JP3056144U - 視覚弱者にやさしい製袋充填包装 - Google Patents

視覚弱者にやさしい製袋充填包装

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JP3056144U
JP3056144U JP1998006632U JP663298U JP3056144U JP 3056144 U JP3056144 U JP 3056144U JP 1998006632 U JP1998006632 U JP 1998006632U JP 663298 U JP663298 U JP 663298U JP 3056144 U JP3056144 U JP 3056144U
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桃子 上村
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桃子 上村
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  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔課 題〕眼の不自由な視覚弱者でも、軟質合成樹脂製
の包装食品を、容易に破断して取出せる製袋充填包装を
得る。 〔解決手段〕フイルムを成形機を用いて側面を前合せに
形成し、縦シール機により側面をシールして筒形に形成
して底部を封止した後、包装内部に食品供給筒を経由し
て定量に計量された充填物を搬入し、横シール機で頂部
を封止した後カットして包装する縦形製袋充填方法を用
い、3段の横シール機を用いて頂部を2段、底部を1段
のシールを施すことにより、視覚弱者にやさしい製袋充
填包装とした。尚、破断し易いように頂部2段シール直
下にミシン目と表示を設け、且つ内装を2重包装として
湿気防止効果を保有させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は食品包装の改良に関し、特に視力の減退した老人或は盲人等 の眼の不自由な人々でも、包装された食品等を容易に開封できるように 、改良された食品等の包装方法に関する。 〔従来技術〕
【0002】 最近紙製、或はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフ タレート、ナイロン等の軟質合成樹脂に食品を包装した商品が市場に出 回つている。 この包装食品は、帯状のフイルムを上から下へ包装機械に送り出す間 に、そのフイルムの側面を合わせて縦形にヒートシールを行い、筒形と なつた包装の底部をヒートシールで封止した時に、粉体・粒体若しくは 液体・粘性等を有する食品を搬入し、その後に頂部を封止した所謂縦形 ピロー製袋充填方法で包装されたもので、事例を示せば、喫茶店等で棒 状に形成された砂糖等が、あらかじめ一定量封入されて顧客に提供され るのを、日常良く目にする。
【0003】 これらの包装は、図4に示す縦形製袋充填方法で包装されたものであ つて、供給ロール21に巻取られているフイルム22が、引き出されて 製袋充填機に掛けられる個所で、成形機(図示せず)によりフイルム2 2の両側面が合わされて、縦シール機23にて両側面がヒートシール2 6されて筒形となり、底部個所が横シール機24でヒートシール27さ れて袋状となつた時、材料供給筒25より被封入食品が、あらかじめ定 められた量だけ送り出されて包装の中に搬入され、次いで頂部の開口部 が横シール機24でヒートシール27されて封止される。 その後、ヒートシール部をカツトされて、図5に示すような1個宛の 製袋された食品包装28となつて市場にて出荷される。
【0004】 図5に示す縦形ピロー製袋充填方法により製作された包袋28は、上 下が単にヒートシール27により封止された上下対象の細長い棒状の包 袋28であつて、使用する際は、上下の何れか一方の封止個所を破断し て、充填された食品、例えば砂糖等を取り出して飲食に供する。 しかしながら此等の包装の破断個所は、表示されていないものであつ て、仮に包装に破断個所が表示されていたとしても、目の不自由な視覚 弱者にとつては判読が困難な細かな表示でしか無く、充分に機能してい るとは称し難いものであつた。
【0005】 〔考案が解決しようとする課題〕 このように、一定量をあらかじめ封入した食品等を使用する際には、 包装を破断して封入された食品を取出さねばならないが、紙包装の場合 は比較的破断し易いが、軟質合成樹脂製の包袋の場合は、柔軟性が高く て破断し難い場合が多く、又最近は防湿の点より、紙の表面に合成樹脂 の膜を被覆して防湿効果を向上させた包装材料を用いる等、封上を破断 して食品を取出すのに一苦労する場合がある。 その対応策として、破断個所として切れ目を設けて表示したり、夫々 工夫されているが表示が小さいので眼の不自由な視覚弱者には、良く見 えない等の問題点があり、そのため、視力の弱い者でも容易にその封止 を破断して食品が取出せるような包装が強く望まれていた。
【0006】 〔課題を解決するための手段〕 フイルムを成形機を用いて側面を前合せに形成し、縦シール機により 側面を前合せにシールして筒形を形成し、底部を封止した後、包装内部 に食品供給筒を用いて定量に計量された充填物を搬入し、横シール機に より頂部を封止した後カツトして包装する縦形製袋充填方法を用い、3 段の横シール機により封止し、頂部に2段、底部に1段のシールを施す ことにより、視覚弱者にやさしい製袋充填包装とした。 尚破断し易いように、頂部2段シール直下にミシン目と表示を設け、 且つ内装を2重包装として湿気防止効果と保持するように構成した。
【0007】 〔考案の実施の形態〕 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案実施例に係る視覚弱者にやさしい製袋充填包装の、完 成包袋の外観図を示す。 図2は、本考案実施例に係る視覚弱者にやさしい製袋充填包装の、封 止用電極の説明図である。 図3は、本考案実施例に係る視覚弱者にやさしい製袋充填包袋方法の 、説明図である。
【0008】 本考案の視覚弱者にやさしい製袋充填包装は、供給ロール1に帯状に 巻取られたポリエチレンテレフタレート(PET)等の軟質合成樹脂製 のフイルム2がロール1より引出され、ローラ3を通つて製袋充填機1 4に掛けられる。 ローラ3を通つたフイルム2は、成形機4に掛けられる前に、あらか じめ定められた位置にミシン目12の切れ目が入れられ、その後成形機 4にてフイルム2の両側面が、食品充填筒8を包み込むように前合せに され、縦シール機5でヒートシール9されて筒形となり、送りローラ6 により筒体が下方に送られて、横シール機7でヒートシール11されて 筒体底部が封止されて棒状となり、その中にあらかじめ計量された一定 量の食品が、食品充填筒8を経由して包袋10内に搬入される。
【0009】 食品が搬入されると、送りローラ6が包袋10を更に一定距離だけ下 方に送り出し、頂部の開口部を横シール機7でヒートシール11され、 完全に食品が充填された包袋10となり、更にカツタ(図示せず)でヒ ートシール部11がカツトされて切離され、1個宛の包袋10となつて 完成する。 このような制御は、図示はしていないが従来より実施されている自動 制御の技術を用いれば実現は容易である。
【0010】 この製袋充填方法は、従来技術で示した製袋充填方法とは特別に変更 された個所はないが、変更されている個所は横シール機7であつて、従 来の横シール機24は電極が一極であつて、前後から包袋28を挾むよ うに押えてヒートシール27を行つたのに対し、本考案の電極7は、7 1、72、73の3電極より構成されている。
【0011】 電極71は、包袋10の底部個所を封止する電極であり、電極72は 包袋10の頂部を封止し、電極73は包袋10の頂部に隣接し、ミシン 目12の上部に位置する電極で、本考案の包袋10には頂部にヒートシ ール11T、11Mの2個所があり、底部にてヒートシール11Bの合 計3個所のヒートシール部があり、ヒートシール11Mの直下にミシン 目12が存在する。 電極71と72の間隔は若干広くとられているが、これは包袋が完成 した時、この間をカツトして切離すためのスペースである。 これらの3電極71、72、73の接触面は、フイルム2を強固に溶 着させる目的で電極の接触面には凹凸が付されており、両側より挾んで 強く押圧するので、ヒートシール11面にはこの凹凸がはつきりと浮上 る。
【0012】 軟質合成樹脂製の包袋10は、封止を破断して食品を取出す際、材料 に柔軟性があるので包袋10の破断に一苦労する場合があるが、本考案 の包袋10は頂部に近い個所に破断し易いようにミシン目12が入れて あり、又その位置が表示13で示してあるので食品が取出し易い利点が ある。 その反面、ミシン目12より湿気が入つて食品が湿気を帯びたり、或 は流動性食品の場合は洩れ出す場合があるが、この場合は包袋10を2 重とし、内面に用いる包装材料を破断し易い材料を用いて2重構造とす る。
【0013】 〔考案の効果〕 本考案の視覚弱者にやさしい製袋充填包装には、大なる利点がある。 頂部にある封止部は2段ヒートシールとなつているが、そのヒートシ ール面は平らな面ではなく、フイルム相互を強固に溶着させるため、電 極面には凹凸が付けられており、この凹凸面を押圧して溶着させるので 、ヒートシール面にはその凹凸がはつきりと浮出るので、視覚弱者でも 指先の感覚で包袋の上下方向が感知でき、特に、ミシン目を入れて破断 し易くした包袋の場合、破断個所の表示が判別できなくても、ヒートシ ール個所の感触位置から破断位置を容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本考案実施例に係る視覚弱者にやさしい製袋
充填包装の,完成包袋の外観図を示す。
【図 2】本考案実施例に係る視覚弱者にやさしい製袋
充填包装の、封止用電極の説明図である。
【図 3】本考案実施例に係る視覚弱者にやさしい製袋
充填包装の、製袋充填する方法の説明図である。
【図 4】従来の製袋充填方法の説明図である。
【図 5】従来の製袋充填方法で製作した包装の外観図
である。
【符号の説明】
1:供給ロール 2:フイルム
3:ローラ 4:成形機 5:縦シール機
6:送りローラ 7,71,72,73:横シール機
8:食品充填筒 9:ヒートシール 10:包袋 11,11B,11T,11M:ヒートシール
2:ミシン目 13:表示 14:製袋充填機 21:供給ロール 22:フイルム
23:縦シール機 24:横シール機 25:材料供給筒
26:ヒートシール 27:ヒートシール 28:食品包装

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルムを成形機を用いて側面を前合せに
    形成し、縦シール機により側面をシールして筒形に形成
    して底部を封止し、包装内に食品供給筒より定量に計測
    された充填物を搬入し、横シール機により頂部を封止し
    た後カツトして包装する縦形製袋充填方法において、3
    段の横シール機を用いて封止し、頂部に2段,底部に1
    段のシールを施したことを特徴とする視覚弱者にやさし
    い製袋充填包装。
  2. 【請求項2】頂部の2段シール直下にミシン目と表示を
    設け、包装を破断し易くすると共に、内装を二重包装と
    して湿気防止効果を保持させたことを特徴とする請求項
    1記載の視覚弱者にやさしい製袋充填包装。
JP1998006632U 1998-07-24 1998-07-24 視覚弱者にやさしい製袋充填包装 Expired - Lifetime JP3056144U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009161252A (ja) * 2008-01-04 2009-07-23 Kraft Foods Global Brands Llc レーザー刻設包装の方法および装置
JP2013095482A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Kyoraku Co Ltd 易開封性包装体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009161252A (ja) * 2008-01-04 2009-07-23 Kraft Foods Global Brands Llc レーザー刻設包装の方法および装置
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