JP3054273U - 可搬式消防ポンプ積上げ、積下し用動力車 - Google Patents

可搬式消防ポンプ積上げ、積下し用動力車

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JP3054273U JP1998004001U JP400198U JP3054273U JP 3054273 U JP3054273 U JP 3054273U JP 1998004001 U JP1998004001 U JP 1998004001U JP 400198 U JP400198 U JP 400198U JP 3054273 U JP3054273 U JP 3054273U
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渋谷芳通
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬用自動車に対する積上げ、積下し時及び
道路走行時に安定的に走行することができ、しかもバッ
テリーを動作電源とする動力手段の長所と、発電機を動
作電源とする動力手段とする動力手段の長所とを活かし
た可搬式消防ポンプ積上げ、積下し用動力車を提供でき
るようにする。 【解決手段】 所定の間隔を開けて配置された第1及び
第2の駆動輪38a、38bに巻き回されていて、上記
駆動輪38a、38bが回転することにより走行して可
搬式消防ポンプ1を牽引する無限軌道帯5と、発電機2
2から供給される電力を動作電源とする第1の駆動手段
6と、バッテリー21から供給される電力を動作電源と
する第2の駆動手段7とを設け、上記第1の駆動手段6
及び第2の駆動手段7を選択的に動作させて上記第1及
び第2の駆動輪38a、38bを回転させて上記無限軌
道帯5を走行可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は可搬式消防ポンプ積上げ、積下し用動力車に係わり、特に、火災現場 へ可搬式消防ポンプを運ぶ運搬用自動車の荷台に積上げたり、荷台から積下した りするのに好適であるとともに、上記運搬用自動車の荷台から下ろした可搬式消 防ポンプを火災現場の直近迄搬送するのに好適な可搬式消防ポンプ積上げ、積下 し用動力車に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、消防用給水手段の一つとして、消防自動車に固定的に装着された ポンプの他に、火災現場の近く迄自由に持ち運びすることが可能な可搬式消防ポ ンプが用いられている。
【0003】 この種の可搬式消防ポンプは、通常、小型トラックの荷台に載せられて火災現 場迄搬送される。したがって、上記可搬式消防ポンプを使用する場合には、地表 から上記小型トラックの荷台に載せる作業、及び上記小型トラックの荷台に載せ られている可搬式消防ポンプを地表に下ろす作業を行う必要があった。
【0004】 また、火災現場が狭い路地の奥である場合には、上記火災現場の近くの狭い路 地の入り口迄搬送した後は、上記小型トラックの荷台から地表に下ろされ、そこ からは人手によって火災現場の直近迄搬送しなければならないので、多くの人手 が必要であった。
【0005】 ところで、上記可搬式消防ポンプは、小型化及び軽量化が図られているものの 、およそ60Kg〜90Kg程度の重さがあるので、人力によって小型トラックの荷 台に積上げたり、積下したりする作業、及び火災現場の直近まで人手で搬送する 作業は大変であった。そこで、上記小型トラックの荷台への積上げ、及び積下し する作業を人力に頼るのではなく、動力を用いて行うようにする装置が、例えば 、実公平5−20340号にて提案されている。
【0006】 上記公報にて提案されている「消防ポンプの積上げ、積下し装置」によれば、 可搬式消防ポンプを小型トラックの荷台へ積上げたり、或いは小型トラックの荷 台から下ろしたりする際の労力を大幅に軽減することができる。
【0007】 しかし、上記「消防ポンプの積上げ、積下し装置」自体が動力手段を具備して いるわけではないので、この装置を用いた場合も小型トラックから下ろした後は 、火災現場の直近迄の搬送を従来通りに人手によって行わなければならない問題 点があった。
【0008】 そこで、可搬式消防ポンプ自体に動力手段を具備し、上記具備した動力手段を 用いて、可搬式消防ポンプを小型トラックの荷台へ積上げたり、或いは小型トラ ックの荷台から下ろしたりするようにすることが考えられる。
【0009】 可搬式消防ポンプに具備する動力手段としては、バッテリーと、上記バッテリ ーから供給される電力で回転するDCモータとからなる動力手段を考慮すること ができる。また、発電機と、上記発電機から供給される電力で回転する電動機と からなる動力手段も考慮することができる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
上記可搬式消防ポンプが使用されるのは、火災が発生した場合なので、その使 用間隔は定まっておらず、火災が発生しない場合には長期間にわたって使用され ないことがある。
【0011】 そこで、上記可搬式消防ポンプに具備する動力手段としては、長期間にわたっ て使用しなかった場合でも、故障することなく安定して動作させることができる 動力手段を選択する必要がある。
【0012】 このような観点から見た場合、上記バッテリーを動作電源とする動力手段の場 合、スイッチ操作のみでDCモータを回転させることができるので、取り扱いが 容易である利点を有するが、バッテリーの蓄電量は充電してからの経過時間に伴 って減少するので、火災が発生しないことにより、動力車を使用しない期間が長 くなった場合には安定した動作が得られない恐れがあった。
【0013】 それに対し、発電機を動作電源とする動力手段の場合は、使用しない期間が長 くなっても動作が不安定になる可能性は少ないので、使用できない事態が発生す る危険性は少なくすることができる。しかし、この種の発電機は軽量化及び低価 格化等の理由により、セルモータ等の自動スタート装置が省略されている場合が 多い。このため、発電機を動作させるのに手間がかかるとともに、スタート操作 を行うには、ある程度の慣れが必要である問題があった。
【0014】 また、上記動力手段を具備した動力車の場合、地表と上記小型トラックの荷台 との間に架設される走行板上を牽引して上記小型トラックの荷台に可搬式消防ポ ンプを載せることになるので、上記走行板に対して確実に走行できるようにする 必要があった。また、運搬用自動車が通行できないような道路はその路面の状態 が悪い場合が多いので、安定走行を行うことができるようにすることも重要な課 題であった。
【0015】 本考案は上述の問題点にかんがみ、運搬用自動車に対する積上げ、積下し時の 走行性及び道路に対する走行性に優れ、しかもバッテリーを動作電源とする動力 手段の長所と、発電機を動作電源とする動力手段とする動力手段の長所とを活か した可搬式消防ポンプ積上げ、積下し用動力車を提供できるようにすることを目 的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本考案の可搬式消防ポンプ積上げ、積下し用動力車は、所定の間隔を開けて配 置された第1及び第2の駆動輪38a、38bに巻き回されていて、上記駆動輪 38が回転することにより走行して可搬式消防ポンプ1を牽引する無限軌道帯5 と、上記第1の駆動輪38aを回転させるために設けられた動力手段であって、 発電機22と、上記発電機22から供給される電力で回転する電動機6aと、上 記電動機6aの回転力を上記第1の駆動輪38aに断続させる第1の電磁クラッ チ35とからなる第1の駆動手段6と、上記第2の駆動輪38bを回転させるた めに設けられた動力手段であって、バッテリー21と、上記バッテリー21から 供給される電力で回転するDCモータ7aと、上記DCモータ7aの回転力を上 記第2の駆動輪38bに断続させる第2の電磁クラッチ36とからなる第2の駆 動手段7とを具備し、上記第1の駆動手段6及び第2の駆動手段7を選択的に動 作させて上記第1及び第2の駆動輪38a、38bを回転させて上記無限軌道帯 5を走行させることにより、枠体20上に載置した可搬式消防ポンプ1を牽引す ることを特徴としている。
【0017】 また、本考案の他の特徴とするところは、上記無限軌道帯5を、スラストベア リング8及びボールベアリング9を介して上記枠体20に回動可能に取り付ける とともに、上記無限軌道帯5の走行方向を操作するハンドル10を設け、上記ハ ンドル10を操作することにより上記可搬式消防ポンプ1の走行方向を制御でき るようにしたことを特徴としている。
【0018】
【作用】
本考案は上記技術手段を有するので、所定の間隔を開けて配置された第1及び 第2の駆動輪38a、38bに巻き回された無限軌道帯5により、凹凸やぬかる みのために道路面の状態が悪い場合でも安定した走行性能が得られる。 また、上記第1及び第2の駆動輪38a、38bを回転させるための動力手段 として、第1の駆動手段6及び第2の駆動手段7の2つの駆動手段を設けたので 、何方か一方の駆動手段が故障した場合でも確実に動作させることができる。
【0019】
【考案の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本考案の可搬式消防ポンプ積上げ、積下し用動力車 の第1の実施の形態を詳述する。 図1は、本実施の形態の可搬式消防ポンプ積上げ、積下し用動力車の概略構成 を示す側面図、図2は可搬式消防ポンプ積上げ、積下し用動力車の概略平面図で ある。
【0020】 図1及び図2において、1は可搬式消防ポンプ、2は動力車である。上記動力 車2は、上記可搬式消防ポンプ1を枠体20上に載置して搬送するためのもので あり、後で詳述するように、本実施の形態においては、上記可搬式消防ポンプ1 を搬送するための駆動手段として2つの駆動手段6、7を具備している。
【0021】 3は上記枠体20上に取り付けられたサーチライトであり、上記可搬式消防ポ ンプ1を火災現場の直近迄搬送する際に、周囲が暗い場合に走行方向を照明する ために使用する。 4は上記枠体20の下側に取り付けられた車輪であり、上記可搬式消防ポンプ 1を容易に牽引できるようにするためのものである。
【0022】 5は動力車2を構成する無限軌道帯であり、ACモータよりなる第1の駆動手 段6及びDCモータよりなる第2の駆動手段7との間に巻き回されていて、上記 第1の駆動手段6または第2の駆動手段7の何方か一方が動作すると走行して、 上記可搬式消防ポンプ1を搬送するためのものである。
【0023】 次いで、8はスラストベアリングであり、9はボールベアリングである。これ らのベアリングは、上記第1の駆動手段6、第2の駆動手段7及び無限軌道帯5 からなる動力車2を枠体20に対して回動自在に取り付けるためのものであり、 ハンドル10を回動させると、上記動力車2は上記ベアリング8、9を回転中心 として上記枠体20に対して回転するように構成されている。
【0024】 11は、上記ハンドル10に取り付けられたグリップであり、上記グリップ1 1を回動させる加減で上記動力車2の走行速度を制御することができる。 21はバッテリーであり、第2の駆動手段7を構成するDCモータの駆動電力 を供給するためのものである。また、22は発電機であり、第1の駆動手段6を 構成するACモータの駆動電力を供給するためのものである。
【0025】 次に、図3を参照しながら第1の駆動手段6及び第2の駆動手段7を詳細に説 明する。 図3に示すように、本実施の形態の可搬式消防ポンプ積上げ、積下し用動力車 は、第1の駆動手段6及び第2の駆動手段7の2つを選択的に駆動させて可搬式 消防ポンプ1を牽引するようにしている。そして、上記2つの駆動手段6、7を 選択的に駆動させるために、第1の駆動手段6は、ACモータ6a、カップリン グ31、減速機33、第1の電磁クラッチ35を介して、第1の駆動輪38aが 取り付けられている駆動軸39に接続されている。
【0026】 また、第2の駆動手段7は、DCモータ7a、カップリング32、減速機34 、第2の電磁クラッチ36を介して、第2の駆動輪38bが取り付けられている 駆動軸39に接続されている。
【0027】 上記駆動軸39は、枠体20上に配設された軸受け37に回転自在に支持され ているものであり、上記駆動軸39が回転することにより駆動輪38a、38b が回転して上記無限軌道帯5を走行させるように構成されている。
【0028】 上述したように、本実施の形態では2つの電磁クラッチ35、36を介してA Cモータ6a及びDCモータ7aの駆動力を第1及び第2の駆動輪38a、38 bに選択的に伝えるようにして、非動作の駆動手段を走行系に接続しないように している。
【0029】 すなわち、例えば第1の駆動手段6を動作させる場合には、グリップ11及び 図示しないスイッチを操作して発電機22を動作して発電を行う。また、それと 同時に第1の電磁クラッチ35を接続状態にするとともに、第2の電磁クラッチ 36を非接続状態にする。
【0030】 このような状態において、上記発電機22で発電した交流電流をACモータ6 aに供給するとACモータ6aは回転を開始し、その回転力は第1の減速機33 によって、例えば1/60に減速される。そして、上記減速された大きな回転力 が上記第1の電磁クラッチ35を介して上記駆動軸39に与えられて第1の駆動 輪38aを回転させる。
【0031】 駆動輪38が回転することにより、上記第1の駆動輪38a及び第2の駆動輪 38b間に巻き回されている無限軌道帯5が所定の速度で走行を開始し、動力車 2の移動可能になる。上記動力車2の走行速度は、例えば4Km/時程度を考慮 することができる。この場合、第2の電磁クラッチ36がオフになされているの で第2の駆動手段7は走行系から切り離される。したがって、2つの駆動手段6 、7を設けたが、使用しない側の駆動手段が負荷になる不都合を防止することが できる。
【0032】 上述のように構成された本実施の形態の可搬式消防ポンプ積上げ、積下し用動 力車は、図4に示すように、運搬用自動車40に載せられて火災現場迄運ばれる 。そして、上記運搬用自動車40から下ろす時は、上記運搬用自動車40の後部 と地表との間に架け渡された乗降車用レール41上を走行させる。
【0033】 図5に示すように、上記運搬用自動車40は、その中央部に無限軌道帯走行部 41aが形成されているとともに、左右両側には車輪走行部41bが形成されて いて、上記無限軌道帯走行部41aの上を無限軌道帯5が走行し、上記車輪走行 部41b上を車輪4が走行する。
【0034】 上記無限軌道帯走行部41aには、無限軌道帯5に対応した所定のピッチで突 状部が形成されており、上記乗降車用レール41が上記運搬用自動車40の後部 に急勾配で架け渡されても動力車2は滑ることなく走行することができる。
【0035】 また、本実施の形態においては、図6に示すように、枠体20上に掛け止めフ ック51を突設し、上記可搬式消防ポンプ1を構成するパイプ50を上記掛け止 めフック51に掛け止めて、上記可搬式消防ポンプ1を上記枠体20の所定箇所 に固定するようにしている。
【0036】 この際に、図6(a)及び図6(b)に示すように、枠体20の奥部に位置す る可搬式消防ポンプ1の後端側のパイプ50(図1においてBの符号で示してい る)は、上記掛け止めフック51に突き当てた状態で掛止し、また、枠体20の 先端部に位置する可搬式消防ポンプ1の前端側のパイプ50(図1においてAの 符号で示している)は、上記掛け止めフック51に突き当てた状態において掛止 ネジ52でネジ止めしている。
【0037】 上記可搬式消防ポンプ1は、可搬式ではあるが、上述したようにおよそ60Kg 〜90Kg程度の重さがあるので、発進時及び走行時のブレーキ操作等における慣 性力によって移動しようとするが、可搬式消防ポンプ1が枠体20の上から不測 に脱落することはない。
【0038】 上述のように構成したので、上記可搬式消防ポンプ1が、火災が発生しないこ とにより長期間にわたって使用しなかった場合でも安定して動作させることがで きる。すなわち、本実施の形態においては第1の駆動手段6及び第2の駆動手段 7の2つを設けているので、これらの駆動手段6、7の両方共が故障等により動 作不能となる可能性は非常に低く、2つの駆動手段6、7の何方か一方を適宜に 選択することにより、容易にかつ確実に可搬式消防ポンプ1を牽引することがで きる。
【0039】 例えば、上記バッテリー21を動作電源とする第2の駆動手段7を使用する場 合、スイッチ操作を行うのみで第2の駆動手段7のDCモータ7aを回転させる ことができる。
【0040】 また、上記可搬式消防ポンプ1を長期間にわたって使用しないことにより、上 記バッテリー21の蓄電量が減少し、上記DCモータ7aを回転させることがで きない恐れがある場合には、上記グリップ11を操作して上記発電機22を動作 させて発電し、上記発電した電力を第1の駆動手段6のACモータ6aに供給す れば、動力車2を良好に走行させることができる。
【0041】 そして、本実施の形態においては、第1の駆動手段6または第2の駆動手段7 の何方かを使用して可搬式消防ポンプ1を搬送する場合、使用する方の駆動手段 の電磁クラッチがオンにされ、電動機の回転力が上記電磁クラッチを介して駆動 軸39に伝達されて無限軌道帯5が走行される。
【0042】 また、本実施の形態においては、使用しない方の駆動手段の電磁クラッチがオ フにされて走行駆動系から切り離されるので、上記使用しない方の駆動手段が走 行駆動系の負荷になってしまう不都合が生じることはない。
【0043】 さらに、本実施の形態においては無限軌道帯5を用いているので、走行面に凹 凸があったり、或いはぬかるみ等により道路状態が悪い場合でも安定した走行を 行うことができる利点が得られる。
【0044】 なお、上述した実施の形態においては、第1の駆動手段6の構成要素である発 電機22としてAC発電機を用いるとともに、ACモータ6aを用いた例を示し たが、DC発電機及びDCモータを用いて第1の駆動手段6を構成するようにし てもよい。
【0045】 次に、図7及び図8を参照しながら本考案の第2の実施の形態を説明する。 上述した第1の実施の形態においては、可搬式消防ポンプ1のみを搬送する場 合について示したが、この第2の実施の形態においては、可搬式消防ポンプ1の 他に布ホース70、給水管71及び放水筒72等を積載するようにしている。
【0046】 このように構成することにより、上記布ホース70、給水管71及び放水筒7 2等を別途に搬送する労力を削減することができ、可搬式消防ポンプ1を使用し て消火作業を行う際の人員を大幅に合理化することができる。なお、図7及び図 8は簡略的に記載しているが、他の構成要素は上述した第1の実施の形態の可搬 式消防ポンプ積上げ、積下し用動力車と同様である。
【0047】
【考案の効果】
本考案は上述したように、所定の間隔を開けて配置された第1及び第2の駆動 輪38a、38bに無限軌道帯5を巻き回して接地面積を大きくしたので、運搬 用自動車40に積上げたり、或いは運搬用自動車40から下したりする場合に、 または凹凸やぬかるみ等により道路状態が悪い場合でも安定した走行性能が得ら れる。 また、上記第1及び第2の駆動輪38a、38bを回転させるための動力手段 として、第1の駆動手段6及び第2の駆動手段7の2つの駆動手段を設けたので 、何方か一方の駆動手段が故障している場合でも、容易にかつ確実に動作させる ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態を示し、可搬式消防
ポンプ積上げ、積下し用動力車の概略構成を示す側面図
である。
【図2】可搬式消防ポンプ積上げ、積下し用動力車の概
略構成を示す平面図である。
【図3】第1及び第2の駆動手段を説明する図である。
【図4】可搬式消防ポンプ積上げ、積下し用動力車を運
搬用自動車に積上げ、積下しする様子を示す図である。
【図5】乗降車用レールの一例を示す平面図である。
【図6】可搬式消防ポンプを枠体に固定する一例を示す
図である。
【図7】第2の実施の形態を示し、可搬式消防ポンプ積
上げ、積下し用動力車の概略構成を示す正面図である。
【図8】第2の実施の形態の可搬式消防ポンプ積上げ、
積下し用動力車の概略構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 可搬式消防ポンプ 2 動力車 3 サーチライト 4 車輪 5 無限軌道帯 6 第1の駆動手段 7 第2の駆動手段 10 ハンドル 11 グリップ 20 枠体 21 バッテリー 22 発電機 33 第1の減速機 34 第2の減速機 35 第1の電磁クラッチ 36 第2の電磁クラッチ 38a 第1の駆動輪 38b 第2の駆動輪

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔を開けて配置された第1及び
    第2の駆動輪38a、38bに巻き回されていて、上記
    駆動輪38a、38bが回転することにより走行して可
    搬式消防ポンプ1を牽引する無限軌道帯5と、 上記第1の駆動輪38aを回転させるために設けられた
    動力手段であって、発電機22と、上記発電機22から
    供給される電力で回転する電動機6aと、上記電動機6
    aの回転力を上記第1の駆動輪38aに断続させる第1
    の電磁クラッチ35とからなる第1の駆動手段6と、 上記第2の駆動輪38bを回転させるために設けられた
    動力手段であって、バッテリー21と、上記バッテリー
    21から供給される電力で回転するDCモータ7aと、
    上記DCモータ7aの回転力を上記第2の駆動輪38b
    に断続させる第2の電磁クラッチ36とからなる第2の
    駆動手段7とを具備し、 上記第1の駆動手段6及び第2の駆動手段7を選択的に
    動作させて上記第1及び第2の駆動輪38a、38bを
    回転させて上記無限軌道帯5を走行させることにより、
    枠体20上に載置した可搬式消防ポンプ1を牽引するこ
    とを特徴とする可搬式消防ポンプ積上げ/積下し用動力
    車。
  2. 【請求項2】 上記無限軌道帯5を、スラストベアリン
    グ8及びボールベアリング9を介して上記枠体20に回
    動可能に取り付けるとともに、上記無限軌道帯5の走行
    方向を操作するハンドル10を設け、上記ハンドル10
    を操作することにより上記可搬式消防ポンプ1の走行方
    向を制御できるようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の可搬式消防ポンプ積上げ、積下し用動力車。
JP1998004001U 1998-05-22 1998-05-22 可搬式消防ポンプ積上げ、積下し用動力車 Expired - Lifetime JP3054273U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037279A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 株式会社ササキコーポレーション 歩行型運搬用台車

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