JP3058210U - 大根おろしと調味料が別封入された調味袋 - Google Patents

大根おろしと調味料が別封入された調味袋

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JP3058210U
JP3058210U JP1998008146U JP814698U JP3058210U JP 3058210 U JP3058210 U JP 3058210U JP 1998008146 U JP1998008146 U JP 1998008146U JP 814698 U JP814698 U JP 814698U JP 3058210 U JP3058210 U JP 3058210U
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radish
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哲仙 寺部
祐彦 水野
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株式会社中埜酢店
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 おろし器で大根を摺ることなく必要な時に大
根おろしと調味料を、大根おろしと相性がよい料理に手
軽にかけて食することができる大根おろしと調味料が別
封入された調味袋を提供する。 【解決手没】 液体不浸透性のシート材2を中心線に沿
って折り曲げて重合して形成すると共に、この重合され
たシート材2の上下辺部3,4と重ね合わされた重合側
辺部5及び上記上下辺部3,4を結ぶ線25に沿って表
裏をシート接合してその内部に2以上の区画室6,7を
形成し、この区画室6,7の一方6に大根おろし8を所
要量封入し、他方の区画室7に大根おろし8と相性がよ
い調味料9を所要量封入して調味袋1を構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、大根おろしと相性が良い料理、例えば、焼き魚料理やトンカツ料 理、から揚げ、ハンバーグ、魚フライ、天ぷら、焼き肉、からみ餅またはパスタ 料理等に用いられる大根おろし及び大根おろしと相性が良好な和風ソース等の調 味料が別々に封入された調味袋に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
トンカツ料理やから揚げ、ハンバーグ、魚フライ、天ぷら、焼き肉またはパス タ料理等の大根おろしと相性が良い料理は多々あるが、この大根おろしは、その 都度、大根をおろし器で摺って用意しなければならないため、この手間が非常に 煩雑である、という問題を有していた。
【0003】 この考案は、かかる現状に鑑み創案されたものであって、その目的とするとこ ろは、おろし器で大根を摺ることなく必要な時に大根おろしと調味料を、大根お ろしと相性がよい料理に手軽に供することができ、特に、コンビニエンスストア 等で販売される弁当類の場合には、冷蔵または冷凍された状態で保存搬送される 場合が多いが、解凍しても大根おろしの風味や食感が損なわれない取扱いが至便 な大根おろしと調味料が別封入された調味袋を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案にあっては、大根おろしと調味料が別封入 された調味袋を、液体不浸透性のシート材を中心線に沿って折り曲げて重合して 形成すると共に、この重合されたシート材の上下辺部と重ね合わされた重合側辺 部及び上記上下辺部を結ぶ線に沿って表裏をシート接合してその内部に2以上の 区画室を形成し、この区画室の一方に大根おろしを所要量封入し、他方の区画室 に大根おろしと相性がよい調味料を所要量封入して構成したことを特徴とするも のである。
【0005】 この考案に係る調味袋は、内容収容物を明らかにするため、上記シート材の各 区画室部分には、大根おろしの表示および調味料の種類の表示を施すのが望まし い。
【0006】 また、この考案にあっては、上記大根おろしは、大根と人参若しくは鷹の爪を 一緒に摺りおろした所謂「紅葉おろし」であってもよい。さらに、大根おろしと 調味料の比率は、大根おろしの量が、調味液の量に対して0.2〜5の割合であ るのが望ましい。
【0007】 そして、上記大根おろしは、大根おろし若しくは紅葉おろしと相性がよい料理 が納められたコンビニエンスストア等で販売される弁当類に添えられて冷凍保存 されることを特徴とするものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、この考案に係る実施の一形態例を図面に基づき詳細に説明する。
【0009】 この形態例に係る調味袋1は、図1と図2に示すように、液体不浸透性のプラ スチックフィルムシート材、好ましくは、冷凍耐性を有するシート材2を中心線 に沿って折り曲げて重合して形成されていると共に、この重合されたシート材2 の3辺、即ち、上辺部3と下辺部4および重ね合わされた重合側辺部5と上記上 下辺部3,4を結ぶ線25に沿って表裏を夫々シート接合することで、その内部 に2つの区画室6,7を形成して構成されており、この区画室6(以下、この明 細書では「大根おろし収納室6」という。)の一方に大根おろし8を所要量封入 し、また、他方の区画室7(以下、この明細書では「調味料収納室7」という。 )に大根おろしと相性がよい調味料9を所要量封入して構成されている。尚、符 号10は、上記シート材2を折り曲げた側の折返辺部である。
【0010】 また、この調味袋1の左上隅の重ね合わせ側、即ち、上記重合側辺部5の側辺 11にはノッチ12が切り込み形成されており、このノッチ12に沿って、上記 側辺11から大根おろし収納室6の左上隅に形成された小室13に至るシール接 合部14を切断することで上記大根おろし収納室6を開けることができるように 構成されている。
【0011】 さらに、上記調味袋1の右上隅であって上記折返辺部10の側辺15にもノッ チ16が切り込み形成されており、このノッチ16に沿って、上記側辺15から 調味料収納室7の上中央部に形成された小室17に至るシール接合部18を切断 することで上記調味料収納室7を開けることができるように構成されている。
【0012】 ところで、上記調味袋1の表面側には、内容収容物を明らかにするため、図1 に示すように、上記大根おろし収納室6の部分には、「大根おろし」の表示19 が大きく印刷されており、また、上記調味料収納室7の部分には、例えば、『和 風ソース「おろし用」』等、使用する料理に適合する調味料の種類の表示20が 印刷されている。さらに、上記調味袋1の表面側左右上隅部の各ノッチ12,1 6が形成されている部分には、「切り口」の表示21,22が印刷されている。
【0013】 また、上記調味袋1の裏面側であって上記大根おろし収納室6の部分には、図 2に示すように、「品名」「原材料名」「内容量」および「販売社名」の表示2 4が具体的に枠で囲って表示されており、さらに、この大根おろし収納室6の裏 面側であって上記枠外には、使用例の表示26が印刷表示されている。
【0014】 一方、上記調味袋1の裏面側であって上記調味料収納室7の部分には、「お願 い」とこのお願いの内容の表示27が印刷されて表示されている。
【0015】 この形態例において、上記「品名」の欄には、「大根おろし・和風ソース」と 表示されている。
【0016】 また、上記「原材料」の欄には、収容される大根おろしの生成材料である摺り おろした「大根」に加え「砂糖、酢、香辛料、増粘多糖類、酸化防止剤」が所要 の割合で混合して生成されていることが表示されている。増粘多糖類を混合して 生成することで、冷凍後に解凍しても「大根おろし」の風味や食感が損なわれな い。勿論、この考案にあっては、上記大根おろし8を、大根と人参若しくは鷹の 爪を一緒に摺りおろした所謂「紅葉おろし」で構成してもよい。
【0017】 さらに、上記「原材料」の欄には、「和風ソース」の原材料であるしょうゆ、 ぶどう糖果糖液糖、食塩、醸造酢、かつおだし、調味料(アミノ酸等)、酸味料 、梅肉、香辛料及び増粘多糖類の表示が印刷されている。勿論、「和風ソース」 に代えて他の「調味液」を用いる場合には、その原材料名をここに表示する。
【0018】 次に、上記「内容量」の欄には、[大根おろし20g、和風ソース15g」と いう分量が表示されている。この割合は、現行の生産工程で可能な比率であり、 かつ、食べておいしい比率を考慮すると、大根おろしの量は、調味液の量に対し て0.2〜5の割合で別封するのが望ましいが、料理に対応してこの比率は適宜 設定することができる。
【0019】 また、上記「販売者」の欄には、この大根おろし及び調味液の製造及びこれら を封入した本調味袋1の販売者名及び住所等の連絡先が明確に印刷されて表示さ れている。
【0020】 次に、使用例の表示26の欄には、「おいしい召し上がり方」という表示と、 「大根おろしを先にのせて、和風ソース(おろし用)をかけてください。」とい う表示が印刷されており、最もおいしい食べ方の使用例が分かり易く解説されて いる。
【0021】 また、「お願い」の内容表示27の欄には、本調味袋1の大根おろし8と調味 液9の使用期限や使用上の注意事項等が印刷されて表示されている。
【0022】 この形態例に係る調味袋1は、以上のように構成されているので、これを、例 えば、コンビニエンスストアで販売される弁当類に添付して販売する場合には、 チルドもしくは常温のトンカツ弁当(一例)を電子レンジで加熱する前に、本調 味袋1を取り除き、弁当類のみを所要時間加熱して温める。
【0023】 次に、加熱作業が終了したトンカツ弁当の蓋の上に本調味袋1を載せて余熱で 大根おろし8と調味液9を解凍し、或は、これらを自然解凍させた後、先ず、ノ ッチ12に沿って、上記側辺11から大根おろし収納室6の小室13に至るシー ル接合部14を切断することで上記大根おろし収納室6を開け、大根おろし8を トンカツの上や横等に盛り付ける。
【0024】 この後、上記ノッチ16に沿って、上記側辺15から調味料収納室7の小室1 7に至るシール接合部18を切断することで上記調味料収納室7を開け、中の調 味液9を大根おろし8の上やトンカツに直接かけ、トンカツと大根おろし8を一 緒に食することで、専門店の味を手軽に楽しむことができるように供給すること ができる。勿論、上記使用例は一例であり、料理の種類によっては、上記手順と は異なる用い方をしてもよい。
【0025】 尚、上記形態例では、調味袋1の形状や大根おろし収納室6或は調味料収納室 7の形状を略四角形状に形成した場合を例にとり説明したが、この考案にあって はこれに限定されるものではなく、例えば、三角形状や円形・楕円形・多角形・ キャラクターの顔や全身をモチーフにした形状等、消費者のニーズに対応させて 適宜変更して形成することもできる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係るおろし器で大根を摺ることなく必要な時 に大根おろしと調味料を、大根おろしと相性がよい料理に手軽にかけて食するこ とができ、特に、コンビニエンスストア等で販売される弁当類に添付して冷凍状 態で供給しても、解凍後に大根おろしの風味や食感が損なわれない、という非常 に優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図l】この考案の実施の一形態例に係る調理袋の表面
図である。
【図2】同調味袋の裏面図である。
【符号の説明】
l 調味袋 2 シート材 3 上辺部 4 下辺部 5 重合側辺部 6 一方の区画室(大根おろし収納室) 7 他方の区画室(調味料収納室) 8 大根おろし 9 調味液 10 折返辺部 12,16 ノッチ 25 上下辺部を結ぶ線

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体不浸透性のシート材を中心線に沿っ
    て折り曲げて重合すると共に、この重合されたシート材
    の上下辺部と重ね合わされた重合側辺部及び上記上下辺
    部を結ぶ線に沿って表裏をシート接合してその内部に2
    以上の区画室を形成し、この区画室の一方に大根おろし
    を所要量封入し、他方の区画室に大根おろしと相性がよ
    い調味料を所要量封入したことを特徴とする大根おろし
    と調味料が別封入された調味袋。
  2. 【請求項2】 前記シート材の各区画室部分には、大根
    おろしの表示と調味料の種類の表示を施したことを特徴
    とする請求項1に記載の大根おろしと調味料が別封入さ
    れた調味袋。
  3. 【請求項3】 前記大根おろしは、紅葉おろしであるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記
    載された大根おろしと調味料が別封入された調味袋。
  4. 【請求項4】 前記大根おろしと調味料の比率は、大根
    おろしの量が、調味液の量に対して0.2〜5の割合で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載された大根おろしと調味料が別封入された調味
    袋。
  5. 【請求項5】 前記大根おろしは、冷凍保存されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載された大根おろしと調味料が別封入された調味袋。
JP1998008146U 1998-10-02 1998-10-02 大根おろしと調味料が別封入された調味袋 Expired - Lifetime JP3058210U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014177285A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Sanko Kikai Kk 包装袋、製袋方法および製袋装置
WO2017175591A1 (ja) * 2016-04-07 2017-10-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 加熱調理器

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JPWO2017175591A1 (ja) * 2016-04-07 2019-02-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 加熱調理器

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