JP3055624B2 - 無線電話装置 - Google Patents

無線電話装置

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JP3055624B2
JP3055624B2 JP11021997A JP2199799A JP3055624B2 JP 3055624 B2 JP3055624 B2 JP 3055624B2 JP 11021997 A JP11021997 A JP 11021997A JP 2199799 A JP2199799 A JP 2199799A JP 3055624 B2 JP3055624 B2 JP 3055624B2
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賀 寿 浩 古
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の無線システ
ムとの通信が可能な無線電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、いつでも、どこでも電話をかけら
れるセルラー電話装置や、電話機本体とハンドセット間
のコードの代わりに無線を用いたコードレス電話が使用
されるようになってきた。
【0003】従来、コードレス電話機は、親機が有線電
話回線に接続され、親機と子機とは無線を用いて通信を
行なう。使用者はコードレス電話機子機を用いて、家庭
内に設置された親機の周辺(一般的には半径数百mの範
囲内)において発呼、着呼ができる。コードレス電話機
による通話は、使用者の加入電話回線を用いるため、通
話料金は一般の有線電話料金と同じである。
【0004】また、セルラー電話は、地域をセル(Ce
ll)に分割し、各セルにセルラー電話基地局を配置し
たものであり、使用者はセルラー移動機を用いていずれ
のセル内であっても基地局の周辺(一般的には数〜数十
kmの範囲内)のどこからでも発呼、着呼ができる。こ
のセルラー電話通話は、セルラー基地局、セルラー切換
装置によって行なわれるため、通話料金は一般の有線電
話よりはるかに高い。
【0005】このため、セルラー通話、コードレス通話
の両方を行なうことができ、対応するコードレス電話親
機の通話範囲内にある場合には、常に自動的にコードレ
ス電話機として動作するセルラー・コードレス電話機が
開発され、例えば特開平3−1621号公報に記載され
ている。
【0006】以下、従来のこの種のセルラー・コードレ
ス電話機について図面を参照しながら説明する。図8に
示す特開平3−1621号公報に記載されている従来の
セルラー・コードレス電話機341は、マイク342、
スピーカ343、マイクロコンピュータ344、表示手
段345、キー入力手段346、コードレス用空中線3
51、セルラー用空中線352、コードレス受信機36
1、コードレス送信機362、音声回路363、セルラ
ー受信機371、セルラー送信機372、音声回路37
3および音声スイッチ381等で構成されている。ある
いは破線で示すように空中線351、352の代わり
に、ローパスフィルタ391とハイパスフィルタ392
を用いて1本の共用空中線353に接続してもよい。
【0007】以上の構成要素からなる従来のセルラー・
コードレス電話機について、以下その構成要素間の関係
と動作を説明する。まず、図8に示されるセルラー・コ
ードレス電話機341は、コードレス電話親機の近くで
はマイクロコンピュータ344の制御により、コードレ
ス受信機361、コードレス送信機362、音声回路3
63が動作状態、音声スイッチ381がコードレス側
(A2、B2側)を選択し、コードレス親機と通信す
る。この時、セルラー受信機371、セルラー送信機3
72、音声回路373は非動作状態になる。この時のコ
ードレス電話の使用周波数は、米国でこの帯域に割り当
てられている46(下り)/49(上り)MHzであ
る。
【0008】一方、コードレス電話親機の近くから離
れ、親機の通話範囲から外れたときには、マイクロコン
ピュータ344の制御により、セルラー受信機371、
セルラー送信機372、音声回路373が動作状態、音
声スイッチ381がセルラー側(A1、B1側)を選択
し、セルラー基地局と通信する。この時、コードレス受
信機361、コードレス送信機362、音声回路363
は非動作状態になる。この時のセルラー電話の使用周波
数は、米国でこの帯域に割り当てられている上りは82
4〜849MHz、下りは869〜894MHzであ
る。
【0009】上記のように構成されたセルラー・コード
レス電話機において、空中線を2本用いた場合の送受信
機の構成を図9に示す。図9において、351はコード
レス用空中線、352はセルラー用空中線、361はコ
ードレス受信機、362はコードレス送信機、363は
コードレス用の音声回路、371はセルラー受信機、3
72はセルラー送信機、373はセルラー用の音声回路
であり、図8に示したものと同じである。
【0010】コードレス受信機361は、バンドパスフ
ィルタ611、復調器612により構成され、コードレ
ス送信機362はバンドパスフィルタ621、変調器6
22により構成される。バンドパスフィルタ611、6
21と空中線351は結合回路364で結合され、空中
線351をコードレス受信機361とコードレス送信機
362で共用している。
【0011】また、セルラー受信機371は、バンドパ
スフィルタ711、復調器712により構成され、セル
ラー送信機372は、バンドパスフィルタ721、変調
器722により構成される。バンドパスフィルタ71
1、712と空中線352は結合回路374で結合さ
れ、空中線352をセルラー受信機371とセルラー送
信機372で共用している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の無線電話装置では、筺体こと1つであるものの
その内部の構成は、おのおのの無線システムの構成がそ
のまま独立した状態で搭載された構成となっているため
に、単純に2倍の来ない部構成が必要となるため、装置
の規模が大きくなり、小型で持ち運びやすいことが重要
となる無線電話装置にとって重大な問題点を有してい
た。
【0013】本発明は、上記した問題点を解決するもの
であり、回路規模があまり大きくならずとも、複数の無
線システムと通信可能な無線電話装置を提供する事を目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を達成するために、所定の周波数の出力を行い、出力周
波数を可変できる周波数シンセサイザと、第1の無線シ
ステムでの通信を行うか第2の無線システムでの通信を
行うかの切換を行う切換部とを設け、前記切換部が第1
の無線システムで通信を行う様切り換えられていた場
合、前記送信部が第1の無線システムと通信を行う事が
できる周波数で送信させるように前記周波数シンセサイ
ザの出力周波数を制御すると共に、前記切換部が第2の
無線システムで通信を行う様切り換えられていた場合、
前記送信部が第2の無線システムと通信を行う事ができ
る周波数で送信させるように前記周波数シンセサイザの
出力周波数を制御する様にし、更に、第1の無線システ
ムによる受信と第2の無線システムによる受信を行う単
一の受信部と前記受信部の前段に設けられた第1の無線
システムによる受信と第2の無線システムの双方の信号
を通過させる単一のフィルタとを設けたものである。
【0015】本発明はまた、上記従来の課題を達成する
ために、所定の周波数の出力を行い、出力周波数を可変
できる周波数シンセサイザと、第1の無線システムでの
通信を行うか第2の無線システムでの通信を行うかの切
換を行う切換部とを設け、前記切換部が第1の無線シス
テムで通信を行う様切り換えられていた場合、前記送信
部が第1の無線システムと通信を行う事ができる周波数
で送信させるように前記周波数シンセサイザの出力周波
数を制御すると共に、前記切換部が第2の無線システム
で通信を行う様切り換えられていた場合、前記送信部が
第2の無線システムと通信を行う事ができる周波数で送
信させるように前記周波数シンセサイザの出力周波数を
制御する様にし、更に、第1の無線システムによる受信
と第2の無線システムによる受信を行う単一の受信部と
前記受信部の前段に設けられた第1の無線システムによ
る受信と第2の無線システムの双方の信号を通過させる
単一のフィルタとを設けたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、所定の周波数の出力を行い、出力周波数を可変でき
る周波数シンセサイザと、第1の無線システムでの通信
を行うか第2の無線システムでの通信を行うかの切換を
行う切換部と、音声が入力される音声入力部と、前記音
声入力部からの音声信号を前記周波数シンセサイザの出
力を利用して無線信号として送信する送信部と、前記切
換部が第1の無線システムで通信を行う様切り換えられ
ていた場合、前記送信部が第1の無線システムと通信を
行う事ができる周波数で送信させるように前記周波数シ
ンセサイザの出力周波数を制御すると共に、前記切換部
が第2の無線システムで通信を行う様切り換えられてい
た場合、前記送信部が第2の無線システムと通信を行う
事ができる周波数で送信させるように前記周波数シンセ
サイザの出力周波数を制御する制御部とを設けた事を特
徴とするものであり、1つの周波数シンセサイザの出力
周波数を切り換えることにより、第1の無線システムと
第2の無線システムとの無線接続を切り換えて通信する
ことができ、小型で軽量安価な無線電話装置を実現する
ことができるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項2に記載の発明は、所定の
周波数の出力を行い、出力周波数を可変できる周波数シ
ンセサイザと、コードレス電話機の親機との通信を行う
かセル式無線電話サービス網での通信を行うかの切換を
行う切換部と、音声が入力される音声入力部と、前記音
声入力部からの音声信号を前記周波数シンセサイザの出
力を利用して無線信号として送信する送信部と、前記切
換部がコードレス電話機の親機と通信を行う様切り換え
られていた場合、前記送信部がコードレス電話機の親機
と通信を行う事ができる周波数で送信させるように前記
周波数シンセサイザの出力周波数を制御すると共に、前
記切換部がセル式無線電話サービス網で通信を行う様切
り換えられていた場合、前記送信部がセル式無線電話サ
ービス網と通信を行う事ができる周波数で送信させるよ
うに前記周波数シンセサイザの出力周波数を制御する制
御部とを設けた事を特徴とするものであり、1つの周波
数シンセサイザの出力周波数を切り換えることにより、
コードレス電話機の親機とセル式無線電話サービス網と
の無線接続を切り換えて通信することができ、小型で軽
量安価な無線電話装置を実現することができるという作
用を有する。
【0018】(実施の形態1)以下、本発明の一実施の
形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発
明の一実施の形態における無線電話装置の構成を示すブ
ロック図であり、図2は本発明の一実施の形態における
セルラー電話、コードレス電話のシステム構成を示す模
式図である。まず図2において、1は公衆電気通信網
(PSTN)、2、3は交換局、4はセルラー電話基地
局、5はセルラー・コードレス電話機、6はコードレス
電話親機、7はコードレス電話親機6の通話範囲、8は
セルラー電話基地局6の通話範囲である。
【0019】図2において、セルラー・コードレス電話
機5は、コードレス電話親機6の周辺(通話範囲7)で
はコードレス電話親機6と通信し、その通話は交換局3
を経て公衆電気通信網(PSTN)1に接続される。
【0020】一方、セルラー・コードレス電話機5がコ
ードレス電話親機6の周辺から離れ、親機の通話範囲7
から外れたときには、セルラー電話基地局4と通信し、
その通話は交換局2を経て公衆電気通信網(PSTN)
1に接続される。
【0021】次に図1を参照して上記セルラー・コード
レス電話機5の詳細について説明する。図1において、
5はセルラー・コードレス電話機、10は空中線、20
はトリプレクサ、30は送受信機、40は制御回路であ
る。トリプレクサ20はセルラー送信周波数帯のみを通
過させる第1のバンドパスフィルタ21、コードレス送
信周波数帯のみを通過させる第2のバンドパスフィルタ
22、セルラー電話受信周波数帯およびコードレス電話
受信周波数帯のみ通過させる第3のバンドパスフィルタ
23、空中線10と各バンドパスフィルタ21、22、
23とを結合するための結合回路24により構成され
る。また、送受信機30は、セルラー送信周波数帯の信
号を送信するセルラー送信手段31、コードレス送信周
波数帯の信号を送信するコードレス送信手段32、セル
ラー受信周波数帯およびコードレス受信周波数帯の信号
を受信するセルラー・コードレス受信手段33、セルラ
ー送信周波数とコードレス送信周波数の信号を切り換え
て発生させるPLLからなる周波数シンセサイザ34、
この周波数シンセサイザ34とセルラー送信手段31ま
たはコードレス送信手段32とを切り換えて接続するス
イッチ35により構成される。さらに、制御回路40
は、マイク42からの信号を入力して周波数シンセサイ
ザ34に信号を出力し、セルラー・コードレス受信手段
33により受信した信号をスピーカ43に出力する音声
回路41、送受信状態および操作内容を表示する表示手
段45、装置に対する入力を行なうキー入力手段46、
装置全体を制御するマイクロコンピュータ44により構
成される。
【0022】ここで、本実施の形態においてセルラー送
信周波数は824〜849MHz、セルラー受信周波数
は869〜894MHz、コードレス送信周波数は92
6〜928MHz、コードレス受信周波数は902〜9
04MHzであり、チャネル間隔はセルラー電話、コー
ドレス電話ともに30kHzである。
【0023】図1に示すセルラー・コードレス電話機5
は、コードレス電話親機の周辺では、マイクロコンピュ
ータ44の制御により、セルラー・コードレス受信手段
33がコードレス受信チャネル902〜904MHzに
て動作状態、コードレス送信手段32が926〜928
MHzにて動作状態となり、音声回路41がコードレス
側を選択してコードレス親機と通信する。この時、セル
ラー送信手段31は非動作状態になる。
【0024】一方、コードレス電話親機の周辺から離れ
親機の通話範囲から外れたときには、マイクロコンピュ
ータ44の制御により、セルラー・コードレス受信手段
33がセルラー受信チャネル869〜894MHzにて
動作状態、セルラー送信手段31が824〜849MH
zにて動作状態となり、音声回路41がセルラー側を選
択してセルラー電話基地局と通信する。この時、コード
レス送信手段32は非動作状態になる。
【0025】次に、本発明の一実施の形態における周波
数シンセサイザ34の具体的構成を図3を参照して説明
する。図3において、34Aは周波数シンセサイザ、1
01は基準周波数発振器、102は基準周波数発振器1
01の出力を分周する(分周比L)第1のカウンタ、1
03は基準周波数発振器101の出力を分周する(分周
比M)第2のカウンタ、104は第1のカウンタ102
の出力と第2のカウンタ103の出力とを入力して、セ
ルラー/コードレスモード切換信号に従って切り換えら
れるスイッチ、105はスイッチ104の出力信号と可
変分周器107の出力との位相を比較する位相比較器、
106は位相比較器105の出力の低域周波数成分のみ
を通過させるローパスフィルタ、108はローパスフィ
ルタ106の出力電圧により発振周波数を制御される電
圧制御発振器(VCO)、107は電圧制御発振器10
8の出力を制御データによる分周比により分周する可変
分周器である。
【0026】次に、この周波数シンセサイザ34Aの動
作について説明する。周波数シンセサイザ34Aは、セ
ルラーモードでは824〜849MHzの周波数を出力
し、そのチャネル間隔は30kHz、コードレスモード
では926〜928MHzを出力し、そのチャネル間隔
は25kHzである。また基準周波数発振器101の出
力は、本実施の形態においては19.2MHz、周波数
偏差は+/−3ppmである。
【0027】いま、周波数シンセサイザ34Aがセルラ
ーモードの時、第1のカウンタ102の分周比LはL=
640であり、その出力は30kHzとなり、スイッチ
104に入力される。スイッチ104は、セルラーモー
ドでは、第1のカウンタ102の出力信号、即ち30k
Hzを選択して位相比較器105に入力する。一方、可
変分周器107は、電圧制御発振器108の出力が所望
のチャネル周波数となるような制御データをマイクロコ
ンピュータ44によりプログラムされており、その分周
出力(分周比N1)は、位相比較器105のもう一方の
入力ヘ接続される。位相比較器105は、第1のカウン
タ102の出力である30kHz信号と可変分周器10
7の出力信号との位相(または周波数)を比較し、比較
出力信号はローパスフィルタ106を通り、電圧制御発
振器108の周波数制御を行なう。このようにして周波
数シンセサイザ34Aは同期状態に入り、周波数シンセ
サイザ34Aの出力即ち電圧制御発振器108の出力は
N1・30kHzとなり、セルラーモードでのチャネル
周波数を出力する。
【0028】次に、周波数シンセサイザ34Aがコード
レスモードの時、第2のカウンタ103の分周比MはM
=768であり、その出力は25kHzとなり、スイッ
チ104に入力される。スイッチ104はコードレスモ
ードでは、第2のカウンタ103の出力信号、即ち25
kHzを選択して位相比較器105に入力する。一方、
可変分周器107は、電圧制御発振器108の出力が所
望のチャネル周波数となるような制御データをマイクロ
コンピュータ44によりプログラムされており、その分
周出力(分周比N2)は、位相比較器105のもう一方
の入力へ接続される。位相比較器105は、第2のカウ
ンタ103の出力である25kHz信号と可変分周器1
07の出力信号との位相(または周波数)を比較し、比
較出力信号は、ローパスフィルタ106を通り、電圧制
御発振器108の周波数制御を行なう。このようにして
周波数シンセサイザ34Aは同期状態に入り、周波数シ
ンセサイザ34Aの出力即ち電圧制御発振器108の出
力はN2・25kHzとなり、コードレスモードでのチ
ャネル周波数を出力する。
【0029】図4は本発明の一実施の形態における周波
数シンセサイザの他の構成を示すブロック図である。図
3に示した構成要素と同様な構成要素に対しては同様な
符号を付してある。図4において、34Bは周波数シン
セサイザ、101は基準周波数発振器、102は第1の
カウンタ、103は第2のカウンタ、104はスイッ
チ、105は位相比較器、107は可変分周器、108
は電圧制御発振器(VCO)であり、図3に示したもの
と同じであるため説明を省略する。109はセルラー/
コードレスモード切換信号によりその遮断周波数が切り
換えられる帯域可変ローパスフィルタである。
【0030】次に、この周波数シンセサイザ34Bの動
作について説明する。周波数シンセサイザ34Bは、図
3に示したものと同様に、セルラーモードでは824〜
849MHzの周波数を出力し、そのチャネル間隔は3
0kHz、コードレスモードでは926〜928MHz
を出力し、そのチャネル間隔は25kHzである。また
基準周波数発振器101の出力も図3と同様に、19.
2MHz、周波数偏差は+/−3ppmである。
【0031】いま、周波数シンセサイザ34Bがセルラ
ーモードの時、第1のカウンタ102の分周比LはL=
640であり、その出力は30kHzとなり、スイッチ
104に入力される。スイッチ104は、セルラーモー
ドでは、第1のカウンタ102の出力信号、即ち30k
Hzを選択して位相比較器105に入力する。一方、可
変分周器107は、電圧制御発振器108の出力が所望
のチャネル周波数となるような制御データをマイクロコ
ンピュータ44によりプログラムされており、その分周
出力(分周比N1)は位相比較器105のもう一方の入
力へ接続される。位相比較器105は、第1のカウンタ
102の出力である30kHz信号と可変分周器107
の出力信号との位相(または周波数)を比較し、比較出
力信号は帯域可変ローパスフィルタ109を通り、電圧
制御発振器108の周波数制御を行なう。ここでセルラ
ー/コードレス切換信号がセルラーモードとなっている
ため、帯域可変ローパスフィルタ109の遮断周波数は
第1の周波数となっており、このようにして周波数シン
セサイザ34Bは同期状態に入り、周波数シンセサイザ
34Bの出力即ち電圧制御発振器108出力は、N1・
30kHzとなり、セルラーモードでのチャネル周波数
を出力する。
【0032】次に、周波数シンセサイザ34Bがコード
レスモードの時、第2のカウンタ103の分周比MはM
=768であり、その出力は25kHzとなり、スイッ
チ104に入力される。スイッチ104は、コードレス
モードでは、第2のカウンタ103の出力信号、即ち2
5kHzを選択して位相比較器105に入力する。一
方、可変分周器107は、電圧制御発振器108の出力
が所望のチャネル周波数となるような制御データをマイ
クロコンピュータ44によりプログラムされており、そ
の分周出力(分周比N2)は位相比較器105のもう一
方の入力へ接続される。位相比較器105は、第2のカ
ウンタ103の出力である25kHz信号と可変分周器
107の出力信号との位相(または周波数)を比較し、
比較出力信号は帯域可変ローパスフィルタ109を通
り、電圧制御発振器108の周波数制御を行なう。ここ
でセルラー/コードレス切換信号がコードレスモードと
なっているため、帯域可変ローパスフィルタ109の遮
断周波数は第2の周波数となっており、周波数シンセサ
イザ34Bは同期状態に入り、周波数シンセサイザ34
Bの出力即ち電圧制御発振器108の出力はN2・25
kHzとなり、コードレスモードでのチャネル周波数を
出力する。
【0033】図4に示した周波数シンセサイザ34Bに
使用される帯域可変ローパスフィルタ109の具体的構
成例を図5に示す。図5において、201、202、2
03は抵抗値がそれぞれR1、R2、R3の抵抗であ
り、204は容量がCのコンデンサ、205はセルラー
/コードレスモード切換信号にてオン、オフされるスイ
ッチである。この帯域可変ローパスフィルタ109の等
価回路は図6に示すラグ・リードフィルタとなってい
る。いま図5のスイッチ205がオンのとき、図6の等
価回路では抵抗211の抵抗値r1=R1・R2/(R
1+R2)、抵抗212の抵抗値r2=R3、コンデン
サ213の容量値c=Cとなり、その遮断周波数はf1
=1/2π・c・r1=(R1+R2)/(2π・C・
R1・R2)である。次に図5のスイッチ205がオフ
のとき、図6の等価回路では抵抗211の抵抗値r1=
R2、抵抗212の抵抗値r2=R3、コンデンサ21
3の容量値c=Cとなり、その遮断周波数はf2=1/
2π・c・r1=1/(2π・C・R2)である。この
ようにして帯域可変ローパスフィルタ109は2つの遮
断周波数f1、f2(f1<f2)の切り換えが可能と
なっている。
【0034】図7は本発明の一実施の形態における周波
数シンセサイザのさらに他の構成を示すブロック図を示
している。図4と同様な構成要素に対しては同様な符号
を付してある。図7において、34Cは周波数シンセサ
イザ、101は基準周波数発振器、102は第1のカウ
ンタ、103は第2のカウンタ、104はスイッチ、1
05は位相比較器、107は可変分周器、109は帯域
可変ローパスフィルタであり、図4に示したものと同じ
であるため説明を省略する。110はセルラー/コード
レスモード切換信号によりその発振周波数が切り換えら
れる帯域可変電圧制御発振器である。
【0035】次に、この周波数シンセサイザ34Cの動
作について説明する。周波数シンセサイザ34Cは、図
3に示したものと同様に、セルラーモードでは824〜
849MHzの周波数を出力し、そのチャネル間隔は3
0kHz、コードレスモードでは926〜928MHz
を出力し、そのチャネル間隔は25kHzである。また
基準周波数発振器101の出力も図3と同様に、19.
2MHz、周波数偏差は+/−3ppmである。
【0036】いま、周波数シンセサイザ34Cがセルラ
ーモードの時、第1のカウンタ102の分周比LはL=
640であり、その出力は30kHzとなり、スイッチ
104に入力される。スイッチ104は、セルラーモー
ドでは第1のカウンタ102の出力信号、即ち30kH
zを選択して位相比較器105に入力する。一方、可変
分周器107は、その帯域可変電圧制御発振器110の
出力が所望のチャネル周波数となるような制御データを
マイクロコンピュータ44によりプログラムされてお
り、その分周出力(分周比N1)は位相比較器105の
もう一方の入力へ接続される。位相比較器105は、第
1のカウンタ102の出力である30kHz信号と可変
分周器107の出力信号との位相(または周波数)を比
較し、比較出力信号は帯域可変ローパスフィルタ109
を通り、帯域可変電圧制御発振器110の周波数制御を
行なう。ここでセルラー/コードレスモード切換信号が
セルラーモードとなっているため、帯域可変ローパスフ
ィルタ109の遮断周波数は第1の周波数、また帯域可
変電圧制御発振器110の発振周波数帯は824〜84
8MHzが選択される。このようにして周波数シンセサ
イザ34Cは同期状態に入り、周波数シンセサイザ34
Cの出力即ち電圧制御発振器108出力は、N1・30
kHzとなり、セルラーモードでのチャネル周波数を出
力する。
【0037】次に、周波数シンセサイザ34Cがコード
レスモードの時、第2のカウンタ103の分周比MはM
=768であり、その出力は25kHzとなり、スイッ
チ104に入力される。スイッチ104は、コードレス
モードでは第2のカウンタ103の出力信号、即ち25
kHzを選択して位相比較器105に入力する。一方、
可変分周器107は、帯域可変電圧制御発振器108の
出力が所望のチャネル周波数となるような制御データを
マイクロコンピュータ44によりプログラムされてお
り、その分周出力(分周比N2)は位相比較器105の
もう一方の入力へ接続されている。位相比較器105
は、第2のカウンタ103の出力である25kHz信号
と可変分周器107の出力信号との位相(または周波
数)を比較し、比較出力信号は帯域可変ローパスフィル
タ109を通り、帯域可変電圧制御発振器110の周波
数制御を行なう。ここでセルラー/コードレスモード切
換信号がコードレスモードとなっているため、帯域可変
ローパスフィルタ109の遮断周波数は第2の周波数、
また帯域可変電圧制御発振器110の発振周波数帯は9
26〜928MHzが選択される。このようにして周波
数シンセサイザ34Cは同期状態に入り、周波数シンセ
サイザ34Cの出力即ち電圧制御発振器(VCO)11
0の出力はN2・25kHzとなり、コードレスモード
でのチャネル周波数を出力する。
【0038】図7に示した周波数シンセサイザ34Cに
使用される2つの周波数帯を切り換える帯域可変電圧制
御発振器110として、米国特許第4748425号明
細書「VCO rangeshift andmodulation device」に示さ
れるものを用いても良い。
【0039】また、上記各周波数シンセサイザ34A,
34B,34Cにおいては、スイッチ104により第1
のカウンタ102と第2のカウンタ103とを切り換え
ているが、第1のカウンタ102と第2のカウンタ10
3とをそれぞれ異なる第1および第2の分周比で分周可
能な1つのカウンタとして構成し、第1の分周比と第2
の分周比とをマイクロコンピュータ44により直接切り
換えるようにしても良い。
【0040】
【発明の効果】本発明は、所定の周波数の出力を行い、
出力周波数を可変できる周波数シンセサイザと、第1の
無線システムでの通信を行うか第2の無線システムでの
通信を行うかの切換を行う切換部とを設け、前記切換部
が第1の無線システムで通信を行う様切り換えられてい
た場合、前記送信部が第1の無線システムと通信を行う
事ができる周波数で送信させるように前記周波数シンセ
サイザの出力周波数を制御すると共に、前記切換部が第
2の無線システムで通信を行う様切り換えられていた場
合、前記送信部が第2の無線システムと通信を行う事が
できる周波数で送信させるように前記周波数シンセサイ
ザの出力周波数を制御する様にし、更に、第1の無線シ
ステムによる受信と第2の無線システムによる受信を行
う単一の受信部と前記受信部の前段に設けられた第1の
無線システムによる受信と第2の無線システムの双方の
信号を通過させる単一のフィルタとを設けたものである
ので、1つの周波数シンセサイザの出力周波数を切り換
えることにより、第1の無線システムと第2の無線シス
テムとの無線接続を切り換えて通信することができ、か
つ、受信系の回路も完全に単一の構成でよくなるため
型で軽量安価な無線電話装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における無線電話装置の
構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態におけるセルラー電話、
コードレス電話のシステム構成を示す模式図
【図3】本発明の一実施の形態における周波数シンセサ
イザの構成を示すブロック図
【図4】本発明の一実施の形態における周波数シンセサ
イザの他の構成を示すブロック図
【図5】本発明の一実施の形態における帯域可変ローパ
スフィルタの構成を示すブロック図
【図6】本発明の一実施の形態における帯域可変ローパ
スフィルタの等価回路を示す回路図
【図7】本発明の一実施の形態における周波数シンセサ
イザのさらに他の構成を示すブロック図
【図8】従来の技術における無線電話装置の構成を示す
ブロック図
【図9】従来の技術における無線電話装置における送受
信機の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 公衆電気通信網(PSTN) 2 交換局 3 交換局 4 セルラー電話基地局 5 セルラー・コードレス電話機 6 コードレス電話親機 7 コードレス通話範囲 8 セルラー通話範囲 10 空中線 20 トリプレクサ 21 第1のバンドパスフィルタ 22 第2のバンドパスフィルタ 23 第3のバンドパスフィルタ 24 結合回路 30 送受信機 31 セルラー送信手段 32 コードレス送信手段 33 セルラー・コードレス受信手段 34 周波数シンセサイザ(PLL) 35 スイッチ 40 制御回路 41 音声回路 42 マイク 43 スピーカ 44 マイクロコンピュータ 45 表示手段 46 キー入力手段 101 基準周波数発振器 102 第1のカウンタ 103 第2のカウンタ 104 スイッチ 105 位相比較器 106 ローパスフィルタ 107 可変分周器 108 電圧制御発振器(VCO) 109 帯域可変ローパスフィルタ 110 帯域可変電圧制御発振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/38 - 1/58 H04B 7/26 H04M 1/00 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数の出力を行い、出力周波数
    を可変できる周波数シンセサイザと、 第1の無線システムでの通信を行うか第2の無線システ
    ムでの通信を行うかの切換を行う切換部と、 音声が入力される音声入力部と、 前記音声入力部からの音声信号を前記周波数シンセサイ
    ザの出力を利用して無線信号として送信する送信部と、 前記切換部が第1の無線システムで通信を行う様切り換
    えられていた場合、前記送信部が第1の無線システムと
    通信を行う事ができる周波数で送信させるように前記周
    波数シンセサイザの出力周波数を制御すると共に、前記
    切換部が第2の無線システムで通信を行う様切り換えら
    れていた場合、前記送信部が第2の無線システムと通信
    を行う事ができる周波数で送信させるように前記周波数
    シンセサイザの出力周波数を制御する制御部と、 第1の無線システムによる受信と第2の無線システムに
    よる受信を行う単一の受信部と前記受信部の前段に設け
    られた第1の無線システムによる受信と第2の無線シス
    テムの双方の信号を通過させる単一のフィルタと、 を設けた事を特徴とする無線電話装置。
  2. 【請求項2】 所定の周波数の出力を行い、出力周波数
    を可変できる周波数シンセサイザと、 コードレス電話機の親機との通信を行うかセル式無線電
    話サービス網での通信を行うかの切換を行う切換部と、 音声が入力される音声入力部と、 前記音声入力部からの音声信号を前記周波数シンセサイ
    ザの出力を利用して無線信号として送信する送信部と、 前記切換部がコードレス電話機の親機と通信を行う様切
    り換えられていた場合、前記送信部がコードレス電話機
    の親機と通信を行う事ができる周波数で送信させるよう
    に前記周波数シンセサイザの出力周波数を制御すると共
    に、前記切換部がセル式無線電話サービス網で通信を行
    う様切り換えられていた場合、前記送信部がセル式無線
    電話サービス網と通信を行う事ができる周波数で送信さ
    せるように前記周波数シンセサイザの出力周波数を制御
    する制御部と、 第1の無線システムによる受信と第2の無線システムに
    よる受信を行う単一の受信部と前記受信部の前段に設け
    られた第1の無線システムによる受信と第2の無線シス
    テムの双方の信号を通過させる単一のフィルタと、 を設けた事を特徴とする無線電話装置。
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