JP3058577U - 切傷防止手袋 - Google Patents

切傷防止手袋

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JP3058577U
JP3058577U JP1998008259U JP825998U JP3058577U JP 3058577 U JP3058577 U JP 3058577U JP 1998008259 U JP1998008259 U JP 1998008259U JP 825998 U JP825998 U JP 825998U JP 3058577 U JP3058577 U JP 3058577U
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JP
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fastener
cloth
glove
backing
backing cloth
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JP1998008259U
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English (en)
Inventor
本 匡 克 福
Original Assignee
富士グロ−ブ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縁部が鋭い材料等を持ち運んだりする際に、
手袋の切り裂きによる怪我を未然に防止する。 【解決手段】 手のひら側の指挿入部1から手のひら部
分2にかけ、ファスナ3を閉じた状態で埋設したことを
特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は手袋に関し、特に、切断直後のバリやエッジのあるような金属板を持 った時などに手を切るのを防止する切傷防止手袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
作業、スポーツ、レジャーなどでは、指や手のひらを保護するために手袋がよ く用いられる。
【0003】 特に、種々の作業においては、手を傷つけないように強度に優れる皮革製の手 袋が使用されることが多い。これら革手袋は優れた引き裂き強度や耐久性、適度 な通気性を備え、手を好適に保護するとともに快適な使用感を提供している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記種々の作業でも、例えば薄い金属板や切断直後のバリやエ ッジのあるような金属板を運んだりする際に、金属板の縁部が鋭いと、この縁部 が刃物のように手袋を切り裂くことがあり、場合によっては作業者の手を傷つけ るという問題がある。
【0005】 本考案は叙上の如き実状に対処し、手袋の一部に新規な構成を見出すことによ り、上記手袋の切り裂きによる怪我を未然に防止することを目的とするものであ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために以下の手段を採用している。
【0007】 すなわち、本考案の切傷防止手袋は、手のひら側の各指挿入部1から手のひら 部分2にかけ、ファスナ3をスライダのない閉じた状態で埋設したことを特徴と するものである。
【0008】 また、上記ファスナ3の内側に裏付布6を添着して、ファスナ3の布テープ部 4をこの裏付布6とともに手袋表地5の裏側に縫着することも可能であり、ある いは上記ファスナ3の内側に裏付布6を総裏地として形成して、ファスナ3の布 テープ部4をこの裏付布6に縫着することも可能である。
【0009】 上記本考案の手袋では、指挿入部1から手のひら部分2にかけてファスナ3を 埋設したことから、このファスナ3の閉じた「むし」7の部分で手袋の切り裂き を止めることが可能であり、これにより手の切傷を防止することが可能である。
【0010】 そして、上記ファスナ3は小さな「むし」7を交互に噛み合わせ、多数連結し た構造であるため、フレキシブルに折り曲げがきき、指の折り曲げ動作に良好に 追従する。
【0011】 また、このファスナ3には縫い付け用の布テープ部4があることから、手袋表 地5や裏付布6等への縫着も容易であり、安定した取り付けが可能である。
【0012】 一方、このファスナ3の内側に裏付布6を形成することにより、ファスナ3の 手への直接の接触を防いで装着時の違和感を減少させることが可能である。
【0013】 また、この総裏地の裏付布6に上記ファスナ3を縫着することにより、この縫 製糸を手袋表面に出さずに済み、これにより縫製糸の糸切れを防止することが可 能となる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下さらに添付図面を参照して、本考案の実施の形態を詳細に説明する。
【0015】 図1は本考案実施形態の革手袋を裏返した状態で示す一部切欠正面図、図2は 図1のA−A線断面図、図3は裏付布を省略した図1の要部拡大図である。
【0016】 上記実施形態の手袋は皮革を表地5、裏付布6を総裏地として、5本の指挿入 部1と、この指挿入部1の基部となる手のひら部分2とを形成している。
【0017】 そして、この実施形態では、図1に示すように、手のひら側の各指挿入部1か ら手のひら部分2にかけ、4本のファスナ3をそれぞれ閉じた状態で、上記表地 5と裏付布6との間に埋設している。
【0018】 上記ファスナ3は、人指し指から親指にかけては1本のファスナ3が連続した 状態で、これら指挿入部1の長手方向に沿って添着されている。また、中指、薬 指、小指においては、各指挿入部1の長手方向に沿って手のひら部分の下部まで 連続するようにファスナ3がそれぞれ添着されている。
【0019】 上記ファスナ3はスライダ(図示せず)のない嵩張らない状態で、両耳の布テ ープ部4がそれぞれ裏付布6に縫製8によって縫着されている。この裏付布6は 、ファスナ3の内側に総裏地として形成されており、これによりファスナ3の手 への直接の接触を防いで、装着時の違和感を減少させている。
【0020】 またさらに、この裏付布6をアラミド繊維で形成することも可能であり、そう することにより、ファスナ3以外の部分での切傷防止にも効果をあげることが可 能となる。
【0021】 一方、図4は本考案の他の実施形態を示す指挿入部の断面図であり、この実施 形態では、裏付布6を総裏地とせずに、図示の如くファスナ3の大きさにほぼ一 致するように形成している。
【0022】 そして、上記ファスナ3の内側にこの裏付布6を添着して、ファスナ3の布テ ープ部4をこの裏付布6とともに手袋表地5の裏側に縫製8によって縫着してい る。このように、裏付布6はファスナ3の内側部分にのみ形成することも可能で ある。
【0023】 しかして、上記本考案実施形態の手袋では、指挿入部1から手のひら部分2に かけてファスナ3を埋設したことから、このファスナ3の閉じた「むし」7の部 分で手袋の切り裂きを止めることが可能であり、これにより手の切傷を防止する ことが可能である。
【0024】 そして、上記ファスナ3は小さな「むし」7を交互に噛み合わせ、多数連結し た構造であるため、フレキシブルに折り曲げがきき、指の折り曲げ動作に良好に 追従でき、また、このファスナ3には縫い付け用の布テープ部4があることから 、手袋表地5や裏付布6等への縫着も容易であり、安定した取り付けが可能であ る。
【0025】 一方、このファスナ3の内側に裏付布6を形成することにより、ファスナ3の 手への直接の接触を防いで装着時の違和感を減少させることが可能であり、さら にこの裏付布6を総裏地としてアラミド繊維で形成することにより、ファスナ3 以外の部分での切傷防止効果を高めることが可能となる。
【0026】 そして、この総裏地の裏付布6に上記ファスナ3を縫着することにより、この 縫製糸を手袋表面に出さずに済み、これにより縫製糸の糸切れを防止することが 可能となる。
【0027】 なお、上記むしは樹脂製でもよいが、ステンレス等の金属製のものが切断防止 上適している。
【0028】 以上、本考案の実施形態を説明したが、手袋の表地は皮革に限らず他の素材で もよく、上記裏付布もアラミド繊維以外の布または不織布で形成することが可能 である。また、上記手袋の形状も3本指や2本指タイプ等、適宜に選択が可能で あり、ファスナ3の縫着も上記に加えて特に手のひら部分2での本数を増やすこ とも可能である。
【0029】
【考案の効果】
以上、説明したように、本考案の切傷防止手袋は、手のひら側の指挿入部から 手のひら部分にかけファスナを閉じた状態で埋設したものであり、手袋の切り裂 きを上記ファスナのむしの部分で止められることから、鋭い縁部の材料等を持っ た場合でも手の傷つきを未然に防止することが可能であり、また上記ファスナは 小さなむしを交互に噛み合わせて多数連結した構造であるため、フレキシブルに 折り曲げがきき、指の折り曲げ動作に良好に追従するすることが可能で、しかも このファスナには縫い付け用の布テープ部があることから、手袋表地等への縫着 も容易であり安定した取り付けができるとの顕著な効果を奏するものである。
【0030】 また、このファスナの内側に裏付布を形成することにより、ファスナの手への 直接接触を防いで装着時の違和感を減少させるとともに、この裏付布を総裏地と として上記ファスナを縫着することにより、縫製糸を手袋表面に出すことなくそ の糸切れを防止することが可能となり、さらにこの総裏地の裏付布をアラミド繊 維で形成することにより、ファスナ以外の部分での切傷防止効果を高めることが 可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施形態の革手袋を裏返した状態で示す
一部切欠正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】裏付布を省略した図1の要部拡大図である。
【図4】本考案の他の実施形態を示す指挿入部の断面図
である。
【符号の説明】
1 指挿入部 2 手のひら部分 3 ファスナ 4 布テープ部 5 手袋表地 6 裏付布 7 むし 8 縫製

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手のひら側の指挿入部から手のひら部分
    にかけ、ファスナをスライダのない閉じた状態で埋設し
    たことを特徴とする切傷防止手袋。
  2. 【請求項2】 上記ファスナの内側に裏付布を添着し
    て、ファスナの布テープ部をこの裏付布とともに手袋表
    地の裏側に縫着した請求項1記載の切傷防止手袋。
  3. 【請求項3】 上記ファスナの内側に裏付布を総裏地と
    して形成して、ファスナの布テープ部をこの裏付布に縫
    着した請求項1記載の切傷防止手袋。
JP1998008259U 1998-10-20 1998-10-20 切傷防止手袋 Expired - Lifetime JP3058577U (ja)

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