JP3058286U - 塗布具 - Google Patents

塗布具

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JP3058286U
JP3058286U JP1998007814U JP781498U JP3058286U JP 3058286 U JP3058286 U JP 3058286U JP 1998007814 U JP1998007814 U JP 1998007814U JP 781498 U JP781498 U JP 781498U JP 3058286 U JP3058286 U JP 3058286U
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applicator
extrusion container
container
screw
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JP1998007814U
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雅英 石黒
晃司 喜多山
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山発産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上端にノズルを有し、該ノズルを介して染毛
剤等の流動性物質を吐出し得るようにされた押出容器の
塗布作業の効率を向上させ得る塗布具を提供する。 【解決手段】 前記ノズルの先端部が挿通される中央孔
が形成された天壁を有し、前記押出容器に着脱自在に装
着される取付部と、前記天壁の中央孔の回りから、上方
へ延びるように設けられた複数の塗布部材とを備え、前
記押出容器への装着状態において、前記ノズルの先端が
塗布部材の上端と下端との間に位置するように構成する

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、上端にノズルを有し、該ノズルを介して染毛剤等の液状又はミルク 状(ペースト状)の流動性物質を吐出し得るようにされた押出容器に使用される 塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭内において白髪等の毛染めを行える染毛剤は、その簡便性及び迅速性の為 に、広く市販されている。そして、該染毛剤等の流動性物質を収容する容器とし ては、図1に示すような、可撓性の容器本体110と、該容器本体の口部を囲ん で液密に取り付けられるキャップ120とを有し、該キャップには容器本体内部 と外部とを連通するノズル124が上方へ突設されてなる押出容器100が広く 使用されている。なお、図中、130は、ノズル124を液密に閉塞するための 外側キャップである。
【0003】 このような構成の従来の押出容器は、容器本体110を挟圧することによって 、容易に染毛剤等を吐出させることができるものではあるが、その一方、以下の 不都合を有していた。
【0004】 即ち、単純なノズル124を備えるのみである為、押出容器100から直接に 頭髪に塗布する場合に、むらなく広範囲に塗布することができなかった。従って 、前記従来の押出容器100を用いて、染毛を行う場合には、押出容器100か ら直接頭髪に塗布し、もう一方の手袋をした手で頭髪に均一になじませるに必要 があり、該染毛剤に求められる簡便性及び迅速性を十分には満足させることがで きなかった。さらに、塗布作業の際に、塗布すべきでない部位に染毛剤等が飛び 散り易いという問題もあった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、前記問題点を解決するためになされたものであって、上端にノズル を有し、該ノズルを介して染毛剤等の流動性物質を吐出し得るようにされた押出 容器に容易に着脱でき、押出容器による塗布作業の効率を向上させ得る塗布具を 提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記問題を解決するために、上端にノズルを有し、該ノズルを介し て収容する流動性物質を吐出し得るようにされた押出容器に着脱自在に装着され る塗布具であって、前記ノズルの先端部が挿通される中央孔が形成された天壁を 有し、前記押出容器に着脱自在に装着される取付部と、前記天壁の中央孔の回り から、上方へ延びるように設けられた複数の塗布部材とを備え、前記押出容器へ の装着状態において、前記ノズルの先端が塗布部材の上端と下端との間に位置す るようにされた塗布具を提供する。。
【0007】 前記ノズルの外周面が基端部から先端部へ向かうテーパ状とされたものである 場合には、前記中央孔とノズル外周面とによる弾性嵌合によって、前記取付部を 前記押出容器に装着することができる。
【0008】 前記ノズルの基端部の外周にネジが形成されている場合には、前記取付部を、 前記天壁の周縁部から下方へ延びる外周壁であって、該外周壁の下端部の内周に 前記ノズルのネジと結合するネジが形成された外周壁を備えるものとし、ネジ結 合によって、前記取付部を前記押出容器に装着することができる。
【0009】 好ましくは、前記塗布部材をブラシ毛とすることができる。
【0010】 前記押出容器への装着状態において、ブラシ毛上端がノズル上端より2mm〜2 0mm、より好ましくは、4mm〜15mm上方に位置するように構成することができ る。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案に係る塗布具の好ましい一実施の形態につき、添付図面を参照 しつつ説明する。
【0012】 本実施の形態に係る塗布具は、上端にノズルを有し、該ノズルを介して流動性 物質を吐出し得るようにされた従来の押出容器100に用いられるものであり、 まず、該押出容器100について説明する。該従来の押出容器100は、図1に 示すように、可撓性の容器本体110と、該容器本体に着脱自在に装着されるノ ズル付キャップ120と、該ノズル付キャップ120に着脱自在に装着される外 側キャップ130とを備えている。
【0013】 前記容器本体110は、染毛剤等の流動性物質を収容する胴部111と、該胴 部の上端に位置する口部112とを有しており、該口部112の外周にはネジ1 12Aが形成されている。さらに、該口部112の上端縁には、内周から上方に 延びる密封リング113が形成されている。
【0014】 前記ノズル付キャップ120は、上壁121と該上壁の周縁から下方へ延びる 外周壁122とを有し、該外周壁122の下端部内周には前記容器本体口部のネ ジ112Aと結合するネジ122Aが形成されている。一方、前記上壁121の 中央部には、段部123を伴って上方へ延びるノズル124が形成されている。 該ノズルは、基端部分が円筒状であり、該円筒状部分の上方部分は先端に向かう テーパ状とされ、前記基端部分の外周にはネジ124Aが形成されている。
【0015】 さらに、前記上壁121の中央部の下面には、下方に延びる密封リング125 が形成されている。該密封リング125は前記容器本体口部の密封リング113 内に弾性嵌合し得るようになっており、これにより、ノズル付キャップ120と 容器本体110との接続部分における液密性が向上されている。
【0016】 前記外側キャップ130は、前記ノズル124を囲繞する上端閉塞の筒部13 1と、該筒部の下端から径方向外方へ延びたフランジ部132とを有している。 前記筒部131の下端部内周には、前記ノズルの外周に形成されたネジ124A と結合するネジ131Aが形成されている。該外側キャップ131は、ノズル付 キャップ120への装着時に、筒部131の上端閉塞面がノズル124の上端開 口を閉塞し、さらに、前記フランジ部132の下面がキャップの段部123の上 面と当接するようになっており、これにより、外側キャップ130とノズル付キ ャップ120との接続部分における液密性が向上されている。
【0017】 次に、本実施の形態に係る塗布具1について説明する。図2(a)及び(b)は該塗 布具1の正面図及び平面図、図3は該塗布具1を前記押出容器100に装着した 状態を示す図である。
【0018】 本実施の形態に係る塗布具1は、図に示すように、中央孔13が形成された天 壁11及び該天壁11の周縁から下方に延びる外周壁12を有する取付部10と 、前記天壁11の上面の中央孔13の周囲から上方へ突設された,塗布部材とな るブラシ毛20とを備えている。
【0019】 前記中央孔13は少なくとも前記ノズル124の上端を挿通し得るような内径 とされている。市販されている家庭用染毛剤に用いられているノズル付押出容器 100のノズル124は、通常、先端の外周径が2mm〜6mmであり、基端の外周 径が10mm〜20mmであるから、前記中央孔13の内径は、好ましくは、2mm〜 20mmとすることができる。
【0020】 また、前記取付部10の外周壁12の高さHは前記ノズルの全長hより短くさ れており、該外周壁12の下端部内周には前記ノズル124の外周に形成された ネジ124Aと結合し得るネジ12Aが形成されている。従って、塗布具1をノ ズル付キャップ120にネジ結合させた場合、図3に示されるように、ノズル先 端が天壁11を貫通して上方へ突出した状態となる。
【0021】 前記ブラシ毛20は、獣毛やナイロン,ポリプロピレン等の可撓性を有する種 々の材料で形成することができ、塗布具1をノズル付キャップ120に装着した 場合において、ブラシ毛20の上端がノズル124の先端より所定距離上方へ位 置するような、長さを有している。これは、該塗布具1を装着した押出容器を用 いて、染毛剤等の収容物を塗布する際の操作性を向上させる為である。即ち、該 塗布具1を装着した押出容器を用いて、染毛剤等を頭髪に塗布する場合、前記ブ ラシ毛20は頭皮と天壁11との間で撓む。従って、例えば、ブラシ毛20の上 端をノズル124の先端と同じ高さとすると、ノズル124の先端が頭皮に当た って、頭皮を傷つける恐れがある。これに対し、前述のように、ブラシ毛20の 上端をノズル124の先端より上方に位置させるようにしておけば、斯かる不都 合は生じない。なお、前記ブラシ毛20の上端とノズル124の先端との高低差 △hは、ブラシ毛20の材質等にも依るが、操作性やコストの観点から、好まし くは2mm〜20mm、より好ましくは4mm〜15mmとすることができる。
【0022】 このような本実施の形態に係る塗布具1によれば、以下の効果を得ることがで きる。即ち、既存のノズル付押出容器100に容易に装着可能としたので、広範 囲に塗布する場合には、該塗布具を押出容器に装着して塗布作業を行うことによ り、全体をむらなく塗布することができる。また、該塗布具は容易に取り外すこ とができるので、細かい箇所に塗布する場合には、該塗布具を外して塗布すれば 良く、従来のノズル付押出容器の利点を損なうこともない。
【0023】 なお、本実施の形態においては、塗布具1をネジ結合によって押出容器100 に装着するようにしたが、本考案に係る塗布具の装着方法は斯かる形態に限られ るものではない。例えば、中央孔の内径を、テーパ状ノズルの先端部外径より大 きく且つ基端部外径より小さい寸法とし、該中央孔とノズル外周との弾性嵌合に よって、塗布具を押出容器に装着させることも可能である。この場合、外周壁1 2を不要とすることができるので、前記効果に加えて、材料費削減等によるコス トの低廉化を図ることができる。
【0024】 また、本実施の形態においては、前記ブラシ毛20を前記中央孔13の全周囲 に亘って設けるようにしたが、本考案は斯かる形態に限られるものではなく、中 央孔の周囲の一部分にのみブラシ毛を設けるようにしても良い。
【0025】 さらに、本実施の形態においては、塗布部材としてブラシ毛20を例に説明し たが、該ブラシ毛の代わりに、図4に示すように、天壁11に一体成形された複 数のクシ部30を備えるようにしても良い。
【0026】
【考案の効果】
本考案に係る塗布具によれば、ノズル付押出容器における前記ノズルの先端部 が挿通される中央孔が形成された天壁を有し、前記押出容器に着脱自在に装着さ れる取付部と、前記天壁の中央孔の回りから、上方へ延びるように設けられた複 数の塗布部材とを備え、前記押出容器への装着状態において、前記ノズルの先端 が塗布部材の上端と下端との間に位置するようにしたので、広範囲に塗布する場 合及び細かな箇所に塗布する場合のそれぞれの用途に応じて、該塗布具の装着又 は非装着を選択することができ、前記押出容器による塗布作業の効率を向上させ ることができる。
【0027】 前記塗布部材がブラシ毛である場合には、前記押出容器への装着状態において 、ブラシ毛上端がノズル上端より2mm〜20mm上方に位置するように構成すれば 、塗布作業の際にブラシ毛が撓んでも、前記ノズルが塗布面に干渉して該塗布面 を傷つける恐れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の好ましい一実施の形態に係る
塗布具が装着される既存のノズル付押出容器の正面図で
ある。
【図2】図2(a)及び(b)は、本考案の好ましい一実施の
形態に係る塗布具の正面図及び平面図である。
【図3】図3は、図2に示す塗布具を既存のノズル付押
出容器に装着した状態の拡大正面図である。
【図4】図4は、本考案の他の形態に係る塗布具を既存
のノズル付押出容器に装着した状態の拡大正面図であ
る。
【符号の説明】
1 塗布具 10 取付部 11 天壁 12 外周壁 20 ブラシ毛 30 クシ部 100 ノズル付押出容器 110 容器本体 120 ノズル付キャップ 124 ノズル

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端にノズルを有し、該ノズルを介して
    収容する流動性物質を吐出し得るようにされた押出容器
    に着脱自在に装着される塗布具であって、 前記ノズルの先端部が挿通される中央孔が形成された天
    壁を有し、前記押出容器に着脱自在に装着される取付部
    と、 前記天壁の中央孔の回りから、上方へ延びるように設け
    られた複数の塗布部材とを備え、 前記押出容器への装着状態において、前記ノズルの先端
    が塗布部材の上端と下端との間に位置するようにされて
    いることを特徴とする塗布具。
  2. 【請求項2】 前記ノズルは、外周面が基端部から先端
    部へ向かうテーパ状とされたものであって、 前記取付部は、前記中央孔とノズル外周面とによる弾性
    嵌合によって、前記押出容器に装着されることを特徴と
    する請求項1に記載の塗布具。
  3. 【請求項3】 前記ノズルは、基端部の外周にネジが形
    成されたものであって、 前記取付部は、前記天壁の周縁部から下方へ延びる外周
    壁をさらに備え、該外周壁は下端部の内周に前記ノズル
    のネジと結合するネジが形成されており、 前記取付部は、ネジ結合によって、前記押出容器に装着
    されることを特徴とする請求項1に記載の塗布具。
  4. 【請求項4】 前記塗布部材はブラシ毛であることを特
    徴とする請求項1から3の何れかに記載の塗布具。
  5. 【請求項5】 前記押出容器への装着状態において、ブ
    ラシ毛上端が、ノズル上端より2mm〜20mm上方に位置
    するように構成されていることを特徴とする請求項4に
    記載の塗布具。
JP1998007814U 1998-10-07 1998-10-07 塗布具 Expired - Lifetime JP3058286U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012520747A (ja) * 2009-03-20 2012-09-10 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 組成物を分配するための容器の上で使用するためのブラシヘッド
JP2017158939A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社セレス 化粧品用チューブヘッド

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