JP3054186U - 輪郭転写器 - Google Patents

輪郭転写器

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JP3054186U
JP3054186U JP1998002389U JP238998U JP3054186U JP 3054186 U JP3054186 U JP 3054186U JP 1998002389 U JP1998002389 U JP 1998002389U JP 238998 U JP238998 U JP 238998U JP 3054186 U JP3054186 U JP 3054186U
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隆史 大那
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株式会社東洋バー製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯形模型の歯を削った部分の厚さ等を簡単に
把握する。 【解決手段】 多数の針状部材11を外周で当接させて平
面状に配列し各針状部材の一方の端で形成される縁を転
写縁12とした輪郭転写部2 と、輪郭転写部を転写部保持
手段を介して保持した枠状本体3 とからなり、転写部保
持手段は、各針状部材が一端を所定の押圧力以上の押圧
力で押圧されると夫々に軸方向に変位可能であり且つそ
の押圧力を除去した後変位した位置に保持されるように
各針状部材を保持している。針状部材の列は、複数列で
間隔を隔てて平行に位置させてあるか、又は単一の列で
ある。転写部保持手段は、針状部材の列方向に沿って伸
延し列の両側から各針状部材に当接した組をなす直線状
部(棒状体16、17、18、19)であって各針状部材の長手
方向の複数箇所で当接するように本体に設けられた複数
組のものと、その組間の針状部材外周面に当接し本体に
支持された摩擦接触部材20とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主に歯科における義歯の製作に用いる歯等の輪郭を原寸で転写する 転写器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、一本の悪くなった歯を削って義歯を被せる場合、先ず悪くなっ た歯の少なくとも両隣の歯を含む歯形を歯科医が印象材を用いて採り、その歯形 から技工士が元の状態の実寸の歯形模型を作り、この歯形模型を基準に義歯を製 作する。この義歯の製作において、被せる義歯の必要な肉厚を確保するために、 悪くなった歯の部分を削ることが行われる。技工士は義歯の必要な肉厚を確認す るために、前記歯形模型の悪くなった歯の部分を目分量で削って元の歯形との隙 間で確認している。その隙間は、元の歯形と削った歯形模型との隙間、すなわち 削り取った部分の形状であるから、歯形を採る時の通常の印象材を用いると削っ た部分の形状を確認できる。
【0003】 また、歯科医は実際に歯を削って義歯を被せる作業を行うが、その時の削り取 った厚さ寸法等が適切なものであるか否かを知る必要があり、そのために同様に 前記印象材を用いている場合がある。なお、従来用いられている市販の印象材は 、例えば、シリコン樹脂であり、粘度状の主剤に硬化剤を混入すると数分程度で 硬化するものがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来、義歯の製作において、歯形模型の歯、あるいは実際の歯を削る場合に、 その削った部分の厚さ等を把握するために適用されている印象材を用いる方法は 、主剤と硬化剤を混入する手間が掛かり、また短時間とはいえ硬化を待つ必要が あり、更に削りなおして何回も確認したい時にはその都度同じ手間と時間が掛か る問題がある。 本考案は、このような問題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の手段は、多数の針状部材を外周で当接させて平面状に配列し各針状部 材の一方の端で形成される縁を転写縁とした輪郭転写部と、その輪郭転写部を転 写部保持手段を介して保持した枠状の本体とからなり、前記転写部保持手段は、 前記各針状部材が一端を所定の押圧力以上の押圧力で押圧されると夫々に軸方向 に変位可能であり且つその押圧力を除去した後変位した位置に保持されるように 各針状部材の途中位置を保持していることを特徴とする(請求項1)。
【0006】 輪郭を転写しようとする対象物の表面に対し、予め本体側から突出させた転写 縁を当接させ、本体を保持して押しつけると、対象物表面の凹凸形状に従って転 写縁が変形する。すなわち、転写縁を形成している各針状部材の一端が対象物表 面に押されて後退し、その凹凸形状に応じた形状に変位する。そして、本体を後 退させて転写縁を対象物表面から離すと、転写縁に当接した対象物表面の輪郭が 転写されており、その状態が維持される。転写縁に転写された対象物表面の輪郭 は、転写縁の当接した部分に沿う断面の輪郭形状である。また、転写された状態 は、針状部材を進退変位させることで消去されるから、繰り返し転写操作が可能 である。
【0007】 請求項1に記載の前記針状部材の列が、複数列であり、間隔を隔てて平行に位 置させてある構成とするのがよい(請求項2)。
【0008】 針状部材の列が複数列であることによって転写縁が二つとなる。転写縁が、仮 に単一列の針状部材の端縁で形成される一つの転写縁であるとすると、得られる 転写情報は一つの断面の輪郭形状であり2次元的転写情報となるが、転写縁が複 数であるから、複数断面の輪郭形状が断面相互の位置関係とともに転写された3 次元の転写情報となる。
【0009】 この手段を、例えば、歯科における義歯製作の際の歯形模型、または歯を削る 際の削った部分の厚さ等を確認する場合に適用すると、次のようになる。先ず、 削る前の歯形模型の、削る予定の歯の両隣の歯を含めて側面(又は他の面)に転 写縁を押しつけて転写してその転写した状態に維持しておき、次にある程度削っ た後で先に転写した転写縁を同じ部分に針状部材が変位しない程度の接触圧で当 てると、削った分が隙間として表れる。同じ部分に当てるためには削られていな い両隣の歯が基準となるから、転写したときと同じ位置に確実に当てることがで きる。そして、更に削ってその削った状態を前記と同様に隙間として確認するこ とを何回か繰り返して所望の隙間とする。
【0010】 請求項1に記載の前記針状部材の列が、単一の列である構成とするのがよい( 請求項3)。針状部材の列が、単一の列であるから、前述したように転写情報は 一つの断面の輪郭形状であり2次元的転写情報となるが、用途によっては利用可 能である。しかも、針状部材の列が形成している面に直角な方向の輪郭転写器の 厚さ寸法を、複数列のものよりも小さく形成でき、輪郭の簡単なチェックに用い る場合には使いやすいものとなる。
【0011】 請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の前記転写部保持手段は、前記針状 部材の列方向に沿って伸延し列の両側から各針状部材に当接した組をなす直線状 部であって各針状部材の長手方向の複数箇所で当接するように前記本体に設けら れた複数組の直線状部と、その直線状部の各組間の前記針状部材外周面に当接し 前記本体に支持された摩擦接触部材とを具備する構成とするのがよい(請求項4 )。
【0012】 針状部材の列の両側の直線状部が複数組であることによって針状部材の列が確 実に直線状に規制され、その規制状態では各針状部材が平面内に位置しその平面 内でのみ進退変位可能となる。またその変位に対し摩擦接触部材によって各針状 部材毎に適当な略同程度の摩擦抵抗を与えることができ、且つ前記所定の押圧力 以下の押圧力では変位しないように保持できる。
【0013】 前記針状部材の各々が、等しい長さに形成されている構成とするのがよい(請 求項5)。針状部材の長さが等しいから、転写縁に転写された輪郭形状が対象物 の雌型であるのに対して、転写縁と反対側の縁部には対象物と同じ形状である雄 型が現れる。
【0014】 前記本体が、前記針状部材の列の両端に当接して針状部材の列を含む平面内で の撓みを抑制する内側面を有する構成とするのがよい(請求項6)。使用におい て針状部材の列の両端部付近のものは列端外方へ撓み易いが、本体の内側面によ り拘束されてその撓みを抑制されるから、列端付近の転写縁でも正確な輪郭転写 が可能となる。
【0015】 前記直線状部が、長手方向に一様な円形断面を有する棒状体で形成され、その 棒状体の両端部が、前記本体の内側面に前記円形断面に対応する幅で前記針状部 材の当接する本体内側面部分を横切る方向に設けた凹溝内に保持されている構成 とするのがよい(請求項7)。製作において、棒状体と輪郭転写部とを本体に交 互に組み付ける際に棒状体は両端部を凹溝に挿入するだけでよいから、組み立て が容易である。
【0016】 前記針状部材が塑性変形しにくい鋼線であり、前記摩擦接触部材がシリコン樹 脂である構成とするのがよい(請求項8)。塑性変形しにくい鋼線は、炭素鋼又 は合金鋼からなり、例えば、ピアノ線、ばね鋼線、ステンレス鋼線等であり、細 くても強度に優れ、針状部材に適用して耐久性がよいものとなり、シリコン樹脂 は硬化前の塑性変形可能な状態で組み付けてから硬化させることができ、鋼線と の接触において適切な摩擦抵抗を生じるから、輪郭転写の際の針状部材の後退変 位が円滑で、その変位した位置に針状部材を確実に保持する。
【0017】
【考案の実施の形態】
本考案の一実施の形態を図1〜図3を用いて説明する。この実施の形態の輪郭 転写器1は、輪郭転写部2、本体3、転写部保持手段4等で構成されている。 転写部2は、多数の針状部材11で構成され、図1、図2に示すように、針状 部材11を外周で接するように一列に配列し、その複数列を、例えば3列を間隔 を隔てて平行に位置させたものである。この列の数は必要に応じて増減してもよ い。この列の長さは後述する本体3の側面部材13、13の間の距離に等しい。 針状部材11は、全長にわたって等しい円形断面の焼き入れ鋼線であり、等しい 長さに形成されている。この輪郭転写部2を構成している各針状部材11の一方 (図1(a)における上方)の端縁が転写縁12とされている。
【0018】 本体3は、図1、図2に示すように、両側の側面部材13、13、その側面部 材を間隔を隔てて内側に長方形の空間が形成されるように連結している連結部材 14、14とで枠状に形成されている。両側面部材13、13は、図1(a)に おける上下方向の長さ寸法が、前記針状部材11の長さよりもやや短く、互いに 向き合った内側面15が平面に形成されている。連結部材14は、図1(a)に おける上下方向の幅寸法が側面部材13の長さ寸法の約半分で横長に形成され、 同図に見られるように図の下方に片寄せた状態で両端部を両側面部材13、13 に結合、例えば接着結合することにより連結してある。この結合はねじ止め等に よってもよい。なお、図1(a)、図2(a)における側面部材13の外側面の 曲面26は輪郭転写操作等の際の把持に都合のよい形としたものである。
【0019】 転写部保持手段4は、直線状部としての4本の棒状体16、17、18、19 が2組と、摩擦接触部材20とで構成されていて、本体3に輪郭転写部2を保持 している。棒状体16、17、18、19は、長手方向に一様な円形断面を有し 、長さが前記針状部材11の列の長さよりも少し長い同じ長さの棒状体であり、 この実施の形態ではステンレス鋼製である。図2(a)、(b)、(c)に見ら れるように、棒状体16、17、18、19の2組が、間隔を隔てて両側面部材 13、13の間に配置され、端部を側面部材13、13に設けた凹溝30に収容 されている。凹溝30は、2組の棒状体に対応して側面部材13、13の各内側 面15にその長手方向を横切るように間隔を隔てて2個ずつ設けてある。凹溝3 0の位置は、図2(b)に見られるように、連結部材14の幅の範囲内であり、 凹溝30の両端が連結部材14で閉じられている。同図に示す仮想線は針状部材 11の各列の端のものが当接する位置を示す。
【0020】 このような各棒状体16、17、18、19の間に、前記針状部材11の列が 1列ずつ配置されている。すなわち、棒状体16、17の間、17、18の間、 18、19の間に夫々針状部材11の列が1列ずつ配列されている。そして、棒 状体16、17、18、19と、これらの間の3列の針状部材11とは互いに外 周面で点接触して、直線状の棒状体16、17、18、19によって針状部材1 1の列が直線状に規制されており、また両端の棒状体16、19も連結部材14 の内側面31に当接している。従って、輪郭転写部2を構成している針状部材1 1の列が、間隔を隔てて平行に規制され、各針状部材11はその長手方向に自由 に進退移動可能な状態である。なお、直線状部としての棒状体16、17、18 、19は、針状部材11に当接してその列を直線状に規制するものであるから、 突条であってもよく、例えば、棒状体16、19が連結部材14に突設された突 条であってもよい。
【0021】 摩擦接触部材20は、本体3の側面部材13、13と連結部材14、14と、 前記棒状体16、17、18、19の2組とで囲まれる内側に充填状態に設けら れており、針状部材11に対して適当な摩擦抵抗を発揮するものである。この摩 擦接触部材20としては、歯科用の印象材として市販されているシリコン樹脂を 用いる。これはベースとキャタリストを適量混合すると時間の経過により硬化す るものであり、印象材であるから硬化後の体積変化が少なく、輪郭転写器1の製 作には都合がよい。すなわち、未硬化の段階で組み込んでその後で硬化するよう にしても体積変化が少ないので、可塑状態にある期間中に所望部分に確実に設置 でき、不用意に針状部材11の移動抵抗が大きくなりすぎることがなく、硬化後 に適切な摩擦抵抗が得られるからである。また、この種の樹脂は、劣化しにくい 点でも有利である。
【0022】 この輪郭転写器1の義歯製作における使用の1例を図3を用いて説明する。こ の使用例は、被せる義歯を製作する場合に、被せる義歯の厚さの範囲で歯形模型 21の義歯を被せられる対象の歯22の表面を削り取る際に使用する例である。 先ず、輪郭転写器1を、図1(a)に示すように、図の状態で側面部材13、1 3の下端面と、転写部2の各針状部材11の下端とが同一平面上に位置するよう に針状部材11を移動させる。この操作は各針状部材11を下方へ突出させてお いてから、下面を平面に押しつけるだけでよい。これによって、各針状部材11 の上端、すなわち転写縁12も一平面上に揃い、側面部材13の上端面位置より 少し突出した状態になる。この状態で側面部材13の外側面部分を把持して、図 3(a)に示すように転写縁12を押しつけ、そして引き離す。これによって転 写縁12には当接した歯形模型21の削る対象の歯22と少なくとも両隣の歯2 3、24とを含む歯の側面の転写縁12の当接した位置の輪郭が転写される。転 写縁12は3列の針状部材11の先端で形成されているから、転写縁13が当接 した3箇所の横断面の輪郭形状の外側部分が転写されている。輪郭転写器1は、 例えばこの状態で針状部材11が変位しないように適当な場所に置いておく。
【0023】 次に、義歯22を削り、削り取った部分の厚さを輪郭転写器1で確認する。す なわち、先に転写した輪郭転写器1を、転写したときと同じ位置にあまり強い力 が針状部材11に作用しないように転写縁12を当接させると、図3(b)に示 すように、削られた義歯22aと転写縁12との間に削り取った厚さに相当する 隙間25が目視により観察される。図では針状部材11の上側の1列による転写 縁のみを示してあるが、この隙間25に相当する他の2つの隙間が他の2つの転 写縁に対しても目視できる。従って、前記3箇所の横断面位置において、その後 にどのくらい削り取ればよいかを判断でき、更に削り取りを行い、隙間を確認す ることを繰り返して、所望の厚さの削り取りを行うことができる。
【0024】 このように輪郭転写器1は、対象物の所望位置の輪郭を簡単に、短時間で転写 できるから、義歯の製作に使用したときは、印象材を使用する場合に比べて、大 幅に作業能率を向上させることができる。
【0025】 以上は、説明を簡単にするために歯の側面に当接させた使用方法を説明したが 、場合によっては、輪郭転写器11を複数個使用し、例えば2個使用して歯形模 型の外側面の輪郭転写と、上面の輪郭転写とを行っておいて、夫々の位置の元の 輪郭に対する削り取り状態を確認しながら作業を進めると、より適切な切削が可 能となる。また別に、歯科医が実際に歯を削る際に利用してもよい。
【0026】 前記実施の形態において、輪郭転写器1が対象物の輪郭転写を行った状態では 、図3に見られるように、転写縁12が雌型をなしているのに対して、転写縁の 12の反対側の後端縁は対象物と同じ雄型をなしているから、この雄型は対象物 を別の物と当接させて確認したいがその別の物に簡単には当接させることができ ないような場合に、対象物の代わりに使用してもよい。
【0027】 上記実施の形態は、1例であり、必要に応じて転写縁の長さ、針状部材11の 列の数等は用途に応じて適切に決めるのがよい。
【0028】
【実施例】
前記実施の形態において、輪郭転写器1の針状部材11の列の長さ(転写縁1 2の直線状態の長さ)は約50mm、針状部材11は直径0.4mm、長さ35 mm、棒状体16、19は直径2.0mm、長さ50mm、棒状体17、18は 直径2.34mmである。
【0029】
【考案の効果】
請求項1に記載の考案は、転写縁を押しつけるだけの簡単な操作で、転写縁を 押しつけた部分の断面の輪郭形状を転写できるから、押しつけ操作の他はほとん ど手間や時間が掛からず、非常に簡便に対象物の輪郭を転写でき、歯科における 義歯の製作に適用して、手間を簡略化するとともに時間を短縮できる効果を奏す る。 請求項2に記載の考案は、転写縁が複数であるから、転写によって得られる情 報が、複数断面の輪郭形状が断面相互の位置関係とともに転写された3次元の転 写情報となる効果を奏する。 請求項3に記載の考案は、2次元的転写情報となるが、輪郭転写器の厚さ寸法 を、複数列のものよりも小さく形成でき、輪郭の簡単なチェックに用いる場合に 使いやすいものとなる効果を奏する。 請求項4に記載の考案は、針状部材の進退の案内機能を直線状部が受持ち、こ れとは別に摩擦抵抗を摩擦接触部材が受け持つようにしたから、摩擦抵抗を最適 な値に選択できる効果を奏する。 請求項5に記載の考案は、対象物の雌型と雄型との双方を1回の転写操作で転 写できる効果を奏する。 請求項6に記載の考案は、転写縁の全長にわたって正確な輪郭転写が可能とな る効果を奏する。 請求項7に記載の考案は、組み立てが容易となる効果を奏する。 請求項8に記載の考案は、耐久性及び転写性能が優れたものが得られる効果を 奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施の形態を示し、(a)は正面
図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は底面図
である。
【図2】同実施の形態を示し、(a)は部分破断拡大正
面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図、
(d)はC−C断面部分図である。
【図3】同実施の形態の義歯製作時の使用例を示し、
(a)は輪郭転写状態を示す概略正面図、(b)は輪郭
転写後の使用状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 輪郭転写機 2 輪郭転写部 3 本体 4 転写部保持手段 11 針状部材 12 転写縁 13 側面部材 14 連結部材 15 内側面 16 棒状体 17 棒状体 18 棒状体 19 棒状体 20 摩擦接触部材 21 歯形模型 22 歯 22a 削った歯 23 歯 24 歯 25 隙間
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の針状部材を外周で当接させて平面
    状に配列し各針状部材の一方の端で形成される縁を転写
    縁とした輪郭転写部と、その輪郭転写部を転写部保持手
    段を介して保持した枠状の本体とからなり、前記転写部
    保持手段は、前記各針状部材が一端を所定の押圧力以上
    の押圧力で押圧されると夫々に軸方向に変位可能であり
    且つその押圧力を除去した後変位した位置に保持される
    ように各針状部材の途中位置を保持していることを特徴
    とする輪郭転写器。
  2. 【請求項2】 前記針状部材の列が、複数列であり、間
    隔を隔てて平行に位置させてあることを特徴とする請求
    項1に記載の輪郭転写器。
  3. 【請求項3】 前記針状部材の列が、単一の列であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の輪郭転写器。
  4. 【請求項4】 前記転写部保持手段は、前記針状部材の
    列方向に沿って伸延し列の両側から各針状部材に当接し
    た組をなす直線状部であって各針状部材の長手方向の複
    数箇所で当接するように前記本体に設けられた複数組の
    直線状部と、その直線状部の各組間の前記針状部材外周
    面に当接し前記本体に支持された摩擦接触部材とを具備
    することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項
    3に記載の輪郭転写器。
  5. 【請求項5】 前記針状部材の各々が、等しい長さに形
    成されていることを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項3、又は請求項4に記載の輪郭転写器。
  6. 【請求項6】 前記本体が、前記針状部材の列の両端に
    当接して針状部材の列を含む平面内での撓みを抑制する
    内側面を有することを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3、請求項4、又は請求項5に記載の輪郭転写
    器。
  7. 【請求項7】 前記直線状部が、長手方向に一様な円形
    断面を有する棒状体で形成され、その棒状体の両端部
    が、前記本体の内側面に前記円形断面に対応する幅で前
    記針状部材の当接する本体内側面部分を横切る方向に設
    けた凹溝内に保持されていることを特徴とする請求項
    4、請求項5、又は請求項6に記載の輪郭転写器。
  8. 【請求項8】 前記針状部材が塑性変形しにくい鋼線で
    あり、前記摩擦接触部材がシリコン樹脂であることを特
    徴とする請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請
    求項6、又は請求項7に記載の輪郭転写器。
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