JP3054805B2 - 防災システム - Google Patents

防災システム

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JP3054805B2
JP3054805B2 JP7242814A JP24281495A JP3054805B2 JP 3054805 B2 JP3054805 B2 JP 3054805B2 JP 7242814 A JP7242814 A JP 7242814A JP 24281495 A JP24281495 A JP 24281495A JP 3054805 B2 JP3054805 B2 JP 3054805B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防災システムに係
り、更に詳しくは、センサ装置の検知結果に基づいて、
中央制御装置が、所定の防災駆動装置を駆動する防災シ
ステムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防災システムの構成例を図9に示
す。この防災システム1は、複数のセンサ装置111〜
11n及び複数の防災駆動装置121〜12nが信号線
Lを介して中央制御装置10に接続されて構成される。
この様な防災システム1は、建物内で火災などが発生し
た場合に、これを検知して、消火、延焼防止等の処置を
行うものである。
【0003】センサ装置111〜11nは、災害が発生
した際、又は、災害発生の危険がある際、これを検知し
て中央制御装置10へ検知信号を出力して知らせるため
の装置であり、例えば、煙センサ、熱センサ、光センサ
等を含んで構成される。防災駆動装置121〜12n
は、中央制御装置10からの制御信号に基づいて、災害
の発生又は拡大を防止するための装置であり、例えば、
排気ダクト、防火扉、非常通報装置、スプリンクラー等
を含んで構成される。
【0004】中央制御装置10は、センサ装置111〜
11nのいずれかから検知信号が出力されると、この検
知信号に基づいて所定の防災駆動装置へ制御信号を出力
し、必要な防災駆動装置を駆動させる。この中央処理装
置10は、通信手段100と、連動処理手段101と、
連動表記憶手段102と、表示処理手段103と、地図
データ記憶手段104とにより構成される。
【0005】通信手段100が信号線Lを介して検知信
号を受信すると、連動処理手段101が、防災機器連動
表102aに基づいて、駆動すべき防災駆動機器を決定
し、通信手段100が、その防災駆動装置に対して制御
信号を出力する。防災機器連動表102aとは、センサ
装置111〜11nと防災駆動装置121〜12nとを
関連づけた表であり、センサ装置111〜11nが災害
を検知した場合に、駆動させるべき防災駆動装置を定
め、連動表記憶手段102に保持されている。連動処理
手段101は、この防災機器連動表102a及び通信手
段100が受信した検知信号に基づいて、災害の発生又
は拡大を防止するために必要な防災駆動装置を決定す
る。この様にして決定された防災駆動装置に対して、通
信手段10が制御信号を送出する。
【0006】また、表示処理手段103は、通信手段1
00が受信したセンサ装置の検知信号に基づいて、防災
表示用地図に各センサ装置111〜11nの災害検知の
有無などの情報を付加して表示装置Dに図示する。上記
防災表示用地図とは、この防災システム1が適用される
建物内の平面図上に、各センサ装置111〜11nのシ
ンボルを、それぞれの設置位置に応じて配置した地図で
あり、この防災表示用地図のデータは、地図データ記憶
手段104に保持されている。
【0007】この様にして、上記表示装置Dに表示され
る防災表示の一例を図10に示す。この図に示した防災
表示は、建物のあるフロア全体の見取図上に各センサ装
置111〜11nのシンボルが表示されている。これら
のシンボルは、対応するセンサ装置が災害を検知して、
検知信号を出力している場合には、その色彩、形状等が
変化し、又は、点滅して、災害を検知したことを表示す
る。
【0008】さらに、この防災表示には、防災駆動装置
121〜12nを示すシンボルも併せて表示され、これ
らのシンボルの色彩等により、防災駆動装置の駆動状況
を示すこともできる。この様な防災システム1を使用す
ることにより、災害を検知した場合に、これを検知した
センサ装置111〜11nの位置に応じて、適切な防災
駆動装置121〜12nを駆動することができるので、
災害の発生又は拡大を効果的に防止することができる。
【0009】また、防災表示により、各センサ装置等の
取付位置及び検知状態を図示することができるので、災
害が発生した場合に、その発生位置等の情報が的確に把
握でき、システムの動作状況も容易に把握することがで
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な防災システムを構築するには、建物の防災設備設計時
に、建物の設計図面に基づいて、防災機器連動表及び防
災表示用地図データを作成することが必要となる。即
ち、防災システムを構成するセンサ装置111〜11n
及び防災駆動装置121〜12nの取付位置を決定した
後に、各センサ装置111〜11nが災害を検知した場
合に、いずれの防災駆動装置121〜12nを作動させ
るのかを決めて、防災機器連動表102aを作成し、作
成された連動表データを、連動表記憶手段102に格納
する必要がある。
【0011】また、建物の設計図面と上記連動表102
aとに基づいて、建物内の平面図上にセンサ装置111
〜11n及び防災駆動装置121〜12nのシンボルを
配置して、防災表示用地図のデータ104aを作成し、
作成された地図データを、地図データ記憶手段104に
格納する必要がある。従って、従来の防災システムは、
建物の防災設備設計時に、センサ装置の設置位置等が決
まる毎に、そのセンサ装置に防災駆動装置を関連づける
ためのデータを防災機器連動表に追加し、また、そのセ
ンサ装置を防災表示用地図に追加する必要があった。
【0012】特に、大規模の建物になると防災機器連動
表のデータ量が膨大となり、その作成及び入力のための
作業量も膨大となり、システムを構築するまでに長時間
を要することとなっていた。また、防災設備の設計完了
後に、建物の設計図面が変更された場合には、変更の度
ごとに、防災機器連動表及び防災表示用地図データの変
更を行う必要があった。
【0013】特に、センサ装置については、防火扉やス
プリンクラー等の防災駆動装置に比べて、その取付位置
に制約が少なく、取付位置の変更が容易であるため、防
災設備の設計完了後であっても、その取付位置の変更が
しばしば行われ、その度ごとに、防災機器連動表及び防
災表示用地図データの変更を行う必要があった。さら
に、防災システムの施工完了後に、センサ装置及び防災
駆動装置の取付施工図面通りに正しくセンサ装置が取り
付けられているかどうかは、センサ装置毎に施工図面を
参照して確認しなければならない。
【0014】特に、各センサ装置の識別は、各装置毎に
異なる固有の識別番号として与えられるアドレスによっ
て行われが、このアドレスの設定は、センサ装置の取り
付け後に、取付施工の図面に基づいて、各センサ装置の
ディップスイッチ等を用いて行われる。従って、防災シ
ステムの施工完了後に、各センサ装置に正しいアドレス
が設定されているかどうかを、各センサ装置ごとに試験
的に災害を検知させて確認する必要があった。
【0015】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、センサ装置の取り付けられた位置を計測し、中央
制御装置が、防災機器連動表又は防災表示用地図を自動
的に作成する防災システムを提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明による防災システムは、災害を検知して検知信号を出
力する複数のセンサ装置と、制御信号に基づいて災害の
発生又は拡大を防止する複数の防災駆動装置と、上記セ
ンサ装置からの検知信号に基づいて、所定の防災駆動装
置に対して制御信号を出力する中央制御装置により構成
される防災システムであって、上記の各センサ装置が、
その取付位置を計測するための位置計測手段を備え、計
測された位置情報を中央処理装置へ出力する構成とさ
れ、上記中央制御装置が、各センサ装置から出力された
位置情報を保持する位置情報記憶手段を備えて構成され
る。
【0017】請求項2に記載した本発明による防災シス
テムは、災害を検知して検知信号を出力する複数のセン
サ装置と、制御信号に基づいて災害の発生又は拡大を防
止する複数の防災駆動装置と、上記センサ装置からの検
知信号に基づいて、所定の防災駆動装置に対して制御信
号を出力する中央制御装置により構成される防災システ
ムであって、上記の各センサ装置が、位置計測装置から
の位置情報を入力するための位置情報入力端子を備え、
位置計測装置により計測された位置情報を中央制御装置
に対して出力する構成とされ、上記中央制御装置が、各
センサ装置から出力された位置情報を保持する位置情報
記憶手段を備えて構成される。
【0018】請求項3に記載した本発明による防災シス
テムは、請求項1又は2に記載した本発明による防災シ
ステムの中央制御装置が、センサ装置と防災駆動装置と
を関連づけた防災機器連動表を保持する連動表記憶手段
を備え、この防災機器連動表に基づいて、センサ装置か
ら検知信号が入力された際に駆動すべき防災駆動装置を
決定する装置であって、この防災システムが適用される
建物の構造情報を保持する構造情報記憶手段と、各セン
サ装置の位置情報及び建物の構造情報に基づいて上記連
動表を作成する連動表作成手段とを更に設けて構成され
る。
【0019】請求項4に記載した本発明による防災シス
テムは、請求項1又は2に記載した本発明による防災シ
ステムの中央制御装置が、この防災システムが適用され
る建物内の平面図にセンサ装置を配した防災表示用地図
データを保持する地図データ記憶手段と、上記防災表示
用地図にセンサ装置に関する情報を付加して表示装置に
表示する表示処理手段とを更に備え、各センサ装置に関
する情報を表示する装置であって、この防災システムが
適用される建物の構造情報を保持する構造情報記憶手段
と、各センサ装置の位置情報及び建物の構造情報に基づ
いて上記防災表示用地図を作成する地図データ作成手段
とを更に設けて構成される。
【0020】
【発明の実施の態様】本発明による防災システムの一構
成例を図2に示す。この防災システム1は、複数のセン
サ装置111〜11n及び複数の防災駆動装置121〜
12nが信号線Lを介して中央制御装置10aに接続さ
れて構成される。例えば、火災が発生した場合には、最
寄りの煙センサ111、熱センサ112、光センサ11
3等が、火災の発生を検知して、信号線Lを介して中央
制御装置10aへ検知信号を送出する。そして、中央制
御回路10aが、火災発生区域の防火扉121、スプリ
ンクラー122、排気ダクト123等に対して制御信号
を送出して、防火扉121が閉じ、スプリンクラー12
2が放水を開始し、排気ダクト123が排気を開始す
る。
【0021】上記センサ装置111〜11nの一構成例
を図3に示す。このセンサ装置11aは、請求項1に記
載した本発明による防災システムを構成するセンサ装置
の一例であり、通信手段20と、センサ21と、位置計
測手段22とにより構成される。通信手段20は、信号
線Lを介して中央制御装置10aとの通信を行うための
送受信手段であり、中央制御装置10aからの要求に基
づいて、位置計測手段22により計測された位置情報を
送信する。また、センサ手段21により災害の発生が検
知された場合には、中央制御装置10aに対して災害情
報を送信する。
【0022】センサ21は、輻射熱、受光量等の物理量
を計測し、その変化量等に基づいて災害の発生又は災害
の発生の危険があることを検知して、災害情報として出
力する手段であり、煙センサ、熱センサ、光センサ等に
より構成される。位置計測手段22は、GPS受信機や
地磁気センサ等を用いて、現在位置を計測し、計測され
た位置データを位置情報として出力する手段である。こ
の位置計測手段22は、複数の計測方法を使用して計測
された位置情報の精度を向上させる構成とすることもで
きる。
【0023】上記防災駆動装置121〜12nの一構成
例を図4に示す。この防災駆動装置12aは、通信手段
30と、駆動制御手段31と、防災装置32とにより構
成される。通信手段30は、信号線Lを介して中央制御
装置10aとの通信を行うための送受信手段であり、中
央制御装置10aからの要求に基づいて、駆動制御手段
31に対して駆動信号を出力する。また、防災装置32
の状態等を中央制御装置10aに対して送信する。
【0024】駆動制御手段31は、防災装置32に接続
され、通信手段30からの要求に基づいて、防災装置3
2を制御し、また、防災装置32の状態を監視し、或
は、状態に関するデータを収集して通信手段30に出力
する。防災装置32は、災害の発生又は拡大を防ぐため
の装置であり、非常通報装置、防火扉、排気ダクト又は
スプリンクラー等により構成される。
【0025】上記中央制御装置10aの一構成例を図1
に示す。この中央制御装置10aは、図9に示した中央
制御装置10に、位置情報収集手段105と、連動表作
成手段106と、地図データ作成手段107と、位置情
報記憶手段108と、構造情報記憶手段109とを備え
て構成される。構造情報記憶手段109は、この防災シ
ステム1aが適用される建物の建築構造に関する情報を
記憶する手段であり、建物の構造情報109a及び防災
駆動装置に関する設置情報109bが保持されている。
【0026】建物の構造情報109aは、建物内部の各
部屋の範囲や高さ、壁や扉等の位置に関する情報であ
り、建築図面又は建築図面を入力したCADシステム用
データファイル等に基づいて作成される。この構造情報
109aの作成手順の一例を図5及び図6を用いて説明
する。まず、建物全体を区域に分割する。図5は、建物
の各階の構造を示した平面図の一例である。例えば、こ
の図に示す通り、4階の事務所A、事務所B、廊下、会
議室、トイレ等の様にして、建物内を各階の各区域ごと
に分割する。
【0027】次に、建物の所定の位置を基準点Poとし
て定め、この基準点Poを原点として表された各区域の
頂点の座標と各区域の形状とよって、各区域を形成する
3次元空間を特定して登録する。例えば、一階の地上南
東端を基準点Poとして定め、図5に示した会議室の8
つの各頂点の位置と基準点Poの位置より、この基準点
Poを原点とした場合の各頂点の座標を求める。この様
子を図6に示す。
【0028】この様にして求められた座標に基づいて、
各区域が3次元の空間として定義される。この様にして
定義される区域の一例を図7に示す。この図は4階建て
のビルを各フロア毎の区域に分割し、各区域がそれぞれ
8つの頂点の座標により定義されている場合を示してお
り、例えば、8つの頂点(0、0、Z2)、(X1、
0、Z2)、(0、Y1、Z2)、(X1、Y1、Z
2)、(0、0、Z3)、(X1、0、Z3)、(0、
Y1、Z3)、(X1、Y1、Z3)で囲まれた空間
は、2階と定義される。
【0029】一方、防災装置設置情報109bは、各防
災駆動装置121〜12nの取付位置及びその影響範囲
等に関する情報である。例えば、4階の警報ベルについ
ては、その取り付けられた座標位置及びその鳴動音の可
聴範囲である4階全域との情報であり、事務所Bのスプ
リンクラーについては、その座標位置及び消火可能な範
囲である事務所Bと会議室との情報である。
【0030】位置情報記憶手段108には、各センサ装
置111〜11nの取付位置に関するセンサ設置情報1
08aが保持されている。このセンサ設置情報108a
は、センサ装置の取付位置及びその取付位置が属してい
る建物内の区域により構成される。センサ装置111〜
11nの取付位置は、上記構造情報記憶手段109に保
持されている位置情報と同様、基準点Poからの座標位
置として表されている。また、センサ装置111〜11
nが属している建物内の区域は、構造情報記憶手段10
9に保持されている各区域の頂点の座標と、センサ装置
111〜11nの位置情報とを比較して、全ての頂点に
よりセンサ装置111〜11nを囲んでいる区域を調べ
ることにより特定できる。
【0031】例えば、4階会議室の煙センサについて
は、その取り付けられた位置のx座標、y座標及びz座
標と、「4階会議室」という建物内の区域とが格納さ
れ、保持される。位置情報収集手段105は、通信手段
100により各センサ装置111〜11nに対して、そ
の取付位置を問い合わせて、その位置情報を収集する。
この様にして得られた位置情報と、構造情報記憶手段1
09に保持されている建物の構造情報109aとに基づ
いて、センサ装置に関する設置情報108aを作成す
る。
【0032】連動表作成手段106は、位置情報記憶手
段108及び構造情報記憶手段109に保持されている
情報に基づいて、所定の連動ルールに従って、防災機器
連動表を作成する。上記連動ルールは、センサ装置11
1〜11nと防災駆動装置121〜12nとを連動させ
るためのルールであり、センサ装置の種類ごとに一般的
ルールが予め定められており、防災システムの適用対象
に特有の連動ルールがある場合には、この特有のルール
も追加されて形成されるルールである。
【0033】例えば、煙センサについての連動ルールと
しては、火災の発生を検知したら、建物内の全ての警報
ベルを鳴動させ、センサ装置の設置された階及びその直
上階の排気ダクトを稼働させ、センサ装置の設置された
区域の防火扉を閉じ、その区域のスプリンクラーを稼働
させるというルールを用いることができる。連動表作成
手段106は、このルールに従って、建物に設置された
各センサ装置111〜11nのそれぞれについて、連動
すべき防災駆動装置121〜12nを決定して、防災機
器連動表102aを自動的に作成し、連動表記憶手段1
02に格納する。即ち、連動ルールを各センサ装置11
1〜11nに適用し、個別の各センサ装置111〜11
nに連動する防災駆動装置121〜12nを具体的に特
定した防災機器連動表を作成する。
【0034】従って、建物の構造情報109a及び防災
装置設置情報109bが作成されて、構造情報記憶手段
109に格納されると、センサ装置の取付施工後、防災
機器連動表を自動的に作成することができる。また、セ
ンサ装置の取付位置が変更され、或は、センサ装置が追
加された場合であっても、防災機器連動表を自動的に更
新することができる。
【0035】地図データ作成手段107は、位置情報記
憶手段108及び構造情報記憶手段109に保持されて
いる情報に基づいて、表示装置Dに表示する地図データ
104aを作成し、地図データ記憶手段104に格納す
る。この地図データ104aは、構造情報記憶手段10
9の情報に基づいて、防災駆動装置121〜12nを含
む建物内の平面図を作成し、位置情報記憶手段108の
情報に基づいて、この平面図に各センサ装置111〜1
1nのシンボルをそれぞれの設置位置に表示して作成さ
れる。
【0036】従って、建物の構造情報109a及び防災
装置設置情報109bが作成されて、構造情報記憶手段
109に格納されると、センサ装置の取付施工後、防災
表示用地図データを自動的に作成することができる。ま
た、センサ装置の取付位置が変更され、或は、センサ装
置が追加された場合であっても、防災表示用地図データ
を自動的に更新することができる。
【0037】さらに、この様な防災システム1aは、各
センサ装置111〜11nの識別をその位置情報によっ
て行うことができるため、センサ装置の施工時にアドレ
ス設定を行う必要がない。即ち、同じ種類のセンサ装置
が、同じ位置に複数取り付けられることはないため、中
央処理装置が、検知信号を送出しているセンサ装置の種
別と取付位置を取得できるならば、アドレスによってセ
ンサ装置の識別を行う必要がない。従って、従来の防災
システムの様に、センサ装置の取付施工時にアドレス設
定を行う必要がなく、また、各センサ装置に正しいアド
レスが設定されているかどうかを、各センサ装置ごとに
試験的に災害を検知させて確認する必要もなくなる。
【0038】上記センサ装置111〜11nの他の構成
例を図8に示す。このセンサ装置11bは、請求項2に
記載した本発明による防災システムを構成するセンサ装
置の一例であり、通信手段20と、センサ21と、位置
情報記憶手段24と、位置情報入力端子Tとにより構成
され、位置情報入力端子Tには、位置計測装置25が接
続可能とされる。
【0039】通信手段20及びセンサ21は、図4に示
したものと同様のものであり、位置計測装置25は、図
3に示した位置計測手段と同様のものであり、位置情報
入力端子Tを介して、必要に応じて、センサ装置11b
に着脱可能なものである。センサ装置11bを取付施工
する際、取付作業者が、センサ装置11’の位置情報入
力端子Tに位置計測装置25の出力端子を接続する。こ
のため、位置計測装置25が計測した位置情報が、セン
サ装置11bへ入力され、一旦、位置情報記憶手段24
に格納される。その後、取付作業者は、センサ装置11
bから位置計測装置25を取り外して、取付施工を完了
する。
【0040】この様にして位置情報記憶手段24に保持
された位置情報は、センサ装置11bの通信手段20
が、中央制御装置10aからの要求を受けた場合に、中
央制御装置10aに対して送出される。従って、各セン
サ装置111〜11nに位置検出手段22を備えなくて
も、位置計測装置25を接続することにより、各センサ
装置は位置情報を取得することができるので、中央制御
装置10aは、各センサ装置111〜11nの位置情報
を収集することができる。即ち、この位置情報に基づい
て、防災機器連動表及び防災表示用地図を自動的に作成
することができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明による防災シ
ステムは、各センサ装置が、位置計測手段を備え、計測
された位置を中央制御装置に対して送出するため、中央
制御装置は、各センサ装置の取り付けられた位置を自動
的に取得することができる。従って、センサ装置の取付
施工時に、各センサ装置にアドレスを設定しなくても、
中央制御装置は、各センサ装置を識別することができ
る。また、アドレス設定が不要となることにより、各セ
ンサ装置に正しいアドレスが設定されているかどうかを
確認する必要もなくなる。
【0042】請求項2に記載した本発明による防災シス
テムは、各センサ装置が位置情報入力端子を備え、セン
サ装置の取付施工時に、この端子に位置計測装置を接続
すれば、センサ装置の取り付けられた位置を取得するこ
とができ、この位置情報が中央制御装置に対して送出さ
れるため、中央制御装置は、各センサ装置の取り付けら
れた位置を自動的に取得することができる。
【0043】従って、各センサ装置がそれぞれ位置計測
手段を備えることなく、かつ、アドレス設定することな
く、中央制御装置が各センサ装置を識別することができ
る。請求項3に記載した本発明による防災システムは、
建物の構造情報と、防災装置設置情報及びセンサ設置情
報とに基づいて、防災機器連動表を自動的に作成する。
【0044】従って、建物の構造情報及び防災装置設置
情報があれば、センサ装置の取付施工後、各センサ装置
の設置情報が自動的に取得され、防災機器連動表を自動
的に作成することができる。また、センサ装置の取付位
置が変更され、或は、センサ装置が追加された場合であ
っても、防災機器連動表を自動的に更新することができ
る。
【0045】請求項4に記載した本発明による防災シス
テムは、建物の構造情報と、センサ装置の設置情報とに
基づいて、防災表示用地図データを自動的に作成する。
従って、建物の構造情報があれば、センサ装置の取付施
工後、各センサ装置の設置情報が自動的に取得され、防
災表示用地図を自動的に作成することができる。また、
センサ装置の取付位置が変更され、或は、センサ装置が
追加された場合であっても、防災表示用地図を自動的に
更新することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の中央制御装置の一構成例を示した図であ
る。
【図2】本発明による防災システムの一構成例を示した
図である。
【図3】図2のセンサ装置の一構成例を示した図であ
る。
【図4】図2の防災駆動装置の一構成例を示した図であ
る。
【図5】防災システムが適用される建物の各階の構造を
示した平面図の一例である。
【図6】基準点からの距離により座標位置を求める様子
を示した図である。
【図7】各区域が3次元の空間として定義される様子を
示した図である。
【図8】図2のセンサ装置の他の構成例を示した図であ
る。
【図9】従来の防災システムの構成例を示した図であ
る。
【図10】図9の表示装置に表示される防災表示の一例
を示した図である。
【符号の説明】
111〜11n、11a、11b・・・センサ装置 121〜12n、12・・・防災駆動装置 10a・・・中央制御装置 22 ・・・位置計測手段 108・・・位置情報記憶手段 109・・・構造情報記憶手段 25 ・・・位置計測装置 T ・・・位置情報入力端子

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】災害を検知して検知信号を出力する複数の
    センサ装置と、制御信号に基づいて災害の発生又は拡大
    を防止する複数の防災駆動装置と、上記センサ装置から
    の検知信号に基づいて、所定の防災駆動装置に対して制
    御信号を出力する中央制御装置により構成される防災シ
    ステムであって、 上記の各センサ装置が、その取付位置を計測するための
    位置計測手段を備え、計測された位置情報を中央処理装
    置へ出力する構成とされ、 上記中央制御装置が、各センサ装置から出力された位置
    情報を保持する位置情報記憶手段を備えて構成されるこ
    とを特徴とする防災システム。
  2. 【請求項2】災害を検知して検知信号を出力する複数の
    センサ装置と、制御信号に基づいて災害の発生又は拡大
    を防止する複数の防災駆動装置と、上記センサ装置から
    の検知信号に基づいて、所定の防災駆動装置に対して制
    御信号を出力する中央制御装置により構成される防災シ
    ステムであって、 上記の各センサ装置が、位置計測装置からの位置情報を
    入力するための位置情報入力端子を備え、位置計測装置
    により計測された位置情報を中央制御装置に対して出力
    する構成とされ、 上記中央制御装置が、各センサ装置から出力された位置
    情報を保持する位置情報記憶手段を備えて構成されるこ
    とを特徴とする防災システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の防災システムにお
    いて、 上記中央制御装置が、センサ装置と防災駆動装置とを関
    連づけた防災機器連動表を保持する連動表記憶手段を備
    え、 この防災機器連動表に基づいて、センサ装置から検知信
    号が入力された際に駆動すべき防災駆動装置を決定する
    構成とされ、 この防災システムが適用される建物の構造情報を保持す
    る構造情報記憶手段と、 各センサ装置の位置情報及び建物の構造情報に基づいて
    上記連動表を作成する連動表作成手段とを更に設けて構
    成されることを特徴とする防災システム。
  4. 【請求項4】請求項1又は2に記載の防災システムにお
    いて、 上記中央制御装置が、この防災システムが適用される建
    物内の平面図にセンサ装置を配した防災表示用地図デー
    タを保持する地図データ記憶手段と、上記防災表示用地
    図にセンサ装置に関する情報を付加して表示装置に表示
    する表示処理手段とを更に備え、各センサ装置に関する
    情報を表示する構成とされ、 この防災システムが適用される建物の構造情報を保持す
    る構造情報記憶手段と、 各センサ装置の位置情報及び建物の構造情報に基づいて
    上記防災表示用地図を作成する地図データ作成手段とを
    更に設けて構成されることを特徴とする防災システム。
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