JP3057422U - 太陽光を利用した暗部照明装置 - Google Patents

太陽光を利用した暗部照明装置

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JP3057422U JP1998005662U JP566298U JP3057422U JP 3057422 U JP3057422 U JP 3057422U JP 1998005662 U JP1998005662 U JP 1998005662U JP 566298 U JP566298 U JP 566298U JP 3057422 U JP3057422 U JP 3057422U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 このようなビルとビルに挟まれた狭いじめじ
めした空間等に太陽光を送り込むことにより、明るい空
間に変えることができる太陽光を利用した暗部照明装置
を提供する。 【解決手段】 ビルの屋上等に設置され太陽を追尾して
太陽光Lを集光する集光装置23と、該集光装置で集光
された光線を反射鏡により伝達してゆく反射光伝達系2
4,28と、ビル21,22の谷間C、或いはビル内の
暗い空間に前記反射光伝達系で伝達された光を放出する
反射鏡29とを備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、太陽光を利用した暗部照明装置に係り、特にビルの谷間や屋内等の じめじめした暗い環境に、太陽光を供給することで明るい環境に変えることがで きる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
都会はビル・ジャングルである。ビルとビルに挟まれた狭い空間には太陽光が 全く届かず、常に暗くじめじめしている。同様に、地下室、或いは地下室への誘 導路等においても、一般に暗い陰鬱な空間となっている場合が多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上述した事情に鑑みて為されたもので、このようなビルとビルに挟ま れた狭いじめじめした空間等に太陽光を送り込むことにより、明るい空間に変え ることができる太陽光を利用した暗部照明装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の考案は、ビルの屋上等に設置され太陽を追尾して太陽光を集 光する集光装置と、該集光装置に一端が接続され前記太陽光を伝達する多数の光 ファイバの束と、該光ファイバの束の他端をビルの谷間、或いはビル内の暗い空 間に配置して、該光ファイバにより伝達された光を放出する放出部とを備えたこ とを特徴とする太陽光を利用した暗部照明装置である。
【0005】 上述した本考案によれば、ビルの屋上等に設置した集光装置により太陽光を集 光し、これを光ファイバを介してビルの谷間等の暗部に太陽光を誘導することが できる。そして多数の光ファイバを複数のグループに分けて、別個の場所に導き 、この光ファイバの束の他端をビルの谷間に配置し、太陽光を放出することによ りランプのように暗部を照光することができる。このため、暗い陰鬱な空間に太 陽光を供給し、これを明るい空間に変えることができる。
【0006】 請求項2に記載の考案は、ビルの屋上等に設置され太陽を追尾して太陽光を集 光する集光装置と、該集光装置で集光された光線を反射鏡により伝達してゆく反 射光伝達系と、ビルの谷間、或いはビル内の暗い空間に前記反射光伝達系で伝達 された光を放出する反射鏡とを備えたことを特徴とする太陽光を利用した暗部照 明装置である。
【0007】 上述した本考案によれば、ビルの屋上等に設置した集光装置で集光された光線 を、反射鏡を用いてビルの谷間等の暗い空間に誘導することができる。これによ り、比較的簡単な装置構成で、ビルの谷間等の暗いじめじめした空間を明るい空 間に変えることができる。
【0008】 請求項3に記載の考案は、集光装置で集光された太陽光を、反射鏡を用いてビ ルの谷間、或いはビル内の暗い空間に伝達する反射光伝達系において、前記ビル の谷間、或いはビル内の暗い空間を照光する際に、伝達する太陽光の光量を調節 可能なシャッタ機構を備えたことを特徴とする太陽光を利用した暗部照明装置で ある。
【0009】 上述した本考案によれば、ビルの谷間、或いはビル内の暗い空間に太陽光を供 給するに際して、その光量を調節できる。これにより、適量の太陽光を暗い空間 に供給することができ、その空間を適度な明るさの快適な空間にすることができ る。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。 図1は、本考案の第1の実施の形態の太陽光を利用した暗部照明装置を示す。 ビル11と12Aの間の路地Aは、ビルとビルとに囲まれた狭い空間であり、太 陽光が全く届かず、暗く、陰鬱なスペースである。同様にビル11と12Bとの 間の路地Bも、同様に太陽光が全く届かない陰鬱なスペースである。本考案では 、このような暗く陰鬱なビルとビルに挟まれた狭い空間、又はビルの地下室等に 太陽光を供給しようとするものである。
【0011】 このため、背の高いビル11の屋上に太陽光を集光する集光装置13を配置す る。この集光装置13は、太陽光Lを集光する凹面反射鏡14と、この凹面反射 鏡14を常に太陽の方向に向ける追尾装置15とを備え、凹面反射鏡の太陽光が 反射収束する集光部16には、多数の光ファイバの束17の一端が、太陽光を伝 達するように配置されている。
【0012】 光ファイバの束17は、路地A及び路地Bを照光するために、光ファイバの束 17aと17bとに分岐する。分岐した光ファイバの束17a及び17bはそれ ぞれビルの屋上及び側壁に沿って配置され、路地A及びBの近傍にその開口端1 8a及び18bが配置される。開口端18a及び18bでは、光ファイバを伝達 した光線が路地の広い範囲を照光できるように、その向きが分散して配置されて いる。
【0013】 従って、路地A及びBの上に配置された開口端18a及び18bは、あたかも 小さな太陽光のランプのように路地A及びBに燦々と太陽光を供給することがで きる。これにより従来暗く陰鬱なビルとビルに挟まれた狭い空間を明るい空間に 変えることができ、又草花等の生育も可能となる。又、この実施例は路地A及び Bを照光する例について示したが、ビルの地下室或いは地下室への誘導路に光フ ァイバの開口端18a又は18bを配置しても、同様な効果が得られる。
【0014】 図2は、本考案の第2の実施の形態の太陽光を利用した暗部照明装置を示す。 この照明装置は、ビル21とビル22に挟まれた狭い空間Cに太陽光を供給する という点では第1の実施の形態と同様であるが、光の伝送系に異なる方式を採用 している。
【0015】 ビル21の屋上に配置された集光装置23は、太陽光Lを受光して反射収束す る凹面反射鏡24と、この凹面反射鏡24で受けた太陽光を反射して平行光線に 変換する凸面反射鏡26と,この平行光線を離隔した暗部に伝達するための反射 鏡27等の反射光伝達系から構成されている。そして凹面反射鏡24及び凸面反 射鏡26は、追尾装置25により、常に太陽光を受光できるように制御されてい る。
【0016】 反射鏡27で反射された太陽光は、更に屋上に設けられた反射鏡28により地 上に配置された凸面反射鏡29に向けて出射される。凸面反射鏡29では、反射 鏡28から伝達された光線を受けて、これを広い角度の範囲に反射し、周囲を照 光する。従って、ビル21の屋上で集光された太陽光は、反射鏡による伝送系を 介して路地Cに誘導され、ここで凸面反射鏡29から広い範囲に分散出射される 。従って、同様に暗い陰鬱な路地に太陽光を供給することができ、明るい路地に 変えることができる。
【0017】 同様に、反射鏡による光伝達系を用いて、太陽光を地下室等に誘導することに より、地下室等にも太陽光を供給することができる。
【0018】 図3は、ビルの谷間、或いはビル内の暗い空間を照光する太陽光の光量を調節 可能なシャッタ機構の一例を示す図である。この例においては、反射光伝達系の 太陽光ビームLに対してこの透過光量を任意に調節可能なシャッタ機構31を備 えている。このシャッタ機構31は、駆動機構33により回転可能な多数の羽根 板32を備え、この羽根板32の回転角度に対応して透過光量が調節可能である 。シャッタ機構31を透過した太陽光L’は、凸面反射鏡35により反射・散光 され、ビルの谷間の暗部等を照光する。これにより、ビルの谷間の暗部等には適 度な光量の太陽光を供給することが可能となる。尚、この実施例においては、透 過光量を調節可能なシャッタ機構として、羽根板を回転させる形式のものについ て説明したが、他の形式のものでも勿論よい。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、暗い陰鬱なビルとビルに挟まれた路地 等の空間を、太陽光が燦々と降り注ぐ明るい空間に変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態の太陽光を利用した
暗部照明装置の説明図である。
【図2】本考案の第2の実施の形態の太陽光を利用した
暗部照明装置の説明図である。
【図3】太陽光の光量を調節可能なシャッタ機構の説明
図である。
【符号の説明】
11,12A,12B,21,22 ビル 13,23 集光装置 14,24 凹面反射鏡 16 集光部(光ファ
イバの集光端) 17a,17b 光ファイバの束 18a,18b 光放出部(光フ
ァイバの他端) 26,29 凸面反射鏡 27,28 反射鏡 A,B,C 路地 L 太陽光

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビルの屋上等に設置され太陽を追尾して
    太陽光を集光する集光装置と、該集光装置に一端が接続
    され前記太陽光を伝達する多数の光ファイバの束と、該
    光ファイバの束の他端をビルの谷間、或いはビル内の暗
    い空間に配置して、該光ファイバにより伝達された光を
    放出する放出部とを備えたことを特徴とする太陽光を利
    用した暗部照明装置。
  2. 【請求項2】 ビルの屋上等に設置され太陽を追尾して
    太陽光を集光する集光装置と、該集光装置で集光された
    光線を反射鏡により伝達してゆく反射光伝達系と、ビル
    の谷間、或いはビル内の暗い空間に前記反射光伝達系で
    伝達された光を放出する反射鏡とを備えたことを特徴と
    する太陽光を利用した暗部照明装置。
  3. 【請求項3】 集光装置で集光された太陽光を、反射鏡
    を用いてビルの谷間、或いはビル内の暗い空間に伝達す
    る反射光伝達系において、前記ビルの谷間、或いはビル
    内の暗い空間を照光する際に、伝達する太陽光の光量を
    調節可能なシャッタ機構を備えたことを特徴とする太陽
    光を利用した暗部照明装置。
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