JP3057174U - カメラの装飾撮影装置およびそれに使用する装飾体 - Google Patents

カメラの装飾撮影装置およびそれに使用する装飾体

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JP3057174U
JP3057174U JP1998007825U JP782598U JP3057174U JP 3057174 U JP3057174 U JP 3057174U JP 1998007825 U JP1998007825 U JP 1998007825U JP 782598 U JP782598 U JP 782598U JP 3057174 U JP3057174 U JP 3057174U
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信之 坪井
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信之 坪井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 普及している通常のカメラやインスタントカ
メラを用いて、いわゆるプリクラ写真のような装飾写真
を簡易に撮影できる装飾撮影装置を実現する。 【解決手段】 本考案に係るカメラの装飾撮影装置は、
被写体34をレンズ系10を介してフィルム面38に結
像させるカメラにおいて、レンズ系10の前面位置に所
望パターンの装飾開口部28を有する装飾体26を配置
し、その装飾開口部28によりレンズ系10への入射光
線を制御し、被写体34を装飾パターンとともにフィル
ム面38に結像させることを特徴としている。ハート形
や丸形等の装飾開口部28を有した有色の装飾体26を
介して被写体34を撮影すると、有色輪郭のハート形等
に囲われた被写体像40をフィルム上に撮影できる。特
にインスタントカメラを用いれば、装飾写真を即座に眼
前に提示できる。家庭や個人レベルで装飾写真を安価か
つ簡易に実現できる効果を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は装飾写真、即ち被写体の周りに装飾パターンを配置した写真を撮影で きるカメラの装飾撮影装置に関し、特にインスタントカメラに適用するとその場 で装飾写真を提示できるカメラの装飾撮影装置およびそれに使用する装飾体に関 する。
【0002】
【従来の技術】
本考案では、被写体の周りに任意の装飾パターンを配置した写真を装飾写真と 呼び、一般にはプリントクラブ又は略してプリクラ写真とも呼んでいる。近年、 これらの装飾写真を撮影収集することが流行となっており、ゲームセンターや街 角に多種類の装飾写真装置が配置されるようになった。
【0003】 この装飾写真装置はビデオカメラやデジタルカメラをコンピュータと結合した 装置で、そのカメラで撮影した人物画像をコンピュータ内に読み取り、この人物 画像を選択された装飾パターンにコンピュータ内で張り付けてプリントアウトす るものである。この装飾写真装置は高価な装置であるため、精巧で多彩な装飾写 真を利用者に提供している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この装飾写真装置はコンピュータと連動しているため極めて高価で、 どこにでもあるという装置ではない。装飾写真を撮影するためには、利用者は装 飾写真装置を設置してあるゲームセンターや店舗に出向かなければならないと云 う欠点があった。一方、通常のカメラやインスタントカメラは普及度が極めて高 く、使い捨てカメラの需要の増加には目を見張るものがある。普及度の高いこれ らのカメラを利用して、利用者が自由に装飾写真を撮影できることが望まれてい た。しかし、未だにそのような装飾撮影装置は実現していない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記欠点を解消するためになされたもので、既存の普及型カメラに適 用して装飾写真を撮影できる装飾撮影装置に係わる。而して、本考案に係る第1 のカメラの装飾撮影装置は、被写体をレンズ系を介してフィルム面に結像させる カメラにおいて、レンズ系の前面位置に所望パターンの装飾開口部を有する装飾 体を配置し、その装飾開口部によりレンズ系への入射光線を制御し、被写体を装 飾パターンとともにフィルム面に結像させることを特徴とする。
【0006】 本考案に係る第2のカメラの装飾撮影装置は、被写体をレンズ系と反射ミラー を介してフィルム面に結像させるインスタントカメラにおいて、レンズ系の前面 位置に所望パターンの装飾開口部を有する装飾体を配置し、その装飾開口部によ りレンズ系への入射光線を制御し、被写体を装飾パターンとともにフィルム面に 結像させることを特徴とする。
【0007】 前記装飾体を着脱自在に固定する係止枠を前記レンズ系の正面壁に設けること を提案する。 所望パターンの前記装飾開口部は切欠または透孔として形成される装飾体を提 案する。また、有色の透光性材料から形成される装飾体を提案する。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案者は通常のカメラで装飾写真を撮影するために鋭意研究した結果、レン ズの前面位置に所望パターンの装飾開口部を設けた装飾体を配置すればよいこと を着想するに至った。即ち、被写体からの入射光線をその装飾開口部の形状で制 御すれば、フィルムにはその装飾パターンを有した被写体が撮影できるはずであ る。ここで、入射光線を制御するとは、開口部領域のみ透光させて他は遮光する ことを意味するだけでなく、他の領域でも入射光線を一部透光させて光量を制限 する場合を含む。
【0009】 具体的に説明すると、まず装飾体を不透光性材料で形成した場合には、その装 飾パターンが丸形であれば、フィルムには被写体を丸形に撮影でき、丸形の外側 は未感光部となる。従って、丸形の外側はポジ像として黒くなり、その丸形の内 側に被写体像が形成される。 しかし、装飾体の一部又は全部を有色の透光性材料、例えば有色セロハン紙や 有色セルロイド板等で構成すれば、丸形の開口部を有する装飾体では、丸形の外 側は有色の装飾パターンとなり、丸形内部に被写体像が形成できる。有色とは単 色のみならず複数色からなる多色も意味し、こうすることによってカラフルな装 飾写真を撮影できる。また、黒色や灰色も有色概念に含まれる。また、その有色 の装飾体に所望の線画や面画を形成すれば、線画や面画の入った有色の装飾パタ ーンが得られ、装飾性をより豊かにすることができる。
【0010】 装飾体の内、最も簡単なものは板状の装飾体、即ち装飾板である。この装飾板 に丸形やハート型等の所望の装飾パターンを孔状に開口すれば、この装飾開口部 を透過した光線がレンズ系に入射し、フィルムを感光させる。装飾パターンは、 プラスチック成形や金属成形等の公知の加工技術により、任意の所望形状に容易 に成形できる。 また、装飾開口部は孔状でなく切欠状であってもよい。この切欠とは孔状以外 の総ての形状を指称する。例えば、レンズの右半分を遮蔽し、左半分だけを開口 した略長方形板でもよい。この場合には切り欠かれた装飾開口部は略長方形とな り、この装飾板を左右に移動させれば、レンズの右半分又は左半分を自由に開口 させることができる。
【0011】 本考案では装飾体を複数枚重ねることもできる。複数枚重ねることにより、装 飾体単体よりもより複雑な装飾パターンを構成できる。例えば、ハート形の開口 部を有する装飾板と半円形の開口部を有する装飾板を重ねると、半円形とハート 形との重なり部分が装飾パターンとなる。例えば、半円形をハート形の左半分と 重ねると、半円形がハート形より大きければ、ハート形の左半分の装飾写真を撮 影することができる。
【0012】 通常のカメラに本考案を適用すると、フィルムにはネガ像が結像され、現像・ 焼き付け後にポジ写真として装飾写真ができる。特に、インスタントカメラに本 考案を適用すると、直ちにポジ写真としての装飾写真を提供でき、装飾写真収集 家には待望の個人装飾写真撮影を可能にずる。また、デジタルカメラに本考案を 適用すれば、ディスプレー上に装飾写真画像を家庭で撮像できる。
【0013】
【実施例】
図1〜図3は本考案に用いられるインスタントカメラ2の一例で、コンビーニ エンスストア等でポラロイドポケット・シャオという商標で販売されているイン スタントカメラである。フィルム自動送り機構やシャッターロック機構等を廃し て低価格を実現しており、本考案にとって好適なインスタントカメラである。図 のように、フィルムカセット4を矢印方向にカメラ本体6内に装填し、カメラ蓋 8を締めると撮影可能状態になる。
【0014】 図3において、このインスタントカメラ2はレンズ10、フレーム枠12、フ ァインダー部14、フラッシュ部16、シャッター18、フィルムタブ20から 構成されている。フレーム枠12はレンズ10から入射する光線の最大輪郭、即 ちファインダー部14で視認できる被写体枠を構成する。フィルムは撮影後にタ ブ20を外側に引っ張り出すことで移動し、現像が開始される。
【0015】 図4は図3のI−I線の要部簡略断面図である。レンズ10はレンズ保持筒2 2に固定され、その前面位置の係止枠24内には本考案の装飾板26が配置され ている。図4ではフレーム枠12を取り外して装飾板26を配置しているが、フ レーム枠12の前面側に重ねて配置しても構わない。装飾板26には所望パター ンの装飾開口部28が形成されている。レンズ10の後面側には絞り30が設け られており、所定径の絞り口32が撮影時に開口される。被写体34からの光線 は反射ミラー36で反射された後、フィルム38上に被写体像40を結像する。 フィルム38はカメラ蓋8の内面上を手動で走行する。
【0016】 図5は装飾板26を配置しない場合の通常の撮影状態図である。被写体34は ファインダー部14から見て右側に矢印、左側に丸印から構成されている。被写 体34からの光線がレンズ中心を透過し絞り30を通過すると、反射ミラー36 上では像が左右に逆転する。この逆転はレンズ10の作用である。光線は反射ミ ラー36で反射された後、フィルム38の面上に被写体像40を結像する。この 被写体像40は正面から見て右に矢印、左に丸印となり、被写体34の配置と全 く同様となる。フィルム38はインスタントフィルムであり、タブ20を引き出 して現像すると、被写体像40がファインダーから見た配置のままインスタント 写真になる。
【0017】 図6は本考案に係る装飾板26を配置した実施例の撮影状態図であり、図5と 同一部分の説明は省略する。装飾板26は線画を画いた赤色の透光性材料から形 成され、その中にハート形の装飾パターンの装飾開口部28が透孔状に穿設され ている。被写体34からの光線はこのハート形の装飾開口部28を通過するが、 ハート形外部領域の光線は一部吸収遮光されて赤色光がカメラ内部に入射する。 従って、フィルム38上にはハート形の内部に被写体像40が形成され、ハート 形の外部には赤色の線画模様が形成される。即ち、赤色の線画模様を輪郭とした ハート形の中に被写体像40を撮影した装飾写真となる。
【0018】 前記装飾板26を不透光性材料で形成した場合には、ハート形外部領域では光 線が総て遮光され、フィルム上ではハート形外部は未感光領域となる。つまり、 ポジ写真では黒化し、黒色輪郭のハート形内部に被写体像が撮影される。
【0019】 本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思想を逸脱し ない範囲における種々の変形例、設計変更等をその技術的範囲内に包含するもの である。
【0020】
【考案の効果】
本考案は上記説明から明らかなように以下のような効果を有する。 請求項1によれば、カメラのレンズ系の前面位置に所望パターンの装飾開口部 を有した装飾体を配置するだけで、フィルムに所望の装飾パターンを被写体とと もに撮影できる。従って、装飾体を変更するだけで各種の装飾写真を簡単に提供 でき、装飾写真を個人的にしかも安価に実現できる効果を有する。 請求項2によれば、インスタントカメラを簡単に装飾写真装置に改造でき、従 来の高級な装飾写真装置と同様に待ち時間無く直ちに装飾写真をその場で提供で きる効果を有する。
【0021】 請求項3によれば、係止枠に装飾体を嵌め込むだけであるから、カメラの装飾 撮影装置を簡単かつ安価に実現できる。また従来のフレーム枠を固定する係止枠 を本考案の係止枠に転用できるなど、本考案を既存カメラに適用することは極め て簡単であり、どの家庭でも装飾写真を楽しむことができる。 請求項4によれば、装飾開口部を切欠または透孔として成形できるから、プラ スチック成形等の公知の加工成型技術が適用でき、装飾体の量産化を簡単に行う ことができる。
【0022】 請求項5によれば、カラフルな装飾パターンを実現でき、装飾性の豊かな装飾 写真を提供できる。 従って、本考案は実用上かつ産業上に極めて有益な装飾写真装置を提供するも のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案に利用できるインスタントカメラ
のフィルムカセット装填方法を示した斜視図である。
【図2】図2は図1のフィルムカセット装填後の斜視図
である。
【図3】図3は図2のカメラ蓋を閉鎖したインスタント
カメラの全体斜視図である。
【図4】図4は図3のI−I線の要部簡略断面図であ
る。
【図5】図5は装飾板を配置しない場合の通常の撮影状
態図である。
【図6】図6は本考案に係る装飾板を配置した実施例の
撮影状態図である。
【符号の説明】
2 インスタントカメラ 4 フィルムカセット 6 カメラ本体 8 カメラ蓋 10 レンズ 12 フレーム枠 14 ファインダー部 16 フラッシュ部 18 シャッター 20 フィルムタブ 22 レンズ保持筒 24 係止枠 26 装飾板 28 装飾開口部 30 絞り 32 絞り口 34 被写体 36 反射ミラー 38 フィルム 40 被写体像

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体34をレンズ系10を介してフィ
    ルム面38に結像させるカメラにおいて、レンズ系10
    の前面位置に所望パターンの装飾開口部28を有する装
    飾体26を配置し、その装飾開口部28によりレンズ系
    への入射光線を制御し、被写体34を装飾パターンとと
    もにフィルム面38に結像させることを特徴とするカメ
    ラの装飾撮影装置。
  2. 【請求項2】 被写体34をレンズ系10と反射ミラー
    36を介してフィルム面38に結像させるインスタント
    カメラにおいて、レンズ系10の前面位置に所望パター
    ンの装飾開口部28を有する装飾体26を配置し、その
    装飾開口部28によりレンズ系10への入射光線を制御
    し、被写体34を装飾パターンとともにフィルム面38
    に結像させることを特徴とするカメラの装飾撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記装飾体26を着脱自在に固定する係
    止枠24を前記レンズ系10の正面壁に設けた請求項1
    又は2記載のカメラの装飾撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記装飾開口部28を切欠または透孔と
    して形成した請求項1、2又は3記載のカメラの装飾撮
    影装置に使用する装飾体。
  5. 【請求項5】 一部又は全部が有色の透光性材料から形
    成される請求項4記載の装飾体。
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