JP3054057U - 保持具とそのための金型装置 - Google Patents

保持具とそのための金型装置

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JP3054057U
JP3054057U JP1998003266U JP326698U JP3054057U JP 3054057 U JP3054057 U JP 3054057U JP 1998003266 U JP1998003266 U JP 1998003266U JP 326698 U JP326698 U JP 326698U JP 3054057 U JP3054057 U JP 3054057U
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文人 滝
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株式会社タミヤ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスト等にセール等のワイヤーを支持させる
保持具のマスト等への取付力を強くする。 【解決手段】 本体(2)の中央孔(5)の上下部に周
方向にずれた配置の突部(6、7)を設け、両突部
(6、7)間に弾性体(8)を配す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、弾性体を用いた保持具とそのための金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、ヨットのマストにセールを張るには、マストに取り付けた保持具に セールのワイヤーを支持させるが、このように保持具はいたる処に利用される。 玩具の車軸やヨットにおいても、この種の保持具が多用される。 従来の保持具は、たとえば、マストを通す中央孔を有する本体にその軸線方向 に沿ったスリットを入れて合口を作り、この合口の存在により作られた本体の弾 性力を利用して保持具をマスト等に支持させている。このような構成の場合、本 体を合成樹脂材で成形すると、径時的に弾力性が劣化し、保持具がマスト等に沿 ってずり落ちるといった不具合が生じる。本体を金属製とすると、自重によるず り落ちが見られかつ合口を拡げるのに大きな力を要し、扱いにくい不具合がある 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
それ故に、本考案は、前述した従来の不具合を解消させることを解決すべき課 題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述した課題を解決するために、本考案は、スリットに代えて弾性 体を用い、本体の中央孔の上下部に互いに周方向の位置をずらした突部を設ける 技術手段を採用する。 この手段の採用は、本体内への弾性体の挿入、取り外しを容易にし、かつ保持 具をマスト等に強固に支持させ得る。
【0005】 具体的には、本考案は、丸棒を通すに適する寸法の中央孔を有する本体、本体 と一体に設けられかつ中央孔の上部にあって径方向内方へ突出する複数の離間し た第1の突部、本体と一体に設けられかつ中央孔の下部にあって径方向内方へ突 出する複数の離間した第2の突部、第1の突部間の空間の軸線方向延長線上に第 2の突部が位置しかつ第2の突部間の空間の軸線方向延長線上に第1の突部が位 置し、さらに、両突部間に位置する弾性体、および本体と一体に成形されかつ径 方向外方に延出するフランジを備える保持具を提供する。
【0006】 さらに、本考案は、その周囲にキャビティを画定するよう延在する筒部と、筒 部の外周面に沿って形成されかつ周方向に離間する複数のうねり部とを有する第 1の金型、前記うねり部の間の空隙に沿って延在する複数の突片を有する第2の 金型を備え、うねり部の先端と第2の金型の底面並びに突片の先端と第1の金型 の底面にキャビティに通じる空間を有する保持具用金型装置を提供する。
【0007】
【考案の実施の形態】
保持具1は、中空の筒状の合成樹脂製本体2と、本体2と一体にして径方向外 方へ延出する孔3を有するフランジ4とからなる。本体2の中央孔5の上部には 、複数の離間した第1の突部6を設ける。第1の突部6は径方向内方へ延在し、 突部6は、たとえば、ヨットのマストの外径よりいくぶん大きな内径を有する。 本体2の中央孔5の下部には複数の離間した第2の突部7を設ける。第2の突 部7は径方向内方へ延在し、第2の突部7は、たとえば、ヨットのマストの外径 よりいくぶん大きな内径を有する。
【0008】 第1の突部6は、第2の突部7間の空間の延長線上にあり、第2の突部7が第 1の突部6間の空間の延長線にある。この結果、図1に示す保持具1を上方から 見ると、第1と第2の突部6、7により一つの貫通孔が形成されているような構 成となる。
【0009】 両突部6、7間にO−リング8が複数個配置される。O−リング8の内径は、 たとえば、ヨットのマストの外径よりいくぶん小さくし、O−リング8により保 持具1をマストに強固に、しかし、マストに沿っての摺動を可能とさせるように 保持させる。保持具1の孔3は、たとえば、セールのロープを通すことを可能と させる。 図示例では、保持具1に用いる弾性体としてO−リング8を用いたが、合成ゴ ムからなる一個の筒状の弾性体を用いても良い。又、場合によっては、繊維を含 むパッキンを用いても良い。弾性体は、保持具1をマストのような丸棒又は中空 丸棒に支持させておく働きをするものであれば他の材料のものでも良い。
【0010】 第1の突部6と第2の突部7とは周方向にずれ、かつ軸線方向から見ると両突 部6、7が周方向に連続するが如き壁部を作るが、この構成は次の利点を提供す る。 O−リング8の如き弾性体の本体2の中央孔5内への挿入が、第1の突部6間 の空間又は第2の突部7内の空間の存在により、きわめて容易である。 加えて、たとえば、マストに沿って保持具1を強制的に摺動させたときの弾性 体8の変形は、第1の突部6又は第2の突部7で受け、弾性体8の本体2からの 抜けを確実に阻止できる。 又、使用者が弾性体8の取り換えを希望するときは、第1又は第2の突部6、 7間の空間を利用することで、弾性体8を強制的に弾性変形させてつまみ出すこ とができるので、取り換え作業は容易である。
【0011】 次に、本考案による保持具1を成形するに適する金型について説明する。 図4と図5に下型10を示す。下型10は中央孔5と両突部6、7間に相当す る中央円筒部11およびうねり部11′と、孔3に相当する柱部12を有し、本 体2とフランジ4に相当する空間即ちキャビティ13を有す。 図6と図7に上型14を示す。うねり部11′間に延在する下向きの複数の突 片15を有し、突片15の先端は下型10の底面に対向し、突部7を作る空間を 画定する。 前述した如き上下型10、14を合わせて金型装置を構成する。突片15が円 筒部11のうねり部11′間に入り、うねり部11′と上型14の底面並びに突 片15と下型10の底面との間にキャビティ13に通じる空間が形成され、この 空間に入った合成樹脂が突部6、7を形成する。 以上のような金型装置を用いることで保持具1の製作ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例の保持具の斜視図である。
【図2】本考案の一例の保持具の平面図である。
【図3】図2の矢視III−IIIより見た断面図である。
【図4】下型の斜視図である。
【図5】下型の側断面図である。
【図6】上型の斜視図である。
【図7】上型の側断面図である。
【符号の説明】
1 保持具 2 本体 3 孔 4 フランジ 5 中央孔 6、7 突部 8 弾性体

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸棒を通すに適する寸法の中央孔を有す
    る本体、本体と一体に設けられかつ中央孔の上部にあっ
    て径方向内方へ突出する複数の離間した第1の突部、本
    体と一体に設けられかつ中央孔の下部にあって径方向内
    方へ突出する複数の離間した第2の突部、第1の突部間
    の空間の軸線方向延長線上に第2の突部が位置しかつ第
    2の突部間の空間の軸線方向延長線上に第1の突部が位
    置し、さらに、両突部間に位置する弾性体、および本体
    と一体に成形されかつ径方向外方に延出するフランジを
    備える保持具。
  2. 【請求項2】 両突部の内径が弾性体の内径より小であ
    る請求項1に記載の保持具。
  3. 【請求項3】 丸棒がパイプであり、本体が合成樹脂か
    らなる請求項2に記載の保持具。
  4. 【請求項4】 フランジが孔付きである請求項2に記載
    の保持具。
  5. 【請求項5】 その周囲にキャビティを画定するよう延
    在する筒部と、筒部の外周面に沿って形成されかつ周方
    向に離間する複数のうねり部とを有する第1の金型、前
    記うねり部の間の空隙に沿って延在する複数の突片を有
    する第2の金型を備え、うねり部の先端と第2の金型の
    底面並びに突片の先端と第1の金型の底面にキャビティ
    に通じる空間を有する保持具用金型装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の金型装置を用いて成形
    された請求項1に記載の保持具。
JP1998003266U 1998-05-14 1998-05-14 保持具とそのための金型装置 Expired - Lifetime JP3054057U (ja)

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