JP3054472U - テラスデッキ - Google Patents

テラスデッキ

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JP3054472U
JP3054472U JP1998003747U JP374798U JP3054472U JP 3054472 U JP3054472 U JP 3054472U JP 1998003747 U JP1998003747 U JP 1998003747U JP 374798 U JP374798 U JP 374798U JP 3054472 U JP3054472 U JP 3054472U
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輝雄 井上
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株式会社 井上ランバー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】横架材と柱材をがたつきなく連結し、柵部材や
敷居材の係合凹溝に溜まった雨水が排水でき、床板材の
長さ方向における両側縁部が上方に反らず内側に雨水が
溜まらないテラスデッキを提供する。 【解決手段】八角柱形状を有する柱材11a〜11hに
は、踏板材14、敷居材15、手摺材17a,17b,
17cが端面を柱材11a〜11hの側面と密着させて
嵌合してある。敷居材15の係合凹溝には柵部材16が
係合してあり、係合凹溝には底部から段差を形成して通
水溝が形成してある。通水溝には水抜き孔が形成してあ
る。柵部材16は柵体とこれを保持する枠体を有してい
る。枠体にも係合凹溝が形成してあり、底部から段差を
形成して通水溝が形成してある。通水溝には水抜き孔が
形成してある。床板材18は、長さ方向に沿う両側縁部
が面取りしてあり、下面側の一部が切除されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、横架材と柱材をがたつきなく連結し、また、柵部材や敷居材の凹溝 に溜まった雨水が排水でき、更に、床板材の長さ方向に沿う上面の両側縁部が上 方に反らず、この床板材の内側に雨水が溜まらないようにしたテラスデッキに関 する。
【0002】
【従来技術】
近年建設されている住宅には、室内から室外にかけてテラスデッキが設置され ているものがある。なお、木材で形成されたテラスデッキを、特にウッドデッキ という。ウッドデッキについて説明する。 ウッドデッキは、コンクリート等で形成された基礎台、基礎台の上に垂設され る柱材、柱材間に架け渡される土台、対向する土台間に架け渡される根太、根太 に直交して敷設される床板材、土台の上部に設けられる敷居材、敷居材の上部に 設けられる柵部材、柵部材の上部に設けられる手摺材等の各ユニット部材から構 成される。これらのユニット部材を任意に組み合わせることで、希望する形状の ウッドデッキが形成できる。 なお、本明細書で「横架材」の用語は、「敷居材」と「手摺材」のように横方 向から柱材に連結される部材を意味するものとして使用する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のウッドデッキには、次のような課題があった。 横架材は、通常、端部に形成してあるホゾを柱材のホゾ穴に嵌め入れることに よって柱材間に取り付けられる。柱材は四角柱状のものが一般的であり、横架材 の端面もこの柱材の側面に隙間なく合うように平面に形成してある。このような 連結構造で両部材をがたつきなく連結するためには、ホゾとホゾ穴とが密に嵌合 するようになっていなければならない。しかし、手間がかかるためホゾとホゾ穴 が精密な寸法で形成されているものは少なく、連結された横架材と柱材には若干 のがたつきがあるものが多い。
【0004】 敷居材の上面には、柵部材を係合させるための係合凹溝が長さ方向の全長にわ たり設けてある。ウッドデッキは屋外に設置されるので、上記した係合凹溝には 雨水が流れ込んで溜まり易い。係合凹溝に溜まった雨水は排水されず貯留される ので、これにより敷居材や柵部材が腐ってしまうことがあった。
【0005】 床板材は、長さ方向に沿う上面の両側縁部に角度が約90度で形成してある板 材が使用されている。上記したようにウッドデッキは屋外に設置されるので、こ れを構成する各部材は、太陽の熱や地面からの湿気等の影響で繊維が収縮または 膨張して変形することがある。特に、木繊維方向が長さ方向で、木表が上面側に 木裏が下面側となるようにしてある床板材は変形し易い。つまり、木表は木裏よ りも木繊維が粗であり常態で多くの水分を含んでいるので、太陽にさらされるこ とにより水分が乾燥して収縮し易い。また逆に、木裏は木表よりも木繊維が密で あり常態で含まれている水分が少ないので、地面からの湿気を吸収して膨張し易 い。このように変形することにより床板材は、長さ方向に沿う両側縁部が上方へ 反ることがある。通常、ウッドデッキ上には履き物を履いて出るが、裸足で出る こともある。この場合では、上方へ突出した角部で怪我をすることがあり危険で ある。
【0006】 また、床板材の長さ方向に沿う上面の両側縁部が上方に反ることで、内側が実 質的に凹んだようになり、そこに雨水が溜まるようになる。雨水が溜まることで 上記同様、床板材も腐り易くなっていた。
【0007】 本考案は、上記課題を解消するもので、横架材と柱材をがたつきなく連結し、 また、柵部材や敷居材の係合凹溝に溜まった雨水が排水でき、更に、床板材の長 さ方向に沿う上面の両側縁部が上方に反らず、この床板材の内側に雨水が溜まら ないようにしたテラスデッキを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために講じた本考案の手段は次のとおりである。 第1の考案にあっては、 基礎を形成する基礎部材と、 上記基礎部材に垂設される柱材と、 上記柱材で囲まれた部分に敷設される床板材と、 を備えていることを特徴とする、 テラスデッキである。
【0009】 第2の考案にあっては、 柱材が円柱形状または楕円柱形状に形成され、上記柱材間には横架材が架け渡 してあり、 上記横架材は、 上記柱材と連結される側の端面が上記柱材の側面と実質的に密着して嵌め合う 形状に形成してあり、上記柱材の側面に横方向から端面を嵌合させ連結手段を介 して連結してあることを特徴とする、 第1の考案に係るテラスデッキである。
【0010】 第3の考案にあっては、 柱材が多角柱形状に形成され、上記柱材間には横架材が架け渡してあり、 上記横架材は、 上記柱材と連結される側の端面が上記柱材の側面に形成してある一または二以 上の角部を含んだ上記柱材の側面と実質的に密着して嵌め合う形状に形成してあ り、上記柱材の側面に横方向から端面を嵌合させ連結手段を介して連結してある ことを特徴とする、 第1の考案に係るテラスデッキである。
【0011】 第4の考案にあっては、 柱材が三角柱、四角柱、五角柱、六角柱、七角柱、八角柱、九角柱、十角柱、 十一角柱、十二角柱の中から選ばれたものであることを特徴とする、 第3の考案に係るテラスデッキである。
【0012】 第5の考案にあっては、 柵体と該柵体を保持する枠体を有する柵部材を備えており、 上記枠体は、 上記柵体が係合する係合凹溝を内側に有しており、該係合凹溝には流れ込んだ 水を外部に排水するための水抜き孔が設けてあることを特徴とする、 第1,第2,第3または第4の考案に係るテラスデッキである。
【0013】 第6の考案にあっては、 柵体と該柵体を保持する枠体を有する柵部材を備えており、 上記枠体は、 上記柵体が係合する係合凹溝を内側に有しており、該係合凹溝の底部には、係 合凹溝に流れ込んだ水の水路となる通水溝が上記係合凹溝の底部から段差を形成 して設けてあり、該通水溝には水を外部に排水するための水抜き孔が形成してあ ることを特徴とする、 第1,第2,第3または第4の考案に係るテラスデッキである。
【0014】 第7の考案にあっては、 枠体の外側には、枠体の外面が所要の部材と係合したときでも水抜き孔が閉塞 されず、水が外部に排出されるようにする凹部が形成してあることを特徴とする 、 第5または第6の考案に係るテラスデッキである。
【0015】 第8の考案にあっては、 柱材間に架け渡して設けられる敷居材を備えており、 上記敷居材は、 区画材が係合する係合凹溝を内側に有しており、該係合凹溝には流れ込んだ水 を外部に排水するための水抜き孔が設けてあることを特徴とする、 第1,第2,第3,第4,第5,第6または第7の考案に係るテラスデッキで ある。
【0016】 第9の考案にあっては、 柱材間に架け渡して設けられる敷居材を備えており、 上記敷居材は、 区画材が係合する係合凹溝を内側に有しており、該係合凹溝の底部には、係合 凹溝に流れ込んだ水の水路となる通水溝が上記係合凹溝の底部から段差を形成し て設けてあり、該通水溝には水を外部に排水するための水抜き孔が形成してある ことを特徴とする、 第1,第2,第3,第4,第5,第6または第7の考案に係るテラスデッキで ある。
【0017】 第10の考案にあっては、 床板材上面の長さ方向に沿う両側縁部が面取りされていることを特徴とする、 第1,第2,第3,第4,第5,第6,第7、第8または第9考案に係るテラ スデッキである。
【0018】 第11の考案にあっては、 床板材は、木繊維方向が長さ方向で、木表が上面側に木裏が下面側となるよう にしてあり、下面側の一部が切除されていることを特徴とする、 第1,第2,第3,第4,第5,第6,第7、第8または第9考案に係るテラ スデッキである。
【0019】 本明細書でいう「区画材」は、垣根や囲い材のように場所をしきり区画する部 材を示す概念であり、柵部材をも含むものである。
【0020】
【作 用】
本考案に係るテラスデッキは、庭等の屋外に基礎を形成する基礎部材を設けて 、この基礎部材に柱材を垂設し、複数の柱材で囲まれた部分に床板材を敷設する ことで形成することができる。
【0021】 柱材と連結される側の端面が上記柱材の側面と実質的に密着して嵌め合う形状 に形成してある横架材が、上記柱材の側面に横方向から端面を嵌合させ連結手段 を介して連結してあるテラスデッキによれば、横架材にこれと直交する横方向か らの力が加わっても、双方が略隙間なく密着しているので、横架材は上記方向に 動かない。つまり、横架材と柱材との間にがたつきがなくなり、堅牢性が向上す る。また、これにより例えば連結手段がホゾとホゾ穴である場合でも、嵌合部分 の精度がそれ程要求されなくなるので、加工が容易になる。
【0022】 係合凹溝を内側に有し、該係合凹溝には流れ込んだ水を外部に排水するための 水抜き孔が設けてある枠体や敷居材を備えたテラスデッキによれば、係合凹部に 水が流れ込んでも水抜き孔から排水できる。これにより水が係合凹部に溜まり難 くでき、木材で形成された敷居材や柵部材でも腐り難くできる。
【0023】 係合凹溝の底部に、該係合凹溝に流れ込んだ水の水路となる通水溝が上記係合 凹溝の底部から段差を形成して設けてあり、該通水溝には水を外部に排水するた めの水抜き孔が形成してある枠体や敷居材を備えたテラスデッキによれば、係合 凹部に水が流れ込んでも、水は更に通水溝に流れ込んで水抜き孔から排水できる 。また、通水溝が係合凹溝の底部から段差を形成して設けてあるので、係合凹溝 に係合した柵体や区画材は通水溝に係合せず、水の排水の邪魔になるようなこと がない。つまり、通水溝に流れ込んだ水は排水性が高い。これにより水が係合凹 部及び通水溝に溜まり難くでき、木材で形成された敷居材や柵部材でも腐り難く できる。
【0024】 上面の長さ方向に沿う両側縁部が面取りされている床板材を備えたテラスデッ キによれば、木材で形成された床板材が変形して長さ方向に沿う両側縁部が上方 に反ったときでも、突出するものがないので、怪我をし難く安全である。 また、木繊維方向が長さ方向で、木表が上面側に木裏が下面側となるようにし てあり、下面側の一部が切除されている床板材を備えたテラスデッキによれば、 地面からの湿気を吸収して膨張する木繊維の量が、切除されていないものよりも 少ないので膨張し難い。これにより上面を反り難くできる。ひいては、床板材上 面の内側に水が溜まり難くでき、床板材を腐り難くできる。
【0025】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。 図1は本考案に係るウッドデッキの一実施の形態を示す斜視図、 図2は図1に示すウッドデッキの組立手順を示しており、土台を取り付けた柱 材に敷居材等を設ける第1施工状態図、 図3は図1に示すウッドデッキの組立手順を示しており、柵部材と手摺材を取 り付ける第2施工状態図、 図4は図1に示すウッドデッキの組立手順を示しており、階段材と幕板を取り 付ける第3の施工状態図、 図5は図1に示すウッドデッキの部分分解斜視図、
【0026】 符号1はテラスデッキであるウッドデッキを示している。ウッドデッキ1は、 コンクリートで形成されたブロック状の基礎部材である基礎台10・・・を複数 備えている。所要位置に設けてある基礎台10・・・の上部には、四角柱状のも のの角部を面取して八角柱状に形成してある柱材11a,11b,11c,11 d,11e,11f,11g,11hが垂設してある。また、上記した柱材11 d,11e,11gの上部にはホゾ100(図2または図5参照)が形成してあ る。
【0027】 柱材11a,11b,11c,11d,11e,11f,11g,11hの内 側には土台12が取り付けてある。土台12は、四角柱状の大梁120,120 と板状の小梁121,121をそれぞれ対向する位置に設けて蟻溝構造により枠 組みさせて形成してある。大梁120,120は柱材11a,11b,11c側 及び柱材11f,11g,11h側に、小梁121,121は柱材11c,11 d,11e,11f側及び柱材11a,11h側に配置される。
【0028】 小梁121,121間の所要位置には、蟻溝構造により接続された根太122 ・・・が三本略等間隔で架け渡してある。根太122・・・は、土台12の内側 に設けてあり、基礎台に垂設してある小柱材により下から支えられ撓まないよう にしてある(図示省略)。
【0029】 柱材11b〜11c間における大梁120上には、踏板材14が設けてある。 また、柱材11a〜11b間、柱材11f〜11g間、柱材11g〜11h間に おける大梁120上、及び柱材11c〜11d間、柱材11d〜11e間、柱材 11e〜11f間における小梁121上には、長さ方向の全長にわたり係合凹溝 が形成してある敷居材15・・・が設けてある。なお、柱材と踏板材14または 敷居材15・・・の連結構造については後述する。
【0030】 柱材11a〜11b間、柱材11c〜11d間、柱材11d〜11e間、柱材 11e〜11f間、柱材11f〜11g間、柱材11g〜11h間には、下部側 を敷居材15・・・の係合凹溝150に係合させて柵部材16・・・が設けてあ る。柵部材16・・・の上部側における柱材11a〜11b間、柱材11c〜1 1f間、柱材11f〜11h間には、それぞれ手摺材17a,17b,17cが 設けてある。なお、手摺材17b,17cの裏面側における柱材11d,11e ,11gと対応する箇所にはホゾ穴(図では見えない)が形成してあり、ホゾ1 00と嵌合できるようにしてある。また、柵部材16・・・の構造及び柱材と手 摺材17a,17b,17cの連結構造については後述する。
【0031】 土台12には根太122と直交させて複数の床板材18・・・が敷設してある 。床板材18・・・の構造については後述する。また、柱材11a〜11b間、 柱材11c〜11f間、柱材11f〜11h間の外側には、土台12が外部から 見えないように隠すための幕板19a,19b,19cがそれぞれ設けてある。 柱材11b〜11c間には、上部を踏板材14に係合させて階段材20が取り付 けてある。
【0032】 図6は図1に示すウッドデッキを構成する横架材と柱材の連結構造を示す説明 図である。 なお、実施の形態で「横架材」は、踏板材14及び敷居材15及び手摺材17 を意味するものとして使用している。また、図6では、柱材11fと手摺材17 b,17cの連結構造しか示していないが、これは便宜的なものであり、横架材 と柱材との連結構造が当該連結箇所にしか適用できないことを意味するものでは ない。連結構造は、他の横架材と柱材との連結箇所にも適用可能である。
【0033】 柱材11a,11b,11c,11d,11e,11f,11g,11hの下 部側面には、踏板材14または敷居材15・・・を設けるためのホゾ穴101・ ・・(図2,図5参照)が形成してある。踏板材14及び各敷居材15の両端側 には、ホゾ穴101と嵌合できるホゾ140,153(図2,図5参照)が突出 して形成してある。更に踏板材14及び各敷居材15の端面は、八角柱形状に形 成してある柱材11a,11b,11c,11d,11e,11f,11g,1 1hの一つまたは二つの角部を含んだ側面と実質的に密着して嵌め合う形状に形 成してある。
【0034】 また、柱材11a,11b,11c,11f,11hの上部側面にも、手摺材 17a,17b,17cを設けるためのホゾ穴101・・・(図2,図5参照) が形成してある。手摺材17a,17b,17cの両端側にも、ホゾ穴101・ ・・と嵌合できるホゾ170a,170b,170c(図3,図5参照)が突出 して形成してある。このホゾ170a,170b,170cの端面も、八角柱形 状に形してある柱材11a,11b,11c,11f,11hの一つまたは二つ の角部を含んだ側面と実質的に密着して嵌め合う形状に形成してある。
【0035】 踏板材14、敷居材15・・・、手摺材17a,17b,17cは、ホゾ14 0,153,170a,170b,170cを柱材11a,11b,11c,1 1d,11e,11f,11g,11hに形成してあるホゾ穴101・・・に嵌 入させて、端面を柱材11a,11b,11c,11d,11e,11f,11 g,11hの側面と実質的に密着させて嵌め合い連結してある。
【0036】 これにより踏板材14、敷居材15・・・、手摺材17a,17b,17cに 、これと直交する横方向からの力が加わっても、これらが該方向に動くようなこ とがない。つまり、踏板材14、敷居材15・・・、手摺材17a,17b,1 7cと柱材11a,11b,11c,11d,11e,11f,11g,11h とのがたつきをなくすことができ、連結箇所の堅牢性を高めることができる。ま た、これによりホゾ140,153,170a,170b,170cとホゾ穴1 01・・・の加工精度がそれ程要求されなくなるので、これらの製造が簡単にな る。
【0037】 また、柱材11a,11b,11c,11d,11e,11f,11g,11 hが八角柱状であるので、単なる四角柱状のものより、見た目に柔らかい感じを 与えることができ、美観を向上させることができる。更に、柱材11a,11b ,11c,11d,11e,11f,11g,11hの角部の角度が四角柱状の ものより大きいので、ぶつかっても怪我をし難く安全性にも優れる。
【0038】 なお、横架材と柱材の連結構造は、上記したものの他に、例えば、図7に示す 柱材30が円柱形状で、横架材40の端面がこれに嵌合するようにしてあるもの 、図8に示す柱材31が三角柱形状で、横架材41の端面が一つの角部を含んだ 側面形状に嵌合するようにしてあるもの、図9に示す柱材32が四角柱形状で、 横架材42の端面が一つの角部を含んだ側面形状に嵌合するようにしてあるもの 、図10に示す柱材33が四角柱形状で、横架材43の端面が二つの角部を含ん だ側面形状に嵌合するようにしてあるもの、図11に示す柱材34が六角柱形状 で、横架材44の端面が一つの角部を含んだ側面形状に嵌合するようにしてある もの、図12に示す柱材35が六角柱形状で、横架材45の端面が二つの角部を 含んだ側面形状に嵌合するようにしてあるもの等種々設定することができる。
【0039】 図13は図1に示すウッドデッキを構成する敷居材及び柵部材を示す説明図、 図14は図13に示す敷居材及び柵部材の一部を省略したA−A拡大断面図で ある。 各敷居材15に形成してある係合凹溝150の底部には、この面から段差を形 成して水の水路となる通水溝151が長さ方向の全長にわたり形成してある。通 水溝151の全長を略三等分する二箇所には、通水溝151に溜まった雨水を排 水する水抜き孔152,152が形成してある。係合凹溝150には柵部材16 が係合する。
【0040】 柵部材16は、板材を格子状に組んで形成してある柵体160と、この柵体1 60の周りを囲んでこれを保持する正方形状に枠組みされた枠体161を備えて いる。枠体161の内面には、柵体160の周縁が係合する係合凹溝162が全 周にわたり形成してある。柵部材16の下部にあたる枠体161の係合凹溝16 2には、この面から段差を形成して水の水路となる通水溝163が長さ方向の全 長にわたり形成してある。また、通水溝163の全長を略三等分する二箇所には 、通水溝163に溜まった雨水を排水する水抜き孔164,164が形成してあ る。
【0041】 また、係合凹溝150と係合する枠体161の下面には、例えば、通水溝が形 成されていない敷居材の係合凹溝に柵部材16を係合したときでも、水抜き孔1 64,164が閉塞されず、水が外部に排出されるようにする凹部165が長さ 方向の全長にわたり形成してある。
【0042】 この構造の柵部材16によれば、係合凹部162に流れ込んだ水は、通水溝1 63に流れ込み水抜き孔164から通水溝151に流れ込む。また、この構造の 敷居材15によれば、係合凹部150に流れ込んだ水は、通水溝151に流れ込 んで水抜き孔152を通って外部に排水できる。これにより水が係合凹部150 ,162及び通水溝151,163に溜まり難くでき、敷居材15や柵部材16 を腐り難くできる。
【0043】 また、係合凹溝150,162の底部には、段差を形成して通水溝151,1 63が設けてあるので、係合凹溝150に係合した柵部材16や、係合凹溝16 2に係合した柵体160が、水の排水の邪魔になるようなことがない。このため 柵部材16及び敷居材15は水の排水性が良い。
【0044】 図15は図1に示すウッドデッキを構成する床板材を示す説明図である。 床板材18・・・は、木繊維方向が長さ方向で、木表が上面側に木裏が下面側 となるようにして設定してある。また、各床板材18の長さ方向に沿う上面の両 側縁部には、面取り加工が施されており角部を丸めてある。更に、各床板材18 の下面側には、長さ方向に沿って所要深さを有する溝180が形成してある。
【0045】 床板材18・・・によれば、変形して長さ方向に沿う両側縁部が上方に反った ときでも突出するものがないので、怪我をし難く安全である。 また、下面側に溝180が形成してあるので、地面から湿気を吸収したときの 膨張する木繊維の量が、溝が形成されていないものよりも少なく、膨張し難い。 これにより上面を反り難くできる。ひいては、床板材18上面の内側に水が溜ま り難くでき、床板材18を腐り難くできる。
【0046】 本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、な んら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の 用語や表現を除外する意図はない。また、本考案の技術思想の範囲内で、種々の 変形態様が可能であるということは言うまでもない。
【0047】
【考案の効果】
本考案は上記構成を備え、次の効果を有する。 (a) 本考案に係るテラスデッキは、庭等の屋外に基礎を形成する基礎部材を 設けて、この基礎部材に柱材を垂設し、複数の柱材で囲まれた部分に床板材を敷 設することで形成することができる。
【0048】 (b) 柱材と連結される側の端面が上記柱材の側面と実質的に密着して嵌め合 う形状に形成してある横架材が、上記柱材の側面に横方向から端面を嵌合させ連 結手段を介して連結してあるテラスデッキによれば、横架材にこれと直交する横 方向からの力が加わっても、双方が略隙間なく密着しているので、横架材は上記 方向に動かない。つまり、横架材と柱材との間にがたつきがなくなり、堅牢性が 向上する。また、これにより例えば連結手段がホゾとホゾ穴である場合でも、嵌 合部分の精度がそれ程要求されなくなるので、加工が容易になる。
【0049】 (c) 係合凹溝を内側に有し、該係合凹溝には流れ込んだ水を外部に排水する ための水抜き孔が設けてある枠体や敷居材を備えたテラスデッキによれば、係合 凹部に水が流れ込んでも水抜き孔から排水できる。これにより水が係合凹部に溜 まり難くでき、木材で形成された敷居材や柵部材でも腐り難くできる。
【0050】 (d) 係合凹溝の底部に、該係合凹溝に流れ込んだ水の水路となる通水溝が上 記係合凹溝の底部から段差を形成して設けてあり、該通水溝には水を外部に排水 するための水抜き孔が形成してある枠体や敷居材を備えたテラスデッキによれば 、係合凹部に水が流れ込んでも、水は更に通水溝に流れ込んで水抜き孔から排水 できる。また、通水溝が係合凹溝の底部から段差を形成して設けてあるので、係 合凹溝に係合した柵体や区画材は通水溝に係合せず、水の排水の邪魔になるよう なことがない。つまり、通水溝に流れ込んだ水は排水性が高い。これにより水が 係合凹部及び通水溝に溜まり難くでき、木材で形成された敷居材や柵部材でも腐 り難くできる。
【0051】 (e) 上面の長さ方向に沿う両側縁部が面取りされている床板材を備えたテラ スデッキによれば、木材で形成された床板材が変形して長さ方向に沿う両側縁部 が上方に反ったときでも、突出するものがないので、怪我をし難く安全である。 また、木繊維方向が長さ方向で、木表が上面側に木裏が下面側となるようにし てあり、下面側の一部が切除されている床板材を備えたテラスデッキによれば、 地面からの湿気を吸収して膨張する木繊維の量が、切除されていないものよりも 少ないので膨張し難い。これにより上面を反り難くできる。ひいては、床板材上 面の内側に水が溜まり難くでき、床板材を腐り難くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るウッドデッキの一実施の形態を示
す斜視図。
【図2】図1に示すウッドデッキの組立手順を示してお
り、土台を取り付けた柱材に敷居材等を設ける第1施工
状態図。
【図3】図1に示すウッドデッキの組立手順を示してお
り、柵部材と手摺材を取り付ける第2施工状態図。
【図4】図1に示すウッドデッキの組立手順を示してお
り、階段材と幕板を取り付ける第3の施工状態図。
【図5】図1に示すウッドデッキの部分分解斜視図。
【図6】図1に示すウッドデッキを構成する横架材と柱
材の連結構造を示す説明図。
【図7】柱材が円柱形状で、横架材の端面がこれに嵌合
するようにしてある横架材と柱材の連結構造を示す説明
図。
【図8】柱材が三角柱形状で、横架材の端面一つの角部
を含んだ側面形状に嵌合するようにしてある横架材と柱
材の連結構造を示す説明図。
【図9】柱材が四角柱形状で、横架材の端面が一つの角
部を含んだ側面形状に嵌合するようにしてある横架材と
柱材の連結構造を示す説明図。
【図10】柱材が四角柱形状で、横架材の端面が二つの
角部を含んだ側面形状に嵌合するようにしてある横架材
と柱材の連結構造を示す説明図。
【図11】柱材が六角柱形状で、横架材の端面が一つの
角部を含んだ側面形状に嵌合するようにしてある横架材
と柱材の連結構造を示す説明図。
【図12】柱材が六角柱形状で、横架材の端面が二つの
角部を含んだ側面形状に嵌合するようにしてある横架材
と柱材の連結構造を示す説明図。
【図13】図1に示すウッドデッキを構成する敷居材及
び柵部材を示す説明図。
【図14】図13に示す敷居材及び柵部材のA−A拡大
断面図。
【図15】図1に示すウッドデッキを構成する床板材を
示す説明図。
【符号の説明】
1 ウッドデッキ 10 基礎台 100 ホゾ 101 ホゾ穴 11a,11b,11c,11d,11e,11f,1
1g,11h 柱材 12 土台 120 大梁 121 小梁 122 根太 14 踏板材 15 敷居材 150 係合凹溝 151 通水溝 152 水抜き孔 153 ホゾ 16 柵部材 160 柵体 161 枠体 162 係合凹溝 163 通水溝 164 水抜き孔 165 凹部 17a,17b,17c 手摺材 18 床板材 19a,19b,19c 幕板 20 階段材

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎を形成する基礎部材と、 上記基礎部材に垂設される柱材と、 上記柱材で囲まれた部分に敷設される床板材と、を備え
    ていることを特徴とする、 テラスデッキ。
  2. 【請求項2】 柱材が円柱形状または楕円柱形状に形成
    され、上記柱材間には横架材が架け渡してあり、 上記横架材は、 上記柱材と連結される側の端面が上記柱材の側面と実質
    的に密着して嵌め合う形状に形成してあり、上記柱材の
    側面に横方向から端面を嵌合させ連結手段を介して連結
    してあることを特徴とする、 請求項1記載のテラスデッキ。
  3. 【請求項3】 柱材が多角柱形状に形成され、上記柱材
    間には横架材が架け渡してあり、 上記横架材は、 上記柱材と連結される側の端面が上記柱材の側面に形成
    してある一または二以上の角部を含んだ上記柱材の側面
    と実質的に密着して嵌め合う形状に形成してあり、上記
    柱材の側面に横方向から端面を嵌合させ連結手段を介し
    て連結してあることを特徴とする、 請求項1記載のテラスデッキ。
  4. 【請求項4】 柱材が三角柱、四角柱、五角柱、六角
    柱、七角柱、八角柱、九角柱、十角柱、十一角柱、十二
    角柱の中から選ばれたものであることを特徴とする、 請求項3記載のテラスデッキ。
  5. 【請求項5】 柵体と該柵体を保持する枠体を有する柵
    部材を備えており、 上記枠体は、 上記柵体が係合する係合凹溝を内側に有しており、該係
    合凹溝には流れ込んだ水を外部に排水するための水抜き
    孔が設けてあることを特徴とする、 請求項1,2,3または4記載のテラスデッキ。
  6. 【請求項6】 柵体と該柵体を保持する枠体を有する柵
    部材を備えており、 上記枠体は、 上記柵体が係合する係合凹溝を内側に有しており、該係
    合凹溝の底部には、係合凹溝に流れ込んだ水の水路とな
    る通水溝が上記係合凹溝の底部から段差を形成して設け
    てあり、該通水溝には水を外部に排水するための水抜き
    孔が形成してあることを特徴とする、 請求項1,2,3または4記載のテラスデッキ。
  7. 【請求項7】 枠体の外側には、枠体の外面が所要の部
    材と係合したときでも水抜き孔が閉塞されず、水が外部
    に排出されるようにする凹部が形成してあることを特徴
    とする、 請求項5または6記載のテラスデッキ。
  8. 【請求項8】 柱材間に架け渡して設けられる敷居材を
    備えており、 上記敷居材は、 区画材が係合する係合凹溝を内側に有しており、該係合
    凹溝には流れ込んだ水を外部に排水するための水抜き孔
    が設けてあることを特徴とする、 請求項1,2,3,4,5,6または7記載のテラスデ
    ッキ。
  9. 【請求項9】 柱材間に架け渡して設けられる敷居材を
    備えており、 上記敷居材は、 区画材が係合する係合凹溝を内側に有しており、該係合
    凹溝の底部には、係合凹溝に流れ込んだ水の水路となる
    通水溝が上記係合凹溝の底部から段差を形成して設けて
    あり、該通水溝には水を外部に排水するための水抜き孔
    が形成してあることを特徴とする、 請求項1,2,3,4,5,6または7記載のテラスデ
    ッキ。
  10. 【請求項10】 床板材上面の長さ方向に沿う両側縁部
    が面取りされていることを特徴とする、 請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9記載の
    テラスデッキ。
  11. 【請求項11】 床板材は、木繊維方向が長さ方向で、
    木表が上面側に木裏が下面側となるようにしてあり、下
    面側の一部が切除されていることを特徴とする、 請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9記載の
    テラスデッキ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3384784B2 (ja) 1999-04-28 2003-03-10 株式会社オオタ ガレージデッキ
KR200471465Y1 (ko) * 2012-06-02 2014-02-24 홍종구 조립식 목재 구조물

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