JP3056109U - チェーンアンカー金具で一体化した生態系保全環境用ブロツク - Google Patents
チェーンアンカー金具で一体化した生態系保全環境用ブロツクInfo
- Publication number
- JP3056109U JP3056109U JP1998006534U JP653498U JP3056109U JP 3056109 U JP3056109 U JP 3056109U JP 1998006534 U JP1998006534 U JP 1998006534U JP 653498 U JP653498 U JP 653498U JP 3056109 U JP3056109 U JP 3056109U
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- JP
- Japan
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- chain
- block
- concrete
- anchor
- anchoring
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 チェーン金具の両端部をコンクリートブロッ
クに強固に固定でき、植物、昆虫、微生物など水辺生物
に対して良好な生育環境を確保できるチェーンアンカー
金具で一体化した生態系保全環境用ブロックを提供す
る。 【解決手段】 チェーン金具2の両端部に碇着用突起を
有するアンカー金具3を装着したチェーンアンカー金具
4の一本または二本を、縦横方向の隣り合うコンクリー
トブロック1の間に配置して、コンクリート打設時に前
記アンカー金具をコンクリートブロック内に斜めに埋め
込み、同チェーンアンカー金具を前記碇着用突起を介し
てコンクリートブロックに碇着して、隣り合うコンクリ
ートブロックを連結したことを特徴としている。
クに強固に固定でき、植物、昆虫、微生物など水辺生物
に対して良好な生育環境を確保できるチェーンアンカー
金具で一体化した生態系保全環境用ブロックを提供す
る。 【解決手段】 チェーン金具2の両端部に碇着用突起を
有するアンカー金具3を装着したチェーンアンカー金具
4の一本または二本を、縦横方向の隣り合うコンクリー
トブロック1の間に配置して、コンクリート打設時に前
記アンカー金具をコンクリートブロック内に斜めに埋め
込み、同チェーンアンカー金具を前記碇着用突起を介し
てコンクリートブロックに碇着して、隣り合うコンクリ
ートブロックを連結したことを特徴としている。
Description
【0001】
本考案は、法面に設置する生態系保全環境用ブロックに関するものである。
【0002】
従来の連結ブロックは、複数個のコンクリートブロックを鉄筋鋼棒(連結金具 )により連結的に結合しており、これを法面に設置して、法面を保護している。
【0003】
前記のように複数個のブロックを鉄筋鋼棒(連結金具)により連結的に結合す ると、連結ブロックの全面に隙間がなくて、草木等が生息しにくく、生態系保全 に不適という問題があった。
【0004】 本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであり、その目的とする処は、チ ェーンアンカー金具の両端部をコンクリートブロックに強固に固定でき、草木 が生育する生態系保全の環境用ブロックの全体を屈撓性に富む柔構造にできて、 不陸地盤に馴染ませることができ、コンクリートブロックに自然石と変わらな い色調、質感を得られて、周囲の環境景観に調和させることができ、大型化が 可能で、製作時における施工の省力化及び工期の短縮を達成でき、法面への設 置時にコンクリートブロックが滑りにくくて、法面への設置を容易に行うことが でき、植物、昆虫、微生物など水辺生物に対して良好な生育環境を確保できる チェーンアンカー金具で一体化した生態系保全環境用ブロックを提供しようとす る点にある。
【0005】
前記の目的を達成するために、本考案のチェーンアンカー金具で一体化した生 態系保全環境用ブロックは、チェーン金具の両端部に碇着用突起を有するアンカ ー金具を装着したチェーンアンカー金具の一本または二本を、縦横方向の隣り合 うコンクリートブロックの間に配置して、コンクリート打設時に前記アンカー金 具をコンクリートブロック内に斜めに埋め込み、同チェーンアンカー金具を前記 碇着用突起を介してコンクリートブロックに碇着して、隣り合うコンクリートブ ロックを連結したことを特徴としている。
【0006】
次に本考案のチェーンアンカー金具で一体化した生態系保全環境用ブロックを 図面に示す実施例により説明する。 図1の1が表面を自然石形状に形成したコンクリートブロックで、同コンクリ ートブロックには、吹付着色手段により、グレーを基調にし、陰影をブラウンな どに着色して、自然石と変わらない色調、質感を得ることが可能で、周囲の環境 景観に調和させることができる。
【0007】 また2がチェーン金具、3が碇着用突起3aを有するアンカー金具で、チェー ン金具2の両端部に碇着用突起3aを有するアンカー金具3を装着したチェーン アンカー金具4の一本または二本を、縦横方向の隣り合うコンクリートブロック 1の間に配置して、コンクリート打設時にアンカー金具3をコンクリートブロッ ク1内に斜めに埋め込み、同チェーンアンカー金具4を碇着用突起3aを介して コンクリートブロック1に強固に碇着して、隣り合うコンクリートブロックを連 結して、生態系保全環境用ブロックとする。
【0008】 図1、及び図4(a)(c)の5は連結金具で、同連結金具5は生態系保全環 境用ブロック製作後の吊上げ時と、法面に設置する際に隣り合う生態系保全環境 用ブロックどうしを連結するときとに使用する。この連結金具5にも、図3に示 すようにチェーン金具2と碇着用突起3a付きアンカー金具3とが設けられてい る。 図5の6は法面上に設置する吸出防止材、7はコンクリートブロック1の間に 充填した覆土である。
【0009】 前記生態系保全環境用ブロックの製作時には、自然石からとった表面形状を有 する合成樹脂製型枠(図示せず)を使用し、同型枠を上を向くように設置して、 コンクリートを打設し、型枠の間にチェーンアンカー金具4を跨らせて、両端部 に装着したアンカー金具3を隣り合うブロック内に斜めに埋め込み、相隣なるコ ンクリートブロック1に強固に碇着して、複数個のコンクリートブロック1をチ ェーンアンカー金具4により連結し、コンクリートの養生後、全体を吊り上げて 脱型し、反転して、チェーンアンカー金具4で一体化した生態系保全環境用ブロ ックを製作する。
【0010】
本考案のチェーンアンカー金具で一体化した生態系保全環境用ブロックは前記 のようにチェーン金具の両端部に碇着用突起を有するアンカー金具を装着したチ ェーンアンカー金具の一本または二本を、縦横方向の隣り合うコンクリートブロ ックの間に配置して、コンクリート打設時に前記アンカー金具をコンクリートブ ロック内に斜めに埋め込み、同チェーンアンカー金具を前記碇着用突起を介して コンクリートブロックに碇着するので、チェーンアンカー金具の両端部をコンク リートブロックに強固に固定できる。
【0011】 また隣り合うコンクリートブロックを一本または二本のチェーン金具により連 結するので、生態系保全環境用ブロック相互の捻じれを防ぐことができ、全体を 屈撓性に富む柔構造にできて、不陸地盤に馴染ませることができる。 またコンクリートブロックには、吹付着色手段により、グレーを基調にし、陰 影をブラウンなどに着色して、自然石と変わらない色調、質感を得ることが可能 で、周囲の環境景観に調和させることができる。
【0012】 また前記のように構成しており、環境用ブロックの大型化が可能で、製作時に おける施工の省力化及び工期の短縮を達成できて、コストダウンできる。 また前記のように構成しており、法面への設置時にコンクリートブロックが滑 りにくくて、法面に対する設置を容易に行うことができる。 また前記自然石風のコンクリートブロックの間隙により、植物、昆虫、微生物 など水辺生物に対して良好な生育環境を確保できる効果がある。
【図1】本考案のチェーンアンカー金具で一体化した生
態系保全環境用ブロックの一実施例を示す側面図であ
る。
態系保全環境用ブロックの一実施例を示す側面図であ
る。
【図2】コンクリートブロックをつなぐチェーン金具と
その両端部に装着したアンカー金具とよりなるチェーン
アンカー金具の側面図である。
その両端部に装着したアンカー金具とよりなるチェーン
アンカー金具の側面図である。
【図3】連結金具に設けたチェーン金具及びアンカー金
具の側面図である。
具の側面図である。
【図4】(a)は生態系保全環境用ブロックの全体を示
す平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
す平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図5】生態系保全環境用ブロックの法面への設置状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
1 コンクリートブロック 2 チェーン金具 3 アンカー金具 3a 碇着用突起 4 チェーン金具2とアンカー金具3とよりなるチ
ェーンアンカー金具
ェーンアンカー金具
Claims (1)
- 【請求項1】 チェーン金具の両端部に碇着用突起を有
するアンカー金具を装着したチェーンアンカー金具の一
本または二本を、縦横方向の隣り合うコンクリートブロ
ックの間に配置して、コンクリート打設時に前記アンカ
ー金具をコンクリートブロック内に斜めに埋め込み、同
チェーンアンカー金具を前記碇着用突起を介してコンク
リートブロックに碇着して、隣り合うコンクリートブロ
ックを連結したことを特徴とするチェーンアンカー金具
で一体化した生態系保全環境用ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006534U JP3056109U (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | チェーンアンカー金具で一体化した生態系保全環境用ブロツク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006534U JP3056109U (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | チェーンアンカー金具で一体化した生態系保全環境用ブロツク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3056109U true JP3056109U (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=43190094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998006534U Expired - Lifetime JP3056109U (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | チェーンアンカー金具で一体化した生態系保全環境用ブロツク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3056109U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012031701A (ja) * | 2010-08-03 | 2012-02-16 | Shoichi Yokotagawa | 硬質物の固定方法 |
-
1998
- 1998-07-23 JP JP1998006534U patent/JP3056109U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012031701A (ja) * | 2010-08-03 | 2012-02-16 | Shoichi Yokotagawa | 硬質物の固定方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |