JP3055486B2 - ソケット - Google Patents

ソケット

Info

Publication number
JP3055486B2
JP3055486B2 JP9040704A JP4070497A JP3055486B2 JP 3055486 B2 JP3055486 B2 JP 3055486B2 JP 9040704 A JP9040704 A JP 9040704A JP 4070497 A JP4070497 A JP 4070497A JP 3055486 B2 JP3055486 B2 JP 3055486B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
pin
substrate
block
wiring pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9040704A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10241817A (ja
Inventor
浩士 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP9040704A priority Critical patent/JP3055486B2/ja
Publication of JPH10241817A publication Critical patent/JPH10241817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3055486B2 publication Critical patent/JP3055486B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connecting Device With Holders (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソケットに関し、
特に、TAB方式のパッケージを用いた半導体集積回路
(以後、TAB集積回路と記す)の電極パッドに電気的
接触をとるためのソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のソケットの平面図を、図
3(a)に示す。また、そのソケットを用いてTAB集
積回路上の電極パッドに電気的接触を取るときの様子
を、図3(b)の断面図に示す。図3(a),(b)を
参照して、この図に示すソケット8は、絶縁性の板にそ
れぞれが絶縁された複数の配線パターン(図示せず)を
形成してなる基板5と、それぞれ基板表面の配線パター
ンに電気的に接続する複数の導電性円筒状ピンソケット
2と、それらのピンソケットが埋め込まれた絶縁性のブ
ロック3と、導電性でそれぞれのピンソケット2の中で
上下方向に摺動可能なコンタクトピン1とからなってい
る。
【0003】このソケット8に、半導体チップ(図示せ
ず)を組み込んだテープキャリア6の電極パッド7を押
し当てると、電極パッド7は、コンタクトピン1の先端
からピンソケット2を通して、基板5上の配線パターン
に接続される。これにより、チップから電圧や電流のよ
うな電気的情報を外部に取り出すことができ、チップの
電気的特性などを評価することが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のソケッ
トにおける問題点は、ソケットの小型化が困難なことで
あり、延いては、TAB集積回路の小型化を阻害し、
叉、ソケット自体あるいは集積回路の製造コスト圧縮の
障害になっていることである。
【0005】すなわち、従来のソケットにおいては、ピ
ンソケット2をブロック3に埋め込んでいる。つまり、
ピンソケット2の列の更に外側にブロックの領域が必要
であり、その分、ソケット全体が大きくなってしまうの
である。叉、ブロック3にピンソケットを装着する貫通
穴を垂直に開けなければならない。ところが、その貫通
孔の穴開け加工が十分ではないことから、ピンソケット
間の間隔を広く取らなければならないのである。
【0006】上記の穴開け加工精度は、ブロック3を金
属製のものにすることにより改善することは、できる。
ところが、ピンソケット2自体が導電性であることか
ら、それらピンソケットどうしの短絡を防止するため
に、ブロック3は絶縁性の材料を用いたものでなければ
ないのであるが、絶縁性材料の機械加工精度は金属の加
工精度ほどには高くなく、材料面で、穴開け加工精度の
改善は困難である。一例として、一般的な0.4mm径
のピンソケットでは、ピンピッチに約0.6mmが必要
であり、400ピン程度のソケットの大きさとしては、
電極パッド7を単列で配置した場合、60〜70mm□
程度の大きさが必要である。
【0007】一方、TABテープキャリアについてみる
と、近年エッチング技術が向上し、細密化は十分可能で
ある。それにも拘らず、ソケットの小型化が困難なため
に、テープキャリアもソケットに合せて大きなままにし
ておかなければならないという不都合が生じている。
【0008】上述の諸問題を解決するために、ブロック
3の材料は現状と同じ絶縁材料のままで、その穴開け加
工精度をTABテープキャリアの細密化に見合う迄に高
めようとすると、ソケットの加工に関わる費用が増大し
てしまうという、他の障害が起こる。
【0009】従って、本発明は、小型で安価な、TAB
集積回路用のソケットを提供することを目的とするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のソケットは、絶
縁性の板にそれぞれが互いに絶縁された複数の配線パタ
ーンを形成した基板と、前記基板の配線パターンに対し
て設けられた前記基板に直立状態のピンソケットであっ
て、導電性材料からなる筒の外表面が絶縁材で被覆さ
れ、その絶縁材を部分的に除去した部位で前記基板の配
線パターンに導電的に固着接続されるピンソケットと、
各々のピンソケット内に一つずつ上下に摺動可能に挿入
された導電性のコンタクトピンと、前記基板に固定され
て基板に垂直な周壁で前記ピンソケットの直立状態を支
持するブロックとを備え、各々のピンソケットは、互い
に前記外表面の絶縁材を接するように一列をなして並ん
で、前記ブロックの周壁に固着されていることを特徴と
する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1(a)は、本発明の
第1の実施の形態のソケットの平面図である。叉、図1
(b)は、実施の形態のソケットを用いてTAB集積回
路の電極パッドに電気的接触を取るときの様子を示す断
面図である。図1(a),(b)を参照して、絶縁性の
板にそれぞれが絶縁された複数の配線パターン(図示せ
ず)を形成してなる基板5に、ブロック3Aが固定され
ている。ブロック3Aの周壁には、ピンソケット2Aが
ブロックを取り囲むように樹脂9で固定されている。
【0012】ピンソケット2Aは、基板に形成されたそ
れぞれの配線パターンに固着、接続しており、それぞれ
のピンソケット2Aの中には、上下方向の加圧に対して
ばね(図示せず)で上下に摺動可能なコンタクトピン1
が挿入されている。ピンソケット2Aは、その側面を絶
縁材4で覆われており、ピンソケットどうしがショート
することは、ない。絶縁材4は、絶縁フィルムの貼り付
けや絶縁性物質のコーティング或いは、めっきなどで形
成する。
【0013】本実施例では、基板5上にブロック3Aを
載置、固着し或いは基板に開けた穴にブロックを挿入し
て、基板の上表面或いは裏面に形成されている配線パタ
ーン(図示せず)とピンソケット2Aとをはんだ付けな
どで接続、固着する。ソケットピン2Aの周囲にはソケ
ット間絶縁用の絶縁材4および、ピンソケット2Aをブ
ロック3Aに固着させる接着剤樹脂9があるが、配線パ
ターンとの接続が可能なように、部分的に除去してお
く。
【0014】本実施の形態のソケット8Aに、半導体チ
ップ(図示せず)を組み込んだテープキャリア6の電極
パッド7を押し当てると、電極パッド7は、コンタクト
ピン1の先端からピンソケット2Aを通して、基板5上
の配線パターンに導通する。
【0015】このように、絶縁材4で覆われたピンソケ
ット2を連続的に近接させてブロック3Aの周囲に配置
することで、ブロック3A自体には、従来必要であった
ピンソケット列の更に外側の領域が不要になる。すなわ
ち、ソケット8Aの大きさがピンソケット2Aの大きさ
とピン数とで決まるようになり、ソケット8A全体の大
きさが従来のソケットより小さくなる。例えば、400
ピン程度のソケットであれば、従来60〜70mm□必
要であったものが、40〜50mm□程度で済む。この
ようにソケット8A全体を小さくできることで、テープ
キャリア6も、ソケットに見合った寸法に小さくでき
る。
【0016】本実施の形態は、ピンソケット2Aを絶縁
材4で覆っているので、ブロック3Aを金属で造るよう
に変形することができる。ブロック3Aを金属製にする
と、ソケット8A自体のグランド電位の安定性が向上す
るので、チップの測定を従来より安定した状態で行うこ
とができる。
【0017】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態によ
るソケットの平面図である。図2を参照して、この図に
示すソケットでは、周囲を絶縁材4で覆われたピンソケ
ット2Aが、ブロック3Aを二重に取り囲んでいる。
【0018】本実施の形態によれば、第1の実施の形態
に比べ、ソケットの大きさを約半分にできる。例えば、
400ピン程度のソケットの大きさは、20〜30mm
□で実現できる。本実施の形態のように複数の列でブロ
ックを取り囲むことで、ソケットの大きさを更に小さく
できる。
【0019】叉、本実施の形態のようにピンソケット列
を二重にすると、例えばブロック3Aに直接固着される
内側のピンソケットは基板を貫通する穴に挿入して、基
板裏面の配線パターンに接続し、一方外側の列に属する
ピンソケットは、基板表面の配線パターンとはんだ接続
するなどして、配線パターンとの接続をピンソケットの
列毎で使い分けることができるので、配線パターンのレ
イアウト設計やピンソケットの設計が容易になる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、周囲を
絶縁材で覆ったピンソケットを互いに近接させてブロッ
クの周囲に配置することにより、ブロック自体延いては
ソケット全体の大きさ及びその製造コストを、穴開け加
工の精度に関わりなく小さくできる。
【0021】本発明をTAB方式のパッケージを用いた
半導体に適用すれば、ソケットの大きさに制限されるこ
となく小型化することができ、製造コストもソケットの
コスト低下に見合って、削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のソケットの平面図
及び、実施の形態のソケットを用いてTAB集積回路の
電極パッドに電気的接触を取るときの様子を示す断面図
である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のソケットの平面図
である。
【図3】従来の技術によるソケットの平面図及び、従来
のソケットを用いてTAB集積回路の電極パッドに電気
的接触を取るときの様子を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コンタクトピン 2,2A ピンソケット 3,3A ブロック 4 絶縁材 5 基板 6 テープキャリア 7 電極パッド 8,8A ソケット 9 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 33/76,43/20 H01R 23/68 303 G01R 31/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性の板にそれぞれが互いに絶縁され
    た複数の配線パターンを形成した基板と、 前記基板の配線パターンに対して設けられた前記基板に
    直立状態のピンソケットであって、導電性材料からなる
    筒の外表面が絶縁材で被覆され、その絶縁材を部分的に
    除去した部位で前記基板の配線パターンに導電的に固着
    接続されるピンソケットと、 各々のピンソケット内に一つずつ上下に摺動可能に挿入
    された導電性のコンタクトピンと、 前記基板に固定されて基板に垂直な周壁で前記ピンソケ
    ットの直立状態を支持するブロックとを備え、 各々のピンソケットは、互いに前記外表面の絶縁材を接
    するように一列をなして並んで、前記ブロックの周壁に
    固着されていることを特徴とするソケット。
  2. 【請求項2】 絶縁性の板にそれぞれが互いに絶縁され
    た複数の配線パターンを形成した基板と、 前記基板の配線パターンに対して設けられた前記基板に
    直立状態のピンソケットであって、導電性材料からなる
    筒の外表面が絶縁材で被覆され、その絶縁材を部分的に
    除去した部位で前記基板の配線パターンに導電的に固着
    接続されるピンソケットと、 各々のピンソケット内に一つずつ上下に摺動可能に挿入
    された導電性のコンタクトピンと、 前記基板に固定されて基板に垂直な周壁で前記ピンソケ
    ットの直立状態を支持するブロックとを備え、 各々のピンソケットは、互いに前記外表面の絶縁材を接
    するように列をなして並んで前記ブロックの周壁に直接
    固着される第1のピンソケットと、互いに前記外表面の
    絶縁材を接するように列をなして並ぶピンソケットであ
    って、前記第1のピンソケットの列の外側に少なくとも
    1列以上固着された第2のピンソケットとからなること
    を特徴とするソケット。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のソケットにおいて、 前記ブロックを取り囲むピンソケットの列が二列であ
    り、 前記基板は、前記絶縁性の板の一方の面及び他方の面の
    それぞれに配線パターンが形成されたものであり、 前記二列をなすピンソケットは、第一の列に属するピン
    ソケットが前記絶縁性の板の一方の面に形成された配線
    パターンに接続し、第二の列に属するピンソケットが前
    記絶縁性の板の他方の面に形成された配線パターンに接
    続していることを特徴とするソケット。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2叉は請求項3記載の
    ソケットにおいて、 前記ブロックが金属製であることを特徴とするソケッ
    ト。
JP9040704A 1997-02-25 1997-02-25 ソケット Expired - Fee Related JP3055486B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9040704A JP3055486B2 (ja) 1997-02-25 1997-02-25 ソケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9040704A JP3055486B2 (ja) 1997-02-25 1997-02-25 ソケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10241817A JPH10241817A (ja) 1998-09-11
JP3055486B2 true JP3055486B2 (ja) 2000-06-26

Family

ID=12587971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9040704A Expired - Fee Related JP3055486B2 (ja) 1997-02-25 1997-02-25 ソケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3055486B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102425566B1 (ko) 2020-08-10 2022-07-26 김태준 낚시용 인조미끼

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102425566B1 (ko) 2020-08-10 2022-07-26 김태준 낚시용 인조미끼

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10241817A (ja) 1998-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5240588A (en) Method for electroplating the lead pins of a semiconductor device pin grid array package
US6538319B2 (en) Semiconductor device
US5841191A (en) Ball grid array package employing raised metal contact rings
US20020072148A1 (en) Method for mounting a semiconductor chip on a substrate, and semiconductor device adapted for mounting on a substrate
JPH11289024A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20020070446A1 (en) Semiconductor device and method for the production thereof
US4466181A (en) Method for mounting conjoined devices
KR19990023042A (ko) 테스트단자부착 반도체 장치 및 아이씨 소켓
US6870249B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
US4839713A (en) Package structure for semiconductor device
EP0543411A2 (en) A wiring board and a method for producing the same
US5070390A (en) Semiconductor device using a tape carrier
US6256207B1 (en) Chip-sized semiconductor device and process for making same
JP3927783B2 (ja) 半導体部品
US20020096750A1 (en) Package for semiconductor chip having thin recess portion and thick plane portion
JPH05144995A (ja) 半導体パツケージ
JP3055486B2 (ja) ソケット
US7135642B2 (en) Integrated circuit carrier with conductive rings and semiconductor device integrated with the carrier
JP3246959B2 (ja) バンプを備えた回路基板及びその製造法
JPH01258458A (ja) ウェーハ集積型集積回路
US6020631A (en) Method and apparatus for connecting a bondwire to a bondring near a via
JP2979364B2 (ja) 多層コンタクター
KR100427541B1 (ko) 패턴 필름 제조 방법 및 이를 이용한 칩 모듈
JPH0636579Y2 (ja) テ−プキヤリア半導体装置
JPH10260222A (ja) 電極接触部材

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000314

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees