JP3056468U - 浴用タオル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不使用時に物品収容に利用できる浴用タオ
ル。 【解決手段】 浴用タオル１０の角部に留め具１１を設
け、該留め具１１と隣り合う角部に止め孔１２を設け、
留め具１１と対角位置にある角部に吊懸輪１３を設け、
浴用タオル１０の留め具１１を設けた角部を上に折りさ
らに止め孔１２を設けた角部を留め具１１の上に折り重
ねて留め具１１と止め孔１２を係合させることで浴用タ
オル１０をポケット状となし、止め孔１２と留め具１１
の係合解除することで原状の浴用タオル１０に回復させ
られるようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は浴用タオルの構造に関し、特に角部に設けられた留め具と止め孔を利 用して適度に折り畳んでポケット状となして石鹸やブラシなどを収容したり、手 を挿入して掌で浴用タオルをつかんで身体を洗うのに使用できるようにしてあり 、多種の使用機能を持たせた浴用タオルに関する。

【０００２】

【従来の技術】

浴用タオルは、沐浴時に洗顔や体を擦拭するのに使用され、沐浴の必需品とさ れている。浴用タオルは軟質で薄片状とされ、使用時には掌で保持するか或いは 真っ直ぐに引っ張って使用し、使用時は広げてタオル掛けに掛けられ、特に他の 機能を有していなかった。一般にタオル掛けは長さが有限であり通常は、３本か ４本のタオルを掛けるといっぱいになってしまう。このため家族の人数が多いと 、浴用タオルを広げて掛けることができず、外観が悪くなった。しかし浴用タオ ルは沐浴、洗浄の必需品であり他の用具で代用できないため、浴用タオルの放置 処理が問題とされてきた。即ち、使用に便利で、使用後の放置の問題を解決でき る浴用タオルが求められていた。

【０００３】 さらに、一般に沐浴、洗浄時には、浴用タオル以外に、沐浴用具、例えば石鹸 、浴用ブラシ、浴用スポンジ、子供の沐浴玩具などが使用されるが、これらが浴 室の場所をとり、特定の収容場所がなく浴室の隅部に放置されて浴室が乱雑とな る状況がよく見られる。このような沐浴用具の処理もまた問題とされてきた。

【０００４】 本考案は浴用タオルが沐浴、洗浄時の極めて重要な用具とされ、沐浴時には必 ず使用されるが、ただし現在の浴用タオルはわずかに洗顔や擦拭に使用されるの みで他の機能を有していない点、及び浴用タオルが使用時に放置場所をとる点を 鑑み、それらの問題を解決しうる新たな浴用タオルの構造を提供するものである 。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、浴用タオルの角部にそれぞれ留め具、止め孔及び吊懸輪を設けて、 浴用タオルを折り畳んでポケット状とできるようにし、ポケット状とした内部に 石鹸やスポンジを収容できるようにすることで、浴用タオルの実用機能を増進し 、並びに吊懸輪でフックに吊り掛けられるようにしてタオル掛けの場所をとらな いようにすることを課題としている。

【０００６】 本考案は次に、浴用タオルを折り畳んでポケット状としてその内部に手を差し 込めば、身体を洗うのに便利な浴用手袋として使用できるようにすることを課題 としている。

【０００７】 本考案はさらに、浴用タオルの面上に粗造物を増設して浴用タオルの摩擦力を 増加して、身体洗浄に用いる時の身体との摩擦力を増して身体の皮膚に対する按 摩効果を提供できるようにすることを課題としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、浴用タオル１０の角部に留め具１１を設け、該留め具１１ と隣り合う角部に止め孔１２を設け、留め具１１と対角位置にある角部に吊懸輪 １３を設け、浴用タオル１０の留め具１１を設けた角部を上に折りさらに止め孔 １２を設けた角部を留め具１１の上に折り重ねて留め具１１と止め孔１２を係合 させることで浴用タオル１０をポケット状となし、止め孔１２と留め具１１の係 合解除することで原状の浴用タオル１０に回復させられるようにしてあり、以上 の構成からなる浴用タオルとしている。

【０００９】 請求項２の考案は、浴用タオル１０を折り畳んでポケット状とした後に、ポケ ット口部１５より石鹸、スポンジ等の沐浴用具を収容できるようにしてあること を特徴とする、請求項１に記載の浴用タオルとしている。

【００１０】 請求項３の考案は、浴用タオル１０を折り畳んでポケット状とした後に、ポケ ット口部１５より手掌を進入させられる沐浴手袋を形成できるようにしてあるこ とを特徴とする、請求項１に記載の浴用タオルとしている。

【００１１】 請求項４の考案は、浴用タオル１０に粗造物４０、例えば目の粗い布材或いは 凸粒が設けられて摩擦力と身体への適度な按摩機能を有することを特徴とする、 請求項１に記載の浴用タオルとしている。

【００１２】 請求項５の考案は、浴用タオル１０の上面と下面の両面の角部に留め具１１が 設けられて、上面と下面のいずれの方向に向けても折り畳めることを特徴とする 、請求項１に記載の浴用タオルとしている。

【００１３】 請求項６の考案は、浴用タオル１０の外形が動物、植物、交通工具或いはその 他の各種の異なる造形に形成可能とされたことを特徴とする、請求項１に記載の 浴用タオルとしている。

【００１４】

【考案の実施の形態】

本考案の浴用タオルは、折り畳んでポケット状とでき、石鹸や浴用ブラシ、浴 用スポンジなどの用具を収容できるようにしてあり、浴用タオルの角部上に留め 具が設けられて、浴用タオルの留め具を設けた角部と隣り合う二側の角部のいず れにも止め孔が設けられ、留め具の対角にある角部に吊懸輪が設けられ、浴用タ オルの留め具を設けた角部を内向きに折り畳み、さらに止め孔を設けた二側の角 部を留め具部分に向けて折り、並びに留め具と止め孔を止め合わせれば浴用タオ ルがポケット状となり、このポケット内に石鹸、浴用スポンジ或いは浴用ブラシ 或いは子供の沐浴玩具などを収容して吊懸輪を利用してフックに吊懸れば、タオ ル掛け及び浴室の場所をとらず且つ物品を整理することができ、空間を十分に運 用できると共に、浴用タオルを不使用の時にも十分活用することができるように してある。

【００１５】

【実施例】

図１に示されるように、本考案の浴用タオル１０は角部に留め具１１が設けら れており、該留め具１１は浴用タオル１０の単一面の角部或いは上面と下面の角 部のいずれにも設けられ、留め具１１に隣り合う角部に止め孔１２が設けられ、 留め具１１の対角にある角部に吊懸輪１３が設けられている。浴用タオル１０の 留め具１１を設けた角部を上向きに折り畳み（図２参照）、さらに浴用タオル１ ０の止め孔１２を設けた角部を留め具１１の上に重なるように折り畳み（図３、 ４参照）、留め具１１を止め孔１２に係合させると浴用タオル１０はポケット状 １４となり（図５参照）、浴用タオル１０をポケット状１４とした後に、ポケッ ト口部１５が形成される。このように浴用タオル１０を不使用時に暫時折り畳ん でポケット状１４とできると共に、浴用タオル１０を使用する時には浴用タオル １０の止め孔１２と留め具１１の係合を解除すればもとの使用状態に回復させら れるようにしてある。

【００１６】 さらに図６に示されるように、本考案の浴用タオル１０を折り畳んでポケット 状１４とした後にはポケット口部１５より石鹸、浴用ブラシ、スポンジなどの沐 浴用具２０、或いは子供の玩具などを内部に置き入れることができ、並びに浴用 タオル１０の吊懸輪１３でフック５０に吊懸られる。こうして浴用タオル１０を 広げて干すことで占有される空間を縮小でき、また浴用タオル１０に一部の沐浴 用具２０を収容することができ、相対的に浴室内の空間を整理し、快適なものと なすことができる。また浴用タオル１０をポケット状１４となした後に、手掌３ ０をポケット口部１５に進入させて浴用タオル１０を手袋のように使用して手掌 ３０で浴用タオル１０を掴み、身体を擦洗するのに利用できるようにしてあり、 こうして浴用タオル１０の使用方式と使用機能が増加されている。

【００１７】 図８に示されるように、本考案の浴用タオル１０に粗造物４０（比較的目の粗 い布材或いは凸粒）を設けて、浴用タオル１０の摩擦力を増加して体を擦洗する 時の摩擦力を増加することができ、それにより浴用タオル１０の身体洗浄効果を 高め、また粗造物４０と身体との摩擦時に身体に対して適度な按摩力を提供して 擦拭と按摩の効果を提供することができるようになり、浴用タオル１０の使用効 果、応用方式がさらに多くなる。

【００１８】 さらに図９、１０に示されるように、本考案の浴用タオル１０は、動物の造形 に製造可能で、その場合、留め具１１と止め孔１２、吊懸輪１３をそれぞれ動物 の造形の浴用タオル１０の適当な位置に設けて、動物造形の浴用タオル１０を折 り畳んでポケット状とできるようにする。また浴用タオル１０を植物造形（図１ １参照）に製造したり、或いは交通工具造形（図１２参照）に製造することも可 能であり、このように本考案の浴用タオル１０は多元化した造形変換が可能であ り、それにより沐浴の楽しさを増すことができ、いずれの場合も、各種造形の浴 用タオル１０の適当な位置にそれぞれ留め具１１、止め孔１２及び吊懸輪１３を 設けて、折り畳み可能とし、浴用タオル１０の全体の造形の美観を高めることが できる。

【００１９】

【考案の効果】

総合すると、本考案の浴用タオルは、留め具、止め孔及び吊懸輪を設けてあり 、浴用タオルを折り畳み方式でポケット状としてその内に石鹸、浴用ブラシ、ス ポンジなどの沐浴用具を収容したり、或いは手掌をポケット状とした浴用タオル 内に差し込んで手袋方式での擦洗に利用することができるようにしてあり、浴用 タオルの使用効果、応用方式を増進してあり、優れた新規性と実用性を兼ね備え ている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の浴用タオルの構造表示図である。

【図２】本考案の浴用タオルの折り畳み操作表示図であ
る。

【図３】本考案の浴用タオルの折り畳み操作表示図であ
る。

【図４】本考案の浴用タオルの折り畳み操作表示図であ
る。

【図５】本考案の浴用タオルをポケット状となした時の
状態表示図である。

【図６】本考案の浴用タオルの使用状態表示図である。

【図７】本考案の浴用タオルのもう一種の使用表示図で
ある。

【図８】本考案の浴用タオルの第２実施例図である。

【図９】本考案の浴用タオルの第３実施例図である。

【図１０】本考案の浴用タオルの第４実施例図である。

【図１１】本考案の浴用タオルの第５実施例図である。

【図１２】本考案の浴用タオルの第６実施例図である。

【符号の説明】

１０ 浴用タオル １１ 留め具 １２ 止め孔 １３ 吊懸輪 １４ ポケット状 １５ ポケット口部 ２０ 沐浴用具 ３０ 手掌 ４０ 粗造物 ５０ フック

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 浴用タオル１０の角部に留め具１１を設
   け、該留め具１１と隣り合う角部に止め孔１２を設け、
   留め具１１と対角位置にある角部に吊懸輪１３を設け、
   浴用タオル１０の留め具１１を設けた角部を上に折りさ
   らに止め孔１２を設けた角部を留め具１１の上に折り重
   ねて留め具１１と止め孔１２を係合させることで浴用タ
   オル１０をポケット状となし、止め孔１２と留め具１１
   の係合解除することで原状の浴用タオル１０に回復させ
   られるようにしてあり、以上の構成からなる浴用タオ
   ル。
2. 【請求項２】 浴用タオル１０を折り畳んでポケット状
   とした後に、ポケット口部１５より石鹸、スポンジ等の
   沐浴用具を収容できるようにしてあることを特徴とす
   る、請求項１に記載の浴用タオル。
3. 【請求項３】 浴用タオル１０を折り畳んでポケット状
   とした後に、ポケット口部１５より手掌を進入させられ
   る沐浴手袋を形成できるようにしてあることを特徴とす
   る、請求項１に記載の浴用タオル。
4. 【請求項４】 浴用タオル１０に粗造物４０、例えば目
   の粗い布材或いは凸粒が設けられて摩擦力と身体への適
   度な按摩機能を有することを特徴とする、請求項１に記
   載の浴用タオル。
5. 【請求項５】 浴用タオル１０の上面と下面の両面の角
   部に留め具１１が設けられて、上面と下面のいずれの方
   向に向けても折り畳めることを特徴とする、請求項１に
   記載の浴用タオル。
6. 【請求項６】 浴用タオル１０の外形が動物、植物、交
   通工具或いはその他の各種の異なる造形に形成可能とさ
   れたことを特徴とする、請求項１に記載の浴用タオル。