JP3058249U - ホース耐圧試験におけるホースの密封・開放装置 - Google Patents

ホース耐圧試験におけるホースの密封・開放装置

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JP3058249U
JP3058249U JP1998007762U JP776298U JP3058249U JP 3058249 U JP3058249 U JP 3058249U JP 1998007762 U JP1998007762 U JP 1998007762U JP 776298 U JP776298 U JP 776298U JP 3058249 U JP3058249 U JP 3058249U
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water
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信行 高橋
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Sakura Rubber Co Ltd
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Sakura Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一人の作業者によって簡単に耐圧試験ができ、
作業能率の向上と工数の低減を図り、コストダウンを図
ることができるホース耐圧試験における密封・開放装置
を提供することにある。 【解決手段】一端部に消防ホース21の端部に接続され
る接続口25を有し、他端部に排出口31を有するとと
もに、内周面に弁座28を有した筒体24と、この筒体
24の内部に筒体の軸方向に進退自在に設けられ前進時
に前記筒体の通路を開弁し、後退時に筒体の通路を閉弁
する弁体35と、この弁体35を前進方向に付勢して開
弁状態を保持し、弁体に設定圧以上の圧力が加わったと
きに、弁体の後退を許容して閉弁させるコイルスプリン
グ38とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば、消防ホース、スノーマシン用ホースのホース耐圧試験 におけるホースの密封・開放装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、消防ホース、スノーマシン用ホースは、繊維よりなる糸で筒状に構 成したジャケットの内側にゴムまたは合成樹脂のライニング層を施してホースが 形成されている。消防ホースやスノーマシン用ホースは、使用時にホース内に高 圧が加わるため、ホースの製造過程で耐圧試験を行なってホースが高圧に耐えら れるか否かを検査する必要がある。
【0003】 耐圧試験としては、ホースの一端部を水道等の給水源及び加圧ポンプ等の加圧 源に接続し、前記給水源からホース内に給水した後、加圧してホースの耐圧試験 を行なうが、ホースの他端部を密封する必要がある。そこで、ホースの他端部に バルブを接続し、ホースに給水する際にはバルブを僅かに開放してホース内の空 気を抜き、充填後、バルブを閉塞して加圧源から加圧してホース内の水圧を設定 レベルまで上げ、ホースの形状の変化を検査するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、消防ホースの長さは20〜30mもあり、ホースを 真っ直ぐに延長して試験を行なうため、ホースの一端部の給水、加圧側と他端部 のバルブ側とは距離があり、一人の作業者が試験を行なうためには、給水、加圧 側の操作とバルブ側の操作を行なうために何度も往復しなくてはならない。従っ て、作業能率が悪く、給水、加圧側とバルブ側に一人ずつ作業者が必要となり、 距離が離れているため相互の連絡が困難であるとともに、工数がかかり、コスト アップの原因となっている。
【0005】 この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、 従来のようなバルブの開閉操作が必要なく、一人の作業者によって簡単に耐圧試 験ができるホース耐圧試験におけるホースの密封・開放装置を提供することにあ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、前述した目的を達成するために、請求項1は、ホースの一端部 を給水源及び加圧源に接続し、前記給水源からホース内に給水した後、加圧して ホースの耐圧試験を行なう際に、前記ホースの他端部を密封し、その後開放して ホース内の水を排出するホース耐圧試験におけるホースの密封・開放装置におい て、一端部に前記ホースの端部に接続される接続口を有し、他端部に排出口を有 するとともに、内周面に弁座を有した筒体と、この筒体の内部に筒体の軸方向に 進退自在に設けられ前進時に前記筒体の通路を開弁し、後退時に筒体の通路を閉 弁する弁体と、この弁体を前進方向に付勢して開弁状態を保持し、弁体に設定圧 以上の圧力が加わったときに、弁体の後退を許容して閉弁させる付勢手段とを具 備したことを特徴とする。
【0007】 請求項2は、請求項1の前記弁体は、ホースに給水して充填するまでは開弁し 、ホース内の空気を筒体の排出口から抜くとともに、ホース内の水圧を下げたと き開弁してホース内の水を前記筒体の排出口から排出することを特徴とする。
【0008】 請求項3は、請求項1の前記付勢手段は、コイルスプリングと、このコイルス プリングのバネ力を調節する調節ねじ機構とから構成されていることを特徴とす る。
【0009】 前記構成によれば、給水源からホースに給水する際にはホースの他端側の弁体 が開弁しているため、ホース内の空気が排出口から抜け、ホース内に充填後、加 圧すると、その圧力によって弁体が閉弁状態となり、ホースの耐圧試験ができる 。耐圧試験後、ホースの水圧を下げると、弁体が開弁してホース内の水が排出口 から排出される。従って、バルブの開閉操作が必要なく、ホースの一端側の給水 、加圧側のみで操作できる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1はホースの耐圧試験装置の概略的斜視図、図2はホースの密封・開放装置 の縦断側面図である。図1において11は装置本体であり、この装置本体11の 長手方向の一端側にはホース接続機構12が設けられている。このホース接続機 構12は、本管13に対して複数の分岐管14が接続され、各分岐管14には開 閉コック15を有する接続金具16が設けられている。
【0012】 本管13は接続配管17を介して加圧源としての加圧ポンプ18に接続され、 この加圧ポンプ18の吸込み側は給水源としての水道管19に接続されている。 また、加圧ポンプ18の吐出側には圧力計20が設けられている。
【0013】 前記装置本体11の上部にはその長手方向に亘って例えば3本の消防ホース2 1が敷設されている。これら消防ホース21の一端部にはホース継手金具22が 取付けられており、このホース継手金具22は前記接続金具16に接続されてい る。従って、3本の消防ホース21は装置本体11の上部にその長手方向に沿っ て平行に配置されている。
【0014】 前記消防ホース21の他端部には密封・開放装置23が接続されている。この 密封・開放装置23は、図2に示すように、筒体24の前端部には接続口25が 設けられ、後端部は端板26によって閉塞されている。筒体24の長手方向の中 間部から後端部に向かって漸次小径となるテーパ部27が形成され、筒体24の 内周面はテーパ部27によって弁座28が形成されている。
【0015】 端板26の中心部には筒体24の内部に軸方向に突出する弁軸29が進退自在 に挿通され、この基端部には端板26に当接するナット30が固定されている。 さらに、端板26の周辺部には複数の排出口31が設けられている。筒体24の 内部には弁軸29を進退自在に支持する円柱状の支持ブロック32が設けられ、 この支持ブロック32の前端部にはばね受け部33が設けられている。
【0016】 さらに、弁軸29の先端部にはねじ部34が設けられ、このねじ部34には皿 状の弁体35がばね受けワッシャ36とナット37によって挟持固定されている 。また、ばね受け部33とばね受けワッシャ36との間には弁軸29に嵌合する コイルスプリング38が設けられ、弁体35を前進方向(開弁方向)に付勢する 付勢手段を構成しており、ナット37によってコイルスプリング38のばね力量 を調節する調節ねじ機構を構成している。
【0017】 次に、前述のように構成されたホース耐圧試験におけるホースの密封・開放装 置の作用について説明する。
【0018】 まず、耐圧試験をしょうとする消防ホース21を装置本体11の上部に載せ、 各消防ホース21のホース継手金具22を接続金具16に接続し、消防ホース2 1を装置本体11の長手方向に延長する。さらに、消防ホース21の他端部に密 封・開放装置23を接続する。この場合、筒体24の接続口25を消防ホース2 1の端部に嵌合し、他の接続金具を用いて接続してもよく、消防ホース21の内 部に高圧が加わっても筒体24が抜けない構造であればよい。
【0019】 この状態で、給水源から水道水を給水すると、水道水は加圧ポンプ18を通過 して本管13に導かれる。ここで、接続金具16のコック15を開くと、水道水 はホース継手金具22を介して各消防ホース21に給水される。このとき、密封 ・開放装置23の弁体35はコイルスプリング38の付勢力によって前進方向に 付勢され、開弁状態にあるため、消防ホース21内の空気は筒体24を介して排 出口31から外部に抜ける。
【0020】 消防ホース21に水道水が充填された後、加圧ポンプ18を駆動すると、消防 ホース21に充填された水道水の水圧が徐々に上昇すると、その水圧が弁体35 に加わり、コイルスプリング29の付勢力に打ち勝って弁体35が弁軸29とと もに後退する。そして、弁体35が筒体24の内部の弁座27に接触して閉弁状 態となる。
【0021】 従って、消防ホース21を含む筒体24が密封状態に保持され、圧力計20に よって圧力を監視しながら加圧ポンプ18によってさらに加圧することにより、 消防ホース21の耐圧試験を行なうことができる。
【0022】 加圧試験後、加圧ポンプ18を停止し、消防ホース21の内部の水圧を下げる と、コイルスプリング38の付勢力が水圧に打ち勝って弁体35を前進させ、自 動的に開弁状態となる。従って、消防ホース21内の水道水は筒体24の排出口 31から排出される。
【0023】 前述したように、密封・開放装置23の弁体35は消防ホース21内の圧力に よって開弁、閉弁するため、作業者が何ら操作を行なう必要がなく、給水、加圧 側で操作者が操作するだけでよく、一人の作業者によって耐圧試験が可能となる 。
【0024】 なお、前記実施形態においては、消防ホースについて説明したが、スノーマシ ン用ホース等の耐圧試験にも適用できる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、密封・開放装置の弁体がホースの 内部の圧力によって開閉されるため、従来のようなバルブの開閉操作が必要なく 、一人の作業者によって簡単に耐圧試験ができる。従って、作業能率の向上と工 数の低減を図り、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の形態を示すホースの耐圧試験
装置の概略的斜視図。
【図2】同実施形態のホースの密封・開放装置の縦断側
面図。
【符号の説明】
18…加圧ポンプ 19…水道管 21…消防ホース 24…筒体 25…接続口 28…弁座 31…排出口 35…弁体 38…コイルスプリング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホースの一端部を給水源及び加圧源に接
    続し、前記給水源からホース内に給水した後、加圧して
    ホースの耐圧試験を行なう際に、前記ホースの他端部を
    密封し、その後開放してホース内の水を排出するホース
    耐圧試験におけるホースの密封・開放装置において、 一端部に前記ホースの端部に接続される接続口を有し、
    他端部に排出口を有するとともに、内周面に弁座を有し
    た筒体と、この筒体の内部に筒体の軸方向に進退自在に
    設けられ前進時に前記筒体の通路を開弁し、後退時に筒
    体の通路を閉弁する弁体と、この弁体を前進方向に付勢
    して開弁状態を保持し、弁体に設定圧以上の圧力が加わ
    ったときに、弁体の後退を許容して閉弁させる付勢手段
    とを具備したことを特徴とするホース耐圧試験における
    ホースの密封・開放装置。
  2. 【請求項2】 前記弁体は、ホースに給水して充填する
    までは開弁し、ホース内の空気を筒体の排出口から抜く
    とともに、ホース内の水圧を下げたとき開弁してホース
    内の水を前記筒体の排出口から排出することを特徴とす
    る請求項1記載のホース耐圧試験におけるホースの密封
    ・開放装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段は、コイルスプリングと、
    このコイルスプリングのバネ力を調節する調節ねじ機構
    とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    ホース耐圧試験におけるホースの密封・開放装置。
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