクロール2の中央付近の吐出口に押しやって高圧状態で吐き出させ、 以上で圧縮行程を完成している。旋回スクロール1と固定スクロール2間に自動 的に間隙を発生させて異常高圧を排除し、並びに固定スクロール2を組立時に正 確に位置決めするために、フレーム4の上に四つの位置決めブロック5が固定さ れ、位置決めブロック5により固定スクロール2の浮動背隙を制限している。し かしこの設計には、以下のような欠点があった。即ち、(1)位置決めブロック 5が衝撃により移動することがあった。(2)背隙が極めて小さくなければなら ず、ゆえに固定スクロール2、フレーム4及び位置決めブロック5の高度公差も 極めて小さくなければならず、部品加工と組立の困難度が高く、加工コストと組 立不良率も高くなった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は一種のスクロール圧縮機の固定スクロール位置決め装置を提供するこ とを課題とし、それは自動軸揃え機能を有して、固定スクロールの浮動背隙を増 大可能で、加工コストと組立不良率を低減し位置決めブロックが衝撃を受け移動 することがない固定スクロールの位置決め装置であるものとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、固定スクロール11と、該固定スクロール11の間に複数 の圧縮室を形成する旋回スクロール10とが上方に設けられたフレーム14とを ケース17内に収納してあるスクロール圧縮機にあって、該フレーム14上に所 定の数の第1位置決めブロック23と第2位置決めブロック24が固定されて、 該第1位置決めブロック23の上にネジ25で弾性片26が止め付けられて該弾 性片26のもう一端が固定スクロール11の肩部30上に別のネジ27で止め付 けられ、該第2位置決めブロック24上にネジ28で背隙止め片29が止め付け られ、該背隙止め片29のもう一端が固定スクロール11の上ストップ点を形成 するよう固定スクロール11の肩部30の上方に位置づけられて構成されたスク ロール圧縮機の固定スクロール位置決め装置としている。
【0006】 請求項2の考案は、前記第1位置決めブロック23と第2位置決めブロック2 4がフレーム14上に一体成形されたことを特徴とする、請求項1に記載のスク ロール圧縮機の固定スクロール位置決め装置としている。
【0007】 請求項3の考案は、前記第1位置決めブロック23と第2位置決めブロック2 4がネジでフレーム14に固定されたことを特徴とする、請求項1に記載のスク ロール圧縮機の固定スクロール位置決め装置としている。
【0008】 請求項4の考案は、前記第1位置決めブロック23が二つが対向する位置に設 置されていることを特徴とする、請求項1に記載のスクロール圧縮機の固定スク ロール位置決め装置としている。
【0009】 請求項5の考案は、前記第2位置決めブロック24が二つが対向する位置に設 置されていることを特徴とする、請求項1に記載のスクロール圧縮機の固定スク ロール位置決め装置としている。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案のスクロール圧縮機のシール装置は、複数の圧縮室が固定スクロールと 旋回スクロールの間に形成されて、該固定スクロールと旋回スクロールがフレー ムの上方に設けられたスクロール圧縮機にあって、フレーム上に所定の数の第1 位置決めブロックと第2位置決めブロックが固定され、各第1位置決めブロック 上にネジでそれぞれ一つの弾性片が固定され、各弾性片のもう一端がネジで固定 スクロールの肩部上に固定され、各第2位置決めブロック上にネジでそれぞれ一 つの背隙止め片が固定され、各背隙止め片のもう一つの端部が固定スクロールの 肩部の上に位置して固定スクロールの上ストップ点を形成しており、以上の構成 からなる固定スクロールの位置決め装置とされている。本考案の旋回スクロール がゆっくりと公転させられると同時に、上記弾性片上のネジが締めつけられて自 動軸揃えがなされ、この弾性片の設置により、圧縮機が起動する時に、該弾性片 の下向きの軽い圧迫により圧縮室内での高圧形成が迅速になされ、ゆえに固定ス クロールの浮動背隙を増大可能であり、部品加工と組立の困難度を低減し、有効 に加工コストと組立不良率を下げることができ、量産性を高め、且つ弾性片が固 定スクロールの回転を制限するため、位置決めブロックとの間隙を増大でき、位 置決めピンによる回転制限の必要がなくなり、また位置決めブロックが衝撃を受 けて移動することがなくなる。
【0011】
【実施例】
図2及び図3に示されるように、本考案はスクロール圧縮機の固定スクロール 位置決め装置を提供する。このスクロール圧縮機は、旋回スクロール10、固定 スクロール11、隔離ブロック12、オルダムリング13及びフレーム14を具 え、該旋回スクロール10と固定スクロール11はフレーム14の上方に設けら れ、旋回スクロール10と固定スクロール11が相互に噛み合って複数の密閉空 間の圧縮室を形成している。旋回スクロール10は外力を受けて公転駆動される 。フレーム14の上端部にはオルダムリング13が設置され、旋回スクロール1 0が外力を受けて公転駆動される時に、該オルダムリング13が旋回スクロール 10を公転のみ進行でき自転不能であるように制御する。旋回スクロール10は 固定スクロール11によりフレーム14上に緊圧されている。旋回スクロール1 0は渦巻状の旋回スクロールラップ15を、固定スクロール11は渦巻状の固定 スクロールラップ16を具え、この旋回スクロールラップ15と固定スクロール ラップ16の間に複数の圧縮室が形成される。隔離ブロック12はスクロール圧 縮機のケース17内に固定されて、ケース17内部が該隔離ブロック12により 高圧収容室18と低圧収容室19に区画されている。隔離ブロック12の中間に は穿孔20が設けられて該高圧収容室18と低圧収容室19とを連通させている 。低圧の作業流体は吸入口より圧縮室に吸入された後、旋回スクロール10の連 続公転により固定スクロール11の中央を貫通する吐出口21へと押し出されて 圧縮され高圧作業流体となり、圧縮機のケース17の出気管22より圧縮機外に 排出される。
【0012】 本考案の特徴は以下のとおりである。フレーム14の上に所定の数の第1位置 決めブロック23と第2位置決めブロック24がネジ止め或いはその他の方式で 結合固定されるか或いはフレーム14と一体成形され、該第1位置決めブロック 23は二つが対向する位置に設置されるのが望ましく、並びに各第1位置決めブ ロック23にそれぞれネジ25で一つの弾性片26が止め付けられ、該弾性片2 6のもう一端は別のネジ27で固定スクロール11の肩部30上端に止め付けら れる。また上記第2位置決めブロック24も二つが対向位置に設置されるのが望 ましく、各第2位置決めブロック24上にネジ28で一つの背隙止め片29が止 め付けられ、背隙止め片29のもう一端は固定スクロール11の肩部30の上に 位置し、背隙止め片29と該肩部30は適当な間隙を有し、背隙止め片29は固 定スクロール11の上ストップ点を形成する。以上で本考案の固定スクロールの 位置決め装置が構成されている。
【0013】 図4及び図5に示されるように、本考案の第1位置決めブロック23、第2位 置決めブロック24及びそれらの上にネジ止めされる弾性片26、背隙止め片2 9には異なる形状の変化が可能であり、且つネジ止めに用いられるネジ25、2 7、28の数にも適当な変化が可能であり、さらに第1位置決めブロック23と 第2位置決めブロック24が独立した固体とされて背隙止め片29を固定するネ ジ28でフレーム14の上部に固定される形態も可能である。
【0014】 図2及び図4に示されるように、固定スクロール11が組立固定される前に、 先ずネジ28で背隙止め片29がフレーム14の上部に止め付けられ、並びに旋 回スクロール10がゆっくりと公転させられることで、同時に弾性片26を止め ているネジ25、27が締めつけられて、自動軸揃えがなされる。本考案による と、この弾性片26の設置により、圧縮機が起動する時に、該弾性片26の下向 きの軽い圧迫により圧縮室内での高圧形成が迅速になされ、ゆえに固定スクロー ル11の浮動背隙を増大可能であり、部品加工と組立の困難度を低減し、有効に 加工コストと組立不良率を下げることができ、量産性を高められる。さらに弾性 片26が固定スクロール11の回転を制限するため、第1及び第2位置決めブロ ック23、24との間隙を増大でき、位置決めピンによる回転制限の必要がなく なり、また位置決めブロックが衝撃を受けて移動することがなくなる。
【0015】
【考案の効果】
総合すると、本考案は従来のスクロール圧縮機の固定スクロールの位置決めブ ロック衝撃を受けて移動し、部品加工と組立の難しさが比較的高くなり、加工コ ストと組立不良率が高くなったという問題を解決し、実用性、新規性及び進歩性 を有して産業上の利用価値を有する考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知のスクロール圧縮機の縦断面図である。
【図2】本考案によるスクロール圧縮機の縦断面図であ
る。
【図3】本考案のスクロール圧縮機の固定スクロール位
置決め装置の平面図である。
【図4】本考案のもう一つの実施例によるスクロール圧
縮機の縦断面図である。
【図5】本考案のもう一つの実施例のスクロール圧縮機
の固定スクロール位置決め装置の平面図である。
【符号の説明】
10 旋回スクロール 11 固定スクロール 12 隔離ブロック 13 オルダムリング 14 フレーム 15 固定スクロールラップ 16 旋回スクロールラップ 17 ケース 18 高圧収容室 19 低圧収容室 20 穿孔 21 吐出口 22 出気管 23 第1位置決めブロック 24 第2位置決めブロック 25 ネジ 26 弾性片 27 ネジ 30 肩部 1 旋回スクロール 2 固定スクロール 3 隔離ブロック 4 フレーム 5 位置決めブロック

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定スクロール11と、該固定スクロー
    ル11の間に複数の圧縮室を形成する旋回スクロール1
    0とが上方に設けられたフレーム14とをケース17内
    に収納してあるスクロール圧縮機にあって、該フレーム
    14上に所定の数の第1位置決めブロック23と第2位
    置決めブロック24が固定されて、該第1位置決めブロ
    ック23の上にネジ25で弾性片26が止め付けられて
    該弾性片26のもう一端が固定スクロール11の肩部3
    0上に別のネジ27で止め付けられ、該第2位置決めブ
    ロック24上にネジ28で背隙止め片29が止め付けら
    れ、該背隙止め片29のもう一端が固定スクロール11
    の上ストップ点を形成するよう固定スクロール11の肩
    部30の上方に位置づけられて構成されたスクロール圧
    縮機の固定スクロール位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記第1位置決めブロック23と第2位
    置決めブロック24がフレーム14上に一体成形された
    ことを特徴とする、請求項1に記載のスクロール圧縮機
    の固定スクロール位置決め装置。
  3. 【請求項3】 前記第1位置決めブロック23と第2位
    置決めブロック24がネジでフレーム14に固定された
    ことを特徴とする、請求項1に記載のスクロール圧縮機
    の固定スクロール位置決め装置。
  4. 【請求項4】 前記第1位置決めブロック23が二つが
    対向する位置に設置されていることを特徴とする、請求
    項1に記載のスクロール圧縮機の固定スクロール位置決
    め装置。
  5. 【請求項5】 前記第2位置決めブロック24が二つが
    対向する位置に設置されていることを特徴とする、請求
    項1に記載のスクロール圧縮機の固定スクロール位置決
    め装置。
JP1998008324U 1998-01-12 1998-10-22 スクロール圧縮機の固定スクロール位置決め装置 Expired - Lifetime JP3058635U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW087200420U TW349604U (en) 1998-01-12 1998-01-12 Improvement for assembling & positioning structure of fixed volute for volute-type compressor
TW87200420 1998-01-12

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3058635U true JP3058635U (ja) 1999-06-22

Family

ID=43192526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998008324U Expired - Lifetime JP3058635U (ja) 1998-01-12 1998-10-22 スクロール圧縮機の固定スクロール位置決め装置

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TW (1) TW349604U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100416782B1 (ko) * 2001-08-20 2004-01-31 엘지전자 주식회사 스크롤 압축기
KR100417589B1 (ko) * 2001-08-28 2004-02-05 주식회사 엘지이아이 스크롤 압축기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100416782B1 (ko) * 2001-08-20 2004-01-31 엘지전자 주식회사 스크롤 압축기
KR100417589B1 (ko) * 2001-08-28 2004-02-05 주식회사 엘지이아이 스크롤 압축기

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TW349604U (en) 1999-01-01

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