JP3003302U - スポーツ用バック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】機能性に富んだスポーツ用バックを得ることを
目的とする。 【構成】長形バック本体に手掛けおよび／もしくは肩掛
け用のベルト部材を伸縮調整自在に設けるとともに頂部
を開閉し得るようにしたスポーツ用バックであって、長
形バック本体の頂部に一対のファスナを配置したフラッ
プ状蓋片を設けてこのフラップ状蓋片の自由端縁とバッ
ク本体とを面ファスナを介して取着するように形成し、
一方長形バック本体の短手方向一側面にはファスナを介
してフラップ状側片を設けるとともにこの短手方向一側
面にのみ開口部を有する靴もしくはウエットストレージ
用の防水性収納袋をバック本体内に延設し、さらに長形
バック本体の短手方向他側面にもファスナを介してフラ
ップ状側片を設け、この短手方向他側面に一もしくはそ
れ以上の洗面用具収納ポケットを配設する。このスポー
ツ用バックでは靴あるいは衣類、タオルなどのウエット
ストレージを区分けして収納でき機能性の向上を図るこ
とができるものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、スポーツ用バックに関するものであり、一層詳細には、機能性に 富むスポーツ用バックに関するものである。

【０００２】

【従来技術および考案が解決すべき課題】

従来より、各種スポーツを行う際に着用する衣類などを収容して持ち運ぶよう にしたスポーツ用バックは、そのスポーツに応じた種々のものが提案されており 一般需要者の便宜にも供されている。

【０００３】 ところで、この種のスポーツ用バックは、通常、長形バック本体に手掛けおよ び／もしくは肩掛け用のベルト部材を伸縮調整自在に設けるとともに頂部をファ スナによって開閉できるように形成し、さらにこのバック本体の内外適所に収納 ポケットを設けることにより構成されている。

【０００４】 しかしながら、ボーリングなど特別なスポーツ用バックは別として、一般のス ポーツ用バックでは、使用する靴や使用後の濡れたり湿って汚れた衣類、タオル などの収容場所を設けたものはなかった。 従って、これらの靴や衣類、タオルなどはそのままもしくは別に持参したビニ ール袋などに収容しているが、バック本体内でこれらの靴や衣類、タオルなどが 混ざって他のものが汚れてしまうことも多く、また、スポーツ後にシャワー等で 使用するシャンプーやローションなどの洗面用具もバッグとは別の小さいポーチ などに収容して持ち運ぶ必要があるなど機能性の点で種々の解決すべき課題が指 摘されていた。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そこでこの考案では、長形バック本体に手掛けおよび／もしくは肩掛け用のベ ルト部材を伸縮調整自在に設けるとともに頂部を開閉し得るようにしてなるこの 種のスポーツ用バックにおいて、長形バック本体の頂部に一対のファスナを配置 したフラップ状蓋片を設けてこのフラップ状蓋片の自由端縁とバック本体とを面 ファスナを介して取着するように形成し、一方長形バック本体の短手方向一側面 にはファスナを介してフラップ状側片を設けるとともにこの短手方向一側面にの み開口部を有する靴もしくはウエットストレージ用の防水性収納袋をバック本体 内に延設し、さらに長形バック本体の短手方向他側面にもファスナを介してフラ ップ状側片を設け、この短手方向他側面に一もしくはそれ以上の洗面用具収納ポ ケットを配設することにより、機能性の向上を図ろうとするものである。

【０００６】 この場合、別体に形成した防水性収納袋を紐部材を介して長形バック本体の内 部に連結しておけば、使用後の濡れたり湿って汚れた衣類、タオルなどを靴とは 別にこの防水性収納袋に収容することができ好適である。

【０００７】 さらには、各フラップ状側片の内側に一もしくはそれ以上の収納ポケットを設 けて種々の小物を収容できるようにすれば、使用に一層便宜となる。

【０００８】

【作 用】

この考案では、スポーツで使用する靴は短手方向一側面のフラップ状側片を開 けて防水性収納袋に収納し、また使用後の濡れたり湿って汚れた衣類、タオルな どは別体に形成した防水性収納袋に入れて紐部材で口を閉塞してから長形バック 本体に収容し、さらにシャンプーやローション等の洗面用具は長形バック本体の 短手方向他側面に設けた収納ポケットに適宜収納して使用するものである。

【０００９】

【実施例】

次に、本考案に係るスポーツ用バックの好適な実施例につき、添付図面を参照 しながら以下詳細に説明する。

【００１０】 図において、本考案に係るスポーツ用バック１０は、太番手の合成樹脂製糸に よって密に織った厚地のキャンバス様生地で形成される長形バック本体１２を備 え、この長形バック本体１２には対向配置された手掛けベルト１４と伸縮調整自 在に形成した肩掛けベルト１６とが設けられている。

【００１１】 長形バック本体１２の頂部には所定幅に設定したフラップ状蓋片１８を設ける とともこのフラップ状蓋片１８の両側縁にファスナ２０、２０を夫々配置し、さ らにフラップ状蓋片１８の自由端縁とバック本体１２とは面ファスナ２２を介し て取着するように構成する。このように構成することにより長形バック本体１２ の頂部は、面ファスナ２２およびファスナ２０、２０を操作してフラップ状蓋片 １８を開けば大きな開口部が得られることになるので長形バック本体１２内部へ の物品の出し入れを容易に行うことができる。

【００１２】 一方、長形バック本体１２の短手方向一側面にはファスナ２０を介してフラッ プ状側片２４を設けるとともにこのフラップ状側片２４内側には大きめの物品を 収納できるメッシュ製ポケット２６を配置する。 またこの長形バック本体１２の短手方向一側面にはファスナ２０によって同様 に開閉される開口部２８を設けてこの開口部２８に、靴Ｓもしくはウエットスト レージＷ用の防水性収納袋３０を付設するとともに該防水性収納袋３０が長形バ ック本体１２内に延在するように構成する（図１および図３参照）。

【００１３】 さらに長形バック本体１２の短手方向他側面にもファスナ２０を介してフラッ プ状側片３２を設けるとともにこのフラップ状側片３２内側にはこまごまとした 物品を収納できる複数のメッシュ製ポケット２６を配置する。 なお、長形バック本体１２の短手方向他側面にはシャンプーやローション等の 洗面具３４を収容したメッシュ製ポケット３６も配設する。

【００１４】 また、長形バック本体１２には、紐部材３８を介してこの長形バック本体１２ の内部に配設したフック部材（図示せず）と連結した防水性収納袋４０が付設さ れており、この防水性収納袋４０内には使用後の濡れたり湿った衣類、タオルな どのウエットストレージＷを靴Ｓとは別に収容するようにする。

【００１５】 なお、添付図面において、参照符号４２は、長形バック本体１２の短手方向一 側面に紐部材３８を介して連結したキイクリップであり、参照符号４４は長形バ ック本体１２の長手方向側面に配設された収納ポケットである。

【００１６】 このように構成された本考案に係るスポーツ用バック１０を使用するに際して は、スポーツで使用する靴Ｓは長形バック本体１２のフラップ状側片２４を開け て防水性収納袋３０内に収納する。一方、使用前のきれいな衣類、タオルなどは 面ファスナ２２およびファスナ２０、２０を操作してフラップ状蓋片１８を開放 して長形バック本体１２内部に適宜収納しておく。さらに、シャンプーやローシ ョン等の洗面具３４は長形バック本体１２のフラップ状側片３２を開けて収納ポ ケット３６に収納配置しておく。

【００１７】 そして、スポーツの終了後においては、靴Ｓはフラップ状側片２４を開けて防 水性収納袋３０に収納してその開口部２８をファスナ２０で閉塞し、一方、使用 後の濡れたり湿って汚れた衣類、タオルなどのウエットストレージＷは別体に形 成した防水性収納袋４０に入れて紐部材３８でその開口部を閉塞してから長形バ ック本体１２に収容すれば良い。なお、スポーツ後にシャワーなどを使う場合は 、長形バック本体１２のフラップ状側片３２を開けて収納ポケット３６に収納し てあるシャンプーやローションなどの洗面用具３４を適宜取り出して使用すれば 良い。

【００１８】

【考案の効果】

先に述べたように、本考案に係るスポーツ用バックによれば、スポーツに使用 する靴や使用後の濡れたり湿って汚れた衣類、タオルなどを区別して収容するこ とができるので、これらの靴や衣類、タオルなどがバック本体内で混ざってさら に汚れてしまうなどの不都合が生じることもなく、スポーツ後のシャワー等で使 用する洗面用具もバック内に収納して同時に持ち運ぶことができる。従って、従 来のこの種のバックと比較した場合、その機能性を大幅に向上させることができ るものである。

【００１９】 また、バック本体に収納ポケットを沢山けいいせしたので種々の小物を好適に 収容できるだけでなく、鍵などもキイクリップに取り付けてその紛失を阻止する ことができる等種々の利点を有し、その実用的効果は極めて大きい。

【００２０】 以上、本考案に係るスポーツ用バックの好適な実施例につき説明したが、本考 案はこの実施例に限定されものではなく、例えば、スポーツの種類に応じてバッ ク本体を縦長にしたり、靴用の防水性収納袋をバック本体に対して取外し自在に 形成してこの防水性収納袋を適宜洗浄できるように構成する等本考案の精神を逸 脱しない範囲内において種々の改変をなし得ることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るスポーツ用バックの好適な実施例
を示す斜視図である。

【図２】図１に示するスポーツ用バックにおけるバック
本体の短手方向他側面のフラップ状側片を開放した状態
の説明図である。

【図３】図１に示すスポーツ用バックのＡ−Ａ線断面説
明図である。

【符号の説明】

１０ スポーツ用バック、１２ バック本体、 １４
手掛けベルト、１６ 肩掛けベルト、 １８ フラ
ップ状蓋片、２０ ファスナ、２２ 面ファスナ、
２４ フラップ状側片、２６ ポケット、２８ 開口
部、 ３０ 防水性収納袋、 ３２ フラップ
状側片、３４ 洗面具、 ３６ ポケット、
３８ 紐部材、４０ 防水性収納袋、 ４２ キ
イクリップ、 ４４ 収納ポケット、

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 長形バック本体に手掛けおよび／もしく
   は肩掛け用のベルト部材を伸縮調整自在に設けるととも
   に頂部を開閉し得るようにしてなるスポーツ用バックに
   おいて、長形バック本体の頂部に一対のファスナを配置
   したフラップ状蓋片を設けてこのフラップ状蓋片の自由
   端縁とバック本体とを面ファスナを介して取着するよう
   に形成し、一方長形バック本体の短手方向一側面にはフ
   ァスナを介してフラップ状側片を設けるとともにこの短
   手方向一側面にのみ開口部を有する防水性収納袋をバッ
   ク本体内に延設し、さらに長形バック本体の短手方向他
   側面にもファスナを介してフラップ状側片を設け、この
   短手方向他側面に一もしくはそれ以上の洗面用具収納ポ
   ケットを配設することを特徴とするスポーツ用バック。
2. 【請求項２】 別体に形成した防水性収納袋を紐部材を
   介して長形バック本体の内部に連結配置することを特徴
   とする請求項１に記載のスポーツ用バック。
3. 【請求項３】 各フラップ状側片の内側に一もしくはそ
   れ以上の収納ポケットを設けることを特徴とする請求項
   １または請求項２に記載のスポーツ用バック。