JP3057430U - 電気設備の構築作業を簡素化する電線接続端子台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 限られた時間内での接続、端末処理作業
を簡素化する。 【解決手段】 組み合わせ部品で接続、端末処理を事前
に実施して、実作業はこれの抜き差しで対応することに
より簡素化を可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】 この発明は電線接続端子台と様々な機能を持った部品を組み合わせるもの。

従来，電線接続端子台は制御機器間の電線接続を中継するためのもので通常は 制御機器内に格納されており、電気設備の増改築の場合は限られた時間内で電線 接続端子台の接続切り替えおよび端末処理が必要とされた。

本発明は電線接続端子台を制御機器間の電線接続の中継だけでなく，想定され る変更が生じた場合に既存の端子台を流用して増改築ができるよう部品の組み合 わせで接続、端末処理を可能としている。また、切り替え回路を内臓した部品を 組み合わせることで電気設備の老朽更新や機能拡張の際に課題となる切り替え時 間の確保および短縮を可能とし電気設備の構築作業を簡素化している。

実施例をあげる。

通常の電線接続端子台として使用する場合は図１の開放状態となっている電線 接続端子台と図２の短絡するための差し込み部品を組み合わせ，接続用ネジ２と 接続用ネジ３に電線を接続する。これにより電気信号を接続用ネジ２側から入力 すると導電体４，導電体７，導電体５を経由して接続用ネジ３に伝えることがで きる。

信号分岐の変更の場合は図３の増設用端子台の接続用ネジ９，接続用ネジ１０ に電線を予め接続し配線接続の正否確認を事前に実施した後、図１の開放状態と なっている電線接続用端子台に組み合わせる。これにより電気信号を接続用ネジ ２側から入力すると導電体４、導電体１１を経由して接続用ネジ９、接続用ネジ １０に伝え、導電体５を経由して従来の接続用ネジ３にも伝えることができる。

電気設備の更新の場合は既存の制御機器に図１の開放状態となっている電線 接続端子台と図２の短絡するための差し込み部品を組み合わせた状態に変更して おく。新設機器の入出力対象となる端子台に図４の切り替え回路を内臓した電線 接続端子台を組み合わせ接続用ネジ１４に電線を接続する。これにより既存機器 で稼働する場合は切り替え用ピン１３を下方に設定しておけば電気信号を接続用 ネジ２側から入力すると導電体４、導電体１６、導電体１５、導電体１７、導電 体５を経由して接続用ネジ３に伝えられ現状を維持することができる。新設機器 で稼働する場合は切り替え用ピンを１３を上方に設定しておけば電気信号を接続 用ネジ２側から入力すると導電体４、導電体１６、導電体１５、導電体１８を経 由して接続用ネジ１４に伝えられ新設機器を対象にすることができる。

このようにすれば、限られた時間内での接続および端末処理が組み合わせ部品 で事前に実施しておくことが可能となり実作業時は端子台の抜き差しで対応すれ ばよいので短時間で接続、端末処理をしたのと同等の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 開放状態となっている電線接続端子台の平面
および断面図。

【図２】 短絡用ピンの平面および断面図。

【図３】 増設用電線接続端子台の平面および断面図。

【図４】 切り替え回路を内臓した電線接続端子台の平
面および断面図。

【図５】 従来と発明品の構築作業手順の比較表。

【符号の説明】 １ 外枠 ２ 接続用ネジ ３ 接続用ネジ ４ 導電体 ５ 導電体 ６ 差し込み穴 ７ 導電体 ８ 外枠 ９ 接続用ネジ １０ 接続用ネジ １１ 導電体 １２ 外枠 １３ 切り替え用ピン １４ 接続用ネジ １５ 導電体 １６ 導電体 １７ 導電体 １８ 導電体

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年１０月１２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】通常は開放状態となっている電線接続端子
   台とこれに組み合わせ可能な短絡するための差し込み部
   品。
2. 【請求項２】通常は開放状態となっている電線接続端子
   台とこれに組み合わせ可能な切り替え回路を内臓した電
   線接続端子台。
3. 【請求項３】通常は開放状態となっている電線接続端子
   台とこれに組み合わせ可能な増設用電線接続端子台。