JP3054650B2 - 舗装用ブロック材成形金型におけるプレス板金型のヒーター装置 - Google Patents

舗装用ブロック材成形金型におけるプレス板金型のヒーター装置

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JP3054650B2
JP3054650B2 JP6130889A JP13088994A JP3054650B2 JP 3054650 B2 JP3054650 B2 JP 3054650B2 JP 6130889 A JP6130889 A JP 6130889A JP 13088994 A JP13088994 A JP 13088994A JP 3054650 B2 JP3054650 B2 JP 3054650B2
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heater
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Inventor
征雄 千葉
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株式会社 五葉工機
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は舗装用ブロック材成形金
型におけるプレス板金型のヒーター装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】舗装用ブロック材成形金型におけるプレ
ス板金型のヒーター装置については、出願人がさきに開
発した先願の実願平2−第116235号(実公平5−
第39842号)に開示されている。本発明はその改良
装置に係るもので、先願考案は図2に示すプレス板金型
1の取付凹部2に嵌着したヒータープレート3にヒータ
ー装置10を取付けると共に、ヒータープレート3と
レス板金型1との間に温度センサー4のセンサー端子4
aを取付けていたので、プレス板金型の加熱熱度の調節
はヒータープレート3の取付部分の温度がセンサー表示
されることとなり、1に取付けたヒーターのセンサー端
子4aのプレス板金型取付部分と他の部分とでは加熱温
度に差が生じ特に冬期においては30°C〜40°Cの
差が生ずることもあり温度センサーによるプレス板金型
の加熱温度表示はブロック材成形に必要なプレス板金型
の加熱温度との間に開きが生じブロック材成形上問題が
あった。又ヒータープレート3は硬度、材質にすぐれた
加工に手間のかゝる特殊鋼材よりなるプレス板金型1上
面にヒータープレートの取付け凹部2を穿設し、その凹
部2にプレス板金型に比し加工の容易なスチール板を嵌
着しその上面にブロック材成形装置の基板18に下設し
た取付部16下部に金型の押え板5を取付けたヒーター
プレート装置とし、これを前記プレス板金型1の凹部2
に組込んで金型本体1と一体に固定ボルト8で固定した
構成であるためセンサー装置の故障の際はセンサー装置
の保守又は交換は固定ボルト8、8を外し金型装置本体
を解体して金型に組込んだヒーターのセンサー装置の保
守又は交換をするためメーカー派遣の金型技術者による
ヒーターの保守修理に依存し余分の加工費と工程を必要
としていた。又プレス板金型の掘り込み部分と掘り込み
の無い部分の容積の違いで生ずる温度差の調整を図る技
術上の必要性もあった。
【0003】
【本考案の解決すべき課題】上記の問題に鑑みこれを解
消するためにはブロック材の成形温度が温度センサーに
よる必要なプレス板金型の加熱温度の表示においてプレ
ス板金型の温度差をより少なくする有効な温度の調整表
示をするようなヒーター装置とし、併せてヒーター装置
の組み替えについても、金型装置の解体作業を必要とし
ないプレス板金型構造の改良によるブロック材加工の省
力化を図ることを課題とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決する手段とし
ては、プレス板金型とプレス板金型に取付けるヒーター
装置と、前記ヒーター装置のヒータープレートを嵌着す
るヒーター保持板及びその押え板とを、プレス板金型に
固定する固定ボルトと、前記固定ボルトに設けた温度セ
ンサー装置とよりなることを本発明の要旨とするもので
ある。
【0005】
【作用】ヒーター保持板はブレス板金型上面に何らの加
工をも加えないでブロック成形時の機械的振動あるいは
他物との接触による亀裂損傷を生じないようにヒーター
プレートを安定的に密着保持する。又センサー装置はヒ
ータープレートの加熱によるプレス板金型に止着するヒ
ータープレートは、これを嵌着したヒーター保持板を
ンサー用固定ボルト21に穿設したタップネジ孔22に
押えビス23で止着するように設け、ユーザーのブロッ
ク材成形業者自身によるセンサー装置の取付及び保守点
検作用を可能とし、かつセンサーによるプレス板金型の
温度表示はプレス板金型の中心部と端縁との温度差によ
るズレを生じないほぼ均一の温度表示が示される。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例について図示すれば、図
面において11はプレス板金型、12は防振、防塵装置
を施したヒーター装置、13はプレス板金型面に取付け
たヒーター装置基部のヒータープレートで、スチール板
による加工成形材である。14はヒーター保持板でブロ
ック材成形時における強振動作用に対しヒータープレー
トをプレス板金型に安定的に密着保持し、他物との接
触、衝撃等による亀裂損傷を防ぐもので、ヒーター保持
板に設けたヒータープレート嵌合孔14aにヒータープ
レート13を嵌め込みガードする。15はヒータープレ
ートの押え板、16はその押え板15に熔着17したプ
レス板金型の取付部である。18はブロック材成形装置
の基板である。19、21はプレス板金型1上に組込ん
だヒーター保持板とヒータープレートを組込んでプレス
板金型1に一体に固定する固定ボルトとセンサー用固定
ボルトである。20は温度センサー端子で、センサー用
固定ボルト21のナットにタップネジ孔22を穿設し
これにセンサーの押えビス23で温度センサー端子20
を取付止着する。24は断熱材である。温度センサーは
上述のようにセンサー用固定ボルト21のナットにタッ
プネジ孔22を穿設し、押えビス23を介してセンサー
端子20を止着し、ヒータープレート13によるブレス
板金型の加熱温度を適切に測定調整する。
【0007】
【効果】本発明は上述の構造装置による従来のヒーター
付プレス板金型装置を改良したもので、第1にプレス板
金型本体に何等の細工加工を施さない省力化したヒータ
ー装置付プレス板金型としたもので、第2に温度センサ
ーはプレス板金型全体の加熱温度を調節しブロック材の
適正な成形温度に調整するように構成し、かつ温度セン
サーは固定ボルト19とセンサー用固定ボルト21を外
さないでもセンサー用固定ボルトに設けたタップネジ孔
22に止着した押えビス23を外すだけでプレス金型装
置をバラさないで、センサー端子の着脱交換を容易にし
た。従って温度センサー故障時の保守管理にユーザーで
あるブロック成形業者自身による簡易なセンサー交換等
の保守手段を可能としたもので加工時の作業効率の向上
と舗装用ブロック材の成形精度を昂める上でその効果は
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を示すプレス板金型ヒーター装置の
断面図である。
【図2】従来のヒーター付金型装置の断面図である。
【符号の説明】
11 プレス板金型 12 ヒーター装置 13 ヒータープレート 14 ヒーター保持板 15 押え板 16 プレス板金型取付部 17 熔着部 18 成形装置基板 19 固定ボルト 20 温度センサー端子 21 センサー用固定ボルト 22 タップネジ孔 23 押えビス 24 断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 7/42 B28B 3/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス板金型11と、その上面に嵌合孔
    23を設けたスチール製保持板14をセットし、前記嵌
    合孔23にヒータープレート13を嵌合止着し、かつそ
    のヒータープレート13上面に、断熱材22を介装して
    押え板15で押止し、これら各板体をプレス板金型11
    に固定ボルト19、同21により一体に組込み固定する
    と共に、前記プレス板金型11の固定ボルト21にタッ
    プネジ孔22を穿設し、このタップネジ孔22に温度セ
    ンサー端子20を止着するセンサー用の押えビス23を
    取付けてなることを特徴とする舗装用ブロック材成形金
    型におけるプレス板金型のヒーター装置。
JP6130889A 1994-05-23 1994-05-23 舗装用ブロック材成形金型におけるプレス板金型のヒーター装置 Expired - Fee Related JP3054650B2 (ja)

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