JP3057280B2 - 光サンプリング装置 - Google Patents
光サンプリング装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超高速電子デバイス等
の高速電気信号を測定する光サンプリング装置におい
て、特に光の偏波面の状態を変調し、測定信号のS/N
比を改善した光サンプリング装置に関する。
の高速電気信号を測定する光サンプリング装置におい
て、特に光の偏波面の状態を変調し、測定信号のS/N
比を改善した光サンプリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の光サンプリング装置の一例
を示す構成ブロック図である。図9において、1は光パ
ルス列を発生させるパルス光源、2、3及び6はミラ
ー、4は偏光子、5は波長板、7は電気光学効果を有す
る電界検出プローブ、8は被測定回路、9は光検出器、
10は同期検波回路、11は表示装置、12は発振器、
13はパルス変調器、14は被測定回路8を駆動する駆
動回路である。
を示す構成ブロック図である。図9において、1は光パ
ルス列を発生させるパルス光源、2、3及び6はミラ
ー、4は偏光子、5は波長板、7は電気光学効果を有す
る電界検出プローブ、8は被測定回路、9は光検出器、
10は同期検波回路、11は表示装置、12は発振器、
13はパルス変調器、14は被測定回路8を駆動する駆
動回路である。
【0003】パルス光源1の出力光パルスはミラー2、
3、偏光子4、波長板5及びミラー6を介して電界検出
プローブ7に入射される。一方、駆動回路14は被測定
回路8の駆動信号を出力するとともにパルス光源1にト
リガ信号を供給し、光パルスと駆動信号のタイミングを
同期させる。この駆動信号は発振器12の出力信号によ
りパルス変調器13で変調された後、被測定回路8に供
給される。被測定回路8が駆動回路14により動作して
いれば入射光は電界検出プローブ7の電気光学効果によ
り偏波面の状態が変化して反射される。この電界検出プ
ローブ7の反射光はミラー6及び波長板5を介して偏光
子4に入射され、ここで特定偏波面を有する光信号のみ
が分岐されて光検出器9に入射される。光検出器9の出
力信号は発振器12の出力信号を参照信号として同期検
波回路10において同期検波され、同期検波回路10の
出力信号は表示装置11により処理され測定信号が表示
される。
3、偏光子4、波長板5及びミラー6を介して電界検出
プローブ7に入射される。一方、駆動回路14は被測定
回路8の駆動信号を出力するとともにパルス光源1にト
リガ信号を供給し、光パルスと駆動信号のタイミングを
同期させる。この駆動信号は発振器12の出力信号によ
りパルス変調器13で変調された後、被測定回路8に供
給される。被測定回路8が駆動回路14により動作して
いれば入射光は電界検出プローブ7の電気光学効果によ
り偏波面の状態が変化して反射される。この電界検出プ
ローブ7の反射光はミラー6及び波長板5を介して偏光
子4に入射され、ここで特定偏波面を有する光信号のみ
が分岐されて光検出器9に入射される。光検出器9の出
力信号は発振器12の出力信号を参照信号として同期検
波回路10において同期検波され、同期検波回路10の
出力信号は表示装置11により処理され測定信号が表示
される。
【0004】ここで、駆動回路14により被測定回路8
の動作電圧を変えると、反射光の偏波面の状態も変化
し、光検出器9に入射される光強度も変化する。さら
に、駆動回路14によりパルス光源1の出力光パルスと
駆動信号のタイミングを同期させ、且つその位相を少し
ずつずらすサンプリング原理により、被測定回路8の動
作電圧を測定することができる。
の動作電圧を変えると、反射光の偏波面の状態も変化
し、光検出器9に入射される光強度も変化する。さら
に、駆動回路14によりパルス光源1の出力光パルスと
駆動信号のタイミングを同期させ、且つその位相を少し
ずつずらすサンプリング原理により、被測定回路8の動
作電圧を測定することができる。
【0005】図9に示す従来例では光検出器9の出力信
号を同期検波して測定信号を得ているので、理論的には
等価雑音帯域幅をいくらでも小さくでき、測定信号のS
/N比が向上する。但し、図9に示す従来例では被測定
回路8に供給する駆動信号はパルス変調器13によって
変調を受けているので、被測定回路8が論理回路等の場
合には測定できなかった。
号を同期検波して測定信号を得ているので、理論的には
等価雑音帯域幅をいくらでも小さくでき、測定信号のS
/N比が向上する。但し、図9に示す従来例では被測定
回路8に供給する駆動信号はパルス変調器13によって
変調を受けているので、被測定回路8が論理回路等の場
合には測定できなかった。
【0006】そこで、この問題を解決するために、平成
2年特許願第274730号に係る光サンプリング装置
が考えられた。図10はこの従来例を示す構成ブロック
図である。ここで、1から4、6、9、10、11、1
2及び14は図9と同一符号を付してある。図10にお
いて8aは電気光学効果を有するGaAs集積回路、1
5はパルス圧縮装置、16は偏波面変調手段である偏波
面変調器、17はλ/2波長板である。
2年特許願第274730号に係る光サンプリング装置
が考えられた。図10はこの従来例を示す構成ブロック
図である。ここで、1から4、6、9、10、11、1
2及び14は図9と同一符号を付してある。図10にお
いて8aは電気光学効果を有するGaAs集積回路、1
5はパルス圧縮装置、16は偏波面変調手段である偏波
面変調器、17はλ/2波長板である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10に示す
光サンプリング装置では偏波面変調器16が必要とな
り、構成が複雑で、電界検出プローブであるGaAs集
積回路8aと偏波面変調手段が別々であるので調整も容
易でないという問題がある。従って本発明の目的は、構
成が簡単で、調整が容易で、S/N比の良い光サンプリ
ング装置を実現することにある。
光サンプリング装置では偏波面変調器16が必要とな
り、構成が複雑で、電界検出プローブであるGaAs集
積回路8aと偏波面変調手段が別々であるので調整も容
易でないという問題がある。従って本発明の目的は、構
成が簡単で、調整が容易で、S/N比の良い光サンプリ
ング装置を実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明では、パルス光源の出力光パルスの偏
波面の状態を変調信号により変調し、電気光学効果を用
いて被測定回路の動作電圧に対応して前記変調光の偏波
面の状態を更に変化させ、この光を検出して前記変調信
号を参照信号として同期検波することにより、前記動作
電圧の変化を検出して被測定回路の電圧波形を測定する
光サンプリング装置において、前記被測定回路に近傍に
配置され前記動作電圧に対応して前記偏波面の状態を変
化させる電気光学結晶と、この電気光学結晶の表面に設
けられ、前記変調信号により偏波面の状態を変調する偏
波面変調手段とを備えたことを特徴とするものである。
るために、本発明では、パルス光源の出力光パルスの偏
波面の状態を変調信号により変調し、電気光学効果を用
いて被測定回路の動作電圧に対応して前記変調光の偏波
面の状態を更に変化させ、この光を検出して前記変調信
号を参照信号として同期検波することにより、前記動作
電圧の変化を検出して被測定回路の電圧波形を測定する
光サンプリング装置において、前記被測定回路に近傍に
配置され前記動作電圧に対応して前記偏波面の状態を変
化させる電気光学結晶と、この電気光学結晶の表面に設
けられ、前記変調信号により偏波面の状態を変調する偏
波面変調手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】電界検出プローブに偏波面の状態の変調手段を
設けることにより、駆動信号に変調を加える必要がなく
なり、構成が簡単で、S/N比が向上する。
設けることにより、駆動信号に変調を加える必要がなく
なり、構成が簡単で、S/N比が向上する。
【0010】
【実施例】以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に係る光サンプリング装置の第1の実施例
を示す構成ブロック図である。ここで、1から12、1
4は図9と同一符号を付してある。図1において18は
偏波面変調手段である透明な電極、100は電界検出プ
ローブ7への入射光である。ここで、電極18は電界検
出プローブ7の入射面に形成されている。
図1は本発明に係る光サンプリング装置の第1の実施例
を示す構成ブロック図である。ここで、1から12、1
4は図9と同一符号を付してある。図1において18は
偏波面変調手段である透明な電極、100は電界検出プ
ローブ7への入射光である。ここで、電極18は電界検
出プローブ7の入射面に形成されている。
【0011】図1に示す実施例の動作を説明する。パル
ス光源1の出力光パルスはミラー2、3、偏光子4、波
長板5及びミラー6を介して電極18及び電界検出プロ
ーブ7に入射される。ここで、入射光100は電極18
に発振器12の出力信号を印加することにより偏波面の
状態が変調される。一方、駆動回路14は被測定回路8
の駆動信号を出力するとともにパルス光源1にトリガ信
号を供給し、光パルスと駆動信号のタイミングを同期さ
せる。被測定回路8が駆動回路14により動作していれ
ば入射光100は電界検出プローブ7の電気光学効果に
より偏波面の状態が変化して反射される。この電界検出
プローブ7からの反射光はミラー6及び波長板5を介し
て偏光子4に入射され、ここで特定偏波面を有する光信
号のみが分岐されて光検出器9に入射される。光検出器
9の出力信号は発振器12の出力信号を参照信号として
同期検波回路10において同期検波され、同期検波回路
10の出力信号は表示装置11により処理され測定信号
が表示される。
ス光源1の出力光パルスはミラー2、3、偏光子4、波
長板5及びミラー6を介して電極18及び電界検出プロ
ーブ7に入射される。ここで、入射光100は電極18
に発振器12の出力信号を印加することにより偏波面の
状態が変調される。一方、駆動回路14は被測定回路8
の駆動信号を出力するとともにパルス光源1にトリガ信
号を供給し、光パルスと駆動信号のタイミングを同期さ
せる。被測定回路8が駆動回路14により動作していれ
ば入射光100は電界検出プローブ7の電気光学効果に
より偏波面の状態が変化して反射される。この電界検出
プローブ7からの反射光はミラー6及び波長板5を介し
て偏光子4に入射され、ここで特定偏波面を有する光信
号のみが分岐されて光検出器9に入射される。光検出器
9の出力信号は発振器12の出力信号を参照信号として
同期検波回路10において同期検波され、同期検波回路
10の出力信号は表示装置11により処理され測定信号
が表示される。
【0012】図2は図1に示す実施例の電界検出プロー
ブ7の部分を詳細に示した第1の例を示す構成ブロック
図である。ここで、7、8、12、18及び100は図
1と同一符号を付してある。図2において19は被測定
回路8上に設けられた電極、200は電極19間または
電極18、19間に生じる電界である。
ブ7の部分を詳細に示した第1の例を示す構成ブロック
図である。ここで、7、8、12、18及び100は図
1と同一符号を付してある。図2において19は被測定
回路8上に設けられた電極、200は電極19間または
電極18、19間に生じる電界である。
【0013】図2に示す入射光100の入射方向と平行
な電界を検出する電界検出プローブ(以下”縦電界検出
プローブ”と呼ぶ)の場合、電界検出プローブ上面及び
下面の電位、即ち、電極18及び電極19の電位をそれ
ぞれ”Vt” 及び”Vb” とすると、その電位差”(Vt
−Vb)”によって光検出器9に入射する光の強度は図3
に示す特性曲線図のように正弦波的に変化する。
な電界を検出する電界検出プローブ(以下”縦電界検出
プローブ”と呼ぶ)の場合、電界検出プローブ上面及び
下面の電位、即ち、電極18及び電極19の電位をそれ
ぞれ”Vt” 及び”Vb” とすると、その電位差”(Vt
−Vb)”によって光検出器9に入射する光の強度は図3
に示す特性曲線図のように正弦波的に変化する。
【0014】電位差”(Vt−Vb)”が”0”の場合の光
検出器9に入射する光の強度は波長板5によって調整可
能であり、”Vt=Vb=0”の時、図3中”イ”の点に
調整し、この時の光検出器9に入射する光強度を”
P0” とする。また、発振器12により電極18の電
位”Vt” を図3中”イ”の点から”ハ”の点に変化さ
せるため、図4中(a)に示すように”−VS” を周期
的に印加する。もし、電極19の電位が”0”のまま、
即ち、被測定回路8が動作していなければ、図3中”
イ”の点から”ハ”の点に変化しても光検出器9に入射
する光強度は”P0”のままで変化しない。
検出器9に入射する光の強度は波長板5によって調整可
能であり、”Vt=Vb=0”の時、図3中”イ”の点に
調整し、この時の光検出器9に入射する光強度を”
P0” とする。また、発振器12により電極18の電
位”Vt” を図3中”イ”の点から”ハ”の点に変化さ
せるため、図4中(a)に示すように”−VS” を周期
的に印加する。もし、電極19の電位が”0”のまま、
即ち、被測定回路8が動作していなければ、図3中”
イ”の点から”ハ”の点に変化しても光検出器9に入射
する光強度は”P0”のままで変化しない。
【0015】ここで、被測定回路8の動作電圧が”−
V”だけ変化したとすると、電極19の電位”Vb”
も”−V”だけ変化し、電位差は”+V”だけ変化す
る。また、図3中”イ”の点は図3中”ロ”の点に変化
し、光検出器9に入射する光強度は”P0+ΔP” とな
る。この時、発振器12により電極18の電位”Vt”
に”−VS” が印加されると、図3中”ロ”の点から”
ニ”の点に変化することになり、光検出器9に入射する
光強度は”P0−ΔP” に変化する。
V”だけ変化したとすると、電極19の電位”Vb”
も”−V”だけ変化し、電位差は”+V”だけ変化す
る。また、図3中”イ”の点は図3中”ロ”の点に変化
し、光検出器9に入射する光強度は”P0+ΔP” とな
る。この時、発振器12により電極18の電位”Vt”
に”−VS” が印加されると、図3中”ロ”の点から”
ニ”の点に変化することになり、光検出器9に入射する
光強度は”P0−ΔP” に変化する。
【0016】従って、図4中(b)に示すように光検出
器9に入射する光強度は”P0−ΔP” と”P0+Δ
P” 間を図4中(a)に示す発振器12の出力信号に
同期して変化することになる。この結果、発振器12の
出力信号を参照信号として光検出器9の出力信号を同期
検波回路10において同期検波することにより被測定回
路8の動作電圧に応じた出力を得ることができる。
器9に入射する光強度は”P0−ΔP” と”P0+Δ
P” 間を図4中(a)に示す発振器12の出力信号に
同期して変化することになる。この結果、発振器12の
出力信号を参照信号として光検出器9の出力信号を同期
検波回路10において同期検波することにより被測定回
路8の動作電圧に応じた出力を得ることができる。
【0017】また、光の偏波面の状態を変調しているの
で、図5に示したように、被測定回路8の動作電圧が”
−V”である場合、光検出器9に入射する光強度は”P
0−ΔP” と”P0+ΔP” 間を変化するのでその変化
分は”2ΔP”となる。光の偏波面の状態を変調しない
場合、光検出器9に入射する光強度は”P0” と”P0
+ΔP” 間を変化するのでその変化分は”ΔP”であ
る。従って、光検出器9に入射する光強度は2倍にな
り、感度及びS/N比が向上する。
で、図5に示したように、被測定回路8の動作電圧が”
−V”である場合、光検出器9に入射する光強度は”P
0−ΔP” と”P0+ΔP” 間を変化するのでその変化
分は”2ΔP”となる。光の偏波面の状態を変調しない
場合、光検出器9に入射する光強度は”P0” と”P0
+ΔP” 間を変化するのでその変化分は”ΔP”であ
る。従って、光検出器9に入射する光強度は2倍にな
り、感度及びS/N比が向上する。
【0018】なお、図5は電界検出プローブの第2の例
を示す構成ブロック図である。ここで、8、12、19
及び100は図2と同一符号を付してある。図5におい
て電極18aは電界検出プローブ7aの側面に設けら
れ、200aは電極18a間または電極19間に生じる
電界である。
を示す構成ブロック図である。ここで、8、12、19
及び100は図2と同一符号を付してある。図5におい
て電極18aは電界検出プローブ7aの側面に設けら
れ、200aは電極18a間または電極19間に生じる
電界である。
【0019】図6は電界検出プローブの第3の例を示す
構成ブロック図である。ここで、8、12及び19は図
2と同一符号を付してある。図6において電極18bは
電界検出プローブ7bの上面に設けられ、入射光100
aは電界検出プローブ7bの一方の側面から入射され、
反対側の側面で反射される。200bは電極19間また
は電極18b、19間に生じる電界である。
構成ブロック図である。ここで、8、12及び19は図
2と同一符号を付してある。図6において電極18bは
電界検出プローブ7bの上面に設けられ、入射光100
aは電界検出プローブ7bの一方の側面から入射され、
反対側の側面で反射される。200bは電極19間また
は電極18b、19間に生じる電界である。
【0020】図7は電界検出プローブの第4の例を示す
構成ブロック図である。ここで、8、12及び19は図
2と同一符号を付してある。図7において電極18bは
電界検出プローブ7aの上面に設けられ、入射光100
bは電界検出プローブ7bの一方の側面から入射され、
反対側の側面から出力される。200bは電極19間ま
たは電極18b、19間に生じる電界である。
構成ブロック図である。ここで、8、12及び19は図
2と同一符号を付してある。図7において電極18bは
電界検出プローブ7aの上面に設けられ、入射光100
bは電界検出プローブ7bの一方の側面から入射され、
反対側の側面から出力される。200bは電極19間ま
たは電極18b、19間に生じる電界である。
【0021】図8は電界検出プローブの第5の例を示す
構成ブロック図である。ここで、8、12及び19は図
2と同一符号を付してある。図8において電極18cは
電界検出プローブ7cの上面、且つ、入射光100が通
過しない部分に設けられ、入射光100は電界検出プロ
ーブ7cの上面から入射され、被測定回路8で反射され
る。200cは電極19間または電極18c、19間に
生じる電界である。
構成ブロック図である。ここで、8、12及び19は図
2と同一符号を付してある。図8において電極18cは
電界検出プローブ7cの上面、且つ、入射光100が通
過しない部分に設けられ、入射光100は電界検出プロ
ーブ7cの上面から入射され、被測定回路8で反射され
る。200cは電極19間または電極18c、19間に
生じる電界である。
【0022】また、図5、6及び7に示す電界検出プロ
ーブはそれぞれ入射光100、100a及び100bの
入射方向と垂直な電界を検出する電界検出プローブ(以
下”横電界検出プローブ”と呼ぶ)であり、電極18
a、18b及び18cは不透明なものでよい。
ーブはそれぞれ入射光100、100a及び100bの
入射方向と垂直な電界を検出する電界検出プローブ(以
下”横電界検出プローブ”と呼ぶ)であり、電極18
a、18b及び18cは不透明なものでよい。
【0023】横電界検出プローブでは、前述の縦電界検
出プローブの場合と同様に動作電圧が測定できる。但
し、横電界検出プローブの場合、図3の横軸が電位差”
(Vt−Vb)”ではなく、入射光100、100a及び1
00bが横切る電界強度を全光路に渡って積分した電位
となる点で異なっている。
出プローブの場合と同様に動作電圧が測定できる。但
し、横電界検出プローブの場合、図3の横軸が電位差”
(Vt−Vb)”ではなく、入射光100、100a及び1
00bが横切る電界強度を全光路に渡って積分した電位
となる点で異なっている。
【0024】また、実施例においては漏れ電界を検出し
ているが、磁界を検出してもよく、電界検出プローブに
磁界を印加して磁気光学効果により、光の偏波面の状態
を変調してもよい。
ているが、磁界を検出してもよく、電界検出プローブに
磁界を印加して磁気光学効果により、光の偏波面の状態
を変調してもよい。
【0025】また、電気光学結晶と偏波面変調手段を一
体化したことにより、1つの構成要素として、1回の調
整で済むことになるため、調整も容易となる。
体化したことにより、1つの構成要素として、1回の調
整で済むことになるため、調整も容易となる。
【0026】また、被測定回路8の駆動信号に変調を加
える必要はなく、実際の動作状態で被測定回路8の動作
電圧を測定できるので、論理回路等の測定も可能とな
る。
える必要はなく、実際の動作状態で被測定回路8の動作
電圧を測定できるので、論理回路等の測定も可能とな
る。
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。電界検出プロー
ブに偏波面の状態の変調手段を設けることにより、構成
が簡単で、調整が容易で、S/N比の良い光サンプリン
グ装置を実現することにある。
本発明によれば次のような効果がある。電界検出プロー
ブに偏波面の状態の変調手段を設けることにより、構成
が簡単で、調整が容易で、S/N比の良い光サンプリン
グ装置を実現することにある。
【図1】本発明に係る光サンプリング装置の一実施例を
示す構成ブロック図である。
示す構成ブロック図である。
【図2】本発明に係る光サンプリング装置の電界検出プ
ローブの第1の例を示す構成ブロック図である。
ローブの第1の例を示す構成ブロック図である。
【図3】印加される電位差と光検出器に入射する光の強
度の関係を示す特性曲線図である。
度の関係を示す特性曲線図である。
【図4】変調信号と光検出器出力を示すタイミング図で
ある。
ある。
【図5】本発明に係る光サンプリング装置の電界検出プ
ローブの第2の例を示す構成ブロック図である。
ローブの第2の例を示す構成ブロック図である。
【図6】本発明に係る光サンプリング装置の電界検出プ
ローブの第3の例を示す構成ブロック図である。
ローブの第3の例を示す構成ブロック図である。
【図7】本発明に係る光サンプリング装置の電界検出プ
ローブの第4の例を示す構成ブロック図である。
ローブの第4の例を示す構成ブロック図である。
【図8】本発明に係る光サンプリング装置の電界検出プ
ローブの第5の例を示す構成ブロック図である。
ローブの第5の例を示す構成ブロック図である。
【図9】光サンプリング装置の第1の従来例を示す構成
ブロック図である。
ブロック図である。
【図10】光サンプリング装置の第2の従来例を示す構
成ブロック図である。
成ブロック図である。
1 パルス光源 2,3,6 ミラー 4 偏光子 5 波長板 7,7a,7b,7c 電界検出プローブ 8 被測定回路 8a GaAs集積回路 9 光検出器 10 同期検波回路 11 表示装置 12 発振器 13 パルス変調器 14 駆動回路 15 パルス圧縮装置 16 偏波面変調器 17 λ/2波長板 18,18a,18b,18c,19 電極 100,100a,100b 入射光 200,200a,200b,200c 電界
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 19/00 - 19/32 G01R 31/302 H01L 21/66
Claims (1)
- 【請求項1】パルス光源の出力光パルスの偏波面の状態
を変調信号により変調し、電気光学効果を用いて被測定
回路の動作電圧に対応して前記変調光の偏波面の状態を
更に変化させ、この光を検出して前記変調信号を参照信
号として同期検波することにより、前記動作電圧の変化
を検出して被測定回路の電圧波形を測定する光サンプリ
ング装置において、 前記被測定回路の近傍に配置され前記動作電圧に対応し
て前記偏波面の状態を変化させる電気光学結晶と、 この電気光学結晶の表面に設けられ、前記変調信号によ
り偏波面の状態を変調する偏波面変調手段とを備えたこ
とを特徴とする光サンプリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041505A JP3057280B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 光サンプリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041505A JP3057280B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 光サンプリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05240884A JPH05240884A (ja) | 1993-09-21 |
JP3057280B2 true JP3057280B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=12610228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4041505A Expired - Fee Related JP3057280B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 光サンプリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3057280B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3352239B2 (ja) | 1994-08-19 | 2002-12-03 | 浜松ホトニクス株式会社 | 電圧測定装置 |
JP5050598B2 (ja) * | 2007-03-23 | 2012-10-17 | 日本電気株式会社 | 非接触型信号伝送装置及び非接触型信号伝送方法 |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4041505A patent/JP3057280B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05240884A (ja) | 1993-09-21 |
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