JP3054136U - 水洗トイレ用洗浄レバー操作装置 - Google Patents

水洗トイレ用洗浄レバー操作装置

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JP3054136U JP1998003869U JP386998U JP3054136U JP 3054136 U JP3054136 U JP 3054136U JP 1998003869 U JP1998003869 U JP 1998003869U JP 386998 U JP386998 U JP 386998U JP 3054136 U JP3054136 U JP 3054136U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】公共トイレにおける洗浄方式として考えた場
合、ハイタンク方式は美観を損ね、フラッシュバルブ方
式は使用する給水管の管径に制約があり、ロータンク方
式は洗浄レバーの位置が使用者の手から遠くなって操作
し難い。リモコン方式のものは電気工事が必要になる。 【解決手段】既設の水洗トイレのタンク9に外付けされ
水圧が加えられることで洗浄レバー11を回動操作する
アクチュエータを有した洗浄レバー操作機構3と、当該
タンクへの給水系から分岐した水路を押しボタン式弁に
よって開閉して駆動水を上記アクチュエータに供給する
駆動水バルブ機構5とを備え、洗浄レバー操作機構3は
洗浄レバー11と共締めによってタンク9に取付け、駆
動水バルブ機構5と洗浄レバー操作機構3とを接続する
配管系には先端がタンク9に導入されたドレン管189
を接続した。従って、水圧だけで洗浄レバー11を遠隔
操作できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、水洗トイレ用洗浄レバー操作装置に関する。詳しくは、トイレに設 備されている既存の給水系の水圧を駆動力として洗浄レバーを遠隔操作すること ができるようにしたものであり、公園等に設置されている水洗トイレなどの公共 トイレであっても電気設備を必要とすること無く、簡単に、遠隔操作型にするこ とを可能ならしめた水洗トイレ用洗浄レバー操作装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、水洗トイレの洗浄方式には、大別して、ハイタンク方式、ロータンク方 式、フラッシュバルブ方式(洗浄弁式とも称される)の3つがあり、それぞれに 長所と短所がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これらの洗浄方式を、主として公共トイレにおける洗浄方式として考えた場合 、ハイタンク方式は、十分な洗浄水圧を得られるという利点がある反面、美観を 非常に損ねる上に、洗浄時の騒音が大きく、洗浄レバー操作鎖が故障や破損をし 易いなどの問題がある。
【0004】 この点、フラッシュバルブ方式は、美観的にも問題が少なく、所定の管径の給 水管であれば十分な洗浄水圧も得られる等優れたものではあるが、給水管の管径 が小さい場合は洗浄水圧が極端に弱くなって汚物や紙を流すことができないとい った致命的な欠点がある。 従って、当該トイレに設備されている給水管が13乃至20ミリメートル程度 である場合は、ここにフラッシュバルブを採用することは事実上不可能である。
【0005】 また、ロータンク方式にあっては、洗浄水圧や給水管のサイズについては特に 問題は無いものの、洗浄レバーの操作がし難い場合が多いという問題がある。即 ち、ロータンク方式にする場合は、洗浄水タンクがトイレ内空間の邪魔にならな いようにするために、これをスミ付きとすることが多いので、どうしても、洗浄 レバーの位置が使用者の手から遠く且つ高い位置になってしまうからである。特 に、公園等を利用することの多い老人や子供、あるいは体が不自由な者にとって は、洗浄レバーの位置が遠いということは非常に使い難いものである。
【0006】 この操作の難点を解消するために、遠隔操作型のものにすることも考えられる が、従来のこの種の遠隔装置は電気を駆動力とするものであるから、電灯線が引 き込まれていないトイレについては大掛かりな電気工事が必要になってしまうと いう問題がある。また、電気設備があるトイレであっても、容量が照明設備等で 目一杯の場合もあり、悪戯による故障や事故の問題が残るため、そう簡単に導入 することはできない。 この悪戯の問題は公共トイレにあっては無視できない問題になっている。
【0007】 本考案は上記した従来の様々な問題点に鑑みて為されたものであり、電気を必 要とせず、しかも、給水管の管径を問わずに、洗浄レバーを遠隔操作することが できる水洗トイレ用洗浄レバー操作装置を提供することを目的とする。 また、本考案は、既設のタンクや洗浄レバー等の仕様を変更すること無しに、 簡単な取付け工事だけで済ませることができ、あるいは、動作時の高い信頼性を 得ることができる水洗トイレ用洗浄レバー操作装置を提供することを目的とする 。 そして、本考案は、洗浄レバーを動かすための水圧源として使用される水に無 駄が生じることの無い水洗トイレ用洗浄レバー操作装置を提供することを目的と する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案水洗トイレ用洗浄レバー操作装置は、水洗 トイレのタンクに設けられた洗浄レバーを水圧によって遠隔操作するための水洗 トイレ用洗浄レバー操作装置であって、タンクに取り付けられ水圧が加えられる ことで洗浄レバーを回動操作するアクチュエータを有した洗浄レバー操作機構と 、上記アクチュエータへ駆動水を供給する駆動水バルブ機構とを備え、上記駆動 水バルブ機構は、当該水洗トイレの個別空間を囲う壁に取り付けられ当該タンク への給水系から分岐した水路とこの水路を開閉する弁体とこの弁体を操作する操 作手段とを有し、上記弁体が開放したとき上記給水系からの水圧が配管を経てア クチュエータに加えられるようにしたものである。
【0009】 従って、本考案によれば、当該トイレに既設の給水系のみを駆動源として洗浄 レバーを遠隔操作することができるで、その給水系に使用される給水管の管径の サイズを問わず、且つ、電灯線の有無に拘らず、どこにでも設置することができ る。そして、洗浄には洗浄水タンクの水を落下させる方式をそのまま用いるため 、洗浄能力の点についても全く問題無い。
【0010】 請求項2の考案は、請求項1に記載した水洗トイレ用洗浄レバー操作装置であ って、洗浄レバー操作機構が、既設のタンクに外付けされる取付手段を備えたも のである。 従って、既設のタンクや洗浄レバー等の仕様を変更すること無しに、簡単な取 付け工事だけで済ませることができる。
【0011】 請求項3の考案は、請求項2に記載した水洗トイレ用洗浄レバー操作装置にお いて、洗浄レバー操作機構はタンクへの取付ベースを有し、この取付ベースには 洗浄レバーの軸受が挿通される取付孔が形成され、この取付孔に当該洗浄レバー の軸受を挿通した状態でこの軸受をタンクに締め付け固定することにより前記取 付ベースがタンクに固定されるようにしたものである。 このようにすれば、特別な取付け手段が必要でないために工事費が安く済むと 共に、取付ベース上でのアクチュエータの位置が精度良く調整されていれば、取 付ベースをタンクに取り付けた状態では、必然的に、洗浄レバーに対するアクチ ュエータの位置が精度良く決まるので、高い精度を保証することができる。
【0012】 請求項4の考案は、請求項1から3に記載した水洗トイレ用洗浄レバー操作装 置のいずれかにおいて、アクチュエータは、シリンダケースと、このシリンダケ ースに支持されたピストンロッドとを備え、駆動水バルブ機構からの配管系は上 記シリンダケースの一端に接続され、上記ピストンロッドが洗浄レバーを押圧す るようにしたものである。 従って、水圧を利用したアクチュエータを非常に簡単な構造でコンパクトに実 現することができる。
【0013】 請求項5の考案は、請求項1から4に記載した水洗トイレ用洗浄レバー操作装 置のいずれかにおいて、アクチュエータは、洗浄レバー操作機構の取付ベースに 対して位置調節手段を介して支持させたものである。 このようにすれば、様々な仕様の水洗タンクに適用できて汎用性をかなり拡げ ることができると共に、動作時の高い信頼性を得ることができる。
【0014】 請求項6の考案は、請求項1から5に記載した水洗トイレ用洗浄レバー操作装 置のいずれかにおいて、対象とする洗浄レバーの非操作時の姿勢が下向きタイプ であって、アクチュエータを回動自在に設け、当該洗浄レバーとピストンロッド とを回動自在に連結する連結手段を備えたものである。 即ち、下から上に向けて回すタイプの洗浄レバーについても、無理の無い動き で操作することができる。
【0015】 請求項7の考案は、請求項1から5に記載した水洗トイレ用洗浄レバー操作装 置のいずれかにおいて、洗浄レバーに着脱自在に取り付けられるレバーアダプタ ーを備えており、このレバーアダプターは、当該洗浄レバーに取り付けたとき当 該洗浄レバーのレバー部とは反対側に位置する腕を有するものである。 従って、左右いずれのタイプの洗浄レバーにも自在に適応できる。
【0016】 請求項8の考案は、請求項1から7に記載した水洗トイレ用洗浄レバー操作装 置のいずれかにおいて、駆動水バルブ機構のバルブ操作手段は、この駆動水バル ブ機構が壁に取り付けられた状態において当該壁から手前に突出した押ボタンを 有する押ボタン式のものにした。 このようにすれば、洗浄のための操作を最も簡単な形にすることができて、誰 にでも容易に操作でき、また、少なくとも駆動水バルブ機構の略全体を隠すこと ができるために、外観が非常にすっきりとして意匠的効果も高められる。
【0017】 請求項9の考案は、請求項1から8に記載した水洗トイレ用洗浄レバー操作装 置のいずれかにおいて、駆動水バルブ機構と洗浄レバー操作機構とを接続する配 管に、ここを通る水流のドレン管を設け、このドレン管の先端を当該タンク内に 導入したものである。 従って、アクチュエータに供給されて来た水は、一部、ドレン管を経て洗浄水 タンクに流されるので、アクチュエータの駆動体に(ひいては、洗浄レバーに) 過剰な水圧がかかるのを防止できると共に、駆動水の供給が停止した後は当該駆 動体を押圧していた水圧を素速く低下させることができる。 しかして、洗浄レバーを動かすための水圧源として使用される水に無駄が生じ ることは全く無い。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案に係る水洗トイレ用洗浄レバー操作装置を図面に示した各実施 の形態に従って説明する。 図1から図8は、本考案の第一の実施の形態に係る水洗トイレ用洗浄レバー操 作装置1を示すものであり、図1はトイレに設置した状態の正面図である。
【0019】 この洗浄レバー操作装置1は、大別して、洗浄レバー操作機構3と、駆動水バ ルブ機構5と、配管系7とから構成される。洗浄レバー操作機構3は、既設の洗 浄水タンク9が有する洗浄レバー11を動かす機構であって、洗浄水タンク9に 外付けされ、駆動水バルブ機構5からの駆動水流の圧力を受けて動作する。また 、駆動水バルブ機構5は、押ボタン式の開閉弁を備えていて、その押ボタン13 だけがトイレの壁面から突出するように取り付けられ、押ボタン13を押すこと によって駆動水流が洗浄レバー操作機構3に供給されるようになっている。この 水流は、当該水洗トイレに配備されている既存の給水系から分岐させることで確 保する。
【0020】 先ず、洗浄レバー操作機構3を説明する(図2から図5を参照)。この洗浄レ バー操作機構3は、通常タイプの洗浄レバー、即ち、非操作時における姿勢が下 向きになっているタイプの洗浄レバー11に使用できるように構成されている。
【0021】 21は洗浄レバー操作機構3のベースを為すセットプレートを示す。このセッ トプレート21は縦長長方形の金属板から成り、その中間部を傾斜させることで 、下端側部分が上端側部分より手前側にあるように形成されている。そして、セ ットプレート21の上端部には矩形のタンク取付孔23が形成され、下端寄りの 位置には縦長の略小判形をしたシリンダー取付孔25が形成されており、この孔 25は、その上半部25aが下半部25bより幅広になっている。 このセットプレート21は耐錆性の良い材料、例えばステンレス合金により形 成される。
【0022】 27は洗浄レバー11を動かすアクチュエータとしての作動シリンダーを示す 。29は作動シリンダー27のケーシングを示し、このケーシング29は縦長の 角柱状外形を有し、長手方向に貫通したシリンダー孔31が形成され、シリンダ ー孔31の下端部はその余の部分より小径な螺孔のパイプ接続口31aになって いる。シリンダー孔31の内周面の上端寄りの位置にはCリング取付溝31bが 形成されている。
【0023】 33は作動シリンダー27のピストンロッドを示す。このピストンロッド33 は軸方向に短い円柱状をしたボス35と、下端部がボス35に結合されたロッド 部37と、ボス35の外周面に取り付けられたパッキン39とから成り、ロッド 部37の上端部は螺軸37aになっている。
【0024】 このピストンロッド33は前記ケーシング29のシリンダー孔31に摺動自在 に収納され、そのボス35の上にコイルバネ41が乗せられ、コイルバネ41の 上に円板形をしたバネ受け蓋43が置かれ、ロッド部37はバネ受け蓋43の中 心孔43aを挿通される。そして、Cリング取付溝31bにはCリング45がコ イルバネ41を圧縮しながら取り付けられる。従って、ピストンロッド33は、 下方から押圧されていない状態においてはコイルバネ41の弾発力によって、ボ ス35がパイプ接続口31aとの段差面に着座した引込み位置に保持され、コイ ルバネ41の弾発力より強い力で下方から押圧されたときは上方へ移動する。
【0025】 47はシリンダー取付部材を示し、このシリンダー取付部材47は、前記作動 シリンダー27をセットプレート21に回動自在に取り付けるためのものである 。シリンダー取付部材47は、側方から見てL字形をした主部49と、取付軸5 1とが一体に形成され、ケーシング29の背面と下端面とが連続する角部に主部 49が当てがわれた状態で、この主部49の底壁49aがケーシング29の下端 面にネジ53によって固定される。取付軸51は丸棒状をしており、主部49の 背面壁49bから垂直に突出し、この取付軸51の先端部に環状溝51a(図5 参照)が形成されている。
【0026】 55はブッシュを示し、このブッシュ55は上記取付軸51を支持するための ものである。ブッシュ55は、稍厚い円板形を為し、中心部に挿通孔55aが形 成されると共に、外周面に環状溝55bが形成されている。ブッシュ55は、環 状溝55bに、セットプレート21に形成されている前記シリンダー取付孔25 の下半部25bの左右両側縁が係合することでセットプレート21に取り付けら れる。
【0027】 そして、前記シリンダー取付部材47の取付軸51は、ブッシュ55の挿通孔 55aに前方から回動自在に挿通されると共に、この挿通孔55aから後方へ突 出した部分に座金57が外嵌され、取付軸51の環状溝51aにC形止め輪59 が装着される。 これによって、作動シリンダー27は取付軸51を軸として略左右方向へ回動 自在なるようにセットプレート21に支持される。
【0028】 61はレバーホルダーを示し、このレバーホルダー61は洗浄レバー11の腕 部11aが稍余裕をもって挿通される矩形の取付孔63を有した枠状をしている 。レバーホルダー61は、取付孔63に腕部11aの根元を挿通した状態で、押 しネジ65を締め付けることで洗浄レバー11に固定される。
【0029】 67は連結子を示しこの連結子67は円板形をしたホルダー連結部69とブロ ック形をしたロッド連結部71とが一体に形成されて成る。連結子67は、ロッ ド連結部71の下面に形成された螺孔71aに前記ピストンロッド33の螺軸部 37aが捩じ込まれることでピストンロッド33の先端部に固定されると共に、 ホルダー連結部69の孔69aを通した段付きネジ73がレバーホルダー61の 螺孔61aに取り付けられることでレバーホルダー61と回動自在に連結される 。
【0030】 74はカバーを示し、このカバー74は、セットプレート21の周縁部から立 ち上げられた取付耳21aに図示しないネジにより取り付けられて上記した各部 材を覆う。
【0031】 洗浄レバー操作機構3は以上のように構成されており、セットプレート21は 洗浄レバー11の軸受を利用して洗浄水タンク9に外付けされる。 図4はこの取付けの構造を示す(同図はセットプレート21が取り付けられた 状態を示している)。 同図において、201は洗浄レバー11を有するレバーアッセンブリーを示し 、このレバーアッセンブリー201は、タンク9に固定される軸受203と、こ の軸受203に挿通された回転軸205と、この回転軸205の一端側に取り付 けられた洗浄レバー11と、回転軸205の他端側に取り付けられたフロート弁 鎖アーム207等から成り、回転軸205は軸受203に抜け止めされた状態で 回転自在なるように設けられている。 軸受203の略中間部には、軸方向から見て正方形の段差状を為す回止め部2 03aと、フランジ203bとが一体に形成されると共に、回止め部203aか ら先の部分は螺軸203cになっている。 このようなレバーアッセンブリー201は、回止め部203aがタンク9の壁 に形成されたレバー取付け孔209に嵌合した状態で、螺軸203cに内側から ナット211が螺合されることでタンク9に取り付けられる。
【0032】 セットプレート21を取り付けるときは、ナット211を取り外して、一旦、 レバーアッセンブリー201をタンク9から外し、この状態から、セットプレー ト21に形成されているタンク取付孔23のバーリング部をレバー取付孔209 に押し込むと共に、このタンク取付孔23に、取り外しておいたレバーアッセン ブリー201の軸受203の回止め部203aを嵌合させ、螺軸203cにナッ ト211を螺合させる。これにより、レバーアッセンブリー201が再びタンク に取り付けられると共に、セットプレート21のタンク取付孔23の周縁部が、 タンク9の壁面とフランジ203bとの間に挟まれて、セットプレート21がタ ンク9に外付けされる。
【0033】 しかして、当該洗浄レバー11はセットプレート21の上端部から手前に突出 するように位置する。 そして、このようにしてセットプレート21を洗浄水タンク9に取り付けた後 、レバーホルダー61を洗浄レバー11の腕部11aに固定し、次いで、洗浄レ バー11が非操作時の姿勢になっているままの状態で、連結子67のホルダー連 結部69をレバーホルダー61に連結する。この連結は、当該洗浄レバー11の 操作方向(通常は、時計周り方向)に連結子67が位置するように行う。以上の 取付作業が終了した後、カバー74をセットプレート21に取り付ければ、洗浄 レバー11もカバー74の内側に隠される。
【0034】 そこで、ピストンロッド33に下方からコイルバネ41の弾発力を上回る水圧 が加えられると、ピストンロッド33が上に移動し、これによって、レバーホル ダー61と洗浄レバー11とが一体的に時計周り方向へ回動されて、図3に二点 鎖線で示す位置まで来る。このとき、作動シリンダー27は、洗浄レバー11の 回動に従って左方へ回動した後右へ戻る動きをする。こうして洗浄レバー11が 所要の位置まで移動されるので、図示しないフロート弁が持ち上げられて洗浄水 タンク9内の洗浄水が便器15へ落下する。そして、上記ピストンロッド33に 加えられていた水圧が下がると、ピストンロッド33はコイルバネ41の弾発力 によって引込み位置に戻され、これと共に洗浄レバー11が非操作時の姿勢に戻 される。
【0035】 次に、駆動水バルブ機構5を説明する(図6から図8を参照)。 81は駆動水バルブ機構5のハウジングを示し、このハウジング81は前後2 つ割になっていて、後ハーフ83は直径の割に軸方向長さが短い円柱状をしてお り、前ハーフ85は略円板形をしている。後ハーフ83には、その前端面に開口 した横断面円形の深い穴87が形成されると共に、外周面と上記穴87との間の 肉をハウジング81の軸方向と直交する方向へ貫通した入口89と出口91が形 成されている。入口89は穴87の奥面に沿ったところに設けられ、出口91は 穴87の開口面から稍奥に入ったところに設けられている。 穴87の奥部は、中心の円形をした部分と、この部分に通じて十字方向へ延び る深い溝から成る圧力室93になっている。
【0036】 上記入り口89及び出口91のうち穴87と反対側の略半部はその余の部分よ り大径な螺孔になっており、入口89には駆動水取入れ管181(図6参照)の 先端が接続され、出口91には駆動水供給管183(図1、図6参照)の一端が 接続される。 この駆動水取入れ管181は、洗浄タンク9に接続されている既設の給水管1 85(図1参照)の図示しない止水弁より先の位置から分岐するように延びてい る。 また、駆動水供給管183の他端部は前記した洗浄レバー操作機構3における 作動シリンダー27のケーシング29に接続される。即ち、このケーシング29 の前記パイプ接続口31aには3ポート型のパイプ継手187が取り付けられて おり、このパイプ継手187はその前後両ポートの一方がパイプ接続口31aに 螺合され、他方のポートに駆動水供給管183の他端部が接続されている。
【0037】 前ハーフ85には、前記穴87の直径と同じ直径の孔95が形成されると共に 、この孔95の周縁から前方へ突出した環状突部97が形成されており、ネジ9 9によって後ハーフ83の前端面に固定される。 このようなハウジング81は、トイレの仕切壁等、便器15のある空間を囲っ ている任意の壁101に取り付けられる。この取付は、前ハーフ85が当該空間 内に向く向きで、その環状突部97が壁101に設けた取付孔101aに収まっ た状態で行われる。 ハウジング81を取り付ける位置は、便器15を使用している者の手が容易に 届く位置を選ぶ(図1参照。この図面では正面の壁に設けた例を示してある)。
【0038】 103は後ハーフ83の穴87に収納状に設けられたインナーブロックを示す 。このインナーブロック103は略円筒状をしており、穴87はその後側略4分 の1を弁室104として残してインナーブロック103により埋められる。この 弁室104の後半分が前記圧力室93になる。 インナーブロック103の外周面には、その軸方向における略中間部に周方向 へ延びる比較的深い環状溝105が形成されると共に、この環状溝105の両脇 にパッキン107が設けられている。 インナーブロック103の後端面には円形をした浅い凹部109が形成され、 インナーブロック103の中心孔111の後端はこの凹部109に開口している 。この凹部109の奥面が弁受け座である。 上記環状溝105と中心孔111との間には、ここを貫通した2つの通り孔1 13が形成されている。
【0039】 インナーブロック103の前後方向における位置は、その前端部に形成された フランジが孔87の大径な前端部に収まることで規定され、前記通り孔113の 奥端は環状溝105に開口する。 従って、前記入口89から出口91までの間には、弁室104と圧力室93− 凹部109−中心孔111−通り孔113−環状溝105という内部水路115 が形成される。
【0040】 117は弁シャフトを示し、この弁シャフト117は上記した内部水路115 の中間にあたる中心孔111の後端開口を開閉するためのものである。弁シャフ ト117は、中心孔111の径と同じ太さを有する前半部117aと、中心孔1 11より稍小径な水路形成部117bと、この水路形成部117bより更に小径 な弁取付部117cと、後端部を為す螺軸部117dと、前端部に形成されたフ ランジ117eとが一体に形成され、前半部117aにパッキン119が装着さ れている。
【0041】 前記押ボタン13は、円筒形をしたボス121と、このボス121の前端部外 周面から外側に張り出したフランジ123とから成る。ボス121の中に後側か ら弁シャフト117の前端部が挿入された状態で、これら押ボタン13と弁シャ フト117とがネジ125によって結合される。127はネジ125を隠した化 粧カバーを示す。
【0042】 弁シャフト117は、その前部117aにコイルバネ129が外嵌状に設けら れた状態で、インナーブロック103の中心孔111に前方から挿入され、コイ ルバネ129は弁シャフト117のフランジ117eとインナーブロック103 の前端面との間で圧縮される。そして、中心孔111の後端から突出した弁取付 部117cには円板形をしたシート弁131が装着され、螺軸部117dにはシ ート保護座133を挾んでロックナット135が取り付けられる。
【0043】 従って、弁シャフト117には圧縮されたコイルバネ129の弾発力によって 常時前方への移動力が付勢され、後方へ向けて押圧されていない間は、弁シート 131が凹部109の前記弁受け座に圧着された非押込み位置、即ち、図7に実 線で示す位置に保持される。この状態では、インナーブロック103の中心孔1 11の後端面がシート弁131によって閉塞されることで前記内部水路115が 遮断される。 弁シャフト117が非押込み位置に来ている状態から押ボタン13が図7に二 点鎖線で示すように押し込まれると、シート弁131が圧力室93内に後退して 中心孔111の後端面を開放し、それによって内部水路115が開放される。 駆動水バルブ機構5は以上のように構成されている。
【0044】 しかして、弁シャフト117が非押込み位置に来ている状態においては、前記 駆動水取入れ管181を経て入口89に入って来た水は、シート弁131でここ から先への流れを阻止されると共に、圧力室93においてシート弁131を前方 へ向けて押圧する、即ち、弁シャフト117を非押込み位置に保持する力として 作用する。 この状態から、弁シャフト117が押し込まれると、圧力室93まで来ていた 水は、中心孔111−通り孔113−環状溝105−出口91−駆動水供給管1 83を経て前記作動シリンダー27のシリンダー孔31に入ってピストンロッド 33を押し上げる。これによって、洗浄レバー11が操作される。 そして、この状態から押ボタン13に対する押圧が解除されると、弁シャフト 117がコイルバネ129の弾発力により非押込み位置に戻されて内部水路11 5を遮断する。
【0045】 作動シリンダー27のケーシング29に取り付けられた前記3ポート型のパイ プ継手における側方ポートには、細径のドレン管189の一端部が接続されてい る。このドレン管189の他端部は洗浄水タンク9に導入されている。この導入 は、洗浄水タンク9に設けられている左右2つの給水管接続口のうち、使われて いない方を通して行われる。具体的には、この給水管接続口19を塞いでいるキ ャップと同じ形状の別のキャップを用意し、このキャップにドレン管189を通 す孔を設け、この孔にドレン管の先端部を支持させた状態で、当該キャップを取 り付ける構造を採っている。
【0046】 従って、駆動水供給管183を経てシリンダー孔31に供給されて来た水は、 一部、ドレン管189を経て洗浄水タンク9に流される。これによって、ピスト ンロッド33に(ひいては、洗浄レバー11に)過剰な水圧がかかるのが防止さ れると共に、駆動水バルブ機構5の水路115が閉じてシリンダー27への給水 が停止した後はピストンロッド33を押し上げる水圧を素速く低下させることが できる。 しかして、洗浄レバー11を動かすための水圧源として使用される水に無駄が 生じることは全く無い。
【0047】 図9から図11は本考案における洗浄レバー操作機構の第二の実施の形態14 1を示すものである。 この洗浄レバー操作機構141は、非操作時における姿勢が横向きになってい るタイプの洗浄レバーに使用できるように構成されたもので、前記洗浄レバー操 作機構3と比較して相違する点は、主として、洗浄レバーを保持するレバーアダ プターと、作動シリンダーの取付構造だけである。従って、説明は上記相違点に ついてのみ行い、その余の部分については、図面の各部に前記洗浄レバー操作機 構3における同様の部位に付した符号と同じ符号、又は、それにダッシュ記号を 付けた符号を付することによって説明を省略する。
【0048】 143はセットプレートを示す。このセットプレート143も洗浄水タンク9 に外付けされるもので、横長長方形の平板状をしている。セットプレート143 の上端部における略中央部にタンク取付孔23が形成され、このタンク取付孔2 3によって洗浄水タンク9に取り付けられる。この取付は、前記第一の実施の形 態に示した洗浄レバー操作機構3におけるセットプレート21の取付と同様に行 う。
【0049】 145はレバーアダプターを示し、このレバーアダプター145は、左右の保 持腕147と、これら保持腕147を連結した連結部149とが一体に形成され て成る。保持腕147は側方から見て後方に向かって開口したコ字形を為し、連 結部149は洗浄レバー11´のボス部の外周面に馴染む曲率で湾曲され、保持 腕147の上下幅は洗浄レバー11´の腕部11´aが稍余裕を有して収まる程 度の大きさになっている。 保持腕147の上壁にはそれぞれ2つの螺孔147aが形成され、この螺孔1 47aのうち左右いずれか一組のものに押しネジ151が取り付けられる。
【0050】 レバーアダプター145は左右の保持腕147のいずれか一方が洗浄レバー1 1´の腕部11´aに固定される。即ち、当該洗浄レバー11´が、非操作時に おいて腕部11´aが左方へ突出した向きになるタイプ(以下、左タイプと言う 。図に示す洗浄レバー11´はこのタイプである)である場合はその腕部11´ aに左側の保持腕147を固定し、非操作時において腕部11´aが右方へ突出 した向きになるタイプ(以下、右タイプと言う。)である場合は、その腕部11 ´aに右側の保持腕147を固定する。この固定は、押しネジ151を腕部11 ´aに圧着することで行う。
【0051】 27´は作動シリンダーを示す。この作動シリンダー27´は、シリンダーケ ース29の外形が円筒状をしている点と、ピストンロッド33のロッド部37の 先端部が螺軸になっていない点を除いて、基本的な構造においては前記洗浄レバ ー操作機構3における作動シリンダー27と変わり無い。
【0052】 セットプレート143のうちタンク取付孔23の下方の位置には、側方から見 て、前方に向かって開口した略コ字形の支持金具153が固定(溶接)されてお り、この支持金具153の上下両片には孔153aが形成されている。これら上 下の孔153aには支持ボルト155が挿通され、支持ボルト155の先端部に ナット157が取り付けられる。
【0053】 159はシリンダーホルダーを示す。このシリンダーホルダー159は、上下 方向から見て一部が途切れた円環形を為す保持部161と、この保持部161の 両端から互いに略平行に突出した長短2つの腕163、165とが合成樹脂によ り一体に形成されて成る。そして、これら2つの腕の長い方163の先端部には ここを上下方向へ貫通した支持ボルト通し孔167が形成され、また、この長い 腕163の基端部と短い方の腕165には前後方向へ延びる締付けボルト通し孔 169が形成されている。この締付けボルト通し孔169には前方から締め付け ボルト171が挿通され、このボルトの後端部にナット173が取り付けられる 。このナット173は、締付けボルト通し孔169の後部に回止めされた状態で 設けられている。
【0054】 上記シリンダーホルダー159は、その長い腕163の支持ボルト通し孔16 7に前記支持ボルト155が挿通されることで支持金具153に支持され、長い 腕163の背面が支持金具153の接触し且つ保持部161の背面部がセットプ レート143に接触することで回止めが為される。 そして、作動シリンダー27´のシリンダーケース29はシリンダーホルダー 159の保持部161に挿通され、この状態から、締付けボルト171がナット 173に対して締め付けられることで長短2つの腕163と165とがシリンダ ーケース29を締め付けてこれを保持する。
【0055】 しかして、作動シリンダー27´は、シリンダーホルダー159と支持金具1 53を介してセットプレート143に取り付けられ、このように取り付けられる ことで、上下方向での位置調節と周方向での向きの変更を自在に行うことができ る。即ち、ピストンロッド33とレバーアダプター145との間隔調整やドレン パイプの引き延ばし方向の選択的設定は、締め付けボルト171を軽く弛めた状 態でシリンダーケース29を上下に、又は、周方向へ動かすことで微細に行うこ とができる。
【0056】 尚、図面では、作動シリンダー27´を支持金具153の右側に位置させた状 態を示してあるが、洗浄レバー11´が前記右タイプである場合は作動シリンダ ー27´を支持金具153の左側に配置する。この場合は、シリンダーホルダー 159の向きを腕163、165が保持部161から右側に突出する向きにして 支持金具153に取り付ける。
【0057】 これによって、作動シリンダー27´のピストンロッド33の先端が、レバー アダプター145の2つの保持部147のうち当該洗浄レバー11´の腕部11 ´aとは反対のものに下方から近接する。 作動シリンダー27´のケーシング29には前記パイプ継手187を介して駆 動水供給管183が接続される。
【0058】 しかして、駆動水バルブ機構5の押しボタン13が押されてピストンロッド3 3に水圧が加えられると、ピストンロッド33が上方へ移動してレバーアダプタ ー145の保持腕147を押し上げ、それによって、レバーアダプター145が 回動して洗浄レバー11´の腕部11´aを下方へ回動させる。これにより、洗 浄水タンク9内の洗浄水が便器15へ落下する。
【0059】 以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 の形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の 変更などがあっても本考案に含まれる。 例えば、実施の形態においては、アクチュエータをシリンダー型のものにした が、本考案におけるアクチュエータがこのような種類のものに限られることは無 い。 また、実施の形態においては、バルブ操作手段を押ボタン式のものにしたが、 このバルブ操作手段は、トイレを使用中の者が手近で操作でき且つ水路が一気に 開放される形式のものであれば、どのようなものであっても良い。
【0060】 更に、実施の形態においては、既設の洗浄水タンクに付設する形式としたもの を示したが、本考案を実施するに際しては、洗浄水タンクや洗浄レバーの構造を 予め本考案に係る洗浄レバー操作機構に適した構造にして製作することも考えら れる。この場合は、駆動水供給管やドレン管等を当該タンクにコンパクトな形で 収めるようにすると良い。 そして、本考案は、公共トイレに限らず、あらゆる水洗トイレの洗浄レバー操 作装置として広く適用することができる。
【0061】
【考案の効果】
以上のように、本考案水洗トイレ用洗浄レバー操作装置にあっては、当該トイ レに既設の給水系のみを駆動源として洗浄レバーを遠隔操作することができるで 、その給水系に使用される給水管の管径のサイズを問わず、且つ、電灯線の有無 に拘らず、どこにでも設置することができる。そして、洗浄には洗浄水タンクの 水を落下させる方式をそのまま用いるため、洗浄能力の点についても全く問題無 い。
【0062】 請求項2の考案によれば、既設のタンクや洗浄レバー等の仕様を変更すること 無しに、簡単な取付け工事だけで済ませることができる。
【0063】 請求項3の考案によれば、特別な取付け手段が必要でないために工事費が安く 済むと共に、取付ベース上でのアクチュエータの位置が精度良く調整されていれ ば、取付ベースをタンクに取り付けた状態では、必然的に、洗浄レバーに対する アクチュエータの位置が精度良く決まるので、高い精度を保証することができる 。
【0064】 請求項4の考案によれば、水圧を利用したアクチュエータを非常に簡単な構造 でコンパクトに実現することができる。
【0065】 請求項5の考案によれば、様々な仕様の水洗タンクに適用できて汎用性をかな り拡げることができると共に、動作時の高い信頼性を得ることができる。
【0066】 請求項6の考案によれば、下から上に向けて回すタイプの洗浄レバーについて も、無理の無い動きで操作することができる。
【0067】 請求項7の考案によれば、左右いずれのタイプの洗浄レバーにも自在に適応で きる。
【0068】 請求項8の考案によれば、洗浄のための操作を最も簡単な形にすることができ て、誰にでも容易に操作でき、また、少なくとも駆動水バルブ機構の略全体を隠 すことができるために、外観が非常にすっきりとして意匠的効果も高められる。
【0069】 請求項9の考案によれば、アクチュエータに供給されて来た水は、一部、ドレ ン管を経て洗浄水タンクに流されるので、アクチュエータの駆動体に(ひいては 、洗浄レバーに)過剰な水圧がかかるのを防止できると共に、駆動水の供給が停 止した後は当該駆動体を押圧していた水圧を素速く低下させることができる。従 って、洗浄レバーを動かすための水圧源として使用される水に無駄が生じること は全く無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施の形態に係る水洗トイレ用
洗浄レバー操作装置をトイレに設置した状態で示す正面
図である。
【図2】図1に示す水洗トイレ用洗浄レバー操作装置に
おける洗浄レバー操作機構の斜視図である。
【図3】図2に示す洗浄レバー操作機構を一部切り欠い
て示す正面図である。
【図4】図2に示す洗浄レバー操作機構のセットプレー
トを洗浄水タンクに取り付けた部分を示す要部縦断面図
である。
【図5】図2に示す洗浄レバー操作機構の分解斜視図で
ある。
【図6】図1に示す水洗トイレ用洗浄レバー操作装置に
おける駆動水バルブ機構の斜視図である。
【図7】図6に示す駆動水バルブ機構の垂直断面図であ
る。
【図8】図6に示す駆動水バルブ機構の分解斜視図であ
る。
【図9】本考案における洗浄レバー操作機構の第二の実
施の形態を示す斜視図である。
【図10】図9に示す洗浄レバー操作機構を一部切り欠
いて示す正面図である。
【図11】図9に示す洗浄レバー操作機構の分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 水洗トイレ用洗浄レバー操作装置 3 洗浄レバー操作機構 5 駆動水バルブ機構 9 タンク 11 洗浄レバー 13 操作手段(押ボタン) 21 取付ベース 23 取付孔 21、23 取付手段 27 アクチュエータ 29 シリンダケース 33 ピストンロッド 61、67 連結手段 101 壁 115 水路 131 弁体 141 洗浄レバー操作機構 11´ 洗浄レバー 27´ アクチュエータ 145 レバーアダプター 147 (レバーアダプターの)腕 159 位置調整手段 183 配管 185 給水系 189 ドレン管 203 軸受

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水洗トイレのタンクに設けられた洗浄レバ
    ーを水圧によって遠隔操作するための水洗トイレ用洗浄
    レバー操作装置であって、タンクに取り付けられ水圧が
    加えられることで洗浄レバーを回動操作するアクチュエ
    ータを有した洗浄レバー操作機構と、上記アクチュエー
    タへ駆動水を供給する駆動水バルブ機構とを備え、上記
    駆動水バルブ機構は、当該水洗トイレの個別空間を囲う
    壁に取り付けられ当該タンクへの給水系から分岐した水
    路とこの水路を開閉する弁体とこの弁体を操作する操作
    手段とを有し、上記弁体が開放したとき上記給水系から
    の水圧が配管を経てアクチュエータに加えられることを
    特徴とする水洗トイレ用洗浄レバー操作装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した水洗トイレ用洗浄レバ
    ー操作装置であって、洗浄レバー操作機構が、既設のタ
    ンクに外付けされる取付手段を備えたことを特徴とする
    水洗トイレ用洗浄レバー操作装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載した水洗トイレ用洗浄レバ
    ー操作装置において、洗浄レバー操作機構はタンクへの
    取付ベースを有し、この取付ベースには洗浄レバーの軸
    受が挿通される取付孔が形成され、この取付孔に当該洗
    浄レバーの軸受を挿通した状態でこの軸受をタンクに締
    め付け固定することにより前記取付ベースがタンクに固
    定されるようにしたことを特徴とする水洗トイレ用洗浄
    レバー操作装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3に記載した水洗トイレ用洗
    浄レバー操作装置のいずれかにおいて、アクチュエータ
    は、シリンダケースと、このシリンダケースに支持され
    たピストンロッドとを備え、駆動水バルブ機構からの配
    管系は上記シリンダケースの一端に接続され、上記ピス
    トンロッドが洗浄レバーを押圧するようにしたことを特
    徴とする水洗トイレ用洗浄レバー操作装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4に記載した水洗トイレ用洗
    浄レバー操作装置のいずれかにおいて、アクチュエータ
    は、洗浄レバー操作機構の取付ベースに対して位置調節
    手段を介して支持されたことを特徴とする水洗トイレ用
    洗浄レバー操作装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5に記載した水洗トイレ用洗
    浄レバー操作装置のいずれかにおいて、対象とする洗浄
    レバーの非操作時の姿勢が下向きタイプであって、アク
    チュエータを回動自在に設け、当該洗浄レバーとピスト
    ンロッドとを回動自在に連結する連結手段を備えたこと
    を特徴とする水洗トイレ用洗浄レバー操作装置。
  7. 【請求項7】請求項1から5に記載した水洗トイレ用洗
    浄レバー操作装置のいずれかにおいて、洗浄レバーに着
    脱自在に取り付けられるレバーアダプターを備えてお
    り、このレバーアダプターは、当該洗浄レバーに取り付
    けたとき当該洗浄レバーのレバー部とは反対側に位置す
    る腕を有することを特徴とする水洗トイレ用洗浄レバー
    操作装置。
  8. 【請求項8】請求項1から7に記載した水洗トイレ用洗
    浄レバー操作装置のいずれかにおいて、駆動水バルブ機
    構のバルブ操作手段は、この駆動水バルブ機構が壁に取
    り付けられた状態において当該壁から手前に突出した押
    ボタンを有する押ボタン式のものであることを特徴とす
    る水洗トイレ用洗浄レバー操作装置。
  9. 【請求項9】請求項1から8に記載した水洗トイレ用洗
    浄レバー操作装置のいずれかにおいて、駆動水バルブ機
    構と洗浄レバー操作機構とを接続する配管に、ここを通
    る水流のドレン管を設け、このドレン管の先端を当該タ
    ンク内に導入したことを特徴とする水洗トイレ用洗浄レ
    バー操作装置。
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