JP3058326U - 液体含浸性パッティングブラシ - Google Patents

液体含浸性パッティングブラシ

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JP3058326U
JP3058326U JP1998008346U JP834698U JP3058326U JP 3058326 U JP3058326 U JP 3058326U JP 1998008346 U JP1998008346 U JP 1998008346U JP 834698 U JP834698 U JP 834698U JP 3058326 U JP3058326 U JP 3058326U
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liquid
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putting
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Inventor
隆史 平石
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隆史 平石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 頭皮を叩いて血行を促進すると同時に患部に
薬液を供給する。 【構成】 育毛剤のような薬液を含浸可能なフェルト状
材料により軸状体13を形成し、軸状体13の先端15
は叩打圧力を低めるように面状に形成し、このような軸
状体13を多数、ブラシ本体10の台部11に植設す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、頭皮を叩いて血行を促進するための液体含浸性パッティングブラシ に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ブラシの考案には例えば登録第2524475号実用新案があり、同考案は、 先端を尖鋭に形成した円錐形弾性突起多数を設けた構成を有する。先端が尖鋭な ため抵抗少なく、ブラシの滑りが良い上、強く圧接しても円錐形突起は弾性変形 するので頭皮を傷めることがなく、マッサージ作用が効果的に行なわれる。
【0003】 上記考案の場合、育毛剤等を使用する場合には育毛剤を別に供給しなければな らない。しかしそれには育毛剤等をふりかけるか指で付着させる必要があり、全 量の内何割かは毛髪に着いたり指に着くため、頭皮に付着する効率は甚だ低いこ とになる。
【0004】 これに対し実開平6−29532号の考案は、先端部が開口した盲孔部を形成 したピンを多数台部に立設した構成を有する。この構成により薬液は盲孔部に入 り込み、ピンを頭皮に押しつけてこすることにより薬液を頭皮に供給することが できるものと説明されている。
【0005】 しかし上記考案の盲孔は微細な文字通り盲状のあなであるため、薬液は盲孔の 入口に付着するにとどまり、盲孔の内部に入り込むことができない。それ故、思 うように薬液を供給できないという欠点がある。また、同考案では弾力性のある ピンを使用するため、頭皮にこすりつけてマッサージを行なうことになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたものあり、その課題は頭皮を叩いて血行 を促進する用途に適しかつ患部に必要にして十分な量の液体を的確に供給できる ようにすることである。
【0007】 頭皮を叩いて血行を促進する方法は、頭皮をこするマッサージ法よりも、皮脂 を跳び散らせる点、及び毛髪を引き抜かないという点で優れているとの認識であ る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため、本考案の液体含浸性パッティングブラシは、育毛 剤等の液体を含浸可能なフェルト状材料より成る軸状体を有し、軸状体は叩打に よる液体供給を容易化しかつ叩打圧力を低めるように形成されたほぼ面状の先端 を有し、上記軸状体を多数、ブラシ本体の台部に植設したものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案に係る液体含浸性パッティングブラシは頭皮を叩いて血行を促進するた めのものである。
【0010】 このブラシには、育毛剤等の薬液その他の液体を含浸可能なフェルト状材料よ り成る軸状体を用いる。フェルトは、一般に、糸を織らずに絡ませ、水分を与え 、加熱しながら繰り返し圧縮した高密度の生地で、ウールや、ときにはレーヨン あるいは毛髪から作られると説明される。
【0011】 本考案の軸状体に用いるフェルト状材料も上記と同様の構造を持ち、これを軸 状に形成したもので細長いフェルト状材料のブラシの毛となる。またポリプロピ レンとポリエチレンとを混入し、それらの溶融温度の差を利用してフェルト状材 料の硬度を調整することができる。フェルト状材料の素材としては上記のほか綿 、ナイロン、エステル、アクリル等も用い得る。
【0012】 軸状体は、叩打による液体の供給を容易化しかつ叩打圧力を低めるように形成 されたほぼ面状の先端を有する。軸状体の横断面は例えば円形断面を有するが、 この場合、軸状体の先端は円形面となる。先端が尖鋭でなく、所定の面積を有す るため面状の先端に薬液が付着し、さらにそれを確実に頭皮に付着させることが できる。
【0013】 面状の先端による叩打圧力は、尖鋭な先端による叩打圧力に比較すると低い。 故に、叩打力は一点に集中せずに分散するので、叩打による痛みも発生しにくく なる。なお軸状体は丸棒状に限定される訳ではなく、先端側が細いテーパー状そ の他の形状を持つことができる。
【0014】 このような軸状体を多数、ブラシ本体の台部に植設したものが本考案に係るパ ッティングブラシである。ブラシ本体の台部に植設とは、外見上ブラシ台部に植 え付けたように軸状部が並んでいる状態を指す。台部の平面形状は任意である。 また台部は柄部となる部分が付属していても良い。
【0015】 軸状部に薬液を含浸させる手段としては、外部供給式と、内部供給式が採用可 能である。外部供給式の場合はいわゆる付けペン型である。この場合、軸状体を 覆うために組み合わせる蓋部を薬液を溜める容器として利用することができる。 内部供給式はいわゆる万年筆型である。この場合少なくとも台部の内部は薬液の 貯溜部とされ、台部内の薬液が軸状体を浸透して面状の先端から浸出できること となる。
【0016】
【実施例】
図1〜図3に示された液体含浸性パッティングブラシAは、ブラシ本体10が 台部11と、台部11から延びた柄部12とを有する。台部11には、フェルト 状材料から成る軸状体13が多数植設され、ブラシ部14を構成している。
【0017】 軸状体13は円形断面を有し、植設された基端側が太く、その途中から先端側 へ向けて次第に小径となったもので、端部は面状の先端15となっている。例示 の場合、軸状体13の最大径は4mm、先端15の径は2.5mmで、軸状体1 3は台部11から15mmの長さを持ち、基端は台部11にあけられた穴に嵌め 込んで接着された状態にある。
【0018】 またブラシとしては、上記軸状体13を直径42mmの範囲に2、3本植設し た構造を持つので、植設密度は1平方センチ当たり1.7本ということになる。 上記のほか、軸状体13の長さ15〜30mm、最大径3〜6mm、植設密度0 .8〜2.5本/平方センチの範囲で良好な効果が得られることを確認した。
【0019】 ブラシ部14は蓋部16によって覆われる。蓋部16は台部11の外側に嵌ま り込める中空部17を有しており、中空部内を容器として育毛剤等の薬液を溜め ることができる。軸状体13の先端15はカバー中空部17の底面18に接して も良いし、接しなくても良い。図1〜図3に示された実施例1のパッティングブ ラシAはブラシ本体10を木製として良好な手触りを得るとともに、適当な重量 による叩打圧力の適正化を得ることができた。
【0020】 図4以下の実施例2はいわゆる万年筆型のパッティングブラシAを示す。本実 施例の場合、ブラシ本体20は樹脂成形により中空構造とされ、中空の内部が薬 液の貯溜部21とされている。軸状体13がフェルト状材料から成ることは必須 であり、その基端19には薬液22が接触可能な構造である。軸状体13の基端 19は直接薬液22に接触しても良いが、途中に別部材を介在させて間接に薬液 22に接触するようにしても良い。
【0021】 台部11のブラシ部周りには蓋部16をねじ込みで取り付けるためのねじ部2 3が設けられる。また相手ねじ部24が蓋部側に設けられることはいうまでもな い。貯溜部21への薬液注入部25はブラシ本体20の柄部等適当な箇所に設け られる。他の構成は実施例1の場合と同様で良いので符号を援用し、詳細な説明 は省略する。
【0022】 このような本考案のパッティングブラシAによれば、付けペン型の場合には軸 状体13の先に薬液を含浸させ、万年筆型の場合には軸状体13を浸透させて先 端15から薬液を滲出させる状態で頭皮を叩くこととなる。故に育毛剤等の薬液 の流出や目的部外への付着が防止され、フェルトの柔軟性により頭皮を傷めるこ とがない。
【0023】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、頭皮を叩いて血行 を促進することに最も適すると同時に患部に必要十分な量の薬液等の液体を的確 に供給することができ、頭髪を傷めずに好適な手入れを行なうことができるとい う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る液体含浸性パッティングブラシの
実施例1を示す斜視図。
【図2】同じく要部の正面図。
【図3】同じく要部の断面図。
【図4】本考案に係る実施例2を示す斜視図。
【図5】同じく縦断面図。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭皮を叩いて血行を促進するためのブラ
    シであって、育毛剤等の液体を含浸可能なフェルト状材
    料より成る軸状体を有し、軸状体は叩打による液体供給
    を容易化しかつ叩打圧力を低めるように形成されたほぼ
    面状の先端を有し、上記軸状体を多数、ブラシ本体の台
    部に植設したことを特徴とする液体含浸性パッティング
    ブラシ。
  2. 【請求項2】 ブラシ本体の台部に多数植設した軸状体
    を覆う蓋部を有しており、上記蓋部は育毛剤等の液体を
    溜める容器を兼ねている請求項1記載の液体含浸性パッ
    ティングブラシ。
  3. 【請求項3】 ブラシ本体は台部から延びた柄部を有
    し、少なくとも台部の内部は液体の貯留部とされ、台部
    内の液体が軸状体を浸透して面状の先端から浸出可能に
    構成された請求項1記載の液体含浸性パッティングブラ
    シ。
  4. 【請求項4】 軸状体は円形断面を有し、植設された基
    端側が太く、その途中から先端側へ向けて次第に小径と
    なったもので、端部は面状の先端となっている請求項1
    記載の液体含浸性パッティングブラシ。
JP1998008346U 1998-10-08 1998-10-08 液体含浸性パッティングブラシ Expired - Lifetime JP3058326U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018016103A1 (ja) * 2016-07-19 2019-05-09 シャープ株式会社 洗浄器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018016103A1 (ja) * 2016-07-19 2019-05-09 シャープ株式会社 洗浄器
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