JP3057424U - ゴキブリトラップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 間欠性高圧電気網を利用しゴキブリに電気シ
ョックを加え、しかも絶対的な安全性を提供することが
できるゴキブリトラップを提供する。 【解決手段】 箱体１はチョウツガイ１１により上蓋１
２及び下箱１３を連接し、該上蓋１２及び下箱１３のチ
ョウツガイ１１に対応する反対側には、挿入口１５を設
置し、上蓋１２及び下箱１３を合わせた時には、挿入口
１５はコンセント１６を挿入し、電源を導電することが
できる。金属網２は箱体１内部に敷設し、金属線２１に
より二極に区分し、金属網２は上蓋１２と下箱１３が合
わさり導電する金属線２１は同一極性で、別に金属網２
は二本の極性が相反する導線２２、２３を引き出し、導
線２２、２３は間欠性高圧発生回路３に導接する。該間
欠性高圧発生回路３は、上蓋１２を開けた状態では、絶
対に導電することはない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のゴキブリ捕殺用のゴキブリトラップに関する。特に一種の間欠 性高圧電気網を利用し、ゴキブリに電気ショックを加え、かつ絶対的な安全性を 提供することができるゴキブリトラップに係る。

【０００２】

【従来の技術】

従来のゴキブリ捕殺法は、粘着液を塗布した紙をゴキブリが好んで出没する場 所に置き、ゴキブリにこの粘着紙上を通過させ貼り付けてしまい、動けないよう にすることにより捕殺の効果を達成するものである。 しかし、居住環境中に於いて、この種の粘着物を様々な場所に配置することは 、室内に於ける活動の妨げになるばかりでなく、しばしば踏んでしまい、或いは 児童が貼り付いてしまうと言う状況が発生し、使用上、安全とは言えない。 一方、さらに一歩進んだ方法では、毒えさによる毒殺方法がある。しかし、実 験により証明された所によれば、ある一定期間経過後は、ゴキブリはその薬物に 対する抵抗力を身に付けるため、毒えさによる毒殺効果は徐々に失効して行くと 言う。いづれにしろ、毒えさを室内の各所に置けば、児童が誤飲する恐れもある 訳で、万が一のその結果は想像するに堪えない。つまり、いかなる安全性の保障 もないのである。 さらに異なる方式で、既に登録されている台湾実用新案公告番号第０９８４０ ７号案についても、下記のような欠点が存する。 （１）電気網装置はモーターを設置し、ウォームホイールにより非常に緩慢な回 転を行うが、該モーターは絶えず回転を続けるため、不必要な電力の浪費となっ ている。 （２）その箱体の片側面は対外開放空間であるため、使用者が不注意で電気網装 置に接触した場合には、電気ショックを受ける恐れがある。 （３）構造内容が極めて複雑であるため、相対的にコストが高くなっている。 （４）ゴキブリの死体を除去する時、上蓋をめくり開ける必要があり、この時、 電気網装置の回路は遮断されないため、不注意で電気網装置に接触した場合には 電気ショックを受ける恐れが極めて高い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記各公知構造の様々な欠点を改善するため、本考案はゴキブリトラップの提 供を課題とする。 それは、間欠性高圧電気網を利用しゴキブリに電気ショックを加え、かつ絶対 的な安全性を提供することができる。 また、節電設計とすることにより、使用に当たっての不要な電力の浪費を防ぐ ことができる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案は下記のゴキブリトラップを提供する。 それは主に箱体、金属網、間欠性高圧発生回路を含む。 該箱体は、チョウツガイにより上蓋及び下箱を連接、組成し、その表面には入 り口を設置する。該上蓋及び下箱のチョウツガイに対応する反対側には、二個の 相互に対応する挿入口を設置し、上蓋及び下箱を相互に合わせた時には、二個の 挿入口はコンセントを挿入し、電源を導電することができる。該金属網は箱体内 部に於いて入り口を除き敷設し、金属線により二極に区分し交差し密に設置する 。しかも、金属網は上蓋と下箱が相互に合わさり導電する金属線はそれぞれ同一 極性で、別に金属網は二本の極性が相反する導線を引き出し、二本の導線は間欠 性高圧発生回路に導接する。該間欠性高圧発生回路は、箱体の上蓋及び下箱の挿 入口を通し、外部に対して電源を通電し、さらに金属網の導線を経て金属網に間 欠性高圧電流を提供する。ゴキブリトラップの箱体が封鎖状態である時、上蓋及 び下箱の挿入口は初めてコンセントを挿入し、電源を導電することができる。反 対に、上蓋を開けた状態では、絶対に導電することはないため、使用過程の絶対 的な安全性を提供することができる。

【０００５】

【考案の実施の形態】 図１、２が示すように、本考案は主に箱体１、金属網２、間欠性高圧発生回路 ３を含み、該箱体１内に於いて二極に区分した金属網２を交差し密に設置し、該 金属網２の異なる極性の導線は該間欠性高圧発生回路３に連接する。 該箱体１は、チョウツガイ１１により上蓋１２及び下箱１３を連接、組成し、 その表面には少なくとも一個の入り口１４を設置する。該上蓋１２及び下箱１３ のチョウツガイ１１に対応する反対側には、二個の相互に対応する挿入口１５を 設置し、上蓋１２及び下箱１３を相互に合わせた時には、二個の挿入口１５はコ ンセント１６を挿入し、電源を導電することができる。上蓋１２の挿入口１５は その内側に、挿入片１５１を導接し、間欠性高圧発生回路３を設置するための挿 入槽３１の挿接、導電に用いる。また、下箱１３の挿入口１５もまたその内側に 於いて、間欠性高圧発生回路３を導接する。 該金属網２は箱体１内部に於いて入り口１４を除き敷設し、金属線２１により 二極に区分し交差し密に設置する。しかも、金属網２は上蓋１２と下箱１３が相 互に合わさり導電する金属線２１はそれぞれ同一極性で、別に金属網２は二本の 極性が相反する導線２２、２３を引き出し、二本の導線２２、２３は間欠性高圧 発生回路３に導接する。 該間欠性高圧発生回路３は、箱体１の上蓋１２及び下箱１３の挿入口１５を通 し、外部に対して電源を通電し、さらに金属網２の導線２２、２３を経て金属網 ２に間欠性高圧電流を提供する。 上記ゴキブリトラップへの電源供給は、箱体１が封鎖状態である時、上蓋１２ 及び下箱１３の挿入口１５は初めてコンセント１６を挿入し、電源を導電するこ とができる。反対に、上蓋１２を開けた状態では、絶対に導電することはないた め、使用過程の絶対的な安全性を提供することができる。

【０００６】 次に図３が示すように、間欠性高圧発生回路３は上蓋１２及び下箱１３の挿入 口１５を通じて、市内電力の交流１１０ボルト電圧に導電する。その内の一部分 は、直接、昇圧回路６の使用に供されるが、残りは電源供給回路４の変圧器が送 出する低電圧により、また整流、電圧安定、サイクルを経て、＋９ボルトの作業 電圧をタイマー制御回路５に提供する。該タイマー制御回路５により継電器７の 励磁を制御し、対応して通路を形成する。該継電器７の両接点は、それぞれ昇圧 回路６、及び金属網２の導線２２に導接し、金属網２のもう一本の導線２３は該 昇圧回路６に導接する。該タイマー制御回路５が時間を刻む時、同時に継電器７ も励磁を受け、その接点をショートさせ、昇圧回路６の電流は導線２２、２３を 経て、金属網２に導入される。この時、導体が同時に金属網２の合い隣り合う二 本の金属線２１に接触する（即ち、正、負極に導通する）と、昇圧回路６の電流 は該導体を通り、その高電圧により導体に対して電気ショック現象を発生する。 タイマーの時間が終了すれば、タイマー制御回路５は信号を発信しないため、継 電器７も励磁を受けることなく、その接点は元の状態の位置を回復し、昇圧回路 ６の電流も元の状態を回復する。 該間欠性高圧発生回路３はそのタイマー制御回路５により間欠性のスタート、 或いはストップを制御される。その時間間隔は、本実施例の間欠性高圧発生回路 ３は１０秒から３０秒開通後、１分から１０分閉鎖する循環方式を採用している 。よって、間欠性高圧発生回路３が閉鎖している１分から１０分の時間内は金属 網２は高圧電流を帯びていないため、えさ、或いは既に捕殺されたゴキブリの死 体で外部のゴキブリを誘い込むのに有利である。この時間に、ゴキブリは入り口 １４から箱体１に入りえさを食べる。上記間欠性高圧発生回路３が再び開通する と、開通している１０秒から３０秒の間に、箱体１に入ったゴキブリに十分に電 気ショックを与え、撃殺することができる 本実施例の間欠性高圧発生回路３が１０秒から３０秒開通後、１分から１０分 閉鎖する循環設計は、考案人が実務経験と実験より得た最良の時間間隔である。 その目的は、連続して高圧電流を供給し続けた場合、ゴキブリは入り口付近で電 気ショックに遭遇し、或いは前足が電気ショックを受けただけで逃げてしまうと 言う弊害を避けることに在る。

【０００７】 さらに、ゴキブリは黒色、茶色を好む習性があるため、箱体をそれらの色にペ イントし、これによりゴキブリに棲み家と思わせ箱体に誘い込むことができる。 箱体に入った一匹目のゴキブリが撃殺された後は、後続のゴキブリは棲み家と思 い、或いは食物を探して箱体に入って来る。このように、本考案はえさを置く必 要がない、と言う特性をも具える。

【０００８】

【考案の効果】

上記のように、本考案の設計、構造は下記の特徴を具える。 （１）本ゴキブリトラップは金属網に高圧電流を供給するだけであるため、その 他に電力を浪費することはない。 （２）本ゴキブリトラップはゴキブリが進入するための適当な大きさの入り口だ けを残し、全面的に開放した空間を提供しないため、使用者が電気網装置に接触 し、電気ショックを受ける恐れがない。 （３）本ゴキブリトラップの構造は極めて簡易であるため、そのコストも低い。 （４）ゴキブリの死体を除去する時は、コンセントを抜去しなければ上蓋を開け ることはできない。つまり、この時、金属網は通電していないため、不注意で電 気網装置に接触しても、絶対に電気ショックを受けることはない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の構造指示図である。

【図２】本考案の箱体封鎖状態の指示図である。

【図２】本考案間欠性高圧発生回路の回路指示図であ
る。

【符号の説明】

１ 箱体 １１ チョウツガイ １２ 上蓋 １３ 下箱 １４ 入り口 １５ 挿入孔 １５１ 挿入片 １６ コンセント ２ 金属網 ２１ 金属線 ２２ 導線 ２３ 導線 ３ 間欠性高圧発生回路 ３１ 挿入槽 ４ 電源供給回路 ５ タイマー制御回路 ６ 昇圧回路 ７ 継電器

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年１２月８日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の構造指示図である。

【図２】本考案の箱体封鎖状態の指示図である。

【図３】本考案間欠性高圧発生回路の回路指示図であ
る。

【符号の説明】 １ 箱体 １１ チョウツガイ １２ 上蓋 １３ 下箱 １４ 入り口 １５ 挿入孔 １５１ 挿入片 １６ コンセント ２ 金属網 ２１ 金属線 ２２ 導線 ２３ 導線 ３ 間欠性高圧発生回路 ３１ 挿入槽

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】主に箱体、金属網、間欠性高圧発生回路を
   含み、該箱体は、チョウツガイにより上蓋及び下箱を連
   接、組成し、その表面には入り口を設置し、該上蓋及び
   下箱のチョウツガイに対応する反対側には、二個の相互
   に対応する挿入口を設置し、上蓋及び下箱を相互に合わ
   せた時には、二個の挿入口はコンセントを挿入し、電源
   を導電することができ、該金属網は箱体内部に於いて入
   り口を除き敷設し、金属線により二極に区分し交差し密
   に設置し、金属網は上蓋と下箱が相互に合わさり導電す
   る金属線はそれぞれ同一極性で、別に金属網は二本の極
   性が相反する導線を引き出し、二本の導線は間欠性高圧
   発生回路に導接し、該間欠性高圧発生回路は、箱体の上
   蓋及び下箱の挿入口を通じて、外部に対して電源を通電
   し、さらに金属網の導線を経て金属網に間欠性高圧電流
   を提供すると共に、ゴキブリトラップの箱体が封鎖状態
   である時、上蓋及び下箱の挿入口にはコンセントを挿入
   した際に電源が導電され、上蓋を開けた状態では導電さ
   れないことを特徴とするゴキブリトラップ。
2. 【請求項２】前記間欠性高圧発生回路は、１０秒から３
   ０秒の範囲で開通が設定されていることを特徴とする請
   求項１記載のゴキブリトラップ。
3. 【請求項３】前記間欠性高圧発生回路は、１分から１０
   分の範囲で閉鎖が設定されていることを特徴とする請求
   項１記載のゴキブリトラップ。