JP3057929U - カバー開閉機構 - Google Patents

カバー開閉機構

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JP3057929U
JP3057929U JP1998007842U JP784298U JP3057929U JP 3057929 U JP3057929 U JP 3057929U JP 1998007842 U JP1998007842 U JP 1998007842U JP 784298 U JP784298 U JP 784298U JP 3057929 U JP3057929 U JP 3057929U
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JP
Japan
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cover
rotating member
cover rotating
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closing
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JP1998007842U
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Inventor
厚暢 高塚
Original Assignee
日本タイプライター株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバー10を閉じたきの衝撃を減少させ、こ
れの閉じた状態を保持可能にすると共に、カバー10の
荷重変更に対して容易に対応可能なカバー開閉機構を提
供する。 【解決手段】 カバー10の両側に一対のカバー回動部
材10aを設け、少なくとも一個のカバー回動部材10
aにはカム部10bを形成し、このカム部10bに係合
し、カバーと共にカバー回動部材10aの閉じる回動方
向に押圧手段14によりカバー回動部材10aを制動す
る制動部材12を装置本体に設け、カバーが閉じた状態
では制動部材12がカバー回動部材10aに与えるベク
トルがカバー回動部材10aの閉じる方向に作用するよ
うにした。また、押圧手段14は弾性体であって、装置
本体と制動部材12間に張設され、装脱自在であるよう
にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は装置本体に対し開閉可能なカバー開閉機構に関し、詳しくはカバーの 開く回動方向は軽い回動が可能で、閉じる方向は回動に負荷を与えるカバー開閉 機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8及び図9は、従来の技術を説明する概略の断面側面図であって、装置本体 (プリンタ部)1の手前には切欠1aが穿設され、両内側に一対の軸1bが突設 されており、この一対の軸1bにそれぞれ軸受と共にカバー3の両側に固定され たカバー回動部材3aが支持されている。また、装置本体1の切欠1aにカバー 3を閉じた状態に保持させるため、装置本体1とカバー3の合わせ部にはマグネ ット5が設けられている。この構成であるので、カバー3は一対の軸1bを中心 に回動し、図8におけるカバー3が矢示A方向に開閉可能になっている。この装 置のカバー3が閉じた状態を実線で、開いた状態を破線で示している。図8のよ うに緩衝機構が設けられていない場合、このカバー3を開いた状態から閉じる場 合において、自重によって急速に落下し、装置本体1とカバー3とは比較的強い 衝撃を受ける。このとき、使用者の手などを図9に示すようにカバー3と装置本 体1との間に強く挟まれるなどして危険であった。また、プリンタにあっては前 述の衝撃によって印字ずれが起きていた。また、この対策としてギア付きオイル ダンパを使用している装置もあったが、これを設けたときはカバー回動部材にギ アー歯を形成する必要があり、使用者が手を触れる箇所では安全性に問題があり 仕様変更等でカバー3の荷重が重くなり、カバー3を閉じたときの負荷の変更を オイルダンパの変更で対応するとき、そのサイズが大きくなって対応が困難だっ たり、コストアップとなる問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
カバー3を閉じたきの衝撃を減少させ、カバー3を閉じた状態を保持可能にす ると共に、カバー3の荷重変更に対して安価で容易に対応可能なカバー開閉機構 を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
装置本体に開閉可能なカバーが設けられたカバー開閉機構において、カバーの 両側に一対のカバー回動部材を設け、少なくとも一個のカバー回動部材にはカム 部を形成し、このカム部に係合し、カバーと共にカバー回動部材の閉じる回動方 向に押圧手段によりカバー回動部材を制動する制動部材を装置本体に設け、カバ ーが閉じる直前でカバー回動部材の回動が終了する直前に、制動部材が負荷をカ バー回動部材に与えるベクトルが、カバー回動部材の回転中心と同一ラインとな り、カバーが閉じた状態では制動部材がカバー回動部材に与えるベクトルがカバ ー回動部材の閉じる方向に作用するようにした。また、押圧手段は弾性体であっ て、装置本体と制動部材間に張設され、装脱自在であるように構成した。
【0005】
【実施の形態】
図1乃至図7は本考案の実施例であって、従来の技術の項で記載したものと同 じ部材については同符号を使用する。1は装置本体(プリンタ部)にして、この 装置本体1の手前には切欠1aが穿設され、両内側には、後に記載する、カバー 回動部材が回動するための一対の軸1b(一方のみ図示)が突設され、下方には 制動部材が回動するための軸1cとスプリング掛け用の突起1dが突設されてい る。10はカバーにして、このカバ−10の両内側には、一対のカバー回動部材 10a(一方のみ図示)が設けられていて、前記一対の軸1bを中心に回動して 切欠1aに対し開閉可能になっている。一方のカバー回動部材10aの中央部に は、カム部10bが形成されている。
【0006】 12は制動部材にして、この制動部材12は中央部の孔12aで前記軸1cに 軸支され、一端には前記カム部10bに係合するボス部12bが形成され、他端 にはスプリング掛け用の孔12cが穿設がれている。14は弾性体であるスプリ ングにして、このスプリング14は、前記スプリング掛け1dと孔12c間に張 設されていて、制動部材12のボス部12bがカバー回動部材10aのカム部1 0bを押圧する押圧手段である。
【0007】 制動部材12の位置は、カバ−10が閉じる方向に回動すると共にカバー回動 部材10aも同方向に回動を行なうときに、制動部材12がカバー回動部材10 aに負荷を与えるように、前記ボス部12bがカム部10bに係合する図3のD ポイント位置に設定されている。
【0008】 また、図3のカム部10bのEポイントは、カバー回動部材10aの回動中心 軸1bを中心とする円周上に設定し、図1の矢示Bのように制動部材12の押圧 方向が回動中心軸1bの中心と同一ラインとなっている。
【0009】 上述したカバ−10を閉じていくときのカム部10bのDポイントからEポイ ント直前までの制動部材12のボス部12bと係合していく部分の形状は、カム 部10bの押圧力がスプリング14の張力に抗して、ボス部12bと相対向する ように形成する。また、カバ−10を閉じ終わると同時に、制動部材12のボス 部12bがEポイントを少し通過したとき、カバ−10をロックするようにカム 部10bを形成する。
【0010】 なお、図5に示すように、カバ−10に部品16(例えば表示部)を追加取付 をした場合、カバ−10自体の重量が増すため前記Dポイントにかかる作用力も 増加する。この場合、今まで使用していたスプリング14より強いものと交換す ることにより対応が可能である。
【0011】 上述した構成によると、前記した位置に制動部材12を設置することにより、 カバー回動部材10aのカム部10bが制動部材12のボス部12bに係合し、 制動部材12が図2の矢示Cの方向に回動し、前記突起1dと孔12c間に張設 されたスプリングの張力により、カバ−10の閉じる方向の回動に負荷を与えカ バ−10の閉じるときの衝撃を減少する。また、閉じた状態から開くときは、ス プリング14の張力を利用し、カバ−10の自重よりも少ない力で開くことが可 能である。
【0012】 カム部10bの形状は、DポイントからEポイントに切り替わる稜線を滑らか につなぐと開閉が滑らかになり、切り替わりポイントD及びEポイントにV溝や 適度な段差を設けることにより、閉じ終ったときのクリック感を出すことも可能 である。図7はカバー開閉機構の位置をと本体との関係を示す図である。この図 のようにカバー回動部材10aが左右両側に構成されていて、その一方に本考案 のカバー開閉機構を設けている。構成は左右の特定はせず、両側に設けても実施 可能である。
【0013】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されているので、カバー回動部材のカム部が制動部 材に係合すると同時に、制動部材が図2の矢示C方向に回動し、このときカバー 回動部材の閉じる回動方向に押圧手段によりカバー回動部材を制動する制動部材 が、負荷をカバー回動部材与えるので、カバー回動部材の閉じるときの衝撃を減 少し、安全であるばかりでなく、プリンタにあっては印字ずれのおそれがない。 また、カバーが閉じる直前でカバー回動部材の回動が終了する直前に、制動部材 が負荷をカバー回動部材に与えるベクトルが、カバー回動部材の回転中心と同一 ラインとなり、カバーが閉じた状態では制動部材がカバー回動部材に与えるベク トルがカバー回動部材の閉じる方向に作用するように構成されているので、カバ ーを閉じた状態を保持可能とする。更に、押圧手段は弾性体であって、装置本体 と制動部材間に張設され、装脱自在であるので、カバーの荷重変更に対して弾性 体を交換するのみで安価で容易に対応可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を説明するための概要断面側面図
【図2】本考案の作動状態を説明するための断面側面図
【図3】本考案の作動状態を説明するための概要側面図
【図4】本考案の作動状態を説明するための概要側面図
【図5】本考案の作動状態を説明するための概要側面図
【図6】本考案の制動部材の一部斜視図
【図7】本考案を説明するための断面正面図
【図8】従来の技術を説明するための概要断面側面図
【図9】従来の技術を説明するための概要断面側面図
【符合の説明】
1 装置本体(プリンタ部) 10 カバー 10a カバー回動部材 10b カム部 12 制動部材 14 押圧手段(弾性体、スプリング)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に開閉可能なカバーが設けられ
    たカバー開閉機構において、カバーの両側に一対のカバ
    ー回動部材を設け、少なくとも一個のカバー回動部材に
    はカム部を形成し、このカム部に係合し、カバーと共に
    カバー回動部材の閉じる回動方向に押圧手段によりカバ
    ー回動部材を制動する制動部材を装置本体に設け、カバ
    ーが閉じる直前でカバー回動部材の回動が終了する直前
    に、制動部材が負荷をカバー回動部材に与えるベクトル
    が、カバー回動部材の回転中心と同一ラインとなり、カ
    バーが閉じた状態では制動部材がカバー回動部材に与え
    るベクトルがカバー回動部材の閉じる方向に作用するこ
    とを特徴としたカバー開閉機構。
  2. 【請求項2】 押圧手段は弾性体であって、装置本体と
    制動部材間に張設され、装脱自在であることを特徴とし
    た請求項1のカバー開閉機構。
JP1998007842U 1998-09-22 1998-09-22 カバー開閉機構 Expired - Lifetime JP3057929U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005133755A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Seiko Epson Corp 開閉蓋の制動機構およびプリンタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005133755A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Seiko Epson Corp 開閉蓋の制動機構およびプリンタ

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