JP3058262B2 - ヘテロ接合型電界効果トランジスタ - Google Patents

ヘテロ接合型電界効果トランジスタ

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JP3058262B2
JP3058262B2 JP9178471A JP17847197A JP3058262B2 JP 3058262 B2 JP3058262 B2 JP 3058262B2 JP 9178471 A JP9178471 A JP 9178471A JP 17847197 A JP17847197 A JP 17847197A JP 3058262 B2 JP3058262 B2 JP 3058262B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置、特に短
チャンネル効果を抑制するヘテロ接合型電界効果トラン
ジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、特開昭57−176773号
公報に示される従来のHJFET(HEMTとも呼ばれ
る)の一例を示す断面図である。HJFETの高周波特
性は、ゲート電極8下を電子が流れる時間に逆比例する
ため、ゲート長を短くすることが高周波特性を向上させ
るためには重要である。
【0003】しかしながら、単純にゲート長を短くする
と、短チャンネル効果が顕著に現れる。この短チャンネ
ル効果とは、ゲート長を短くしたときに、しきい値電圧
が負側に変動し、サブスレッショルド特性が劣化する現
象である。しきい値電圧が変動すると、素子製造時の歩
留まりが低下するだけでなく、サブスレッショルド特性
の悪化によりゲート電圧をしきい値電圧にしてもドレイ
ン電流が流れ始めるのでリーク電流が増加する。このた
め、特に高集積化を達成するために、高歩留まりと低消
費電力化を図るには、短チャンネル効果の抑制が求めら
れていた。
【0004】この短チャンネル効果の抑制は、ゲート電
極8の電荷によるチャネル層3の電荷制御を、より確実
に行うことができれば達成できる。
【0005】一つの方法として、図10に示す従来のH
JFET構造において、ゲート金属8とチャネル層3を
流れる電子の位置の間の距離を短くする方法が考えられ
る。即ち、電子供給層15を薄くする方法である。しか
し、電子供給層を薄層化すると、第1にしきい値電圧が
高くなり、低いしきい値電圧の設定が不可能になる問題
点がある。これは、電子供給層がチャネル層3の電子の
数を決定し、しきい値電圧を決めているが、電子供給層
厚が減少するとチャネル層3に存在する電子数が減り、
しきい値電圧が上昇してしまうためである。
【0006】また、第2の問題点として、ゲート8とチ
ャネル層3の間のリーク電流が著しく増加する問題があ
る。即ち、電子供給層15は、チャネル層3中の電子が
ゲート電極8側へ直接流れ込むのを防止するバリア層と
しても働いているが、電子供給層15の厚さを減らすと
バリア層が薄くなるためにゲートリーク電流が増加して
しまうためである。従って、単純に電子供給層を薄くす
るだけの方法は採用できない。
【0007】もう一つの方法として、チャネル層を流れ
る電子がGaAs基板側に拡散するのを抑制する方法が
ある。図11は、特公平3−28065号公報に示され
たHJFETの断面構造図である。図11のHJFET
では、チャネル層11に、高ドナードープのn−GaA
s層を挿入しているため、n−GaAs層を中心として
バンドが凹に曲がり、電子がチャネル層に集中しやすく
なっている。さらに、このチャネル層の上下はi−Al
GaAs層で挟まれ、ヘテロ接合界面を形成しているた
め、チャネル層の電子がGaAs基板5やゲート側に拡
散するのを防ぐことができる。この結果、ゲート長が1
μm付近での短チャンネル効果を抑制することができ
る。さらに、チャネル層11は100Å以下としている
ため、量子効果により電子の輸送特性が向上し、デバイ
ス特性の向上を図ることができる。
【0008】しかしながらこのHJFET構造では、ゲ
ート長が1μm付近で起きる短チャンネル効果は抑制で
きても、ゲート長が0.1μm付近での短チャンネル効
果はほとんど抑制することが出来ない。ゲート長が0.
1μm付近まで短くなるとチャネル層11中の電荷の制
御に用いられるゲート金属8上の電荷量が減少し、チャ
ネル層11に存在する電子を制御すること自体が困難に
なるので、GaAs基板5側への電子の拡散を防ぐだけ
では不十分であるからである。
【0009】また、第2の問題点として、デバイス特性
が劣化しやすい問題点がある。即ち、チャネル層11の
うち特に電荷の集中するn−GaAs層は高ドナードー
プされているので、高ドープされたドナーによるイオン
化不純物散乱のために電子輸送特性が劣化するからであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、短チャンネ
ル効果を抑制し、しきい値変動を低減し、歩留りの向上
を図ることができるヘテロ接合型トランジスタ構造を提
供することを目的とする。
【0011】本発明によれば、短チャンネル効果を抑制
することにより、サブスレッショルド特性を向上させ、
しきい値電圧時のドレイン電流を低減させることで低消
費電力ヘテロ接合型トランジスタ構造を提供するができ
る。さらに本発明によれば、gmを向上させ、デバイス
特性の優れたヘテロ接合型トランジスタ構造を提供する
ことができる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板上
に設けたドーピングされていない半導体で形成したチャ
ネル層と、このチャネル層よりバンドギャップが広くド
ーピングされた半導体で形成した第1の電子供給層と、
このチャネル層よりバンドギャップが広くドーピングさ
れた半導体で形成されかつ厚さが30Å〜100Åの第
2の電子供給層とを、チャネル層を下側から第1の電子
供給層、上側から第2の電子供給層で挟むように設け、
さらに第2の電子供給層上にゲート電極、ソース電極お
よびドレイン電極を備え、このゲート電極が直接に第2
の電子供給層に接していることを特徴とするヘテロ接合
型電界効果トランジスタに関する。
【0013】本発明では、チャネル層が第1および第2
の2つの電子供給層で挟まれ、かつゲート側の第2の電
子供給層厚が100Å以下に制限されているため、ゲー
ト金属とチャネル層中の電子の位置との間の距離(△
d)を短くできるので、短チャンネル効果を抑制でき
る。
【0014】△dが短縮されたことで、ゲート金属の電
荷によるチャネル層の電子の制御が容易になりgmを向
上させることができ、デバイス特性の向上も図ることが
できる。
【0015】また、しきい値電圧の設定は、ゲート側の
電子供給層を薄くしても、基板側の第1の電子供給層厚
により調節することができるのでしきい値電圧が高くな
ることがない。
【0016】さらに、しきい値電圧が0.1V程度のエ
ンハンスメント型トランジスタ(E−FET)構造とし
た場合でも第1の電子供給層である基板側の電子供給層
の方を第2の電子供給層であるゲート側の電子供給層よ
りも厚くすることで、チャネル層中の電子を基板側の電
子供給層側に集中させることができる。この効果により
ゲート電圧がしきい値近傍に近づいても電子の位置がゲ
ートから遠ざかる方向に移動しないために、しきい値電
圧近傍でのサブスレッショルド特性を向上させることが
できる。従って、ゲート電圧がしきい値近傍のときのド
レイン電流(ドレインリーク電流)を抑制でき、低消費
電力化を図ることができる。同時に、短チャンネル効果
によるしきい値変動をより効果的に抑制できる。
【0017】本発明では、ゲート側の第2の電子供給層
は単層であってもよいが、多層構造とすることができ
る。多層構造とするときは、少なくともチャネル層と接
する層はドーピングされ、チャネル層と接していない層
の中の1層は積層構造の平均よりも広いバンドギャプを
もつドーピングまたはノンドーピングの半導体層である
ことがことが好ましい。例えば3層構造として、第2の
電子供給層の平均バンドギャップよりも広い例えばAl
As層等を内側の層として、その上下の層をドープされ
た半導体層で形成することができる。このようにする
と、ゲート金属とチャネル層の間の実質上のバリア高さ
が増加し、ゲート側の第2の電子供給層の厚さを100
Å以下としてもゲート金属とチャネル層の間のゲートリ
ーク電流を従来以上に低減させることができ、同時に低
消費電力化を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]図1は本発明の第1の実施の形態
の構成を示すヘテロ接合型電界効果トランジスタの断面
図である。i−InGaAsのチャネル層3は、2つの
電子供給層で挟まれている。第2の電子供給層であるゲ
ート側の電子供給層1はn−AlAs層またはi−Al
As層14をn−AlGaAs層で挟んだ構造である。
この電子供給層1全体の層厚は100Å以下に制限され
る。
【0019】図3の特性図に示されるように、電子供給
層1の厚さが100Å以下になると急激に、チャネル電
子のゲート電極8からの距離△dが減少する。この△d
が減少することにより短チャンネル効果は効果的に抑制
される。
【0020】また、電子供給層1の内層としてAlAs
層14を設けたのは、ゲート8とチャネル層3との間の
リーク電流が増加するのを防ぐためである。ここで電子
供給層1をAlAs層14のみで、または高いAl組成
のAlGaAs層のみで形成しないのは、Al組成が高
いAlGaAsは、水洗等によってもAlがエッチング
され、デバイス製造プロセス上の不都合があるからであ
る。
【0021】n−AlGaAsの電子供給層2は、電子
供給層1の膜厚を100Å以下とすることにより高くな
るしきい値電圧を調節するために導入している。しきい
値が0.1VのE−FETを作製する場合、電子供給層
2の厚さは100〜150Åである。
【0022】バッファ層4は、電子供給層2と同じバン
ドギャップでドープしていない半導体で形成することが
好ましい。電子供給層2がn−AlGaAs層の場合
は、バッファ層4はi−AlGaAs層であることが望
ましい。これは、電子供給層1、2の材料としてAlG
aAs、AlAs等のAlGaAs系の半導体を用いた
場合、電子供給層2の厚さは100Å以上になり、エネ
ルギーバンドが下がるため、バッファ層4が電子供給層
2よりもバンドギャップが小さいと電子供給層2とバッ
ファ層4の界面に電子がたまってしまうからである。
【0023】次に、図1のヘテロ接合型電界効果トラン
ジスタの動作について、図2から図5を参照して説明す
る。
【0024】図2は、本発明のエネルギーバンド構造と
電子濃度分布を示している。図の横軸は、ゲート金属8
と電子供給層1の界面からGaAs基板5方向の深さを
示している。実線はエネルギーバンド構造を、また点線
は電子濃度分布を表す。この図では、ゲート金属に0.
6Vの電圧をかけた場合を示してある。
【0025】はじめにエネルギーバンド図について説明
する。電子供給層1は、この場合60Åの2×1018
-3SiドープAl0.2Ga0.8Asであり、内層として
その中にAlAs層14が20Å厚で挿入してあり、バ
ンドが凸状になっている。電子供給層1の厚さは100
Å以下に制限されているために、チャネル層3のバンド
は引きずられて電子供給層1側が持ち上がっている。チ
ャネル層3の下に位置する電子供給層2はチャネル層3
のバンドを下げている。チャネル層3のバンドが電子供
給層1によって持ち上げられ過ぎてしきい値電圧が高く
なるのを防止するためである。この図では、電子供給層
2は120Åの2×1018cm-3SiドープAl0.2
0.8Asであり、しきい値電圧は0.1Vになってい
る。
【0026】ここで電子供給層2のバンドが下がってい
るため、もしバッファ層との間にヘテロ界面が生じると
その部分に電子が溜まってしまう。このため、バッファ
層は、電子供給層2と同じ半導体であることが望まし
い。この図ではi−Al0.2Ga0.8Asにしてあるの
で、電子供給層2とバッファ層4の間に電子がたまらな
いようになっている。
【0027】次に電子濃度分布について説明する。同じ
く図2に示されるように電子はチャネル層3に溜まって
おり、チャネル層の中で特に電子供給層2側に集中して
いる。これは、チャネル層のバンドが電子供給層2側に
向かって下がっているためである。このため、電子濃度
のピーク位置とゲート金属8の間の距離△dは図から分
かるようにほぼ電子供給層1とチャネル層3の厚さの和
で決定される。したがって本発明構造では、電子供給層
1とチャネル層3の厚さの低減が、短チャンネル効果抑
制に重要となる。
【0028】ここで電子供給層の厚さについて説明す
る。図3は、しきい値電圧を0.1Vに固定し、チャネ
ル層厚を150Åとした時の、△dの電子供給層1(図
10では15に相当)の厚さ依存性を示している。な
お、しきい値をあわせるために、電子供給層2の厚さは
0Åから120Åまで変えてある。図10に示す従来例
では、しきい値電圧を0.1Vとするためには電子供給
層(15;図1の1に相当)の厚みは220Å必要で、
この時△dは250Åとなる。電子供給層1の厚みを1
00Åまで減らしても△dがほとんど変化しないのは、
電子供給層1と電子供給層2の厚さのバランスから、2
20Åから100Åまで、チャネル層3中の電子濃度の
ピーク位置が電子供給層1側から電子供給層2側へとゲ
ート電極8から遠ざかっていくために電子供給層1の減
少分を相殺するからである。したがって、△dを減らす
ためには、電子供給層1の厚さとしては、少なくとも1
00Å以下でなければならない。
【0029】しかしながら、あまりに薄いとゲート・チ
ャネル層間のゲートリーク電流が急激に増加してしまう
という問題がある。
【0030】図4は電子供給層1(図10では15に相
当)の厚さとゲートリーク電流の関係を示している。ゲ
ート電圧は0.6Vである。参考のために、従来例の場
合のゲートリーク電流値についても記した。aの実線
は、図1の構造において、電子供給層1にAlAs層1
4を導入しない場合である。AlAs層14がない場
合、本発明構造では従来例よりもゲートリーク電流が増
加してしまうが、AlAs層14を20Å厚で入れるこ
とにより、電子供給層1の厚さを60Åとしても従来例
よりもゲートリーク電流は抑制されることが分かる。し
たがって、電子供給層1の厚さを60Åとした場合は電
子供給層1中にAlAs層を20Å挿入することが好ま
しい。
【0031】また、本発明において、電子供給層の最小
の厚さは許容されるリーク電流を考慮して、電子供給層
1に挿入される内層のバンドギャップおよびその層厚を
適宜調整して決めることができるが、膜厚が薄すぎると
リーク電流を十分に低下させることができないので通常
は、電子供給層の厚さは30Å以上であることが好まし
い。
【0032】図4では電子供給層1にAlAs層14を
導入した場合について示したが、AlAs層は潮解性等
があってデバイスプロセスとの整合性が悪いという問題
がある。そこで、実使用上の観点から、AlAs層14
に代えて図13に示すようにAl0.45Ga0.55As層1
7を用いて、Al0.2Ga0.8As/Al0.45Ga0.55
s/Al0.2Ga0.8Asの3層構造の電子供給層16と
する方が好ましい。
【0033】図12はこの場合のAl0.45Ga0.55As
層厚TAlとゲートリーク電流の関係を表したものであ
る。図12から分かるようにAl0.45Ga0.55As層を
30Å挿入することにより電子供給層の厚さが60Åで
も従来構造と同程度までゲートリーク電流を抑制でき
る。
【0034】このようにして、本発明ではゲートリーク
電流を低減させることができるため、消費電力を減らす
ことができる。
【0035】次にチャネル層の厚さについて説明する。
図1に示す構造では、△dの低減はチャネル層厚にも依
存している。チャネル層3がi−InGaAsの場合、
In組成を増やすほど電子輸送特性が向上するためIn
組成を高める方がよいが、In組成を増やすほどInG
aAsの格子定数がAlGaAsやGaAsの格子定数
とずれるためにInGaAs中に結晶欠陥が入りやすく
なる。即ち、In組成は0.35以下であることが好ま
しく、これ以上のIn組成ではInGaAsチャネル層
に結晶欠陥が多量に発生し、電子輸送性が劣化しはじめ
る。
【0036】チャネル層3の厚さは臨界膜厚以下に設定
されるが、この膜厚はIn組成の増加とともに減少す
る。この傾向は、本発明構造において△dを減少させる
方向に働くため、チャネル層のIn組成の増加は、電子
輸送特性の向上ばかりでなく、短チャンネル効果を抑制
するためにも重要となる。例えば、InGaAsチャネ
ル層のIn組成が0.35であれば、この時の臨界膜厚
は60Åである。薄すぎるとキャリア濃度が低下するの
で通常は40Å以上であることが好ましい。
【0037】なお、このように△dをより短くできる
と、短チャンネル効果の抑制ばかりでなくgmも向上さ
せることができる。
【0038】ところで、図10に示す従来例では、チャ
ネル層3に存在する電子は電子供給層15側に集中する
ため、△dは電子供給層15の厚さのみで決定される。
そのため、従来例ではチャネル層3を薄くしても、△d
を短くできず短チャンネル効果抑制に効果がない。
【0039】図5は、ゲート電圧を変化させたときのバ
ンド構造と、電子濃度分布の変化を示している。図の横
軸は、図2と同様に、ゲート電極と電子供給層1(図1
0では15)の界面からの深さを示している。点線はし
きい値電圧近傍である0.15Vのゲート電圧をかけた
とき、また実線は0.6Vのゲート電圧をかけたときの
場合を示してある。なお、ゲート電圧が0.15Vの電
子濃度分布はゲート電圧が0.6Vの電子濃度分布のス
ケールとあわせるために4000倍してある。
【0040】図の電子濃度分布を見ると分かるように、
図10で示される従来例では図5の下図のようにゲート
電圧がしきい値電圧に近づくと電子濃度のピーク位置は
ゲートから遠ざかると同時に電子はチャネル層に広がる
のが分かる。従って従来の構造では、しきい値電圧に近
づくほどゲート電極8の電荷によるチャネル層3の電子
の制御が困難になっている。この傾向は、図11で示さ
れる従来例でも同様である。
【0041】一方、本発明では、ゲート電圧がしきい値
電圧に近づいても電子濃度のピーク位置もまた電子濃度
分布形状もほとんど変化せず、ゲート電極8の電荷によ
るチャネル層の電子の制御を容易に行うことができる。
即ち、短チャンネル効果を効果的に抑制できることを示
している。
【0042】さらに、しきい値近傍で電子濃度分布およ
び位置が変化しないことから、サブスレッショルド特性
も向上し、ゲート電圧がしきい値電圧をとるときのドレ
イン電流を低減することができるので、消費電力を低減
することができる。
【0043】このように、本発明で電子濃度分布がゲー
ト電圧にほとんど依存しないのは、しきい値近傍の電圧
においても、電子供給層厚を100Å以下と薄くしてい
るためにチャネル層3と電子供給層2のヘテロ接合界面
に集中し、ヘテロ界面に存在するバンド不連続により電
子供給層2の方へ電子が広がるのを防いでいるためであ
る。
【0044】本発明の構造では、チャネル層内の電子分
布が従来構造と大きく異なった特徴的な電子分布をして
おり、この分布により短チャンネル効果が効果的に抑制
されることを説明する。
【0045】図14は、ゲート近傍における電子濃度分
布を示したものである。電子供給層の上にゲート電極8
とソース及びドレイン電極下に存在するn+−GaAs
キャップ層6の一部が図示されている。図の横軸はソー
ス−ドレイン方向の距離を示し、縦軸はエピタキシャル
層の深さ方向の距離を表している。ゲート電圧はしきい
値近傍の0.2V、ドレイン電圧は1.0Vである。図
14(a)は従来構造、図14(b)は本発明構造にお
ける電子濃度分布を示している。
【0046】この図において、チャネル層内の電子濃度
の高いところを交差するハッチングで、それより電子濃
度が低いところは一方向の斜めハッチングで、さらに電
子の卯が低いところはハッチングを施さず単に等濃度線
で示してある。また、チャネル層中で楕円で囲まれた領
域は、ピンチオフ領域であり、空乏化して電子がゲート
下のチャネル領域を流れるのを抑制する。
【0047】従来構造では、短チャンネル効果によりし
きい値が低下しているため、電子が多少流れている。図
14(a)から明らかに、ゲート電圧が0.2Vでは、
楕円で囲んだピンチオフ領域の電子密度が高くなってお
りチャネルが完全に空乏化されていないことがわかる。
この理由を以下に説明する。
【0048】ゲート長が充分長い場合、ピンチオフ領域
の電位はゲート電位によりほぼ支配されている。しか
し、ゲート長が短くなってくると、ピンチオフ領域の電
位は、ゲートの電位による影響が弱くなり、ドレイン電
位による電位の引き下げの影響がでてくるようになって
くる。その結果、ゲート長の短縮に伴い、ピンチオフ領
域の電位がより引き下げられ、しきい値の低下が引き起
こされる。従って、ドレイン電位によるピンチオフ領域
の電位の引き下げが起こりやすい電子分布であれば、短
チャンネル効果がより起こりやすくなる。
【0049】図14(a)を見ると分かるように、従来
構造では、チャネル層中のピンチオフ領域とドレイン側
のn+−GaAsキャップ層の下の電子は、ともにゲー
ト側のヘテロ界面に集中しており、ピンチオフ領域の電
位はn+−GaAsキャップ層の下の電位の影響を非常
に受けやすい構造になっている。このため、短チャンネ
ル効果によるしきい値の低下が起こりやすくなる。
【0050】一方、本発明の構造では、図14(b)か
ら明らかなように、ピンチオフ領域近傍の電子は基板側
のヘテロ界面に集中し、一方ドレイン側のn+−GaA
sキャップ層の下の電子は、n+−GaAsキャップ層
の影響によりゲート側のヘテロ界面に集中する。従って
ゲートのドレイン側端近傍で電子分布がチャネル層の上
と下とに層厚分だけずれて分離される。つまり、本発明
の構造では、電子の集中する電位の低い領域がゲートの
ドレイン側端近傍で分離されているために、ドレイン電
位による影響が、直接的にピンチオフ領域の電位の引き
下げとなって現れない。このように、本発明構造では、
従来とは異なる電子濃度分布が形成されるので、短チャ
ンネル効果を効果的に抑制できる。
【0051】図8は、本発明により短チャンネル効果が
効果的に抑制されることを示す特性図である。グラフの
横軸はゲート長を、また縦軸はしきい値電圧を示してい
る。従来例では、0.25μm近傍からゲート長が短く
なると急激にしきい値が低下し、ゲート長のばらつきに
対するしきい値電圧の変動が大きくなり歩留まりが悪化
する。しかし、図1の本発明ではこのしきい値の低下を
効果的に抑制することができる。この図から分かるよう
にゲート長が0.1μmまでは、ほとんどしきい値電圧
の低下はなく、歩留まりの悪化はほとんど起きない。
【0052】尚、図8中で示した本発明の特性は、具体
的に次のような構造のデバイスに対して測定した結果で
ある。図1において電子供給層1は20Åの2×1018
cm -3SiドープAl0.2Ga0.8As/20Åの2×1
18cm-3SiドープAlAs/20Åの2×1018
-3SiドープAl0.2Ga0.8Asの3層構造、電子供
給層2は120Åの2×1018cm-3SiドープAl
0.2Ga0.8As、チャネル層は70Åのi−In0.25
0.75As、バッファ層4は500Åのi−Al 0.2
0.8Asである。
【0053】図9はサブスレッショルド特性を示す図で
ある。本発明のデバイスの具体的な構造は、図8の測定
で用いたものと同一である。ゲート長が0.1μmと短
いため、従来例ではしきい値電圧が低下していると同時
に、サブスレッショルド特性も悪化している。サブスレ
ッショルド特性の傾きを示すS値も105mV/dec
adeとかなり大きい。しかし、本発明のS値は67m
V/decadeとかなり小さく、サブスレッショルド
特性が向上しているのが分かる。
【0054】[第2の実施形態]次に本発明の第2の実
施の形態について図面を用いて説明する。図6は本発明
の第2の実施形態を示すHJFETの断面図である。図
1の構造とは、チャネル層のIn組成を、電子供給層1
側から電子供給層2側に向かって徐々に増加させたIn
GaAs層13を用いている点で異なっている。チャネ
ル層内におけるIn組成の傾斜プロフィールは、特に制
限がなくグレーデッドでもステップ的でも構わない。
【0055】In組成が高いほどバンドが下がるので、
電子供給層2側のIn組成が高いInGaAs層13を
用いることにより、チャネル層13のエネルギーバンド
はさらに電子供給層2側へ傾く。したがって、電子はよ
りチャネル層13と電子供給層2のヘテロ界面に集中す
るようになり、図5を用いて説明した効果が高まる。そ
の結果、短チャンネル効果をより抑制することが可能と
なる。
【0056】さらに、チャネル層13の電子はよりIn
組成の高いところに存在する割合が増えるため、電子輸
送特性が向上しデバイス特性がさらに向上する。
【0057】[第3の実施形態]次に本発明の第3の実
施の形態について図面を用いて説明する。図7はi−I
nGaAsチャネル層3とn−AlGaAs電子供給層
2の間に、i−AlGaAsスペーサー層10を導入し
た以外は、図1、図6と同じである。このスペーサー層
はチャネル層よりバンドギャップが広く、通常10〜1
00Åの膜厚である。このスペーサー層の導入により、
チャネル層の電子は電子供給層2からのイオン化不純物
散乱を受け難くなるため、電子輸送特性が向上する。ま
た、この実施形態において、チャネル層を第2の実施形
態と同様に層厚方向にIn組成を変えて形成してもよ
い。
【0058】以上の説明において、電子供給層1として
n−AlGaAs/n−AlAs/n−AlGaAsの
3層構造を用いて説明してきたが、これらの層を構成す
る材料はチャネル層3よりもバンドギャップの大きい半
導体であればよく、InGaPやInAlAs等の半導
体でもよい。
【0059】また、電子供給層の内層として用いたn−
AlAs層も電子供給層1の平均のバンドギャップより
も大きい層とすればよいのでAlAsには限らない。た
とえばn−Al0.2Ga0.8As/n−Al0.7Ga0.3
s/n−Al0.2Ga0.8Asを電子供給層1としてもよ
い。
【0060】同様に電子供給層2としてn−Al0.2
0.8Asを例に取って説明してきたがInGaPやI
nAlAs等の半導体でも構わない。さらに、基板とし
てGaAs基板を例に取って説明してきたが、基板はG
aAsに限らず、InP基板でも構わない。
【0061】なお、図1、図6では図11に示すアロイ
領域12を設けていないが、アロイ領域12を設けても
動作に変化はない。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、短チャンネル効果を抑
制し、しきい値変動を低減し、歩留まり向上を図ること
ができるヘテロ接合型トランジスタ構造を提供すること
ができる。
【0063】本発明によれば、短チャンネル効果を抑制
することにより、サブスレッショルド特性を向上させ、
しきい値電圧時のドレイン電流を低減させることで低消
費電力ヘテロ接合型トランジスタ構造を提供するができ
る。さらに本発明によれば、gmを向上させ、デバイス
特性の優れたヘテロ接合型トランジスタ構造を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明するためのヘテロ
接合型トランジスタの断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例のバンドダイアグラムと
電子濃度分布図である。
【図3】本発明の動作を説明する特性図である。
【図4】本発明の動作を説明する特性図である。
【図5】本発明の動作を説明する特性図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す構造図である。
【図7】本発明の第3の実施例を示す構造図である。
【図8】ゲート長としきい値電圧を示した図である。
【図9】ゲート電圧とドレイン電流の関係を示した図で
ある。
【図10】従来例のHJFETの断面図である。
【図11】従来例のHJFETの断面図である。
【図12】本発明の動作を説明する特性図である。
【図13】本発明の電子供給層(ゲート側電子供給層)
の構造を示す図である。
【図14】本発明の構造における電子濃度分布図であ
る。
【符号の説明】
1 n−AlGaAs/n−AlAs/n−AlGaA
s電子供給層 2 n−AlGaAs電子供給層 3 InGaAsチャネル層 4 AlGaAsバッファ層 5 GaAs基板 6 n+−GaAsキャップ層 7 ソース電極 8 ゲート電極 9 ドレイン電極 10 AlGaAsスペーサー層 11 i−GaAs/n−GaAs/i−GaAsチャ
ネル層 12 アロイ領域 13 In組成をGaAs基板方向に向かって増加させ
たInGaAsチャネル層 14 n−AlAs層 15 n−AlGaAs電子供給層 16 ゲート側電子供給層 17 高Al組成のn−AlGaAs層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/778 H01L 21/338 H01L 29/812

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に設けたドーピングされて
    いない半導体で形成したチャネル層と、このチャネル層
    よりバンドギャップが広くドーピングされた半導体で形
    成した第1の電子供給層と、このチャネル層よりバンド
    ギャップが広くドーピングされた半導体で形成されかつ
    厚さが30Å〜100Åの第2の電子供給層とを、チャ
    ネル層を下側から第1の電子供給層、上側から第2の電
    子供給層で挟むように設け、さらに第2の電子供給層上
    にゲート電極、ソース電極およびドレイン電極を備え
    このゲート電極が直接に第2の電子供給層に接している
    ことを特徴とするヘテロ接合型電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に設けたドーピングされて
    いない半導体で形成したチャネル層と、このチャネル層
    よりバンドギャップが広くドーピングされた半導体で形
    成した第1の電子供給層と、このチャネル層よりバンド
    ギャップが広い複数の半導体層を積層した厚さ30Å〜
    100Åの積層構造からなり、このなかで少なくともチ
    ャネル層と接する層はドーピングされており、チャネル
    層と接していない層の中の1層は積層構造の平均よりも
    広いバンドギャップをもつドーピングまたはノンドーピ
    ングの半導体層である第2の電子供給層とを、チャネル
    層を下側から第1の電子供給層、上側から第2の電子供
    給層で挟むように設け、さらに第2の電子供給層上にゲ
    ート電極、ソース電極およびドレイン電極を備え、この
    ゲート電極が直接に第2の電子供給層に接していること
    を特徴とするヘテロ接合型電界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】 前記第2の電子供給層は、3層の積層構
    造からなり、内側の層は第2の電子供給層の平均よりも
    バンドギャップが広いドーピングまたはノンドーピング
    の半導体層で形成され、その上下の層はドーピングされ
    た半導体層からなることを特徴とする請求項2記載のヘ
    テロ接合型電界効果トランジスタ。
  4. 【請求項4】 前記第2の電子供給層は、内側の層がド
    ーピングまたはノンドーピングのAlAs層で形成さ
    れ、その上下の層がドーピングされたAlGaAs層で
    形成された3層構造であることを特徴とする請求項3記
    載のヘテロ接合型電界効果トランジスタ。
  5. 【請求項5】 前記第2の電子供給層は、内側の層がド
    ーピングまたはノンドーピングで、第2の電子供給層の
    平均より高いAl組成比を有するAlGaAs層で形成
    され、その上下の層がドーピングされたAlGaAs層
    で形成された3層構造であることを特徴とする請求項3
    記載のヘテロ接合型電界効果トランジスタ。
  6. 【請求項6】 前記チャネル層と前記第1の電子供給層
    との間に、チャネル層よりバンドギャップの広い半導体
    で形成したスペーサー層を設けたことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載のヘテロ接合型電界効果トラ
    ンジスタ。
  7. 【請求項7】 前記チャネル層がInGaAsであっ
    て、かつIn組成が第2の電子供給層側から第1の電子
    供給層側へ向かって増加していることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載のヘテロ接合型電界効果トラ
    ンジスタ。
  8. 【請求項8】 前記チャネル層と前記第1の電子供給層
    との間に、チャネル層よりバンドギャップの広い半導体
    で形成したスペーサー層を設け、前記チャネル層がIn
    GaAsであって、かつIn組成が第2の電子供給層側
    から第1の電子供給層側へ向かって増加していることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヘテロ接合
    型電界効果トランジスタ。
  9. 【請求項9】 前記第1の電子供給層と前記基板の間
    に、前記第1の電子供給層と同じバンドギャップでかつ
    ドーピングされていない半導体で形成したバッファ層を
    さらに有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    に記載のヘテロ接合型電界効果トランジスタ。
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