JP3056030U - インスタント食品の具材用春巻 - Google Patents

インスタント食品の具材用春巻

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 麺帯等の包皮により具材料を包み込んだ具材
として、具材料を包む包皮が巻回状をなすいわゆる春巻
にして、ボリューム感のある外観を呈し、しかも包皮が
多重になっても内部への湯の通りがよくて加熱容易なも
のを得る。 【解決手段】 略長方形で一方の相対向する端縁21,
21を三角波状にカットした麺帯よりなる包皮2により
具材料3を包み込んでなり、包皮2の三角波状端縁2
1,21を両側にして他方の相対向する両端側部分2
a,2aを具材料3を置いた中央部2bの上に打ち合せ
状に折り重ねて、前記中央部2bと折り重ねられた両端
側部分2a,2aとの間に具材料3を包み込むととも
に、折り重ねられた包皮2を三角波状端縁21,21に
よる両側縁部に沿ってそのやや内方で間隔をおいて圧着
して内容物がはみ出さないように接合し乾燥させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、熱湯を注ぐ等の簡単な加熱により食することができる即席ラーメン 、即席うどん、即席焼そば等の即席麺や即席スープその他の各種のインスタント 食品に入れる具材やトッピング用具材として好適なインスタント食品の具材用春 巻に関するものである。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
例えば即席ラーメン等のインスタント食品は、主材である乾燥麺等のほかに、 乾燥した野菜や海藻類、挽肉や魚肉類その他の具材(かやく)が入っている場合 が多い。
【0003】 また、この種のインスタント食品用の具材として、ワンタン等のように、麺帯 よりなる包皮の内部に刻み野菜や肉類等を刻んだ顆粒状の具材料を包み込み、こ れを油で揚げて乾燥した具材も一部では使用されている。
【0004】 ところで、麺帯の包皮による包み込み形態としては、通常のワンタンのように 単純に四角形にカットした包皮を三角状や四角形に折り、その内部に具材料を包 み込んでその周縁を接合するか、あるいは茶巾包みにしたものが一般的であり、 包み込み形態が比較的単純なものであってボリューム感に乏しく、また形状的に も見栄えがせず、購買者に与える具材としての印象が弱いものである。また具材 の種類が少ないこともあって選択の幅も限られており、この種の具材としてさら に形態の異なったもの、ボリューム感があって形状的にも見栄えのするものの出 現が望まれている。
【0005】 さらに、この種の具材としては、熱湯等による加熱の際に包皮の内部に湯が通 り難いと加熱に時間がかかることになるので、具材料の包み込みを安定にして、 しかも内部への湯の通りのよいものにする必要がある。
【0006】 本考案は、上記に鑑みてなしたもので、インスタント食品用の具材、特に麺帯 等よりなる包皮により具材料を包み込んだ具材として、具材料を包む包皮が巻回 状をなすいわゆる春巻風にして、ボリューム感のある外観を呈し、しかも包皮が 多重になっても内部への湯の通りがよく熱湯等による加熱が容易で、この種の具 材として好適に食することができるインスタント食品の具材用春巻を提供するも のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の課題を解決するものであり、請求項1の考案のインスタント食 品の具材用春巻は、麺帯等よりなる略長方形の包皮が少なくとも三つ折の巻回状 に折り重ねられ、その内部に具材料が包み込まれるとともに、折り重ねられた包 皮が両側縁部に沿ってそのやや内方で間隔をおいて圧着されて内容物がはみ出さ ないように接合され、乾燥されてなることを特徴とする。前記の春巻において、 前記包皮は、請求項2の考案のように接合側の両側端縁が波状にカットされてな るものが好ましい。
【0008】 このインスタント食品の具材用春巻は、具材料を包む包皮が巻回状をなしてお り、包み込み状態が良好であって、この種のインスタント食品用具材としては従 来に例のない春巻としての外観を呈し、ボリューム感があって見栄えのよいもの となる。特に両側縁が波状をなすものの場合、外観的体裁がさらに良好になる。 しかも熱湯による加熱の際には湯が前記列状の圧着部分の間から内部に侵入でき て、包皮が多重であっても内部まで容易に加熱できる。
【0009】 請求項3の考案は、前記のインスタント食品の具材用春巻として、略長方形で かつ一方の相対向する端縁が波状にカットされた包皮を、前記波状端縁を両側に して他方の相対向する両端側部分を具材料を置いた中央部の上に打ち合せ状に折 り重ねて、前記中央部と折り重ねられた両端側部分との間に顆粒状その他の具材 料を包み込んで、前記波状端縁のやや内方で包皮を圧着し接合してなるものであ る。これにより製造加工が容易になり、製造装置の自動化も容易に可能になる。 しかも包皮は三つ折状態であって、上面側でのみ2枚重ねになるだけで、加熱も 比較的容易である。
【0010】 請求項4の考案は、前記のインスタント食品の具材用春巻において、折り重ね られた包皮の両側縁部やや内方の圧着部分が、所要の間隔をおいて3〜5個所で 圧着されて断続状をなしているものであり、これにより重ね合された包皮が複数 の圧着部分で確実に接合されて内部の具材料のはみ出しのおそれなく確実に保持 でき、しかも加熱の際には圧着部分の間から湯が内部に侵入できる。
【0011】 請求項5の考案は、前記のインスタント食品の具材用春巻が、140℃〜18 0℃の油で揚げて乾燥されてなるものであり、これにより日持ちがよくなり、賞 味期間が6ケ月以上にもなる。
【0012】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
【0013】 図1〜図3は本考案に係るインスタント食品の具材用春巻風を示している。こ の具材用春巻(1)は、ワンタンや春巻の皮等に使用されている麺帯、すなわち 小麦、でんぷんその他の成分を添加した麺帯を略直方形にカットした包皮(2) を、少なくとも三つ折の巻回状に折り重ねて、その内部に刻み野菜、海藻類、挽 肉その他の顆粒状等の具材料(3)を包み込むとともに、折り重ねられた包皮( 2)を、その両側縁部に沿ってそのやや内方で間隔をおいて圧着して内容物がは み出さないように接合してなるもので、さらに好ましくは、前記包皮(2)の接 合側の両側端縁(21)(21)を例えば三角波もしくは正弦波等の波状にカッ トしたものである。(4)は両側の圧着部分を示している。
【0014】 具体的には、長尺の麺帯(12)から包皮(2)を製造対象の春巻に応じた所 定の寸法の略長方形にカットするとともに、その一方の相対向する両端縁(21 )(21)を前記の波状にカットする。この包皮(2)を他方の相対向する両端 側部分(2a)(2a)と中央部(2b)との3領域部分に区分して、前記中央 部(2b)上に所要量の具材料(3)を置いて、その上に前記両端側部分(2a )(2a)を打ち合せ状態に互いに折り重ねて、前記中央部(2b)と折り重ね られた両端側部分(2a)(2a)すなわち折り重ね部分との間に具材料(3) を包み込む。こうして両側の前記波状の端縁(21)(21)による側縁部のや や内方で前記のように折り重ねられた包皮(2)を列状に圧着して接合する。そ して、これを油で揚げて水分4%以下に乾燥し、固形化してなるものである。
【0015】 前記包皮(2)の圧着部分(4)は、例えば直径1〜数mmの円形や角形のス ポット的に圧着するほか、適当な幅で数mm〜10mm程度の線状に圧着するこ ともでき、いずれの場合も各圧着部分(4)(4)の間に数mm〜十数mm、好 ましくは5〜10mm程度の間隔を残存させて列状に圧着しておくのがよい。も ちろん前記以外の断続状に圧着することもできる。
【0016】 また麺帯よりなる包被(2)の大きさ。すなわち直方形の縦横の長さ、厚み等 は、前記のような春巻としての具材料(3)の量や折り重ね状態によって適宜定 めることができるが、少なくとも三つ折の巻回状に折り重ね得るようにしておく のがよく、特に図示する実施例のように三つ折状態が製造加工や加熱の容易性の 点から特に好ましい。
【0017】 前記のような具材用春巻(1)の製造においては、例えば図4のように所要幅 の長尺の麺帯(12)をベルトコンベア等により送行させながら、包皮(2)と しての所要寸法にカットするとともに、一方の相対向する端縁、例えば長辺側の 端縁(21)(21)を波状にカットする。このようにカットした略直方形の包 皮(2)の上に内部に入れる具材料(3)を供給して中央部(2b)の上に置き 、次いで包皮(2)の両端側部分(2a)(2a)を前記具材料(3)の上に図 5のように順に折り重ねるか、あるいは巻回するようにして具材料(3)を包み 込んだ後、波状端縁(21)(21)による両側縁のやや内方を列状に圧着して 接合すればよく、これらの作業を機械化し自動化するのも容易である。
【0018】 そして、前記のようにして包皮(2)で具材料(3)を包み込んだ具材用春巻 (1)を乾燥し固形化するが、その手段として、例えば140〜180℃の油で 揚げて水分が4%以下になるように乾燥するもので、これにより日持ちがよくな り、賞味期間が6ケ月以上にもなる。
【0019】 上記のように製造された具材用春巻(1)は、包皮(2)が固形化されて列状 に圧着された側縁部が接合された状態を保ち、内部の具材料(3)が外部に飛び だすことがなく、そのまま乾燥麺等と共に包装することができる。しかも包皮( 2)が巻回状をなし、両側縁が波状をなすこともあって、外観的にボリューム感 があって見栄えのよい春巻としての外観を呈する。しかも熱湯による加熱の際に は湯が前記間隔をおいて圧着された列状の圧着部分(4)の間から内部の具材料 (3)の部分に侵入できるため、包皮(2)が多重であっても内部まで容易に加 熱でき、内部の具材料(3)も包皮(2)と同時に加熱されることになり、イン スタント食品の具材として良好に食することができる。またこの具材用春巻(1 )を惣菜として食することもできる。
【0020】
【考案の効果】
上記したように本考案のインスタント食品の具材用春巻は、具材料を包む包皮 が巻回状をなすボリューム感のある外観を呈し、特に両側縁が波状をなしている 場合は見栄えもよく、インスタント食品用の具材としては従来にない好印象を与 え、その商品価値を高め、また購買者の選択の幅も広がることになる。しかも包 皮が多重になっても内部への湯の通りがよくて熱湯による加熱も容易であり食し やすいものになる。
【0021】 さらに、包皮を巻回状にして具材料の包み込み、両側縁を圧着するだけでよい ので、製造加工の機械化、自動化が容易に可能になる。
【提出日】平成10年9月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、熱湯を注ぐ等の簡単な加熱により食することができる即席ラーメン 、即席うどん、即席焼そば等の即席麺や即席スープその他の各種のインスタント 食品に入れる具材やトッピング用具材として好適なインスタント食品の具材用春 巻に関するものである。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
例えば即席ラーメン等のインスタント食品は、主材である乾燥麺等のほかに、 乾燥した野菜や海藻類、挽肉や魚肉類その他の具材(かやく)が入っている場合 が多い。
【0003】 また、この種のインスタント食品用の具材として、ワンタン等のように、麺帯 よりなる包皮の内部に刻み野菜や肉類等を刻んだ顆粒状の具材料を包み込み、こ れを油で揚げて乾燥した具材も一部では使用されている。
【0004】 ところで、麺帯の包皮による包み込み形態としては、通常のワンタンのように 単純に四角形にカットした包皮を三角状や四角形に折り、その内部に具材料を包 み込んでその周縁を接合するか、あるいは茶巾包みにしたものが一般的であり、 包み込み形態が比較的単純なものであってボリューム感に乏しく、また形状的に も見栄えがせず、購買者に与える具材としての印象が弱いものである。また具材 の種類が少ないこともあって選択の幅も限られており、この種の具材としてさら に形態の異なったもの、ボリューム感があって形状的にも見栄えのするものの出 現が望まれている。
【0005】 さらに、この種の具材としては、熱湯等による加熱の際に包皮の内部に湯が通 り難いと加熱に時間がかかることになるので、具材料の包み込みを安定にして、 しかも内部への湯の通りのよいものにする必要がある。
【0006】 本考案は、上記に鑑みてなしたもので、インスタント食品用の具材、特に麺帯 等よりなる包皮により具材料を包み込んだ具材として、具材料を包む包皮が巻回 状をなすいわゆる春巻風にして、ボリューム感のある外観を呈し、しかも包皮が 多重になっても内部への湯の通りがよく熱湯等による加熱が容易で、この種の具 材として好適に食することができるインスタント食品の具材用春巻を提供するも のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の課題を解決するものであり、請求項1の考案のインスタント食 品の具材用春巻は、麺帯等よりなる略長方形の包皮が少なくとも三つ折の巻回状 に折り重ねられ、その内部に具材料が包み込まれるとともに、折り重ねられた包 皮が両側縁部に沿ってそのやや内方で間隔をおいて圧着されて内容物がはみ出さ ないように接合され、乾燥されてなることを特徴とする。前記の春巻において、 前記包皮は、請求項2の考案のように接合側の両側端縁が波状にカットされてな るものが好ましい。
【0008】 このインスタント食品の具材用春巻は、具材料を包む包皮が巻回状をなしてお り、包み込み状態が良好であって、この種のインスタント食品用具材としては従 来に例のない春巻としての外観を呈し、ボリューム感があって見栄えのよいもの となる。特に両側縁が波状をなすものの場合、外観的体裁がさらに良好になる。 しかも熱湯による加熱の際には湯が前記列状の圧着部分の間から内部に侵入でき て、包皮が多重であっても内部まで容易に加熱できる。
【0009】 請求項3の考案は、前記のインスタント食品の具材用春巻として、略長方形で かつ一方の相対向する端縁が波状にカットされた包皮を、前記波状の端縁を両側 にして他方の相対向する両端側部分を具材料を置いた中央部の上に打ち合せ状に 折り重ねて、前記中央部と折り重ねられた両端側部分との間に顆粒状その他の具 材料を包み込んで、前記波状の端縁のやや内方で包皮を圧着し接合してなるもの である。これにより製造加工が容易になり、製造装置の自動化も容易に可能にな る。しかも包皮は三つ折状態であって、上面側でのみ2枚重ねになるだけで、加 熱も比較的容易である。
【0010】 請求項4の考案は、前記のインスタント食品の具材用春巻において、折り重ね られた包皮の両側縁部やや内方の圧着部分が、所要の間隔をおいて3〜5個所で 圧着されて断続状をなしているものであり、これにより重ね合された包皮が複数 の圧着部分で確実に接合されて内部の具材料のはみ出しのおそれなく確実に保持 でき、しかも加熱の際には圧着部分の間から湯が内部に侵入できる。
【0011】 請求項5の考案は、前記のインスタント食品の具材用春巻が、140℃〜18 0℃の油で揚げて乾燥されてなるものであり、これにより日持ちがよくなり、賞 味期間が6ケ月以上にもなる。
【0012】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
【0013】 図1〜図3は本考案に係るインスタント食品の具材用春巻風を示している。こ の具材用春巻(1)は、ワンタンや春巻の皮等に使用されている麺帯、すなわち 小麦、でんぷんその他の成分を添加した麺帯を略直方形にカットした包皮(2) を、少なくとも三つ折の巻回状に折り重ねて、その内部に刻み野菜、海藻類、挽 肉その他の顆粒状等の具材料(3)を包み込むとともに、折り重ねられた包皮( 2)を、その両側縁部に沿ってそのやや内方で間隔をおいて圧着して内容物がは み出さないように接合してなるもので、さらに好ましくは、前記包皮(2)の接 合側の両側端縁(21)(21)を例えば三角波もしくは正弦波等の波状にカッ トしたものである。(4)は両側の圧着部分を示している。
【0014】 具体的には、長尺の麺帯(12)から包皮(2)を製造対象の春巻に応じた所 定の寸法の略長方形にカットするとともに、その一方の相対向する両端縁(21 )(21)を前記の波状にカットする。この包皮(2)を他方の相対向する両端 側部分(2a)(2a)と中央部(2b)との3領域部分に区分して、前記中央 部(2b)上に所要量の具材料(3)を置いて、その上に前記両端側部分(2a )(2a)を打ち合せ状態に互いに折り重ねて、前記中央部(2b)と折り重ね られた両端側部分(2a)(2a)すなわち折り重ね部分との間に具材料(3) を包み込む。こうして両側の前記波状の端縁(21)(21)による側縁部のや や内方で前記のように折り重ねられた包皮(2)を列状に圧着して接合する。そ して、これを油で揚げて水分4%以下に乾燥し、固形化してなるものである。
【0015】 前記包皮(2)の圧着部分(4)は、例えば直径1〜数mmの円形や角形のス ポット的に圧着するほか、適当な幅で数mm〜10mm程度の線状に圧着するこ ともでき、いずれの場合も各圧着部分(4)(4)の間に数mm〜十数mm、好 ましくは5〜10mm程度の間隔を残存させて列状に圧着しておくのがよい。も ちろん前記以外の断続状に圧着することもできる。
【0016】 また麺帯よりなる包被(2)の大きさ。すなわち直方形の縦横の長さ、厚み等 は、前記のような春巻としての具材料(3)の量や折り重ね状態によって適宜定 めることができるが、少なくとも三つ折の巻回状に折り重ね得るようにしておく のがよく、特に図示する実施例のように三つ折状態が製造加工や加熱の容易性の 点から特に好ましい。
【0017】 前記のような具材用春巻(1)の製造においては、例えば図4のように所要幅 の長尺の麺帯(12)をベルトコンベア等により送行させながら、包皮(2)と しての所要寸法にカットするとともに、一方の相対向する端縁、例えば長辺側の 端縁(21)(21)を波状にカットする。このようにカットした略直方形の包 皮(2)の上に内部に入れる具材料(3)を供給して中央部(2b)の上に置き 、次いで包皮(2)の両端側部分(2a)(2a)を前記具材料(3)の上に図 5のように順に折り重ねるか、あるいは巻回するようにして具材料(3)を包み 込んだ後、波状の端縁(21)(21)による両側縁のやや内方を列状に圧着し て接合すればよく、これらの作業を機械化し自動化するのも容易である。
【0018】 そして、前記のようにして包皮(2)で具材料(3)を包み込んだ具材用春巻 (1)を乾燥し固形化するが、その手段として、例えば140〜180℃の油で 揚げて水分が4%以下になるように乾燥するもので、これにより日持ちがよくな り、賞味期間が6ケ月以上にもなる。
【0019】 上記のように製造された具材用春巻(1)は、包皮(2)が固形化されて列状 に圧着された側縁部が接合された状態を保ち、内部の具材料(3)が外部に飛び だすことがなく、そのまま乾燥麺等と共に包装することができる。しかも包皮( 2)が巻回状をなし、両側縁が波状をなすこともあって、外観的にボリューム感 があって見栄えのよい春巻としての外観を呈する。しかも熱湯による加熱の際に は湯が前記間隔をおいて圧着された列状の圧着部分(4)の間から内部の具材料 (3)の部分に侵入できるため、包皮(2)が多重であっても内部まで容易に加 熱でき、内部の具材料(3)も包皮(2)と同時に加熱されることになり、イン スタント食品の具材として良好に食することができる。またこの具材用春巻(1 )を惣菜として食することもできる。
【0020】
【考案の効果】
上記したように本考案のインスタント食品の具材用春巻は、具材料を包む包皮 が巻回状をなすボリューム感のある外観を呈し、特に両側縁が波状をなしている 場合は見栄えもよく、インスタント食品用の具材としては従来にない好印象を与 え、その商品価値を高め、また購買者の選択の幅も広がることになる。しかも包 皮が多重になっても内部への湯の通りがよくて熱湯による加熱も容易であり食し やすいものになる。
【0021】 さらに、包皮を巻回状にして具材料の包み込み、両側縁を圧着するだけでよい ので、製造加工の機械化、自動化が容易に可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部欠截斜視図である。
【図2】同上のA−A線の断面図である。
【図3】同上のB−B線の断面図である。
【図4】本考案の具材の製造工程を示す斜視説明図であ
る。
【図5】具材料の包み込み状態の説明図である。
【符号の説明】
(1) 具材用春巻 (2) 包皮 (2a)(2a) 両端側部分 (2b) 中央部 (3) 具材料 (4) 圧着部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 インスタント食品の具材用春巻
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部欠截斜視図である。
【図2】同上のA−A線の断面図である。
【図3】同上のB−B線の断面図である。
【図4】本考案の具材の製造工程を示す斜視説明図であ
る。
【図5】具材料の包み込み状態の説明図である。
【符号の説明】 (1) 具材用春巻 (2) 包皮 (2a)(2a) 両端側部分 (2b) 中央部 (3) 具材料 (4) 圧着部分

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】麺帯等よりなる略長方形の包皮が少なくと
    も三つ折の巻回状に折り重ねられ、その内部に具材料が
    包み込まれるとともに、折り重ねられた包皮が両側縁部
    に沿ってそのやや内方で間隔をおいて圧着されて内容物
    がはみ出さないように接合され、乾燥されてなることを
    特徴とするインスタント食品の具材用春巻。
  2. 【請求項2】前記包皮の接合側の両側端縁が波状にカッ
    トされてなる請求項1に記載のインスタント食品の具材
    用春巻。
  3. 【請求項3】略長方形でかつ一方の相対向する端縁が波
    状にカットされた包皮を、前記波状端縁を両側にして他
    方の相対向する両端側部分を具材料を置いた中央部の上
    に打ち合せ状に折り重ね、前記中央部と折り重ねられた
    両端側部分との間に顆粒状その他の具材料を包み込ん
    で、前記波状端縁による側縁部やや内方で包皮を圧着し
    接合してなる請求項2に記載のインスタント食品の具材
    用春巻。
  4. 【請求項4】折り重ねられた包皮の前記両側縁部やや内
    方の圧着部分が、数mm〜十数mmの間隔をおいて列状
    をなすように3〜5個所で圧着されてなる請求項3に記
    載のインスタント食品の具材用春巻。
  5. 【請求項5】140℃〜180℃の油で揚げて乾燥され
    てなる請求項3または4に記載のインスタント食品の具
    材用春巻。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017175979A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 日清食品ホールディングス株式会社 包皮食品の製造方法

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JP2017175979A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 日清食品ホールディングス株式会社 包皮食品の製造方法

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